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八戸港に大防潮堤       海岸沿いに十六キロ近く

津波で大きな被害を受けた八戸港
では根本的対策として防潮堤建設
構想を立て、現在運輸省第二港湾
建設局八戸港工事事務所と県八戸
港務所が中心となり具体案を練っ
ている。
構想によると新馬渕川から三角州
の工業地帯前面及び館鼻、白銀、
鮫にわたる延長約十六キロの海岸線
沿いに高さ5メートルのコンクリート壁
をすき間なく築造し、津波や高潮
を防ごうというもの。
 工事はコンクリート打ち込みだ
 けで五、六億円を見込んでいる
 防潮堤の高さはこれまでの統計
 や経験からみて五メートルなら十分津
 波を防げるという。具体案がで
 きしだい運輸省に提出する。
去る二十五、二十六の両日津波被
災地の視察に来た同省港湾防災課
佐久間査定官も『この際防災施設
を作るなら、工業港、漁港、商業
港としての八戸港の特質を網らし
た大規模な構想を立てたほうが得
策だ』とこの大防潮堤の構築案に
賛意を示していたといわれる。
 ただ構築計画個所には工業地帯
 の荷揚げ場や、民有地などもあ
 り、関係工場、住民など敷地買
 収などの難点もある。しかしこ
 れが実現すれば今後八戸港の津
 波被災を完全に防止できるもの
 と各方面から多大な期待を寄せ
 られている。

チリ地震津波災害救援金 28日

◇本社扱い △二千六十円青森
市青森商業高校定時制●友会△六
百三十九円南郡常盤村若松小学校
青少年赤十字団△二千百円青森市
松森町会代表木村長次郎△二万二
千四百九十五円上北郡横浜町町民
一同
 ◇五所川原支局扱い △千円五
所川原市五所川原バラ会
 ◇小計 二万八千二百九十四円
 ◇累計 百二十万一千三十七円
◇日赤扱い △千十円青森市●輪
課臨時従業員一同△二千七百六十
円青森市フォークダンス協会長荒
川富雄△四千二百円青森刑務所職
員一同△千百四十七円青森市油川
中学校△八百円県立木造中学校青
少年赤十字△千九百六十三円黒石
市追子野木小学校△七百七十円三
戸郡島守連合婦人会代表千葉ミサ
オ△一万八千円日赤福岡県支部長
△一万百五十一円青森県津波災害
対策本部(扱い)千八百円三戸郡
福田青年学級JRC部、千四百円
三戸郡福地中学校JPC部△二千
円青森市篠田町会長境勝三郎
 ◇小計 四万六千一円円
 ◇累計 二百二十一万四千三百
六十四円
 ◇総計 三百四十一万五千四百
一円
 ◇日赤扱い見舞い品 △衣料三
包青森市立甲田小学校生徒一同△
同五十包青森県社会課(扱い)△
同一包弘前市立第三中学校JRC
△同一包県立青森商業学校定時制
●友会一同△同五点黒石市追子野
木小学校△同一包青森市篠田町町
会長
 ◇小計 五点と五十六包
 ◇累計 四千八百九点と七千八
百四十九包