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復興へ槌の音も強く 尾鷲の町營住宅工事進む

北牟婁郡尾鷲町における復興工
事は目ざましく早くも縣當局の
指導のもとに北川橋附近に町營
假住宅一棟を建築、とくに氣の
毒な縁故者のない罹災家族を収
容するほか災害地の半壞、修理
などにも重點を置き出來るだけ
復舊させる方針をとりその他の
地域にも假住宅早急建設が進め
られてゐる

救 援 へ 感 謝 錦町民總蹶起

北牟婁郡錦町では町役塲に災害
復興本部を置き吉田町長を陣頭
に不眠不休で罹災者の救護に挺
身中でこの悲しみから奮ひ起ち
新しき錦町に何年かゝつても不
屈の精神で貫徹すべく郡内町村
会の援護を切望してをり隣接町
村からの勤勞班の應援に地元民
は感謝の涙を流してゐる
なほ過般の震災に四学年以上
の学童五百人を無事に全部避
難させた紀伊長島校の御手柄
はいたく父兄たちから感謝さ
れてゐるがこれは空襲の待避
訓練を活かされたもので震災
後一部の父兄が兒童を受取り
に來たが■せず團體的に行動
し兒童は先生の敎へをよく守
つて避難したによるといはれ
てゐる

學童から震災地へ 草履と野菜を贈る

度会郡の震災被害地方へ發送す
る各方面から寄贈の衣類は■■
地方事務所へ續々と持ち込まれ
震災對策委員会係員の手で罹災
者へ配分してゐる、なほ郡下の
各國民學校學童が蒐集した野菜
類および草履などは二十四日被
害地へ發送した

こんどだけ特に舊正 復興途上の紀北で申合せ

北牟婁郡地方では決戰下に迎へ
る新年は災害復興途上にあるに
鑑み廿年度に限り新年行事は舊
暦を採用することに申合し、い
づれも復興鄕土の建設に総力を
あげて逞しく邁進することにな
つた

物亀山の石鳥居 い よ ゝ ゝ 姿 消 す

■■町の元能■野保■会で建設
した同町名物〝驛道の石鳥居〟
はこのほど災害に遭ひ撤去する
ことになつたが、人夫不足の折
柄相當困難が伴ふので關係者間
で對策を協議中

短 信

上 衣類九千點を發送
野 縣下の震災地へ贈る衣
市 料品は九千點■くに達
した、日婦市支部幹部が整理を
奉仕し近日發送する

震災義捐金寄附者芳名 廿五日正午現在

一千円 松阪市三重製皮附屬材
料工業施設組合▼一千円 津市
五軒町小松富治
累計金
二十八万四千百五十八円三十三錢