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漁期迎えて足ぶみ 高田市長部港 網の手入れに手間取る

津波で手痛い被害を受けた近海
マグロ漁業の基地、陸前高田市
気仙町長部港では巻網船団が盛
漁期が近づいて出漁の準備に追
われている。同港を基地とする
巻網四船団のうち、津波襲来前
に出漁していたため難を免れた
のは白竜、松尾の両船団。網、
食糧など満載して船出を待つば
かりだった稲荷、金比羅の両船
団は高さ四メートルの高潮をま
ともに受け、第一稲荷丸(二十
五トン)はイカリを切って岸壁
に乗り上げ、第一金比羅丸(三
十トン)は横倒しとなって、積
んでいた巻網も流された。
 稲荷丸の引き落とし作業や網の
 手入れなどの作業は以外に手間
 取り出漁は早くとも月半ばにな
 ろうと乗組員は落ち着かぬ表
 情だ。めざすカツオ、マグロ魚
 群は日一日と北上、すでに茨城
 沖に達し、誤記をみすみす見送
 る両船団ともことしは五百万円
 程度の損失を見込まれている。
〔写真は岸壁に乗り上げた漁船の
引き落とし作業〕

衣類など七百点を被害地に贈る 衣川村

胆沢郡衣川村は、各行政嘱託議員
を通じチリ地震津波の被災者救援
を呼びかけていたが、八日までに
現金一万三千円、白米二十俵、衣
類その他七百点が集まり、トラッ
クで大船渡、陸前高田両市に直送
した。