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三陸の復旧に  要する丸太   家屋漁船を合し七十万石    青森営林局の準備

震嘯火災による三陸沿岸の被害家屋は復旧材の供給者側たる青森営林局清野技師の調査によると修繕を施し得ぬ程度の家屋は住家非住家を合せて宮城、岩手、青森の三県下を通じ七千六百余棟に達している。之等の被害家屋を全部復旧せしめるものと仮定すれば丸太において約五十六万石を要する、また小漁船発動機船合せて船舶の被害を計算すると一万二千八百余艘数に達し、これが全部の復旧には丸太約十六万石を必要とする。
 これがため三陸沿岸の被害地では少なくとも家屋漁船を合せて七十万石の丸太が使用されねばならないが先月中旬までの船材の払下申込みが石巻宮古その他の営林署に殺到しているので青森営林局では今後復旧の度が進むに従い建築材の申込があるものと見て各営林署に手配した結果四月に入って本年中約四十万石の丸太が供給出来る見込みがついた
払下は三本木営林署その他で既に開始しているがなお不足の分に対しても極力尽力すべく被害地が三割乃至五割の材料昂騰を見ている今日でも震災以前の相場で出来るだけ便宜をはかると言っている。