災地学校復旧 標準額内定 義教臨時補助金で実現
震災地復興の附帯施設として学校設備の復旧充実費を文部省に二万円を要求したが設備費は五十九校分で義教臨時補助金によって実現を期する県の意向で標準額は大体左の通り内定した。
◇気仙郡 大船渡四二五円 末崎六六五 広田五二五 米崎三〇五 高田四〇五 気仙四〇五 赤崎七四五 綾里七四五 越喜来七〇五 吉浜三〇五 唐丹五八五
◇上閉伊郡 釜石一、五四五 鵜住居七〇五 大槌一、五五〇
◇下閉伊郡 宮古一、七〇五 山田八二五 崎山二五五 田老九〇五 小本四二五 田野畑三八五 普代五四五 磯鶏三四五 重茂三四五 大沢三〇五 織笠二八五 船越五八五
◇九戸郡 久慈五五五 長内二四五 宇部三二五 野田四〇五 夏井二四五 侍浜二六五 中野三二五 種市八二五
農相震災地視察
(東電)後藤農相は被害状況視察のためかねて計画していた三陸地方震災地訪問を左の日程によって行うことに決定した。
△三十日午後十時半上野駅発
△三十一日午前七時仙台駅着、自動車にて宮城県下被害地視察
△四月一日早朝海路釜石着、大槌山田を経て宮古に向い午後三時田老着、同地視察午後六時同地より青森県に向う
警察部長災地 視察決定す
森部警察部長は石黒知事の帰県後三陸沿岸地方罹災地の警備視察に赴くことになった。
災地救護のため 罹災救助金流用 約十三万円を追加
震災地救護のため県は罹災救助基金二十六万九千円を流用したが更に流用の必要を生ずるに至ったので第二次支出を行うことになったが流用額は約十三万円の予定である。