見舞い班来県 ライオン歯磨から被災地へ
ライオン歯磨株式会社は、チリ地
震津波の被災地見舞いのため岩手
宮城両県に各一班ずつを派遣して
合計二十万円相当の見舞い品を贈
る。岩手班は同社東京本店営業課
の高木昭之氏ほか三人が、自動車
に歯みがき粉、ブラシ、洗たく石
けん、カン詰めなどを積んで三日
来県、午前十一時半盛岡市内丸の
岩手日報社前から宮古市へ向かっ
た。一行は十日ごろまで宮古市、山
田町、大槌町、釜石、大船渡、陸
前高田各市を巡回して見舞い品を
贈る。〔写真は岩手日報社前を出
発するライオン歯磨の被災地を見
舞う人たち〕
まず隣人救おう 千厩町職組が旅行貯金贈る
東磐井郡千厩町役場職員組合(村
上充委員長)は年一回のバス旅行
を楽しみに毎月積み立てをしてい
たが、旅行を中止して積み立て金
二万円を津波の災害を受けた三陸
沿岸の各市町村に送った。同町職
員組合員は八十四人で毎月二十円
ずつ給料から差し引いて積み立て
五月末で二万円になった。送り先
の内訳は大船渡、陸前高田両市の
組合に各五千円、宮古、釜石、気
仙沼、山田、大槌の各市町に二千
円ずつ一日送金した。