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流感はます々々ひどく 湊校は遂に休校     鮫校も休校か  津浪のあと縣南の受難

八戸市内に猛威を振つてゐる流行
性感冒には八戸署で根本調査と共
に豫防に必死となつてゐるが遂に
市立尋常高小學校は十七日午後か
ら休校の已む無きに至つた。同日
午前中八戸署木村警察醫、市學務
係松原主任等が同校に赴き全校兒
童に罹病療養の注意を與へ二十一
日迄休校する事になつたが單に兒
童のみならず罹病兒童の家族にも
臥床の者多い模樣である。同校兒
童の罹病兒童の統計は左の通りで
ある。
     罹病兒童  欠席兒童
△十四日 四七九名   八四名
△十五日 六一〇名   九〇名
△十六日 六七三名  一一二名
△十七日 六八三名  二〇一名
數字が示す通り猛烈な漸増を示し
眞に憂ふべき状態にあり學校當局
を非常に狼狽させた、同樣濱通方
面の市立白銀及小中野兩校では多
少の罹病兒童があるが注意を嚴に
して
 豫 防 に  務めてゐる程度
である尚鮫校は罹病兒童は約四百
四十名で、湊校同樣全校の約八割
に當り十七日の地病缺席兒童は九
十名、同じく早引は二十六名で十
八日兒童出席状况により休校する
か如何かを決する事になつた。