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補正予算必要ない 津波被災対策 首相、佐藤蔵相と一致

佐藤蔵相は二十五日午前の岸・川
島・佐藤会議のあと、引き続き首
相と津波災害対策で協議した。席
上蔵相は「被害はかなり広い地域
にわたっており、農業施設を含む
公共土木関係の被害は午前十一時
現在で約二十三億円である。国民
金融公庫、中小企業金融公庫など
の資金が十分あり、いまのところ
補正予算を組まなくとも予備費で
まかなえる」と報告、補正予算を
組まないことで意見が一致した。

 議運委の開会
 申し入れ 自民
衆院の荒船議運委員長は二十五日
午前十一時半、院内で社会党の柳
田秀一、下平正一両議運理事、民
社党の池田禎治理事と別個に合
い、清瀬議長の勧告に基づいて早
急に議運理事会あるいは同懇談会
を開くよう申し入れた。これに対
し、社会党は拒否し、民社党もす
ぐには応じられないとの態度を示
した。このため同日は理事会も同
懇談会も開会できなかった。

 審議に応ぜず
   社会、民社両党
社会党は二十五日午前の国会対策
委員会で太平洋岸の津波対策など
について協議した。その結果、建
設、社会労働などの常任委員会の
開会などには応ぜず、当面被害の
調査と予備費支出などによる緊急
対策に万全を期することを政府に
要求する方針を決め、また党に太
平洋津波対策特別委員会(委員長
日野吉夫氏)を設け1北海道2宮
城、岩手、青森3福島、茨城、千
葉4三重、和歌山の四地方に一班
四、五人の調査団四班を二十五日
派遣することにした。
 また民社党も同日午前の議員団
 総会で津波対策を検討したが、
 当面は予備費の支出などで救済
 すべきであり、正規の国会審議
 は再開すべきでないとの意見が
 強く、二十六日までは社会党と
 同一歩調をとっていくようであ
 る。

 委員長に大野副総裁
    自民津波対策特別委
自民党は二十五日の七役会議で津
波対策特別委員会を作り、委員長
に大野副総裁を当てることを決め
た。なお道、東北、近畿四国の三
被害地区に議員を派遣することも
決めたが、本道関係は服部安司
(奈良)田口長治郎(長崎一区)
秋山俊一郎(参、長崎)の三氏で
ある。

 民社党、被害
 地に議員派遣
民社党は
二十五日
午後、災害対策特別委員会(委員長
田中幾二郎氏)を開き、太平洋岸
の津波災害対策につき協議した結
果、二班の現地調査団を直ちに派
遣するとともに、政府に最大限の
予備金支出と農林漁業、商工業、
中小企業、生業資金関係の金融機
関への政府融資ソクの設定など万
全の行政措置を申し入れることを
決めた。
 なお東北、北海道へは小平忠、
 東隆、竹谷■太郎、武藤武雄、
 小松信太郎、田畑金光の各氏
 を派遣する。

慎んで 災害お見舞申し上げます

御地災害の実情を知り、皆様のご安否の
ほどを心からお案じ申し上げております
右とりあえず紙上をもってお見舞申し上
げます
     株式会社 北陸銀行
     頭取 田辺友太郎

慎んで水害お見舞申し上げます

御地津波による被災の実情を知り皆様の
ご安否の程を心からご案じ申し上げてお
ります
右とりあえず紙上をもってお見舞申し上
げます
     株式会社 三菱銀行
     頭取 中谷一雄