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復興工事着手は  先ず住宅地から   釜石震災復旧実施打合会に    出県の新田主幹談

十七日県公会堂に開かれた沿岸五土木管区の災害復旧工事実施打合会議へ出席のため出県した新田釜石主幹は十八日花巻駅午前十一時五十分発軽鉄で釜石へ向ったが花巻駅で記者に次の如く語った。
内務省の査定で決定した釜石管内災害復旧工事費は町村工事費三十萬円県工事共で約五十八萬円である右の外新住宅地建設工事費は約七萬五六千円である震災害復旧工事は港湾、河川、道路橋梁で釜石町矢の浦■大槌町大槌小槌両橋唐丹村片岸本郷両橋は全部鉄筋コンクリ ートの立凝な橋梁を架橋することになった又釜石町海岸は東前端れから尾崎神社裏まで鉄筋コンクリートの護岸を築くことに決定した何 れも震災前とは見違える程立派になるであろう新住宅地建設工事は大槌町鵜住居村唐丹村の三町村に施行することになったがこの工事は 山の上に住宅地を新設する工事である工事着手の順序は先きに新住宅工事に着手する予定で近日中県衛生庶務土木各課から出張各方面から測量することになっている。

只越第一復興同盟 復興案町に請願

釜石町只越第一復興期生同盟会員岩井太助氏外十名は十八日午後三時小野寺釜石町長を訪問左記の如き請願書を提出した。
 一、地区改正に関する件
 一、道路改修に関する件
 一、建築材料払下げに関する件
 一、商工資金借入に関する件
 一、低利資金借入に関する件
 一、寄贈品配給に関する件
 一、配給品配布に関する件
 一、宅地売買交換に関する件
 一、災害に依る損害査定員は災害地区より選出する事

神仏両式で  追悼会   釜石町会可決

釜石町会は十八日午後一時から招集左記議案について審議した。
一、助役定員条例設定の件、本町助役定員を二名とす(原案可決)
一、昭和八年度歳入出追加更正予算、歳入三十五萬六千八百二十七円二十七銭、歳出三十五萬六千八百二十七円二十七銭(原案可決)
終って小野寺町長より今回の災害に依る遭難者霊追悼会執行に関する動議で三号議案として審議した結果異議なく可決来る二十四日神仏両式に依って執行する事とし同三時半散会