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復興警備専任職員  配置方内務省に申請   災害地に長期配置

震災地の復旧復興を図る為に県に復興事務局を設置し諸般の計画実施に当ることになったが現在の職員は■内各部課の兼任であり専心復興事務に従事すること困難の事情にあり又震災地の警備に就いても応急措置として警察部及び災害地以外の警察署から応援警察官を派遣し遺憾なきを期しているがこれとて長期に亘り災害地に駐在せしめ置くこと不可能なので復興並びに警備のため専任職員を設置する必要に迫られつつありよって内務省に国庫支弁専任職員を左の通り配置方申請の意向である
 書記官一名(県庁) 事務官二名(県庁一名釜石一名) 技師五名(県庁一名上閉伊下閉伊気仙九戸各一名) ■五名(配置前同) 技手十五名(県庁三名災害四郡に各三名) 雇五名(県庁一名各郡一名)
右の外県費を以て相当員数の専任職員を設置する見込
 ■■専任職員 警部三名
右の外県費を以て警部補五名巡査十九名を増加す

復興工事費は  国庫負担に   政府に援助方を依頼する為め    佐々木議長上京す

災害復旧復興事業実施に関し政府の援助諒解を求めるため佐々木県会議長外十県議は九日午後六時二十五分発で上京した。佐々木議長等は出発前、石黒知事、前田内務部長と陳情方法に就いて打合せを行なった。佐々木議長は語る。
 復旧及び復興事業費は是非全額国庫負担にしてもらうつもりである。復興事業中何から一番先に手をつけるかまだ■案とでないが要は人心の安定索を講じ震害前に倍する立派な施設をなして海嘯にビクともせぬ方法をとりたい。これは県会一致の希望であり一同協力すべき点である私見としてこの際まず住宅建設を急ぎ安んじて生業に就かしめたい

七年度歳入欠陥補給申請

災害による七年度県歳入の欠陥は約二十四万円で四十万円に達する救護、警備、復旧費と共に政府の補給を求めることになった。

きょう知事上京  主務省に被害  状況説明に

石黒知事は災害復興事業諸費の概算を精査し十日午後六時二十五分発で上京主務省に被害状況を説明援助を乞うことになった。

三陸海嘯 義捐金(九日本社扱)

二百円京都市烏丸通綾小路奥井京店 シャツ一包市内仁王小路八千代商会支店 十円東京市上大崎大日本救世団長本田仙太郎 二円市内四ツ家町村松儀三郎 七円東北本線奥中山駅員一同 三円市内寺ノ下千手院観音講一同 学用品六梱盛岡櫻城小学校一同 ウサギミルク三百缶東京市日本橋区南茅場町マンロー商会 三円市内平戸盛岡建設事務所女事務員一同 衣類一包市内八日町富士洋服店 学用品同仁王新町新堀アイ 学用品二千四百四十二点厨川小学校 鍋釜各一個同校高■訓導 五十円盛岡弁護士会 一円黒沢尻町千葉新八二円黒沢尻無名氏 六円六銭市内日影門東北高等女学校 三円十六銭岩手郡玉山村小学校分教場生徒一同 衣類四十点市内新小路吉田かつ子吉田のり子 教科書千五百三十六学用品五百七十八点櫻城小学校生徒一同 教科書二包学用品二百八十二点城南小学校生徒一同
 小計  二百八十七円二十二銭
 累計 一千八百八十四円十七銭

花巻支局扱 金十二円五十銭花巻仏教会(松庵寺、光徳寺、安浄寺、常楽寺、円通寺、長久寺園城寺、広隆寺、雄山寺、妙円寺■興寺、地蔵庵、順覚寺)△一円山形県楯岡町村川政実
訂正(花巻支局扱分八日朝刊発表の義捐金合計三十六円五十銭とあるは三十八円五十銭の誤りにつき訂正す)

県扱い(九日)

一五〇円京都府警察部長 四〇円松原警察署員一同 六円一五銭栃木県大塚商店少年店員一同 一〇円井波町山本かず 三円神戸市荒川一松 五円甲府市橋本よね 一八円東京市南千住警察署員一同 五円東京市(罹災警察官と指定)渡辺国三郎 一〇円二五銭和歌山県且来支部青年会 五円大湊海軍防備隊岩手県人一同 一〇円大阪市岡田谷弥太郎 五円静岡県鳥羽多一郎 一五七円四五銭二戸郡小鳥谷村長 二円八〇銭長岡長岡農業補習学校生徒 四円一七銭十二鏑安俵小学校職員児童 一円五〇銭一女中 五〇円(罹災漁業家と指定)盛岡市魚市場青年会 一円会津若松市鈴木常雄 五円黒沢尻消防組第一部黒沢尻町民 三〇円黒江町田島弥助 三二円〇六銭本宮村本宮小学校職員児童 一〇六円一五銭沼宮内町各団体分 三六一円五〇銭一般町民 一円篠木青年訓練所 五円篠木小学校職員一同 九八円一〇銭女子師範学校職員一同 二円四六銭公会堂職員一同 一円津軽要塞司令部大間砲兵勤務鈴木正名 二円福井県武内鉄也 八六円六九銭江刺郡羽田村(村内各種団体連合募集)三八円六五銭稗貫郡亀ヶ森村一般村民 二七円四五銭岩手毎日新聞社扱い 一〇〇円山梨市渡辺利太郎 一〇〇円東京市神田区三崎町町会長吉田竹次郎青年団長宮坂富貴蔵 一〇〇円群馬県高崎市民一同 二円広島県無名氏 四〇円東京市本郷区湯島町一丁目町会長青木金三郎青年団長梅沢次兵衛 五〇〇円同市京橋区赤石町五一日本海員救済会理事長水野練太郎 七円八〇銭雫石営林署職員一同 七円五〇銭川口村女子青年団長菅原大吉 二二円六〇銭涌津村村民一般 一〇円新潟県竹之内惣吉 五円香川県大西万六 一円東京市中村光三郎 一五円三五銭花巻農学校生徒一同 二六円五三銭紫波郡不動村一般村民 三円六五銭涌津村女子青年団五〇円東京綿布既製品問屋組合組合長横山万吉 二〇円南都田小学校職員児童 三円川口村少年赤十字園長菅原大吉 一〇円川口小学校職員児童一同 五円雫石村少年赤十字園長藤枝忠雄 二五円東京市渋谷区代々木上原町町会長栗谷政之助 二円門司市宮本沢次 四円岡山県高山家族一同外雇人高山志賀 一〇円東京瀬田吉之助 一九円〇五銭笹間小学校職員児童 一六円〇一銭御明神村上野小学校職員児童 七六円〇五銭御明神村長 五円盛岡市紫波郡不動村人会五〇円東京市和泉橋被服卸商連盟会理事長山田平次郎 三〇、三〇〇円東京市麹町区有楽町二丁目(市民分)三円青森県■正二 二円〇七銭長岡村女子青年団 三円八五銭沢内村大野小学校職員児童 二円五〇銭谷内村立石小学校職員児童 三円二八銭藤根村長沼小学校職員児童 一円湯田村湯本女子青年団長山田忠太郎 三円興田村丑石小学校職員児童 三九銭和賀郡十二町村(北成島分教場児童分)一円五〇銭金沢村内形裁縫教授所職員生徒 一〇円神奈川県土屋■太郎 一円五〇銭小鳥谷村小■分教場児童 一円尋二牛込芳子 七円八沢村徳田小学校職員児童一同六五〇円一関町第八十八銀行会長重役行員 一〇〇円宮城県塩釜町消防組員一同 五〇円小軽米村小軽米村長 四三円一〇銭軽米町婦人会女子青年団 二五円軽米消防組 四三円五四銭軽米小学校長 五円東磐井郡大原女子青年団 七〇〇円東京市堀井新治郎 二、〇〇〇円三重県宇治山田市神宮司庁三三円八五銭岩手郡沼宮内小学校職員児童 二〇円江刺郡岩谷堂高等女学校生徒一同 五〇円和賀郡二子村一般及各種団体第二回 一四円一八銭胆沢郡古城小学校職員児童一同 一〇円古城村母姉会 一〇円女子青年団 五円花巻町青年団南城支会長伊藤賢吉 二円花巻町女子青年団南城支会 二〇円東京市豊島区駒込一の八個駒込基督会舘 五円佐倉河村県社鎮守府八幡神社職員一同 五〇円仙台市佐々木重兵衛 五七円二〇銭岩崎村仙人鉱山■工場々員一同 四五円三二銭花巻町花城小学校職員一同三二円九九銭遠野高等女学校職員四九円三八銭花巻警察署員一同 四二円六一銭教育課員一同 三一円一四銭岩谷堂警察署員一同 三〇円青森県とどヶ沢町長 二〇円東京市加藤行吉 一〇円三〇銭東京市朝日新聞新井直配所員一同■岡田定身 二二円五〇銭東京市株式会社文祥堂店員有志 三〇円八九銭花巻実業専修学校花巻小学校職員生徒一同 二四三円四四銭江刺郡管下各種団体岩谷堂警察書長 四 〇〇〇円報知新聞社 三〇〇円東京日本橋区役所 七五〇円富山県知事 三〇円小岩井農場内修養園 東京婦人■員有志代表戸田圭 一、〇〇〇円小岩井農場五、〇〇〇円東京府知事 二円湯田川尻郵便局一同
 日計 四八、三九三円五五銭

市扱い 市役所にて九日受付の義捐金は百四十円十銭累計二千五十九円五十銭である。

各地の同情 仙台銀行団見舞

(仙台電話)仙台市内銀行団は三陸地方震災に対し今般二千五百円を見舞金として贈呈の手続きとった。

満鉄から二万円

(東電)満鉄では三陸震災地方の救済義捐金として金二万円を九日午後内務省社会局を通じて寄附した。因みに満鉄からの今回の義捐金は目下満州の野に転■している。三陸地方出身兵士の家屋を特に慰問する趣旨を含んだものである。

執政から二万円

(東電)満州国ふ儀執政は三陸地方震災津波に同情を寄せられ個人の資格で金二万円を寄附する旨九日満州国公書に入電あったので同署では直ちに右の手続きを執った。