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百五十ヘクタールの植付終る  志津川 みごとに復旧した水田

 家屋、船、木材が流入するなど
 チリ津波で百八十ヘクタールの水田に被
 害を受けた志津川町は、植えつ
 け不能田二十ヘクタールを残して全部植
 えつけられる見通しとなり、被
 災地の闘魂と近隣町村農家の奉
 仕ぶりがたたえられている。
チリ津波の翌日、現地を訪れた人
には水田の至るところに横たわる
木材、家屋、小舟をみて、ことし
の田植えはほとんど望みないとみ
ていた。県対策本部は当日の被害
面積を百八十ヘクタールと記録した。住
む家さえない人々にとって田の整
理や植えつけは不可能だった。し
かし被災地の人々は「できるだけ
やってみよう」ち悲壮な決意で立
ち上がった。これをみて近隣の農
家が協力、とくに登米、本吉都下
の各農協では、青年、婦人部を中
心とする奉仕隊を編成して被災当
日から続々応援にくり出した。奉
仕隊に名をつらねた人はザッと二
千人に達した。汗と泥まみれの障
害物除去作業、整地作業、はて
には除塩作業のため佐沼、登米、大
谷のポンプ車二十台がかけつけ、
真水のかけ流し作業までやった。
苗も隣接各町はもとより村田、
白石、丸森など仙南各地から続々
送りこまれた。
この結果、十四日現在、百五十ヘクタール
に植えつけを完了、さらに十七日
には白石から五千ばの苗が届くの
を待って最後の田植え、補償を行
なうことになっており、汐入、中
*囲いの十八ヘクタールを残して植えつけ
を終わる見通しとなった。

二万一千余円を寄託  県神*青年協議会

四十歳以下の青年神*八十人で組
織している県新道青年協議会(篠
原**会長)が十五日本社塩釜通
信局に津波義援金二万一千余円を
寄託した。県内各神社の社*に募
金箱をもうけ集めた金だが、なか
には修学旅行生たちがその場でこ
ぞって小づかいをだしあったもの
などがふくまれている。