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震災復旧事業  愈々実施に着手   宮城県水産課職員を十八名増す

宮城県では六日の臨時県会で決議された震災復旧事業をただちに実施することとなったが復旧事業の五割を占める水産課ではこれがため職員十八名を増員(内四名は築港関係で土木課勤務)することになった、その内容は
 事務九名(国庫負担四名県費五名)漁業組合の監督事務三名及八年度の匡救事業によるもの二名(漁港関係一名、航海一名)でこの陣容によって別面(第四面)の五ヶ年計画実施案についても方針確立と、実施に努力することになった、なおこの結果水産課は狭隘を来し、会議室に移る事になった

震災地方民の  精神作興をはかる   宮城県から告諭及び通牒を発し    自奮自励に進ましめる

宮城県下震災地方に対する応急救護施設と復旧計画は確立し、産業経済方面の復興は緒についたが相互扶助とし不屈不撓の精神を振作し自奮自励後日の大業に精神せしめるため県では左記計画によって罹災地方民の精神作興をはかることになった、
 一、告諭及通牒
 県民一般に知事告諭を発し同時に内務、学務両部長名を以って罹災地町村長各教化事業団体に対し告諭の趣旨徹底を図る
 二、慰霊祭並法要
 宮城県仏教会は四月六日各罹災町村長と協議の上■当の日に罹災地にて行う
 三、精神作興ポスター頒布
 罹災地毎戸に消費節約精神緊張感謝、報恩、堅忍不抜、勤勉力行等の標語を作製配布す
 四、部落懇談会
 県主催の下に罹災地部落毎に適当の場所に戸主、主婦、男女青年、各種団体代表を集合せしめ精神方面、生業方面、建築衛生方面等に関する懇談協議会を開き自力更生に関する映画を観覧せしめる尚右協議中復興記念館(共同作業場)等の建設を懇願する
 五、青年団運動の更張
 来る十五日頃罹災地方町村男女青年団長会議を石巻市に開き罹災地方中堅青年の復興精神振作を協議し実施徹底に邁進する

災害出身宮城 県会議員ら  各方面に御礼廻

今回の震災被害郡選出県会議員佐藤、松山、高幸、高城、小島、菊明、庄司、千石の各県議は伊丹、大槻の正副議長と共に前日の各派交渉会の協議結果に基き七日午前十時県庁に集合、二班に分れ、二師団司令部、東北帝大、日赤支部在仙各新聞社その他を訪問し震災慰問に対する御礼廻りを行った。

宮城県知事ら  災害地視察

三辺宮城県知事は大槻土木技師、三浦水産課技手、瀬戸属を同伴七日午前八時自動車で出発、左記日程で第四回目の震災地視察に出張した、なお今回の視察地は未だ視察しなかった災害地方である。
 七日午前十一時十三浜■月浜着立岬、長塩谷、小室、大室、小泊、相川、小指、大指の各部落を三時間に亘り視察、午後二時大指発、船にて午後三時三十分戸倉村寺浜着、同村藤浜、長清水、波伝谷を視察、午後四時三十分藤浜より自動車にて五時十分志津川着泊
 八日午前八時志津川発清水を視察して九時歌津村着、泊、馬場中山 名足、田浦、湊を視察後小泉村二十一浜を視察、同村役場にて昼食を喫し午後一時発同四時半仙台駅着の予定。

二見内務部長 災害地視察

二見宮城県内務部長は七日午前六時自動車で石巻に至り前日牡鹿郡大原村の被害地を視察し石巻に一泊した、斎藤内務政務次官一行と同伴十五浜村雄勝より気仙沼地方までの視察日程により視察し八日午昼後帰の予定だ。