速に復舊に着手 桑員の震災被害は二千萬円
滞縣中の農林省開拓第二部長溝
口三郎氏は旧ろう二十一日の震
外調査のため八日午後藤■縣地
方課長、杉野三任技官らととも
に鳥羽から自動車で来桑、山田
地方事務所農地課長らの案内で
縣下で被害の最も大きかつた桑
名郡伊曾島村を視察の上名古屋
へ向う
桑員地區の震害地内面積は伊曾島
村の百二十町歩を始め、城南、深
谷、長崎、木曾崎の各村および桑
名市の数百町歩にわたり、その被
害額は二千十万一千二百円に達し
之に対する復旧計畫は耕地復旧は
田二百五十町四段歩、畑七町歩で
公共施設として農道、水道、堤塘
盤井排水機、樋管、樋門、護岸復
旧などが決定、総復旧費は九百八
十万九千二百円が見積られ農林省
へ補助申請が出されているが、現
下の食糧■情にかんがみ急速に着
手し、一部は今年の植付までに完
成せしめ、来年三月末には全國的
に完成すべく同農地課では設計を
急いでいる
相つぐ義金
震災義捐金は続々と縣厚生課に届
けられているが、七日も合計四万
円が各地國民梭、青年團などから
寄せられた、これで累計は二十五
万円を突破したが、七日の寄附者
氏名次のとおり
縣立■啞學校一〇〇円、河■郡
天名國民學校三五五・五円、安
濃郡明合村九八円、河■郡栗眞
國民學校三二二・八八円、日本
基督■■津教會三七四・九二円
桑名市民一同七五九二・七円、
飯南郡伊勢寺村一三六二・五円
同郡茅廣江村一〇〇四・五円、
同郡■■村一〇三六円縣立飯南
高女二二四〇円、多氣郡斎宮村
一一二八円、同郡丹生村一二四
〇円、大杉谷國民學校二二八・
五円、同戸木倉一八九一・五円
同大三村二五〇二円、同八ツ田
村三八一六■二円、同下之■村
一二三七・五円、同■合村五二
〇円、同阿坂村一九二一・八六
円、同小野江村一一〇九円、同
■地村一六一一・五円、同竹原
村二七三一・六五円、同太郎生
村一〇五八・五円、同香良洲町
四四五七円、桑名郡在良村青年
團二七九円
震災義金
桑名郡在良村青
年團では團員全部が一日の勤労で
得たお金二百七十九円を震災義金
として本社桑名支局へ寄託した