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三陸大地震の  余震と判る   岩ヶ崎町地方の鳴動    野口石巻測候所長の報告

栗駒山地■観測のため宮城県栗原郡岩ヶ崎町に出張せる石巻測候所野口所長から十三日午後石巻測候所に達した報告によると。
 十二日午後一時岩ヶ崎町当局と打合せの上同町水道排水地内に地震計を据付け観測したが、十三日午前十一時に地震計に地震一回感じた。発震時は十一時四十分二秒、初期微動継続時間二十六秒七、■震動時間約三分間半、震源地は同地を去る二百キロ三陸沖で大地震の余震である
と。なお十一時まではこの外局部的の鳴動地震等一回もなかったとのことである。

海嘯犠牲者か

宮城県牡鹿郡女川町出島附近二百間の海岸で胴体だけの腐乱した死体を九日午後五時ころ同字須田正松が発見届出により及川部長検視したが■四肢等脱落しており女性の溺死体で三月三日の海嘯で押流された罹災民の死体らしい。