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臨時県会を開くか  昨日伊丹宮城県会議長と   在仙県会議員ら議事堂に協議

震災対策につき伊丹県会議長は六日午後三時から県会議事堂に在仙県議を招き協議するところがったが、その以前午前十一時県庁内において草刈県議と下協議を行い結局臨時会議を開くことに議をまとめる模様で、伊丹議長は語る、
 震災対策については県でも努力し居り万遺憾ない腹案を持ってることと思うがこの際県会として県当局を鞭撻する必要から是非臨時県会を開きたいと思う。

被害産業組合  復興対策   宮城県農務課    調査に着手

宮城県農務課では産業組合係員を左記三班に別ち、被害産業組合の調査を行い復興対策に備えることとなった。
 第一班 渡波、大原、女川、十五浜、雄勝
 第二班 志津川、戸倉、本吉
 第三班 唐桑、水産倉庫、大島鹿折、長磯、大谷

慰問品分配  軍艦『厳島』の積んで来た   横須賀鎮府寄贈品

宮城県では軍艦厳島の積載して来た横須賀鎮守府寄贈の慰問品は左記によって分配する。
     糧食    軍服  毛布   襦袢
       人分   人分  人分   人分
 唐桑  一一五七  八二〇 二六五  四一五
 小原   一六一   八二  二七   四三
 大原  一○四九  五二三 一三九  二六二
 十五浜 五一五二 二五七六 一七七 一二八八
 歌津  一一○九  五五五 一六八  二七七
 十三浜  八六六  四三三 八二四  二一六

簡易保険金の  非常局待払   罹災三県に渡って    仙台逓信局の応急対策

仙逓局では今次震火水災の罹災局に対しとりあえず応急処置のため十一名の局員を派遣したが更に逓信応援のため四日盛岡局へ三十九名仙台局へ講習所高等科生十五名釜石局へ六名、その他へ四十一名等九十九名を派遣して部内に対する処置を取ったが部外に対する処置としては既報貯金の非常払出しの外、簡易保険罹災加入者に対しては医師、看護婦及び吏員をもって組織した五班の救護班をもって左記方面に急派し罹災傷病者の救護につとめた。
 第一班(宮城県雄勝浜、歌津、唐桑方面)第二班(岩手県釜石、小白浜、越
喜来方面)第三班(青森県三沢、岩手県種市方面)第四班(岩手県田老、小本方面)第五班(岩手県高田、只出、綾里方面)なお六日からは簡易保険罹災契約に対し保険品の即時払を行うことになり簡易保険局及び仙台逓信局から吏員が出張の上左の各地において保険金非常局待払を開始することになったがこれは災害による死亡なので契約期間は長短に拘らず保険金の金額を直ちに当該扱局において支払うものであるが面倒な手続きによらず町村長若しくは警察官署の災害死亡説明書を提出すれば足るのである、なお行衛不明の者であっても死亡の事実を確認し得るものに対しては特に即時払をする事となった、非常局待払局は、
△宮城県 気仙沼、志津川、女川大谷、津谷、大島、十三浜、松岩、折立、大原浜、雄勝浜、歌津、唐桑
△岩手県 只出、越喜来、綾里、小白浜、釜石、宮古、田老、小本、久慈、種市、山田、大槌、高田、普代、宇部、沼袋、侍浜重茂、鵜住居
△青森県 三沢
右の処置の外更に六日から保険金の貸附事務を開始し、更に保険料払込の猶予扱をも考慮中である。