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大 金 侍 從 災 害 状 况 伏 奏

三陸地方震災御救恤金並に聖旨
傳達のため御差遣の大金侍從は
宮城、 岩手、 靑森三縣下の罹災
者慰問及び災害情况視察を終へ
て十二日歸京、 十四日午後五時
宮中表御座所において天皇陛下
に拝謁仰付けられ約一時間にわ
たり視察の情况と前記三縣知事
よりそれ々々獻上せる各罹災地
の寫眞を天覧に供した上具さに
伏奏申し上げた

三陸震害の哀話 飢ゆる子六千 文部省、對策に腐心

三陸地方震災被害調査のため現塲
視察中の文部省普通學務局山崎庶
務課長の一行は十四日歸廳した、
これにより
酸 鼻 を極めた同地方小學
兒童に關する被害が大體判明した
▽罹災兒童總數は岩手縣七千二百
 名、宮城縣千百名、靑森縣百名
▽死亡兒童の判明せるもの岩手縣
 三百六十五名、宮城縣約十名、
 靑森縣一名
の多數の氣の毒な兒童を出してを
り從來同地方の缺食兒童は約三百
名であつたのが一躍六千四百名に
激增しいづれも給食を要すること
になつた、珠に岩手縣下では三名
の小學兒童が父兄、親戚、知己を一
人殘らず失つて全く天涯の孤兒と
なつた悲慘な例が生じてゐる、岩
手縣上閉伊郡鵜住居小學校では校
舎の全部を喪失した、校舎の無事
なものでも罹災傷病者を収容する
ので當分授業開始できぬのも多數
あり岩手縣田老、宮城縣雄勝等の
 數  校 では今學年中に開校
すること困難と見られてゐる、文
部省としてはこれに對し内務、農
林兩省とも打合せの上豫備金を支
出し對策を講ずることになつた
岩 手 縣 代 表 慰
問 謝 禮 に 來 社
佐々木 岩手 縣會議長、澤田、三
浦、東、柴田の各縣議一行は三陸
震災善後策のため出京中であつた
が 十四日 歸縣にあたり本社に來
訪、 さきに第一回本社慰問使とし
て義捐金配布のため派遣された伊
藤内國通信部長と會見、 慰問の謝
禮を開陳すると共にその後の復興
事情を報告しこの上の援助を依賴
した
日本橋家政女 日本橋家政女
學生の美擧 學校一年生二
組で組織してゐる自治會では十日
から十二日まで毎日放課後十人宛
交代で日本橋白木屋前の街頭に出
て三陸震災義捐金を募集した結果
百十四圓十五錢を得て十四日本社
へ委託した

雜 記 帳

 ◆珍しい獻金二つ──十四日の
 朝、陸軍省恤兵部へ店員風の男
 が來て『甚だ輕少ですが恤兵部
 へ……』と金包を置いて立ち去
 つた
 ◇係の將校、何氣なく包を開く
 と現れたのは百圓札で一萬三千
 圓「これはエライ」と贈り主を
 調べた末が、日本橋區蠣殻町一
 の二の株屋さんで川口關之助氏
 と店員一同の心づくし
 ◆「東京警察本署長樣、西原ひ
 さ」と書いた封筒が警視廳へ舞
 ひ込んだ、出たものは手紙にあ
 らず手の切れさうな百圓札一枚 
 ◆岸本文書課長頭をひねつたが
 三陸義捐金か、警察官へか一向
 わからずトドのつまりが消印が
 神田局とあるので下町方面の警
 察へ──心あたりなきや──と
 照會電報で大騒ぎ

三 陸 震 災 義 捐 金 けふ午後五時締切り            十四日午後五時迄の分

◇二百圓 大森一丁目 日本特殊鋼合資會社職員一同
◇百七十四圓丗錢 芝區南
濱町會及會員=内譯=卅圓南濱
町會▲廿圓宛雅叙園、 中野興業
株式會社東京出張所▲五圓宛牧
野周之助氏、 黑岩富吉氏▲三圓
宛相馬吉太郎氏、 住吉家、 吉岡
寅吉氏、 東京倉庫株式會社▲二
圓宛齋藤新一郎氏、 佐藤辰之助
氏、 田山金平氏、 山下留吉氏、
小栗安次郎氏、 須藤きくゑ氏、
神谷剛太郎氏▲一圓五十錢宛岡
義長氏、 下鳥信雄氏▲一圓宛赤
根祐次氏、 藤枝寅男氏、 加藤國
太郎氏、 大坪與吉氏、 笹田虎郎
氏、 帝國模範ドライクリーニン
グ株式會社、 夏目和平氏、 鈴木
榮助氏、 小山喜助氏、 星孝司氏
齋藤善一郎氏、 吉原春吉氏、 田
幡賴義氏、 高橋俊三氏、 川邊甫
介氏、 本山喜作氏、 渡邊甚藏氏
足立秀氏、 松本平次郎氏、 遠藤
正治氏、 田村淺吉氏、 田中磯吉
氏、 田中慶吉氏、 下田一馬氏、
八木下常吉氏、 高田泰太郎氏、
田邊きみ子氏、 綿貫安次郎氏、
小林市松氏、 港家、 腹巻晋吉氏
矢島東治氏、 内田淸三郎氏、 倉
茂正雄氏▲五十錢宛沖崎保氏、
中山靜三氏、 佐藤鐵三郎氏、 吉
野松之助氏、 雨宮半三郎氏、 阿
部國也氏、 西谷岡次郎氏、 弓原
きみ子氏、 砂押牛之助氏、 高木
新氏、 皆月三保氏、 齋藤福次郎
氏、 中山郡平氏、 奈良原卯之吉
氏、 村越淸四郎氏、 牧野兵三郎
氏、 石川きん子氏、 和田操氏、
平田まつ子氏、 澤憲三郎氏、 原
きい子氏、 鶴谷さと子氏、 中村
全一氏、 中山君津氏、 宮崎喜太
郎氏、 石山鐵五郎氏、 小川ふじ
子氏、 堀口芳二氏、 秋元亀壽氏
小池仁助氏、 戸田八百藏氏、 雫
政義氏、 渡邊友義氏、 山村喜美
氏、 小杉ゆき子氏、 榎本うた子
氏、 船橋はる子氏、 長谷川八重
子氏、 篠崎すゑ子氏、 三森長吉
氏、 小川龍飛氏、 梅澤美作氏、
山村常吉氏、 千葉福太郎氏、 春
元一郎氏、 井端吉次郎氏、 宮崎
由松氏、 原木安治氏、 松田貞市
氏、 後藤庄作氏、 千葉長治氏、
尾崎幸助氏、 齋藤ひさ子氏、 石
井艶治氏、 熊田今朝三氏、 本山
君次氏、 今野富治氏、 佐藤經治
氏、 宍道運一郎氏、 鹿原忠太郎
氏、 富多羽氏、 鹿島正藏氏▲卅
錢鳥居登久松氏

(続き1)

◇百五十圓廿錢 東電從業
員組合配電支部扱=内譯=廿一
圓藏前出張所▲五圓大島變電所
▲四圓根岸變電所▲三圓五十錢
宛 靑山、 本鄕兩變電所▲三圓
廿錢丸之内變電所▲三圓宛麹町
林町兩變電所▲二圓九十錢藏前
配電係▲二圓八十錢木挽町變電
所▲二圓五十錢宛京橋、 麻布、
下谷、 新和泉町、 本銀町、 日暮
里、 南千住、 左門町、 練馬、 荻
窪、 高圓寺、 板橋、 王子、 氷川
小石川、 高輪、 大井、 本所、 柳
島、 小名木、 十間川、 隅田の各
變電所▲二圓卅錢淺草變電所▲
二圓廿錢大崎編電所▲二圓宛久
保町、 芝浦、 南鞘町、 神田、 藏
前、 新小川町、 早稻田、 赤羽、
目黑、 月島、 曳舟、 寺島、 龜有
西新井の各變電所▲一圓九十錢
松葉町變電所▲一圓八十錢日本
橋變電所▲一圓五十錢宛豐島町
新吉原、 河田町の各變電所▲一
圓宛十條、 蒲田の兩變電所▲六
十錢深川變電所
◇百五十圓 本鄕區看護婦會組合
◇百廿八圓十錢 芝區金杉濱町新濱町金濱親睦會々員一同
◇百十四圓十五錢 日本橋家政女學校第一學年二組生徒一同
◇百圓 目黑蒲田東京横濱電鐵株式會社保線軌友會員一同
◇九十圓 横濱中區久保町東洋電氣製造株式會社工塲有志一同
◇七十九圓五十錢 戸板裁縫學校三田高等女學校職員生徒一同
◇六十四圓七十錢 東京瓦斯株式會社赤坂營業所、 澁谷派出所、
三軒茶屋派出所有志
◇五十二圓六十錢 芝區芝浦四ヶ町聯合町會々員一同
◇五十二圓 大森區大森高等女學校、城南高等家政女學校職員生徒一同
◇五十一圓 伊豆修善寺温泉塲修善寺佛敎婦人會
◇五十圓 澁谷衆樂町千代田電線株式會社從業員一同
◇五十圓 横濱山下町ストロング商會員一同
◇五十圓 北多摩郡小平村女子英學塾敎職員生徒有志
◇五十圓 麹町五番町 齋藤秀雄氏
◇四十三圓六十錢 東京鐵道局東京通信所有志一同
◇四十一圓十五錢 千葉縣小湊鐵道株式會社々員一同
◇卅二圓五十五錢 向島隅田町四 辰己商會店員一同
◇卅一圓九十錢 新潟縣小出本社専賣所主催
(震災慰問活動映寫會)
◇卅圓 世田谷三宿町 坊城秀子氏
◇卅圓 東京市保健局公園課工夫園丁有志園友會
(代表小林、 酒井兩氏)
◇卅圓 荻窪驛北口前日ノ丸市塲主一同
◇廿六圓五十錢 向島寺島町二、 東京武田工業所從業員一同
◇廿五圓 京橋築地小倉計器用寳石製作所一同
◇廿三圓 府下昭和村西川製糸工塲從業員一同
◇廿二圓五十錢 豐島西巣鴨三丁目東京女子高等ミシン學校有志
◇廿圓五錢 千葉市北道塲本門佛立講東京第二千葉親會塲異體同心會
◇廿圓 本所平川橋三押上市塲内一同
◇廿圓 小石川大塚女子美容術營業組合員一同
◇廿圓 牛込天神町々會、 同靑年團
◇廿圓 神田學習社内融和會

(続き2)

◇十七圓廿七錢 宇都宮第十四師團司令部留守部文武判任官團
◇十六圓七十錢 府下南多摩郡川口村尋常高等小學校
芝山校長以下職員兒童一同
◇十六圓六十一錢 長野縣下伊那郡山吹生糸販賣組合
大正館製糸所修養會並從業員一同
◇十六圓六十錢 小石川關口町民衆タクシー株式會社從業員有志
◇十五圓十錢 東京鐵道局中野電車庫技術部有志八十三名
◇十五圓 衆議院 守衛一同
◇十五圓 伊豆伊東温泉塲料理人組合一同
◇十五圓 伊豆伊東温泉旅館番頭組合一同
◇十五圓 柳澤兄弟クリーニング商店下谷本鄕店員一同
◇十五圓 千葉縣君津郡靑堀町小學校尋五安室浪子、
同尋一安室浦子の兩氏
◇十五圓 仙台本社専賣所
◇十四圓廿錢 神田錦町一、 モーター商會店員一同
◇十四圓 芝汐留東京合同運送株式會社汐留集荷所有志廿七名
◇十三圓八十錢 葛飾本田立石町 日本協立染工塲
◇十二圓五十三錢 群馬縣玉村町 錦野鄕土藝術研究會
◇十二圓 川口町浴塲組合一同
◇十二圓 麹町丸の内一丁目 鶴見瓦斯會社有志一同
◇十一圓四十二錢 小石川關口町 株式會社大正製藥所有志
◇十一圓五錢 無名氏
◇十圓宛 千葉縣松尾町琴平神社
中野沼袋南一丁目 新橋卓郎氏、
三井銀行丸の内支店内山崎赳夫
氏、 西巣鴨三丁目府アパート久
保内氏、 下目黑四吉野氏、 日本
橋本石町常磐洋服裁縫所金越會
淀橋角筈一の内堀勝治氏、 本社
茅塲町出張所店員一同▲七圓
麹町有樂町日本蓄電池株式會社
東京營業所從業員一同▲六圓十
一錢 茨城縣新治郡山ノ莊村盛
泉寺執事上谷良祐氏▲五圓五十
錢 目黑區宮下靑年會▲五圓卅
四錢 甲府市相生小學校四年一
組自治會▲五圓廿錢 澁谷町櫻
井製作所内就業員一同▲五圓宛
中野區上高田小山定吉氏、 埼玉
縣久喜町東武線保線會、 代々木
山谷町石原慶恒氏、 神奈川縣伊
勢原町堀江仁氏、 新潟縣東蒲原
郡日本鑛業株式會社三川鑛山靑
年會、杉並區松本松太郎氏、神田
表神保町野村牛肉店、 日本橋通
一丁目山本コト氏、 栃木縣足利
郡御厨小學校四年生近藤幸子氏
同郡御厨裁縫女學校職員生徒一
同、 千葉縣我孫子町一丁目改造
組合、 杉並馬橋四丁目秋山美智
子氏、 相州葉山町靑年會長柄部
會、 千葉縣君津郡靑堀小學校六
年生武次三郎氏、 埼玉縣南埼玉
郡久喜町淺見ラク子氏、 日暮里
上科みさを氏、 澁谷宇田川町加
藤直英氏、 千葉佐倉町無名氏

(続き3)

杉並西田町加藤一平氏、 宇都宮
市坂口新聞店、 同三條町石田仁
太郎氏、 同市尾上町上野順一氏
栃木縣河内郡城山渡邊志郎氏、
宇都宮今小路河合長藏氏、 栃木
縣下都賀郡豐田村前澤木玄太氏
三輪商業專修學校生徒有志、 木
塲平野町一丁目研商倶樂部▲四
圓卅五錢 杉並區杉並幼稚園兒
童▲四圓五錢 府下山口村荒井
靑年▲四圓宛 仙台本社專賣所
小坂重男氏、 同今次郎氏、 同三
浦忠次氏、 同坂本善信氏、 關東
瓦斯會社横須賀製造所有志▲三
圓卅六錢 京橋區文海小學校三
年生一組一同▲三圓卅錢 大久
保小學校四年四組一同 (小遣を
節約) ▲三圓宛 茨城縣戀瀬村
半久坪婦人一同、 千葉縣小見川
町吉田米雄氏外廿名、 仙台本社
專賣所内土井盛雄氏、 同高橋孝
治氏、 同菊地治氏、 同中岡正氏
同桑島將裁氏、 仙台本社支局佐
藤義雄氏、 馬込町佐伯まさ子氏
品川大井町正札堂洋服店々員、
小石川區信澤鶴吉氏、 靜岡縣堀
ノ内町高田平吉氏、 阿佐ヶ谷三
丁目YK生▲二圓六十錢 杉並
第四尋常小學校六年今井ふき子
五年同よしえ、 二年同ひさえの
三氏▲二圓卅八錢 神田區東京
堂小賣部有志▲二圓廿九錢 日
本橋第一靑年訓練所第二年次■
友會有志一同▲二圓廿錢 下目
黑尋常小學校四年小島光子氏▲
二圓七錢 本田商工補習學校生
徒有志▲二圓宛 衆議院守衛班
長一同、 埼玉縣入間川町女子靑
年■田中支部、 本鄕菊坂開花麻
雀クラブ競技者一同、 仙台光禪
寺通飯沼一精氏、 人形町金時汁
粉店員三名、 埼玉縣久喜町佛敎
會、 芝濱松町上野商店

(続き4)

仙台本社專賣所淸野忠氏、 同三浦春二
氏、 同池田國藏氏、 同龜田喜三
郎氏、 同石井士郎氏、 同相澤寅
造氏、 同小林研氏、 同石村貫一
氏、 荒川尾久町山本智憧氏▲一
圓八十五錢 若松歩兵第廿九聯
隊第九中隊永島道雄氏▲一圓五
十錢宛 新潟縣小出町金山なか
子氏外四名、 芝濱松町宮川新平
氏、 濱松町田町門井藤次郎氏、
伊豆伊東町松原 老母 連中▲一
圓廿錢宛 小石川 久堅町 西澤
良子氏、 新潟縣田麥山小學校高
等科兒童職員一同▲一圓宛 一
兵士、 伊豆伊東町本間きく子氏
同所玖須美山下とら子氏、 同所
杉山快平氏、 同所西山やす子氏
靜岡市新通八木泰藏氏、 淺草石
濱小學校小高勇氏、 埼玉縣入間
郡渡邊一男氏、 同郡入間川町女
子靑年團峰市塲支部、 宇都宮市
增淵あさ子氏、 芝櫻川小學校五
年鈴木千惠子、 天野妙子、 今井
千鶴子、 田中信子の四氏、 白金
三光町小澤元秋氏、 祝津町日和
山燈台堂本宗治氏、 千葉縣豐浦
村小松崎親次氏、 千葉縣周西村
伊川洵氏、 淀橋無名氏、 高橋無
名氏、 芝浦二丁目高橋久太郎氏
小石川大森榮治氏、 久堅町宇田
川篤氏▲八十錢 芝三田村田す
み子氏 ▲七十七錢 秋田横手
匿名氏▲五十五錢 山梨縣石和
町窪中島區少年團▲五十錢宛
群馬縣世良田小學校高一木村公
三氏、 靜岡八番町鈴木康之氏、
伊豆伊東三澤やす子氏、 同梅原
ます子氏、 同市川おしち氏、 同
杉山光雄氏、 同大川くら子氏、
同長田良民氏、 仙台長町安藤操
氏、 同中杉山戸澤ふく子氏、 宮
城二俣村吾妻忠助氏、 同七北田
村熊谷榮一氏、 昭和小學校四年
坂入香子氏、 同校四年奥田篤子
氏、同校四年久保田まつ子氏、
同校無名氏、 濱松町小川喜八氏
同麻布賢治氏、 赤坂區川南露子
氏▲四十錢 岩手縣大迫町三浦
敬三氏▲卅錢宛 濱松町竹花平
治氏、 昭和小學校四年小谷輝子
氏▲廿八錢 群馬縣伊勢崎尋常
小學校四年三組▲廿錢宛 昭和
小學校四年生桐原惠美子氏、 濱
松町吉村■藏氏▲十錢宛 同町
上田よね氏、 伊豆伊東春日氏