海 嘯 被 害 義 捐 金
婦人看護學會取扱ノ分
參圓 犬飼 迅子 壹圓 坂井 糸子
參拾錢 香山 安子 二拾錢佐々木なを子
五拾錢 ■■ 峯子
計百六拾壹圓三拾錢
嘯 害 救 助
慈善幻燈音樂會
陸奥水産會取扱ノ分
右來る七日午後七時より鹽町万歳座
に於て開會す
和洋音數樂種々
幻燈種々
海嘯講話二三席
入場料特別拾錢、大人五錢、小
人三錢
入場券は米町鎌田商店及び會
場前にて賣渡
發起人 (イロハ順)
伊藤善五郎 長谷川茂吉 長谷川有造
大瀬與四郎 渡邊 佐助 川田 水穂
鎌田 政通 川口榮之進 柏原彦太郎
田中藤次郎 田中儀三郎 津幡宗三郎
工藤 卓爾 松下 一郎 眞木 重遠
小林長兵衛 小嶋 榮 淺井庄右エ門
淺田八十八 阿部 順造 榊 喜洋芽
齋藤 孚 佐藤賢四郎 木村 ■司
北谷 眞 三浦千代次郎 平松駒太郎
樋口 喜輔 樋口 亮
陸奥日報社 工藤 忠平
東奥日報社 木坂三五六
弘前海嘯救助音樂・幻燈演説會
義捐金高左ニ
一金五拾圓 第二回マテ
廿九年七月二日 發 起 人
廣 告
今回三陸沿海の津浪たる未曾有の天變にして罹
災者の慘状實に座視するに忍びさる所なり依て
本會に於て義捐金を募集して右救恤の幾分に充
て罹災者焦眉の急に應じたきに付き世の慈善心
に富める賢姉妹達希くは續々義捐あらん事を切
に冀ふ所なり
明治廿九年六月
賴森婦人看護學會
一義捐金は一口金拾錢以上とす
一金員は靑森縣廳構内大澤眞澄宛にて御送付の
事
一請取書は差出さず新聞紙上に氏名金員を掲く
べし
一義捐金の配付方は縣廳に依頼するものとす
一義捐金申込は七月廿日を以て締切とす