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県境越えた愛の真心 山形県で 救援運動盛り上る

チリ地震津波の被災地を救おう—
と山形県では日赤県支部、県共同
募金会、県福祉協議会などが中心
となって救援県民運動を続けてい
るが十四日現在、日赤山形県支部
には二十三万円の義援金と三万点
余の衣類が寄せられ、同支部では
すでに十回にわたって宮城、岩手
両県に向け、救援物資を発送して
いる、この県民運動は、昨年秋の
伊勢湾台風につぐ大がかりなもの
で、とくにこんどは被災地が同じ
東北地方であるため、県民の関心
が高まり、運動は非常な盛り上が
りを見せている。
 ▽山の学校、大石田町大石田中
学校の二年生は修学旅行に仙台、
松島、塩釜方面に行こうと計画し
ていた矢先、津波のニュースを聞
いた。生徒たちはさっそく修学旅
行をお見舞い旅行にかえ、学校中
に呼びかけ、集めたお金と自分た
ちの修学旅行用のおこずかいをた
して買った学用品など四箱をバス
に積んで、さつ三十一日被災地を
見舞った。
 ▽東根市神町の陸上自衛隊神町
駐とん舞台は災害発生と同時に宮
城県志津川町に出勤、復旧作業に
従事して被災者に感謝されたが、
駐とん地に帰ってからも被災地の
惨状が忘れられず、だれいうとも
なく救援募金のカンパを始めた。
さる六日には第一回分として三万
五千余円を被災地に贈ったが、い
まや救援運動は駐とん地全部に広
がり、基地ぐるみの運動を展開し
ている。
 ▽山形市立第五小六年五組の佐
藤久美子さんら十三人のよい子た
ちはグループでナットウを売り、
集めたお金六百七十円を日赤県支
部に持ち寄った。
 ▽山形市の画家、作家、詩人が
十二日該当で被災地救援の色紙■
ごう会を行なった。折りから日曜
日とあって売れ行きも上々、この
日だけで約百枚をさばき、さっそ
く純益をそっくり宮城、岩手両県
におくった。…
 このほか県トラック協会が被災
地への無料輸送を申し出たり、遠
足のバス代を節約して募金した幼
稚園のかわいい園児たちの話など
県民の美しい同情が数多く寄せら
れている。