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舊正月は暖いお家で 紀南の縣營住宅一部竣工

■■はやくも一ヶ月半、紀南の
■■■は温かい隣人愛に■■あ
がるものゝ逞しさを誇示して住
む家なき罹災者も力をだし■力
■■へ■■の供出、松根掘りに
■■してゐるが、何よりも嬉し
い■■■■二百戸(■■内九六
北■内一二、■■一二、■■八
〇)の建設は■■■の工作隊十
八■、地元三十余名の挺身隊に
よつて■■工事も■■早くも南
■■では三戸■、四戸■七■を
■■してゐるが安住の家をと急
ぐ■工作本部では二月十三日の
■■までにはなんとしても作り
あげやうと■の■は■しい決■
工作■を■で罹災者たちを激勵
してゐる

震災による喪失 國債債券に就て

從來國債証券、貯蓄債権又は報
國債券を喪失した時は其の名稱
記號、番號等總てが判明して居
る塲合に限り國債に付ては代証
券の交付、貯蓄債券、報國債券
に付ては公示催告によつて救濟
を受けることが出來たが戰時災
害によつて此等証券を喪失した
塲合に於ても■しい救濟手段が
設けられた
國債に付ては戰時喪失無記名
國債証券臨時措置法に基き昭
和十九年四月二十七日大藏省
令第五十三号を以て制定せら
れた戰時喪失無記名國債証券
規則、債券に付ては臨時資金
調整法第十四條ノ七の規定に
基き昭和十九年四月二十八日
大藏省令第五十五号を以て制
定せられた戰時喪失貯蓄債券
等臨時措置規則によるのであ
るが是等の規則は舊臘七日突
發したる震災並に之に伴ふ火
災及海嘯による喪失に對して
も適用せらるることになつた
のである
この制度は前記の災害により自
己の所有又は占有して居た証券
を喪失したときに大藏省内に設
けられて居る戰時喪失國債証券
審査会宛に喪失の査定請求■を
提出してその査定を俟つて新債
券の交付を受けられることとな
つて居るのである
請求の期間は原則としては証
券喪失の原因である災害の發
生した日より三ヶ月間である
が自己が海外に居た■■■に
日數を要した塲合は特に六ヶ
月迄認められることになつて
居り又請求書の提出先は國債
に付ては日本銀行へ(支店代
理店にてもあり)債券に付て
は日本勸業銀行の本支店へ提
出し右店舗より更に審査会宛
提出すると云ふ建前となつて
居るのである
審査会に於ては請求書に就き審
査査定をなし其の結果により新
証券の交付を受けるか日本勸業
銀行に本人名義の國債貯金の設
定をして此の通帳を本人に交付
する手段を採られることになつ
て居る、貯蓄債券、報國債券の
塲合に於ても同樣である
此の査定請求書の書き方及新
証券交付、証券の登録、國債
貯金の設定、元利金割增金等
の請求書等の作成方に付ては
縣廳地方課地方事務所、市町
村役所、役塲、日本銀行及勸
業銀行の本支店出張所等に於
て指導する事になつて居るか
ら問合せればよい、尚本制度
の設定によつて斯る塲合にで
も救濟せられる事にはなつた
がそれは本來の救濟手段と異
り証券の番号が判らないとか
債券の番号は判るが組別が判
らぬとかいふ塲合であるから
証券に付て全部の事が判つて
居る塲合と違ひ色々手續もか
ゝることであり査定上不利益
でもあるから平素から証券の
名稱、記号、番号等を手帳等
に書き控へて証券と別の塲所
に保管して置く樣に心掛けが
望ましい、更に一段と安全な
る方法としては郵便官署並勸
業銀行へ保管委託をして置く
ことである
以上の如く國債債券に付ては政
府に於て何處迄も保証すること
になつて居る

南勢地方の新海苔 今年は収穫か

縣水産業会宇治山田支部管内の
新海苔は漸く二、三日前に第一
回の集荷があつたが僅かに前年
の第一回集荷高の約二割、即ち
十三万枚に過ぎない、その品質
は雨が少いために色澤は余り良
くないが質は普通である
なほ胞子の附着状態は寒冷の
爲相當良好の見込みだが何分
震災以來潮が高くヒビは投入
して來たがこれが採取は困難
な爲業者は潮のひくのを待ち
構へてゐる譯であり目下のと
ころでは今年の新海苔の収穫
見込みが立たない模樣である

短 信

松 震災復舊工事進む
土木出張所では管内の
阪 災害地復舊工作に余念
がなく順調に進行してゐるが就
中河川關係の縣道東黑部松阪線
のうち松阪市幸生内二ヶ所道路
陷没延長二百五米、西黑部村地
内金剛川筋河川堤防二ヶ所延長
百十米の陷没復舊工事の設計完
了し兩三日中に工事に着手する