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被災者にふとんわた  花嫁わた会社が八百本

「宮城、岩手両県のチリ津波被災者
に……」と花嫁わた会社(吉村武夫
社長)では十二日、ふとんわた八
百本(約四トン、二百万円)をそれ
ぞれ両県の日赤支部を通じて贈っ
た。この日、午前五時半、同会社
福島支店長野村*朗さんらが大型
トラックにこのわたを満載して福
島市を出発、午前七時半仙台*と
同時に日赤県支部に四百本をおろ
し、県地域婦人団体連絡協議会長
薄田清氏に「各地の婦人会分け
て下さい」と頼み、休む間もなく
盛岡へ出発して行った。

志津川に野菜贈る  吉川市荒尾区民 届けた足で労働奉仕

 吉川市荒鶴地区の住民は十二日
 チリ地震津波の被災地志津川町
 に新鮮な野菜五百六十二キロを贈
 り、届けるついでに復旧作業の
 労力奉仕を行ない、現地の人た
 ちから感謝された。
新鮮な野菜を贈る運動の中心は同
地区防犯協会(石森武志会長)で
被災地の人たちがにぎりめしばか
りで野菜をほしがっていることを
知り、住民に「野菜を贈ろう」と
呼びかけた。住民のほとんどが農
家なのでダイコン、キャベツ、タ
マネギ、ジャガイモなど予想以上
に集まった。しょうゆ、石けんなど
の義援物資もあった。ちょうど田
植えも終わったので、同防犯協会
ではバス一台を借り切り、野菜を
送り届けるついでに志津川の復旧
作業の手伝いもしようということ
になった。佐々木常*副会長ら五
十九人は十二日早朝、野菜をバス
に積み込み現地へ向かった。
 志津川では大量の野菜をもらっ
 て大喜び。それに復旧作業を手
 伝ってもらって「感謝の言葉も
 ない」と感激していた。

 県下通信  白石・刈田・柴田

 ▼蔵王宮小学校(山村庄治郎
校長)は十一日、チリ地震津波被災地
へ見舞い品として衣類二百二十点
ほか教科書、雑誌、鉛筆など学用
品、ハキモノなど約五百点を送っ
た。

 石巻・桃生・牡鹿

 ▼女川町女川浜大原製材黄川
田喜徳さん(六七)は、このほど同町
常備消防本部に対し、時価七万八
千円の半鐘一個を石巻署女川派出
所を通じて寄付。横川田さんはこ
んどの津波で廃木、製材品七千八
百石のうち三分の一を流失し、三
千万円の被害を出したが、二十四
日の津波の日にサイレンが故障で
鳴らなかったので万が一のため
にと半鐘を寄付したもの。
 ▼県水産課は十四日、石巻市に
石巻、桃生、牡鹿の各漁協組、市
町村代表を集め、チリ津波による
水産関係の被害事情を検討、こん
ご*******中心に協議する。
 ▼*竜公社の海底電線課「釣島
丸」(千二百トン)は九日から二日
間、女川町江ノ島の海底電線工事
を行なったが、女川町の津波被害
が予想以上にひどいのにびっくり
労組釣島丸分会(百四十人)が中
心になって救援カンパを行なった
この結果三千八百二十六円が集ま
ったので本社石巻通信局に寄託。
同労組は伊勢湾台風のときもカン
パを行ない地元から感謝された。

 吉川・志田・遠田

 ▼チリ津波救援基金募集のバラ
鑑賞会が十一、二の両日、通谷バ
ラ会の主催で通谷公民館で開かれ
た。町内の愛好家たちが丹誠をこ
めて咲かせた六十種、約二百点の
バラが出品され、深紅色、ピンク、
白と色とりどりに、豪華なものか
らミニチュアまで咲きそろっ
た。土曜、日曜なので多くのお客
さんが訪れ、会場いっぱいの花の
香と姿をたのしんだが、十二日午
後から行なわれた即売会も大好評
だった。なおこの売り上げは同町
役場を通じて津波被災地におくら
れる。