時局匡救と 震災復旧事業 不公平の場合は土木事業を 按配して平衡を保つ 宮城県の方針
宮城県では八年度における時局匡救事業、並震災復旧事業を合し七百万円の大事業実施方針決定のため八日午前十時から課長会議を開き協議したが、時局匡救事業中農務、水産、商工山林、耕地の各課主管事業は、何れも当該町村の実情と要求により計画したもので変更することを得ないが事業の分布状況から見て不公平の場合は、土木事業の按配によって平衡を保つよう根本方針を決し、この具体的計画を樹てるため土木課において匡救事業の必要程度により、全県下町村を甲、乙、平、丁の階級に分ち、事業の割当てを決するため、十日午前十時から再び課長会議を開くことになった。