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津波被災地義援金 21日受付分 (敬称略)

【本社扱い】二千四十二円(仙台
市麦倉通)エスペロ内募金箱▽四
百四十七円、玉浦ベッドスクール
児童一同▽百円(仙台市原町南ノ
目松木下)長田輝子▽三千円(同市
小田原裏山本丁)遠藤憲吾商店一
同▽一千五百円(同市新伝馬町)
渡喜商店一同▽二千五百七十五円
(同市北五番丁)お人形社幼稚園
園児一同▽一万五千四百十円(同
市旅*町)町内会▽百円(名取
市)大友▽五百円(宮城県宮城村
芋沢)徳源寺仏教婦人会本郷班▽
三千六百二円、仙台市立工業高校
第二部生徒会一同▽三千百五十円
(仙台市花京院通)日本ビクター
仙台機器営業所従業員一同▽一千
円(同市柳町)佐藤慎一郎▽二千
円(同市東一番丁)東京海上火災
保険仙台支店▽五千円(同)同従
業員一同▽八千五百三十円(同市
向山)越路第二地区町内会▽一千
円(宮城県七ヶ浜町)悪害青年団
一同
【塩釜通信局扱い】五千円(塩釜
市稲荷町)親栄会会長太田浩司▽
二万五百六十円(千葉市*町)千
葉経済高校女子部生徒会
【白石通信局扱い】二百四十円、
白石高校生徒会(追加分)▽一千
円(宮城県蔵王町)円田婦人会
【追通信局扱い】三千六百四十円
(宮城県石越町)石声越中芦倉子供
会会長阿部和夫
【築館通信部扱い】二千円(宮城
県築館町)築館地区飲食店防犯協
力会有志▽一千円(同)築館青年
経営同友会▽五百円、宮城県高清
水町公民館青年学級生徒会一同
【青森支社扱い】三千円(青森市
大町文明堂方)青森青葉会(宮城
県人会)会長田代重
【平通信局扱い】一千円(平市堂
前)東部石炭協会▽一千円(同市
新町)大谷貞代▽一千円(同市三
丁目)七十七銀行平支店職員一同
▽五百円、平市宮城県人会
【須賀川通信部扱い】二千円(須賀
川市井*町)林機器工場長海州七

【赤湯通信部扱い】六万九千円
(山形県宮内町)宮内地区婦人会
一同
【東北放送扱い】二百円(仙台市
石名坂)鈴木正義
【河北新報仙台販売会社富町支店
扱い】二百円(仙台市長町駅)一
婦人
計 十六万二千七百九
 十六円 
累計 一千六百二十二
 万二千百七十一円
国税庁長官通達「昭和三十
四年直法一ー一六四」によ
ってこの寄付金は指定寄付
金となります。

津波の跡はなお⑥ 町ぐるみの復旧作業  愛の奉仕で田植え終える

志津川
死の犠
牲者四
十人
 ○…四十
人近い死者
を出し、田
中町長の言
葉では「五
十一億円
の損害」を
出した志津
川町は、チ
リ津波で最
も打撃を受
けた町だ。
それだけに
復旧につい
ては、文字
どおり町ぐ
るみの努
力、がん張りを迫られている。
特別立法だ、義援金だ、愛の手
だ、とそれがいくら手厚いも
のであっても、結局立ち直りは
町の人たち自身の奮起以外には
ない。荒らされつくした泥の中
から身をおこすために、志津川
町では不幸を受けた人も、被災
を免れた人たちも、一緒になっ
て再建を歩き出しているーそ
うしなければこの町はもうおし
まいなのだ。

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 ○…魔の日からやがて一ヶ月
この間に津波の跡片づけは自衛
隊や隣接町、登米郡からの婦人、
青年、一般のお手伝いなど二万
人以上の手と、町内の非被災区
からの義務人夫千三百人によっ
て一応形がつきかけた。一時
は学校や公共施設に七千人近く
あふれた家を失った収容者も
現在では百人前後に減り、しば
らくの落ち着き先を見つけたよ
うだ。行きどころのない母子家
庭、保護世帯のための応急住宅
も百戸余り建てられている。海水
に洗われた田んぼにも、一部
を除いて県内はじめ福島県から
も贈られてきた八万四千束の苗
がよそからの奉仕団の手で植え
られた。食料品店も三分の一ぐ
らい、その他の”環境衛生業”
もぽつぽつと保健所の許可で店
を再開してきた。が、全体から
みればまだやと”*足の先を
ふいた”程度でしかない。 ○…しかもここまできた間に
もいろんな問題はあった。たと
えば二年間家賃いらずの応急住
宅移転問題もその一つ。百五戸
のうち松原地区の四十七戸は地
主と町との買収価格が折り合わ
ず、せっかくできかけたものを
中止にして隣接地に建て直しをし
なければならなくなったのであ
る。被災直後町当局は「買収さ
せてほしい。応急のさいだから
値段は後で決めよう」と土地の
所有者と話をまとめたが、いざ
となったら町の考えていた”坪
当たり三千円”が所有者の求め
る”一万円”と余に違いすぎ
どうにもならなくて、できかけ
の家を隣接地の地主と話をつけ
て引っ越しする羽目になった。
一体がこの町に宅地の適地が
少なく、従って地価も一般に高
かったことが原因のようだ。町
はずれに近い田んぼの埋め立て
地でも七千円以上している(町
役場の話)という土地柄だから
この応急住宅に近く県と
町で二百八十六戸の建築を考え
ている公営住宅も「土地がどう
なるかで計画通り着工できるか
どうか・・・・・・」(県公営住宅後)
という現実だ。 ○…が、とにかく町当局は復
旧に懸命だ。さる九日、被災後初
の町議会では公庫住宅を申し込
む町民の債務保証を町が個々受
けること、町*二百万円の徴収
を見合わせること。六幹線道路
整備と防潮堤建造などを含む総
額一億六、七千万円の土地区画
整理事業、被災者への見舞い金
三百万円支出などを決めた。し
かも土地区画は緊急を要するこ
と、として早速測量を始めてい
る。「職のない人たちはこの事業
を失対事業にして働いてもら
う。工場誘致などといっても、こ
んなこともあったし、水もない
この町にいまはムリなことだ。
漁師にはやっぱり船を与えるし
かないんだ。私はこれから、余
生を町の復興に捧げる、そべて
を再建にかける。みんなもそれ
についてくれると思う」−−田
*町長は必死といいたい口調だ
った。
 (小沢記者)
【写真】工事半ばで引っ越しを
した松原応急住宅。一戸のコス
トは九万八千円の仮小屋だ。