宮城県内罹災者 救助金支出標準 町村割当額決定
震災罹災者の救恤と復興計画については宮城県及関係当局において万全を期しているが罹災救助基金より支出する県施設唯一の救助金は既報の如く今十一日の県参事会に提案するがその総額は十二万一千五百一円で支出の標準並、各町村割当額は左記の通り決定した
救助標準
一、食料は倒潰、流失の族家に対し二十九日間、床上浸水は十五日間支給
二、治療費は負傷の二割に対し十日間一人二円ずつ
三、被服費は倒潰、流失の家族に対し一人当り四円五十銭、床上浸水は一人当り二円五十銭ずつ支給
四、小屋掛費は一戸当り六十円
五、就業費は全罹災人員の三割に対し給興の必要あるものと認め、倒潰流失は一人十円、床上浸水は一人七円
六、埋葬費は死亡者(行方不明者を含む)一人に対し十円
七、学用品は罹災全児童に対し一人二円ずつ
八、運搬費は総額の二分
九、雑費は総額に一分
罹災救助費町村別割当
町村 食費 治療 被服 小屋掛 就業 学用 埋葬 計
坂元 六二二 四○ 六八七 一、二六○ 六三七 − − 三、二四六
閖上 三九 − − − − − − 三九
十五浜 五、二三七 一八○ 五、八八九 八、四○○ 五、二七八 一、一二六 六八○ 二六、七九○
宮戸 四■四 − 四八五 − 四一三 − − 一、三一二
女川 四、四一五 − 五、○一四 二、○四○ 四、三八二 一二八 一○ 一五、九八九
大原 一、九六五 一二○ 二、二一三 三、三六○ 一、九八一 二五○ 六一○ 一○、四九九
荻浜 七○三 − 八二五 − 六九三 六四 − 二、二八五
鮎川 二七六 − 二九○ 一八○ 二五九 − 一○ 一、○■五
志津川 二、○四三 二○ 二、三八五 三○○ 二、○一六 二○ − 六、七八三
戸倉 三二三 四○ 三六二 四八○ 三五○ 六○ 一○ 一、六二五
歌津 一、七二七 八○ 一、九○八 四、三八○ 一、七六四 一九○ 八四○ 一○、八八九
十三浜 一、五一○ 四○ 一、六六七 三、一八○ 一、五四七 一五○ 一一○ 八、■○四
小泉 四三三 四○ 四七二 一、二○○ 四四八 七○ 一五○ 二、八一三
階上 一四五 − 一六四 二四○ 一五四 二四 一○ 七三八
大谷 一五○ − 一六二 三六○ 一五四 二四 − 八五○
大島 二六三 二○ 二四二 三六○ 二三一 三八 − 一、一五四
鹿折 一八四 二○ 二○○ 六○ 一九六 八 四○ 七○八
唐桑 四、七○七 四○ 五、一八○ 七、三八○ 四、六四八 五五八 五七○ 二二、九八三
御獄 ‐ − 一五 − 一四 − − 二九
計 二五、○五六 六四○ 二八、一六○ 二三、一八○ 二五、一六五 二、七一○ 三、○四○ 一一七、九五一
以上の外運搬費二千三百六十円、雑費一千百八十円を加え合計十二万一千五百一円である
菅原政友会支 部長県庁訪問
菅原政友会宮城支部長は三辺知事のまねきにより、十日午後三時再度県庁に知事を訪ね、復興予算関係等について詳細打合わせた。
「補助は多額に」 三辺知事の奔走 多分今夜上京せん
今次の災害に対する御内帑金御下賜の御礼言並びに各宮家への御礼及び災害復興前後措置につき政府関係方面への打合せのため三辺知事は今十一日寄る上京する予定であるが、上京後は本日の参事会に提案される応急復興費に対する政府の補助及び追って参事会ないし臨時県参に提案さるべき復興費に対する政府の補助を目下開会中の議会に提案するよう政府の諒解を得るため極力運動することとなるであろう。補助率は不通の災害復旧の場合の規定に基くとなれば、あまりに小額のものとなるので丹後震災等の前例もあり、それに東北特有の状況も考慮に入れ、出来るだけ多額の補助を得べく奔走する意気込みの如くである。
なお県会議員全員協議会の結果によっては或は上京■日変更となるかも知れぬが大体は十一日夜上京の見込みで滞京は二、三日の予定である。
二大





