文字サイズサイズ小サイズ中サイズ大

災地予防調査に  専門三技師来県   各方面の調査に当る

(東電)内務省は先般の三陸地方大震災における岩手、宮城両県下の被害の実状に鑑み之が将来の予防対策について調査を進めつつあるが今回その一助として両県下の実地調査を行う事に決定し鈴木(土木局)磯谷、本多(都市計画課)三技師を夫々現地に派遣する事になった。同技師等は両県当局者と協力し防波堤防波林の設置、電信電話線の移転、道路の変更等につき調査する筈であるが磯谷技師は二十八日夜鈴木、本多両技師は来月二日出発の予定である。

末崎綾里の  復興状況   小船は五月中   第一期分竣功

気仙郡末崎村の住宅適地は各部落共に選定済だが細浦部落は漁業者のみが移り商業に従事するものは県道から離れ得ないため適地に移る意思がなく今後大船渡線の停車場位置決定後に適地を選んで移転する模様で■住宅は産業組合で引受け建設する見込みである。小舟は第一期分八十隻は五月中に竣功するので三戸に一隻ずつ配当し海藻類の採取に従事せしめる筈である。綾里村は各部落共将来津浪の災厄から免れ得る住宅適地がなく山を切崩すの外ないが之には多額の経費を要し到底配当される低利資金のみでは造成し得ないので同村では埋立工事費として預金部に十五萬円の融通を申請しているが供給は覚束ないから配当額のみで間に合わせる様協議中である。小舟は村内で四十隻を建造し気仙沼に四十隻を注文し五月中に竣成す筈であると