累計二十一万圓に及ぶ 震災義損金ぞく〈集まる
昨年の南海震災義損金に対する寄
附は続々各地から縣厚生課にあつ
まつているが五日現在の累計二十
一万九百十二円八十六銭となつた
△三日 二百円松阪露
店商組合九千三十七円
鳥羽町民一同、二百三
十六円五十銭波切町民一同、千三
十九円七十五銭安■村民一同△四
日 一万九千五百八十六円七十五
銭鈴鹿市民一同、千円鈴鹿市神戸
青年團、五百二十円鈴鹿市立高女
職員生徒一同、二百一円五十六銭
鈴鹿市職員組合青年部、三百円鈴
鹿市西口八■郎、十円同伊藤遙子
累計十四万二百六十四円六十四銭
△五日 三百二十五円五十銭安
濃郡安西村青年團■田分團、二
百二十二円安濃郡明曾村村民一
同、1千九十八円河■郡黒田村
民一同、二千七十七円四十銭同
久野村民一同、一千三百九十三
円同大里村民一同、百五十三円
五十銭安濃郡河内村民一同、四
万四千三百三十八円八十一銭四
日市市民、各學校児童職員一同
三千九百五円十二銭四日市日永
青年團、二千三百二十九円九十
六銭四日市内部中堀青年團、百
九十五円十五銭四日市幸町東部
班舎菊池富子、一万三千四百六
十九円四十二銭宇治山田市民學
校児童職員一同、十一円七十一
銭多氣郡五ヶ谷村古村豊春、六
百十一円六十八銭多氣郡盆■國
民校、二百十八円五十七銭■■
郡■■■中■■民校、二百円十
八円四十銭多氣郡■添■日進國
民學校、計七万六百四十八円二
十二銭
震災義損金
飯南、多氣
兩郡の國民學校では震災義損金造
成に努めているが、三日飯南多氣
地方事務所學務課を通じて左記の
三校が本社松阪支社にそれぞれ寄
託してきた
多氣郡 五ヶ谷村盆■國民學校
六百十一円六十八銭、多氣郡川
添村日進國民學校二百四十八円
四十銭、飯南郡川俣村中央國民
學校二百十八円五十七銭
津教會も義金
津市下弁
財町日本キリスト教團■教會では
クスマスおよび信者の集り毎に寄
せられた浄財二百十二円を戦火引
揚同胞見舞金としてまた百六十二
円九十二銭を南海震災見舞金とし
て六日本社に寄託した
浄財七千四百円 河■青年團の義損
河■郡青年團では去る一月十日か
ら一週間一身田専修寺のお七夜に
出勤、参詣の善男善女に呼びかけ
て多額の義損金を得たので四日同
青年團々長谷川政之助君ほか三名
は津市役所を訪れ困窮者の援護金
にと現金千六百四十三円七十一銭
を差出したほか南海地方罹災者救
済用として現金五千七百七十一円
八十五銭を朝日新聞三重支局に寄
託した