文字サイズサイズ小サイズ中サイズ大

被災地の児童に真心の衣服

○…釜石の洋裁生が七十点も贈る
津波の被災地下閉伊郡山田町の織
笠小学校(校長武藤福寿氏)へ十
四日、釜石市小佐野のユリ洋裁技
芸学校の大久保ユリ校長と同校生
徒五十人が訪れ、救援物資の衣料
品七十点とお米二十三キロを贈って
先生と子どもたちから感謝された
衣料品は子ども用のブラウス、ス
カウトなどで、洋裁技芸学校の生
徒さんが「気の毒な津波被災地の
子らを激励しよう」と十日がかり
で作り上げた。またお米は生徒が
一にぎりずつ出し合った暖かい真
心がこもっている。織笠小は五百
十六人のうち、二百四十三人が被
災した家庭の児童で、同校ではさ
っそく、被災程度に応じて、衣料
品とお米をおくったが子どもたち
は「衣類はとってもステキなもの
ばかり……」と大喜びだった。
〔写真は衣料品を贈られ、大喜び
の被災児童たち〕