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津波を契機に活発化    八戸漁連魚市場運営まで

八戸漁連は二十六日の総会で懸案
の魚市場直接運営乗り出しに踏み
切り、これを近い将来実現させる
ため関係者との話し合いにはいる
ことを決めた。
もともと生産物はその生産者が行
なうべきが本来の姿で、この点生
産者の団体である協同組合が、共
同販売としての卸売り市場を担当
することには一点の疑問もない。
これはまた国の指揮方針でもある
しかし八戸の場合は昭和のはじめ
から株式会社八戸魚市場に販売を
委託して来た。この間の同魚市場
の果たした役割と 港発展の 尽く
した功績は実に大きなものがあっ
た。これは業界ひとしく認めると
ころだが、ここ数年来、同魚市場
の運営については多くの面で欠陥
が指摘される ように なった。魚
●口●、奨励会、金銭問題なども
この一つ。また本来の業務である
委託販売だけではなく付属として
の冷凍庫、製氷施設をドンドン拡
張、利益の多くをこれに注ぎ込ん
でいる。委託販売で上がった利益
は生産者に還元する方向に持って
いくべきだという主張も強い。 
 これらに対する不満は生産者は
 もちろん、仲買業者も相当持っ
 ている。長い間の伝統というこ
 とがかえって新時代即応のガン
 となり、動脈硬化現象を起こし
 ているというのが業界の批判で
 このころから同漁連の市場運営
 乗り出しがささやかれてきた。
これが今回のチリ地震津波による
業界の大打撃を契機に復興資金ー
系統金融による低利資金の導入ー
販売代金の組合一括受領ー組合強
化対策という一連の声が業者から
急激に高まり、これに伴って生産
者のための生産者の市場(委託販
売をやめて直接漁獲物を売る)と
いうことに結び付き、ついに漁連
の今回の決意表明になったもの。
だからといってもちろんこれが直
ちに実現するわけのものではない
が漁連が直接市場運営の決意を固
めたということはやはり同港とし
ては画期的なことで、その与える
影響は大きい。
 また同港には現在第一(鮫)第
 二(小中野)の両魚市場がある
 が、これまでの調査研究によっ
 て卸売り業者の複数制について
 は”不可”の結論がでている。
 したがって漁連も当然両市場の
 一手運営を前提としている。と 
 ころで会社(株式会社八戸魚市
 場)側の態度だが、当然これに
 反対することは火をみるよりも
 明らか。しかも卸売り業者とし
 ての指定更新(許可期限五年)
 を受けたのは昨年なので三十九
 年までは権利がある。三十九年
 以降もこれまでの実績にものい
 わせて指定を受けようとするだ
 ろうことは『俺の目の黒いうち
 は市場(卸売り)は他人に渡さ
 ない』という夏堀社長の言によ
 っても明らかだ。
しかし開設者の市当局は『生産者
のための生産者の市場という”大
義名分”がある以上、許可期限な
どということはナンセンスだ』と
いっている。ということは期限前
でも申請があれば漁連を卸売り業
者として指定するということにほ
かならない。生産者が運営したか
らといって現在より業界がよくな
り、港が発展するかどうかは今後
の問題だが、漁連としては専門委
員会を設けて会社をはじめ関係者
と協議、市場運営実現のための具
体策を検討する方針で、今後が注
目される。

チリ地震津波災害救援金 26日

◇弘前支社扱い △千二百円弘
前市東奥義塾バイブルクラス
 ◇七戸支局扱い △三百円上北
郡七戸町七戸小学校六年二組学級

 ◇小計 千五百円
 ◇累計 百十五万二千四百五十
 七円
 ◇日赤扱い △五万円日本赤十
字社埼玉県支部長△一万九千四百
円青森市第一浪打町会代表角中音
吉△一万八百五十円青森市西上古
川町会代表工藤東太郎△二千円青
森市駅前町会代表高杉繁太郎△六
千六百七十五円青森市篠田町会代
表福士邦夫△六千七十円青森市沖
館第一町会代表山下広太△千八百
七十七円上北郡七戸町七戸高等学
校(校内募金)

 ◇小計 九万六千八百七十二円
 ◇累計 百九十三万五千百六十
  七円
 ◇総計 三百八万七千六百二十
  四円
 ◇日赤扱い見舞い品 △衣類七
包日赤秋田県支部長△同九十五包
日赤神奈川県支部長△同百五十包
日赤大阪府支部長△同一包青森市
浦町豊局晋

 ◇小計 二百五十三包
 
 ◇累計 四千八百四点と七千五
  百九包