津波が起こると、様々な被害が出ます。
津波に巻き込まれ行方不明になったり、溺れて命を落とす場合があります。
また、津波そのものではなく、津波によって破壊された船や建物の残骸に当たって怪我をすることもあります。
木で出来た建物は 地面からおよそ2メートルの高さまで水が上ってくると壊れてしまいます。
鉄筋、鉄骨で造られた建物は津波が去った後も残っています。
「津波によって家を破壊されたのではなく、津波に押し流された船によって家を壊された」
という記録も残っています。
道路や線路、電話、ガス、水道などの生活に必要なものをライフラインと呼びます。
津波はライフラインを破壊します。
また、津波は地震といっしょに起こることが多いため、
地震による被害とあわせて元の生活に戻るための作業が遅れます。
海に近い所では、漁業が盛んです。
津波が押し寄せると養殖施設が破壊され、大変な被害を受けます。
また、漁船を破壊されたり、失ったりして、津波災害後の生活に困ってしまいます。
被害を受けるのは漁業だけではありません。
内陸まで津波が押し寄せると、作物が被害をうけます。
作物だけでなく、農業用の機械を破壊されてしまうこともあります。
昔は機械の代わりに牛や馬を使って農業をしてましたが、
その牛や馬が津波で流されて、津波が過ぎた後の農業がうまくできなかったこともありました。
津波そのものによる被害ではなく、津波によって破壊された建造物などがもたらす被害のことです。
津波で水浸しになり、漏電して火災が起きたり、
津波で壊れた石油タンクからもれた油に火がつき、大火災が発生することが考えられます。
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