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きょう海岸防堤防検証  伊藤さんの『妨害予防請求』

伊勢湾台風で決議した堤防を早く
作れ−−と昨年十一月、国を相手
どって訴えが出された「妨害予防
請求」は名古屋地裁木村裁判長係
で審理されているが、十日午前十
時から南陽町の海岸堤防約一キロに
わたって現場検証が行なわれる。
 この「妨害予防請求」は昨年十
 一月三日、港区南陽町藤高割八
 の割七、農業伊藤義一さんが国
 を相手どって名古屋地裁民事部
 に”南陽町の海岸堤防がふたた
 び決議しないよう十分整備して
 ほしい”などと訴えたもので
 すでに三回の公判が開かれ、橋
 本名工大教授らが証人として出
 廷していた。
現場検証には木村裁判長をはじめ原
告の伊藤一義さん、被告側では法
務局、県の関係者などが参加する
が、午前十時ごろから約二時間、
船の上から屋内川、新川から日光
川ぞいの南陽町の海岸堤防約一キロ
と同区域内の決議箇所五ヶ所を検
証する。
 庄内川の運河 化さらに検討
 西、北区民防災懇談会
西、北区の区民防災懇談会は九日
区役所で開き、つぎのような質疑
があった。
【西区】**島学区民 庄内川の危
険個所に対する資材はあるか。
 市側 北区の資材の倉庫は水分
橋など四ヶ所に備蓄、要員は地元
だけで不足のときは応援態勢をと
るようにしている。
 六郷学区民 庄内川の地震対策
はどうか。
 市側 専門家に意見をきいて検
討している。
チリ津波被災者 救援金品
9日・中部日本新聞 社会事業団受付分
▽六千四百九十八円=中村区笹島
中学校生徒会(会長小川貫太郎)
▽四千二百円=港区西倉町、茨木
運輸共助会一同▽三千三百円=港
区大江町、新三菱重工業KK内、
名古屋航空機製作所養成工自治会
一同▽千百六十円=昭和区緑町、
名古屋短期大学付属高校二年三組
一同▽千百円、衣類、学用品三包
=端穂区、端穂高校一年C組一同
▽六百五十円=熱田区横田町、ニ
ューフレンド・フォークダンス・
クラブ▽衣類五箱=港区土吉住宅
災害対策委員会▽衣類など二包=
端穂区丹原町、水野すず子▽衣類
一箱=西区堀詰町、杉江商店▽衣
類一包=中川区運河通、後藤喜好
▽衣類、毛布一箱=南区南条町、
大西つる▽衣類一箱=中区京町、
匿名▽衣類一箱=港区昭和町、沢
村重好▽衣類一包=中区、匿名
(敬称略)
 寄託二件 災害救済中央武
術協議会は、被災みなし子援助
資金にと、伊勢湾台風災害救済美
術展(四月九日−十一日、オリエ
ンタル中村)の益金の追加分三千
五百六十五円を、九日中部日本新
聞社会事業団に寄託した。また市
内匿名氏は、社会福祉事業基金に
と、百円と郵便はがき五枚を、名
古屋大学環境医学研究所を通じて
九日中部日本新聞社会事業団に寄
託した。