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一、總説

Array 昭和八年三月三陸地方ニ起リタル津浪災害ニ鑑ミ同地方ノ災害豫防對策ヲ樹立スル爲本調査ヲ施行シタルモノニシテ調査ニ關スル主要事項左ノ如シ

第一、調査方針
 一 水産關係ノ調査ヲ主眼トシ他ノ産業トノ關係竝ニ漁村全般ノ状況ヲモ充分考慮スルコト
 二 各被害部落毎ニ調査項目ニ依リ調査シ計畫ハ各町村毎ニ之ヲ樹立スルコト
 三 同一灣内ニ在ル町村ニ付テノ調査ハ各町村ノ關係ヲ考慮シ其ノ灣全體ヨリ見タル計畫ヲ基礎トシテ各町村ノ計畫ヲ樹立スルコト

第二、調査方法
 一 調査區域
 調査區域ヲ左ノ四區ニ區分スルコト
 第一區 宮城縣牡鹿郡鮎川村ヨリ本吉郡唐桑村ニ至ル沿岸(十五箇町村)
 第二區 岩手縣氣仙郡氣仙町ヨリ同縣下閉伊郡大澤村ニ至ル沿岸(十七箇町村)
 第三區 岩手縣下閉伊郡重茂村ヨリ同縣九戸郡久慈町ニ至ル沿岸(十三箇町村)
 第四區 岩手縣九戸郡夏井村ヨリ青森縣上北郡三澤村ニ至ル沿岸(十箇町村)
 二 調査班
 調査班ハ四班トシ各班ノ組織ハ左ノ如クスルコト
  水産局員 技手 一名 雇員 一名
  縣職員 技手 二名
 三 調査日數
     第一區 三週間
     第二區 四週間
     第三區 四週間
     第四區 二週間

第三、調査項目

甲 基礎的調査事項
 一 津浪襲來ノ方向及經路
 二 浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 三 津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等(例へバ護岸、船溜、船揚場、漁業組合事務所、共同販賣所、共同處理場、干場等)ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル漁船ノ定繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 四 各部落ニ於ケル主要漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數(漁獲物ノ數量及價額ニ付テハ最近三年間ノモノニ付調査スルコト)
乙 漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
 一 左記工作物ニ付調査スルコト
 (一)船溜
  (1)防波堤
   イ 位置(他ノ漁業共同設備、防潮林其ノ他トノ關係ヲ考慮スルコト)
   ロ 方向
   ハ 長サ
   ニ 巾及高サ
   ホ 構造概要
  (2)抱容面積竝ニ收容漁船數ノ豫想
  (3)附屬設備
   イ 魚揚設備(棧橋ヲ含ム)
   ロ 繋船設備
  (4)必要ナル經費概算
 (二)船揚場
   イ 位置(他ノ漁業共同設備、防潮林其ノ他トノ關係ヲ考慮スルコト)
   ロ 面積
   ハ 構造概要
   ニ 附屬設備(レール、卷揚機等)
   ホ 必要ナル經費概算
 (三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
   イ 位置(漁業共同設備ノ位置ハ海岸ニ近キ處ニ設置シ沿岸第一線ノ遮蔽物トスルヲ適當トスルモ漁村部落、船溜、船揚場、防潮林其ノ他トノ關係ヲ考慮スルコト)
   ロ 敷地及建物坪數
   ハ 構造概要(出來得ル限リ堅固ノモノトシ殊ニ基礎ヲ強固ニスルコト)
   ニ 必要ナル經費概算
 (四)護岸
   イ 位置(船溜、船揚揚、漁業共同設備、防潮林其ノ他トノ關係ヲ考慮シテ施設ヲ要スル部分ヲ明記スルコト)
   ロ 延長、高サ
   ハ 構造概要
   ニ 必要ナル經費概算
 (五)埋立
   イ 位置(船溜、船揚場、漁業共同設備、防潮林其ノ他トノ關係ヲ考慮シテ設備ヲ要スル部分ヲ明記スルコト)
   ロ 面積(漁獲物及漁具等ノ干場又ハ處理場トシテ必要ナル程度ヲ考慮シテ決定スルコト)
   ハ 必要ナル經費概算
 (六)防浪堤
   イ 位置(住宅地及漁業共同設備トノ關係、他部落トノ關係ヲ考慮スルコト)
   ロ 延長、幅員、高サ
   ハ 構造概要
   ニ 必要ナル經費概算
 (七)緩衝地區
   イ 位置(津浪ノ方向ト各種工作物トノ關係ヨリ考慮シテ適地ヲ決定スルコト尚常時ニ於ケル利用方法ヲ考慮スルコト)
 (八)警報装置、見張場、避難道路等ニ付テモ出來得ル限リ調査スルコト
 (九)以上各事項ニ對スル地元住民ノ希望事項
 二 漁村住宅ニ關スル事項
 (一)職業別戸數
 (二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
  イ 海岸ヨリノ距離
  ロ 海面ト土地トノ高ヲノ關係
  ハ 河川トノ關係
  ニ 交通關係
   以上ノ外移轉スべキ住宅地ニ付テハ左ノ事項ヲ調査スルコト
  ホ 移轉ノ棟數
  へ 必要面積
  ト 位置ノ決定(其ノ理由ヲ記載スルコト、平面測量、高低測量ハ土木課ニ依囑スルコト)
  チ 地質調査(地盤關係ヲ主トシテ調査スルコト)
  リ 用水調査
  ヌ 住宅地形成ニ要スル經費概算
 三 津浪災害豫防ニ役立チタル實例、逸話等ヲ出來得ル限リ蒐集スルコト

第四、調査上ノ注意
 一 各町村毎ニ被害調査表及町村略圖ヲ作成シ右町村略圖ニ被害状況、復興計畫ノ概要ヲ記入スルコト
 二 他ノ産業、防潮林、道路、住宅等トノ關係ヲ考慮スルコト
 三 防浪堤ニ付テハ其必要ノ有無及實施ノ能否ヲ考慮シ必要且可能ノモノニ付テノミ調査項目ニ付調査スルコト
 四 復興計畫ニ付テハ他ノ災害(崖崩レ、山津浪、山火事等ニ依ル災害)ヲモ充分考慮スルコト
 五 各調査項目ニ付明治二十九年ノ津浪ニ關スル事項ニ付テモ出來得ル限リ調査スルコト
 六 各調査班ノ連絡ニ付留意スルコト特ニ調査區域ノ境界ニ在ル町村ノ調査ニ付テハ充分連絡ヲ取ルコト

   本調査ニ從事シタル者ノ氏名左ノ如シ
    第一班 水産局員
         農林技手 大島養市
          雇   林吉一郎
        宮城縣職員
          技手  新妻憲祐
         農林技手 奥村芳定
    第二班 水産局員
         農林技手 鈴木退三
          雇   桑原清正
        岩手縣職員
         土木技手 片岡晴美
          同   古口藤平
    第三班 水産局員
          囑託  吉武正匡
          雇   村木文勇
        岩手縣職員
         土木技手 大沼浩
         農林技手 三浦等
          技手  盛合直五郎
    第四班 水産局員
         農林技手 田口完
          雇   後藤助吉
        岩手縣職員
         土木技手 片岡晴美
        青森縣職員
         土木技手 鈴木政雄

三陸地方津浪災害豫防調査復命書(第一區)

復命書

Array 三陸地方津浪災害豫防調査ノタメ調査區域第一區ニ屬スル宮城縣牡鹿郡大原村ヨリ本吉郡唐桑村ニ至ル三郡十三ケ町村及ビ亘理郡坂元村ニ出張之レガ調査ヲ了シ候ニ付別册及復命候也

   昭和八年十二月二十二日
       雇 林吉一郎
       農林技手 大島養市

   水産局長 戸田保忠殿

目次

一、緒言(調査順序及調査方法)…………………………………五
二、宮城縣ノ地勢並ニ沿岸地形海況ト津浪災害區域……………七
三、宮城縣水産業ノ現況ト漁業施設ノ概要………………………九
四、被害概況ヨリ觀タル津浪豫防施設ノ考察…………………一七
五、各町村被害状況ヨリ觀タル津浪豫防施設計畫ノ概要……二〇
六、第一區宮城縣津浪豫防計畫施設經費一覽表………………二一
七、結論……………………………………………………………二二
 (イ)計畫豫防施設ノ効果……………………………………二二
 (ロ)津浪豫防工作物構造ニ對スル技術的考察……………二三
 (ハ)豫防施設ノ漁業上ニ及ボス影響………………………二四
八、調査書…………………………………………………………二四

二、三陸地方津浪災害豫防調査報告(第一區)

一、緒言

 去ル昭和八年三月三日午前二時三十二分突如トシテ發生セル三陸沿岸ノ強震ハ狂暴ナル津浪ヲ伴ヒ同地方ニ近年稀ナル大慘害ヲ蒙ラシメタリ
 抑々三陸沿岸ノ地ハ本邦東北外側地震發生地帶ニ當リ而モ之レガ活動ハ周期的トハ云ヒ難キモ或年月ヲ經レバ必ラズ繰返スモノト稱セラル、加之海岸地形ハ津浪ヲ招來シ易キ特性ヲ有シ過去ノ歴史ニ徴シ之レヲ觀ルモ此種津浪ノ不時發生ハ當然豫期セザルベカラザルモノノ如シ
 而シテ天災ハ不可避ノコトニ屬ストハ云へ科學ノ進歩セル今日殊ニ國民經濟ノ逼追セル現時ニァリテハ此種災害ニ依リ被ムル損失ヲ能フ限リ尠少ナラシムル方策ヲ講ズルノ要アルハ言ヲ俟タザル處ナリ此際確固タル津浪豫防對策ヲ考究シテ同地方沿岸住民ノ生命財産ノ擁護竝ニ地方産業ノ進展ヲ圖ルハ最モ緊要ナルコトナリ今同本省ニ於テ同地方津浪災害豫防調査企圖セラレ本局ニ於テハ青森岩手及宮城三縣下ノ沿岸被害漁村ニ付キ同調査施行セラルルニ當リ小官等依命第一區即チ宮城縣牡鹿郡大原村ヨリ以北本吉郡唐桑村ニ至ル沿岸十三ケ町村及亘理郡坂元村ヲ併セ十四ケ町村七十三部落ニ付八月十七日ヨリ九月十一日迄約三週間ニ亘リ實地踏査ヲナシ茲ニ本復命ヲナスニ至リタルモノナリ

   調査ノ順序
 本調査ハ八月二十日牡鹿郡大原村ヨリ始メ左ノ行程ニ依レリ
   調査方法
 各町村長ヨリ部落ノ被害状況竝ニ其漁業状態其他ヲ聽取シ之レニ依リ調査スべキ部落ヲ定メ更ニ町村吏員及部落有力者ヨリ實地ニ付キ津浪ノ方向、經路 高サ竝ニ豫防施設ニ對スル希望等ヲ聞キ之レヲ參考トシテ其地ノ地形海況ヲ觀察シ尚防潮林施設計畫及災害復舊工事竝ニ時局匡救事業諸工事等ヲ考慮シ其地ニ適スル施設計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見積リタルモノナリ
 津浪ノ方向、經路及高サニ就テハ調査當時ハ既ニ相當ノ日數ヲ經過シヰタレバ津浪襲來ノ痕跡殆ド不明瞭ニシテ且ツ地元民ニ於テモ甲、乙其云フ處ヲ異ニシ推定ニ困難ヲ感ゼシモ之レヲ參考トシテ海ノ深淺、陸地ノ起伏、漂着物ノ位置等ヲ觀察シ之等ヲ綜合シテ推定セルモノナリ

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調査行程表

二、宮城縣ノ地勢竝ニ沿岸地形海況ト津浪災害區域

 宮城縣ハ奧羽地方東側中央部ヲ占メ二市十六郡ヲ管轄シ面積四百七拾一方里餘ニシテ西ハ山嶽連互シ奧羽山脈ヲ以テ秋田、山形ノ二縣ヲ劃シ南ハ福島縣ニ接シ北ハ岩手縣ニ界ス東部一帶ハ太平洋ニ面シ沿岸百五十八里長濱曲浦相連ル東端ニ牡鹿半島突出シ仙臺薄ヲ擁シ半島ノ先端ニ近ク孤島金華山アリ
 牡鹿半島以北ノ沿岸ハ連峰重疊セル北上山系ノ根尾太平洋ニ沒シ山谷直チニ海ニ迫リ其儘岬角トナリ大小ノ谿谷ハ水ヲ浸シ灣ヲ構成シタルモノニシテ水深大ニシテ灣内海面ノ動揺少ナク商漁船ノ出入碇泊繋留ニ適スル天惠ノ良港多シト雖モ所謂凹凸激シキ「リアス」式海岸ニシテ極メテ津浪ヲ誘導シ易キ地形ナリ石卷灣及松島灣以南ノ沿岸ハ地形全ク之レト異ナリ廣渺タル遠淺砂濱ヲ形成ス石卷灣一帶ハ東方牡鹿半島及網地島ニ包擁サルルモ南風時化ニ際シテハ海岸巨浪激シク松島灣ハ鳥嶼點在シ荒天時ニ於テモ波浪ノ影響少ナク南部沿岸一帶ハ東方外海ニ開放直面シ四時波浪高シ
今囘ノ津浪ハ別圖津浪到達作圖(石卷測候所發行宮城縣下ニ於ケル三陸沖強震及津浪調査報告ニ依ル)ニ示ス如ク宮城縣全沿岸ニ及ボシタルモノナルガ牡鹿半島及其以北ノ沿岸三郡十四町村竝ニ本縣ノ最南端ニ位シ牡鹿半島ノ被覆ヲ脱セル亘理郡坂元村ノ一部最モ被害甚シ

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津浪等到達線作圖
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地図 宮城縣津浪災害調査地及豫防施設地一覽圖

三、宮城縣水産業ノ現況ト漁業施設ノ概要

(A)一般的概況
 本縣沿岸線ハ延々百五十八里餘ニシテ沿海六郡四十三ケ町村ニ亘リ海岸屈曲多ク漁業根據地トシテ天惠ノ港灣少カラズ沖合ハ寒暖両潮交流錯綜シ所謂金華山沖ノ好漁場ヲ控ヘ各種水族ノ回游頗ル多シ陸ニハ北上、阿武隈、鳴瀬、名取等ノ大河アリ淺海池沼ノ養殖ニ適スルモノ亦尠カラズ
 斯ノ如ク本縣水産業ハ有利ナル地位ヲ占ムルヲ以テ漸次發達ノ機運ニ向ヒ昭和六年度ノ統計ニ示ス所左ノ如シ
  水産業者 業主 一〇、一二四人 被傭者 二三、〇四三人
  漁獲高 九、八三九、八六一圓
  製造高 六、〇六一、九四三圓
  養殖高 一四四、六〇二圓
  計 一六、五八六、四〇六圓
  發動機付漁船數 六九〇隻
  和船數 七、二八九隻
 右ノ如ク本縣ニ於ケル水産業ノ生産高千六百六拾萬圓ニ達シ本邦有數ノ水産縣ナリト稱シ得べキモ縣下漁村ノ實状ヲ見ルニ名實相伴ハザルモノァリ即チ漁業組合ノ改善、漁業施設ノ充實、漁獲物ノ處理製造法ノ改良、販路ノ擴張、水産増殖ノ奬勵陸上運輸機關ノ整備並ニ餘剰勞力ノ合理化等幾多改善擴張ヲ要スルモノァリ本縣水産業ノ前途頗ル多端ナリト云フベシ
(B)本縣ニ於ケル主要漁業(宮城縣水産業大勢拔萃)
(イ)遠洋漁業
 遠洋漁業トシテハ
  一、鰹釣漁業
  二、捕鯨業
  三、機船底曳網漁業
  四、鮫刺網漁業
  五、鮪延繩漁業
等アリ
 一、鰹釣漁業 漁業ノ時期ハ五月ヨリ十月迄ニシテ漁場ハ千葉縣銚子沖合二百浬位ノ處ヨリ漸次北方ニ進ミ青森縣沖合ニ至ル、一ケ年ノ漁獲高昭和六年度ニ於テ二百二十萬圓ニシテ本縣漁業ノ首班タリ、之ニ從事スル發動機船約二百五十隻主トシテ本吉、桃生、牡鹿三郡ノ漁船ナリ本業ハ活鰮ヲ餌トシ釣獲スルモノニシテ一隻ノ乘組員三十人乃至四十人ナルヲ以テ漁期中ノ經費一隻平均一萬圓内外ヲ要シ漁獲高一萬五千圓乃至三萬圓ヲ揚ゲツツアリ
 二、捕鯨業 現今本縣鮎川港ヲ根據地トシテ捕鯨業ニ從事スルモノ左ノ如シ
  東洋捕鯨株式會社 鮎川事業場 五隻
  大東捕鯨株式會社 同 二隻
  遠洋捕鯨株式會社 同 一隻
  鮎川捕鯨株式會社 同 一隻
 之等ノ捕鯨船ハ何レモ鋼鐵船九十噸乃至二百噸級ノモノニシテ無線電信ヲ設備セルモノアリ鮎川ヲ根據卜シテ三百浬内外ノ沖合ニ出漁シ「ノールウエー」式捕鯨法ニヨリ多キハ四、五頭モ同時ニ獵獲シテ之ヲ曳航シツツ根據地ニ歸レバ直ニ陸上ニ曳揚ゲ解剖夫ニヨリ二時間位ニテ完全ニ處理セラル
 鯨ハ抹香鯨最モ多ク長須鯨、鰮鯨、坐頭鯨等之レニ次ギ一ケ年ノ漁獲頭數七百頭位金額八十萬圓位トス
 鮎川捕鯨會社ハ地元鮎川村民ノミヲ以テ組織シタル本縣唯一ノ捕鯨會社ニシテ大正十四年ニ創立セラレ抹香鯨ノミヲ獵獲スルニ百噸級捕鯨船一隻ヲ有ス
 金華由沖合ハ捕鯨漁場トシテモ東洋第一ニシテ全國三十隻ノ捕鯨船中九隻迄此漁場ニテ活動シツツアリ
 三、機船底曳網漁業 漁期ハ九月ヨリ翌年五月ニ至リ漁場ハ福島縣沖合ヨリ青森縣沖合ニ至ル距岸三十浬内外水深五十尋乃至三百尋ノ所トス從業船數約三百隻船體二十噸乃至八十三噸ニシテ一隻ノ乘組員十三、四人ナリ、漁獲物ハ海底ニ棲息スル鰈、鮃、鯛、かながしら、鮫、目抜、赤魚、きつじ等ニシテ一漁期ノ經費七千圓乃至一萬三千圓位ナリ
 名取郡閑上、亘理郡荒濱ノ漁村ハ周年本漁業ニ依リ生計ヲ維持シ其成績良好ナリ一ケ年ノ總漁獲高約二百萬圓ニシテ、山口長崎等ニ次ギ盛ナリ
 四、鮫刺網漁業 漁期ハ一月ヨリ三月迄ニシテ漁場ハ金華山ヲ中心トスル本縣沖合三十浬内外ノ處ニシテ水深百乃至二百五十尋ノ處トス、從業船數百三十隻内外本吉、牡鹿両郡最モ盛ニシテ船體十三噸乃至十八噸、一隻ノ從業員十四、五人一ケ年ノ總漁獲高約八十萬圓一隻當リ五、六千圓乃至九千圓ニシテ一漁期ノ經費約三千圓トス
 本漁業ハ十三人位一組トナリ多クハ漁船ヲ借入レ漁具ハ各人持寄リ共同經營ヲナス、網一反ノ長サ二十二、三間各人六反宛持寄ル外ニ二反ヲ加へ一囘八十反ヲ刺込ムモノトス而シテ各持寄ノ網ニ掛リタル魚ハ其網ノ所有者ノ所得トス
 本縣ニ於ケル獨特ノ經營方法ナリ
 此鮫ハ竹輪蒲鉾ノ原料トナルモノナリ
 五、鮪延繩漁業 漁期ハ十月ヨリ翌年三月ニ至リ鰹釣漁業ノ絡了後本漁業ニカカルモ漁場ハ北海道釧路沖合ヨリ神奈川縣三崎方面及八丈島附近ニ亘リ距岸二百浬内外ノ處トス從業船數七十隻位船體十八、九噸乃至五十噸ニシテ一隻ノ乘組員十二、三人乃至二十人一ケ年ノ總漁獲高七十萬圓一隻當リ六、七千圓ヨリ一萬數千圓ニ及ブ一漁期ノ經費一隻當リ四、五千圓ヲ要ス
(ロ)定置漁業
 沿岸ニ於ケル定置漁業ノ主ナルモノハ鮪大謀網、筒伏網、角網、器械網、●簗類漁業等ニシテ鮪大謀網ハ牡鹿、本吉両郡ニ多ク共數四十統位ニシテ四月ヨリ九月迄ヲ漁期トシ漁獲物ノ主ナルモノハ鮪、鰤、鯛、鯖、鰮等トス、企業費普通ノモノニテ一萬四、五千圓ヲ要シ漁獲高一漁期間二萬圓内外ナリ優良漁場ニテハ六、七萬圓ノ漁獲アリ
 筒伏網ハ總數六十統位アリテ牡鹿郡其ノ過半數ヲ占メ五月ヨリ十月迄ヲ漁期トス漁獲物ハ鰹釣漁業ノ餌料タル鰮ヲ主ナルモノトス企業費普通五千圓内外一漁期ノ漁獲高七、八千圓トス
 角網ハ總數七十統位アリテ牡鹿、宮城、名取郡ニ多ク行ハレ五月ヨリ十一月頃迄ヲ漁期トス漁獲物ハ鯛、鮭、鱒、鯖、鮪等ヲ主トシ企業費千圓乃至三千圓漁獲高一漁期間千五百圓乃至五千圓トス
 器械網ハ總數百位アリ本吉、牡鹿両郡ニ於テ最モ盛ニ行ハル九月ヨリ翌年七月頃迄ヲ漁期トシ鮭鱒、福來等ヲ主ナル漁獲物トス企業費ハ千圓内外ニシテ一漁期間ニ千五百圓乃至三千圓ノ漁獲ヲ揚グ
 落網ハ鮪、鱒、鰮等ヲ目的トシテ近時盛ニ行ハルルニ至リタルモノニシテ漁期ハ四月ヨリ十月迄トシ本吉、桃生、牡鹿ノ諸郡ニ多シ其數五、六十統ヲ算ス、企業費ハ規模ノ大小ニ依リ甚シキ柑違アリ小ハ五、六百圓ヨリ大ハ二萬圓位迄トス從テ漁獲高ノ如キモ千圓内外ヨリ數萬圓ヲ揚グルモノアリ
 其他小鯛、福來、鰮、鯖等ヲ漁獲スル水晶形器械網及鱸、鰈等ヲ漁獲スル壷網ノ如キモノアリ
(C)水産製造業
  一、鰹節
  二、竹輪蒲鉾
  三、罐詰
  四、海參鱶鰭
  五、魚油
  六、淺草海苔
  七、食鹽
  八、鯛味噌
 一、鰹節 年産額三十萬貫二百五十萬圓ニ上リ明治四十年頃ヨリ製品ノ改良ニ力ヲ致シタル結果品質著シク改善セラレ東京關西方面ノ取引業者ニ漸ク重視セラルルニ至レリ製造地トシテハ氣仙沼町、十五濱村、渡波町、石卷町、女川町、鹽釜町等最モ盛ナリ
 二、竹輪蒲鉾 本縣特産トモ稱スベキモノニシテ原料ニハ本縣ニ饒産スル油鮫ヲ使用シ年産額約二十五萬凾(一凾二三四本入)總價格二百萬圓内外ニ達シ其製造ハスベテ機械力ヲ應用シ價格低廉ナルヲ以テ販路始ンド全國ニ行渉レリ、氣仙沼町ハ本縣産額ノ約半額ヲ占メ品質ノ優良ナルコト既ニ大阪方面ニ定評アリ
 三、罐詰 鰹、鯨、鮑其他鯖、鰮等ヲ原料トシ鮑ヲ除ク他ハ總ベテ昧付罐詰トシテ製造セラル、鮑ハ水煮トシテ味ヲ付セズ支那輸出向トシテ製造セラル
 一ケ年總生産額百萬圓内外ニ達ス、工場數二十一ケ處アリ本吉、牡鹿、両郡最モ盛ニシテ宮城郡之レニ次グ
 四、海參鱶鰭等 乾鮑等ハ支那輸出向トシテ其製造額約二十萬圓ニ達シ鱶鰭乾鮑等ハ本吉、牡鹿、桃生ノ三郡ニ多ク海參ハ全沿岸ニ産ス
 五、魚油 歐米輪出向トシテ年産額約五十萬圓ヲ産ス、種類ハ鯨油又ハ鮫油ヲ主トシ鰹、メロード油之レニ加ハル
 六、海苔 氣仙沼灣ニ産スルモノ最モ多ク其産額年々十七、八萬圓ニ達シ北海道、北陸、東北地方ニ販路廣シ
 七、食鹽 牡鹿郡渡波町、桃生郡野蒜村ニ鹽田アリ一ケ年生産高約三十四萬圓アリ
 八、鯛昧噌 仙臺名物トシテ市内ニ於テ生産セラル製造家十數戸アリ土産物トシテ其産額十萬圓内外ニ達ス外ニ石卷町ニモ二、三ノ製造家アリ
(D)水産養殖
  一、海苔
  二、牡蠣
  三、鰻
  四、鯉
  五、鮭
 一、海苔 本吉郡氣仙沼灣ヲ最トシ牡鹿郡万石浦之レニ次グ九月頃ヨリ●建ヲナシ翌年一月ヨリ採取シ始ム産額ハ製品トシテ既ニ記述セリ
 二、牡蠣 松島灣ヲ第一トシ万石浦之レニ次グ近時垂下式養蠣法實施セラレ其成績頗ル良好ニシテ從來養蠣ノ行ハレザリシ氣仙沼灣ニ於テモ該方法ニ依リ盛ニ養蠣ヲ實施シツツアリ、一ケ年ノ總生産額現今五十萬圓ト稱セラル
 販路ハ主トシテ東京方面及仙臺地方トス、近年種牡蠣ハ内地各縣ハ勿論遠ク米國ヘ移殖用トシテ輸出セラレ世界的ニ名聲ヲ博スルニ至レリ
 三、鰻 本縣内各地ニ養殖セラルルモ宮城郡蒲生附近最モ盛ナリ産額三萬圓内外ニ達シ主ニ北海道、東京地方ニ販出セラル
 四、鯉 刈田郡白石町附近ヲ最トシ年産額僅ニ二萬圓内外ナルモ近時農家ノ副業トシテ稻田ヲ利用シ養殖セラルルニ至リタルヲ以テ將來相當ノ産額ヲ擧ゲ得ルニ至ルベシ
 五、鮭 鮭人工孵化事業ハ明治三十年以前ヨリ縣ニ於テ北上、名取、阿武隈等ノ支流及小泉川等ヲ選定シ繼續試驗ヲ實施セル結果漸ク民間ニ之ヲ計畫スルモノアルニ至リ大正五年ニハ本吉郡ニ於テ五ケ所ノ孵化場ヲ設置スルニ至リタルモ何レモ經費貧弱ナル爲充分ノ成績ヲ擧グルニ至ラズ依テ昭和二年度ニ於テ水産試驗場豫算ヲ追加シ政府ノ獎勵金交付ト相俟テ北上川支流ノ二俣川及志津川町水尻川ニ縣營孵化場ヲ設ケ專任技術員ヲ置キ奨勵シツツアリ昭和三年度ニ於テハ阿武隈川丸森名取川ニ孵化場ヲ増設セリ
(E)漁業施設ノ概要
 凡ソ漁船ノ出入碇繋又ハ避難ニ便利安全ニシテ漁獲物ノ陸揚、處理、販賣、搬出ニ便ナルノミナラズ其他漁業經營ニ必要ナル物資供給ニ便ナル施設ナクバ到底水産業ノ發展ハ期待シ得ラレズ
 本縣沿岸漁村ニ於ケル之等ノ施設ヲ見ルニ二、三ノ漁港ヲ除ク外各漁業地ニハ殆ンド見ルベキモノナク殊ニ漁業ノ基礎的設備タル漁船ノ船溜及船揚場極メテ乏シク一朝時化ニ際會スル時ハ小漁船ハ道路或ハ宅地ノ空所ニ曳揚シ大型漁船ハ激浪ヲ冒シ避難場所ニ遁入スルノ實状ニアリ又陸上漁業施設及接岸設備等ニアリテモ住宅海岸ニ密集シ土地狹隘ナルタメ見ルベキモノナク殊ニ漁獲物ノ乾燥、處理、漁網ノ乾燥ニ多大ノ困難ヲ感ズル状態ニアルノミナラズ船着、魚揚設備等ヲ有スル漁村ハ極メテ稀ナリカカル現状ニアルヲ以テ漁業進展上之等施設ヲ充實セシムルハ緊急ノ要アリト認メラル
   宮城縣ノ漁港及漁船船溜設備
 在來商漁港
   鹽釜港
   石卷港
   渡波港
   荻濱港
 現在設備中ノ漁港
   女川港
   氣仙沼港
   鮎川港
 現在工事中ノ船溜
   津本、塚濱、泊、吉田、花淵
 右船溜ノ外目下時局匡救事業トシテ小規模ノ船溜工事施行中ノモノ數ケ所アリ之等設備ノ完成ハ一日モ早キヲ要スルモノト認メラル

四、被害概況ヨリ觀タル津浪豫防施設ノ考察

 今囘ノ津浪ニ依リ災害ヲ被リタルハ五郡二十ケ町村ニ亘リ就中被害激甚ナリシハ本吉郡唐桑村、歌津村、十三濱村、牡鹿郡大原村及桃生郡十五濱村等ナリ
 今縣下全般ニ亘ル被害状況ヲ表示スレバ左ノ如シ
 各被害地踏査ノ結果案ズルニ各被害地ハ三十七年前明治二十九年六月ノ大津浪ニ於テ今囘ニ劣ラザル大慘害ヲ被リ之レガ災害ニ鑑ミ護岸堤防等相當ノ豫防施設ヲナシ或ハ住宅ノ高所移轉ヲ實行シタル部落アリタリト雖モ極メテ少數ニシテ大部分ノ被害地ハ津浪ニ對シ何等ノ考慮モ拂ハレザリシガ如シ
 慘状ヲ見ルニ住宅高所ニ移轉セル部落ハ完全ニ災害ヲ免レタルモ豫防施設ニ依リ慘害ヲ免レタリト認メラルル處ハ三四ケ所ニ過ギズ其他ハ初囘津浪ニ依リ破壞サレ或ハ構造不充分ナリシタメ効果少ナク僅ニ災害ノ程度ヲ輕減セシメタルノミニシテ技術上甚グ遺憾ノ點多シ依テ豫防施設ハ各部落ニ普遍的ニ配備シ且ツ施設工作物ノ構造設計ニハ研究改良ノ餘地アリ
 一面漁業ハ日ニ月ニ變遷シ殊ニ最近十ケ年ノ進歩ハ著シキモノアルニモ拘ラズ沿岸漁村ニ於ケル漁業施設ニ在リテハ前項記述ノ如ク極メテ遲レ居ル現状ニシテ若シ漁業ノ進展ニ伴ヒ漁船ノ收容設備或ハ漁獲物ノ處理場、漁網ノ乾燥場等ノ施設ヲ整備シアリタリトセバ斯クノ如キ大慘害ヲ招カズ被害モ比較的輕微ナリシト思料セラル
 惟フニ津浪ハ自然現象トシテ其發生ヲ阻止スルコトハ不可能ナルモ之レニ伴フ動水勢力ヲ防遏シ人命財産ニ對スル被害ヲ防止スルコトハ強チ不可能ニアラズ然レドモ過去ノ經驗ニ徴シ幾十年目カニ襲來スル津浪ニ對シ莫大ナル經費ト煩雜ナル努力ヲ拂ヒ之ガ災害ヲ完全ニ防止セントスルコトハ財政上到底許サレザルコトナヲト思料セラル殊ニ本縣沿岸ハ一般ニ地形急峻且ツ灣内水深大ナレバ津浪ヲ絶對的ニ阻止スルガ如キ施設計畫ハ經濟上不可能ナルコトニ屬ス依テ之レガ豫防計畫樹立ニ當リテハ地形海況ヨリ見テ經濟的ニ實施可能ノモノノミニ止メ一般的漁業状態ヨリ見テ必要ナル設備ノ配備ニ依リ常時之レヲ利用セシメ漁業ノ進展ヲ圖ルト共ニ一朝津浪ニ際シテハ之等設備工作物ニ依リ津浪ノ破壞力ヲ可及的ニ減殺シ以テ被害ヲ輕減セントスル方策ヲ最モ適當ナリト信ズ
 即チ之レガ具體的方策ヲ示セバ地形ノ許ス限リ防波堤ヲ築設シ船溜場ヲ造成セシメ津浪ヲ直接之レニ當ラシメ波力ヲ殺減シ更ニ接岸設備トシテ護岸埋立ヲ施行シ以テ津浪餘力ヲ第二段ニ防遏シ陸上ニ押上リタル津浪ノ破壞力ヲ消滅セシムルト共ニ事情ノ許ス限リ漁村住宅ヲ今囘ノ浸水區域外ニ移轉セシムルコトハ津浪豫防上萬全ノ方策ナリト思惟ス
 又人命及家屋、家財ト共ニ被害多カリシ漁船ニ對シテハ常時之レガ收容スベキ船揚場ノ位置竝ニ碇繋スべキ位置ヲ考慮シ一朝災厄ニ際會シテモ全壞竝ニ流失ノ厄ヲ免カラシムベキナリ

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町村被害状況表

五、各町村被害状況ヨリ觀タル津浪豫防施設計畫ノ概要

 各町村ニ於ケル被害状況ヲ見ルニ漁業上主要ナル部落ハ戸數人口、漁業施設、漁船漁具等モ多ク從ツテ之等部落ニ於ケル被害ハ別表一覽表ニ示ス如ク一般ニ多キノミナラズ從來天然ノ地形ニ委ネ防波設備ナク一朝時化ニ際會センカ漁船ノ避難ニ非常ナ困難ヲ感ジツツアル現状ヨリ見テ優先的ニ豫防施設ノ必要アルベク之等ハ地形ノ許ス限リ防波堤ニヨリ船溜ヲ造成シ津浪豫防ノ目的ニ副ハシムルト共ニ時化ニ於ケル漁船ノ安全碇繋ニ供シ又接岸設備トシテ魚揚護岸、荷揚階段ヲ築設シ津浪餘力ヲ第二段ニ防遏シ其背部ハ之レヲ埋立、網干場或ハ漁獲物ノ乾燥處理ニ供セシムル外一部ハ更ニ同地ノ漁業進展上心要ナル共同製造場、販賣所及倉庫ノ敷地ニ充ツルコトトセリ
 尚右以外ノ部落ニ於テモ其被害程度及現在將來ノ漁業状勢ヲ考慮シ地形状態ト相俟ツテ或ハ前同様防波堤並ニ埋立其他漁業共同設備ヲ施設スルノ要アルモノアリ又沿岸開放ノ度甚シク或ハ沿岸水深極メテ大ナル個所或ハ漁船ノ大サ等ニ依リ漁船ノ收容ハ船揚場ニ依ラザルべカラザルモノアリ而シテ之レガ位置モ津浪ノ方向經路竝ニ漁船ノ押流状態ヲ考慮シ津浪主動方向ヲ避クルト共ニ後方ノ地域ニ建物其他漁船破損ノ原因トナルベキ工作物ナキ場所ヲ撰ビタリ

六、第一區宮城縣津浪災害豫防計畫施設經費一覽表

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第一區宮城縣津浪災害豫防計畫施設經費一覽表

七、結論

(イ)計畫豫防施設ノ効果
 津浪ノ水勢力ヲ逐次減殺セシムルニ當リ劈頭灣形ヲ包擁スル防波堤ヲ以テ其破壞暴力ヲ削減シ次デ接岸設備タル魚揚護岸或ハ埋立護岸ヲ以テ第二次的ニ勢力ヲ阻止シ陸上ニ打寄スル餘勢ハ更ニ共同製造所、倉庫、販賣等ノ堅牢ナル建物ヲ以テ完全ニ波力ヲ減殺セシメントスルモノニシテ其効果ハ從來ノ工作物ノ配置及構造ニ技術上一段ノ改良ヲ加フレバ相當顯著ナルモノアルベク尚之レガ實例ヲ見ルニ被害箇處中現存セル
  歌津村名足部落埋立護岸
  志津川町埋立護岸
  御岳村大澤部落道路護岸
  階上村森及森合両部落一帯ノ波除護岸等ハ當時ノ津浪防止ニ對シテハ極メテ効果アリタルモノト認メラレ該部落ノ被害ハ主トシテ咄嗟ノ場合處置ノ行届カザリシ漁船ノ流出竝ニ家屋床下浸水ノ程度ニ止リタリ
(ロ)津浪豫防工作物構造ニ對スル技術的考察
 津浪豫防上施設スベキ工作物ハ既ニ各項ニ於テ縷述セシ如ク防波堤、埋立護岸、船揚場等ニシテ被害地ニ於ケル之等工作物ノ破壞状況竝ニ之レガ構成用材及施行法等ヨリ見テ津浪ニ對スル工作物ハ從來ノ構造設計ニ相當多クノ改良ヲ加フルニ非ザレバ其効果大ナラザル如ク思料セラル
(a)石材撰定ノ必要
 抑々宮城縣金華山以北ノ沿岸ヲ構成スル地殻岩層ハ中生代ニ屬スル粘板岩ニシテ所々ニ同地質時代迸入ニヨル火成岩露出シ實地踏査ノ際各地ノ岩石ヲ調査シタル結果殆ド一様ニ同性質ノ粘板岩ト認メラレ一部女川、小乘部落方面ニ砂岩質硬質砂岩ノ石材ヲ認ムルノミナリ而シテ粘板岩ハ其性質板状剥離シ易ク採集ニ當リテハ塊状ノモノヲ得ルニ困難ナルノミナラズ積石形状ニ加工スルコト又困難ニシテ土木工事殊ニ防波堤竝ニ石積工事用材トシテ良好ナリト云ヒ難シ
 殊ニ十五濱村明神、雄勝地方ニ産スル粘板岩ハ特ニ其性質甚シク之等ハ所謂石版石(スレート)トシテ屋根葺材、硯石等ニ仕上ゲラルルヲ以テ著名ナリ
(b)構造改良ノ必要
 從來ノ防波堤船揚場或ハ護岸工事及目下工事中ノ之等工事ノ大部分ハ石材ヲ容易ニ得ラレ經濟的ニ施行シ得ラルル點ヨリ地元産ノ石材ヲ其儘使用シ居ル現状ニシテ今囘津浪ニ依リ破壞サレタル状態ヨリ見ルモ特ニ護岸、防波堤等ニ同地方産石材ヲ使用スルコトハ相當考慮ヲ要シ防波堤ノ堤式ハ純捨石堤ハ勿論廢止スベク又混成堤ヲ設計スル場合ニアリテモ捨石部ハ許ス限リ低クシ其被覆部ハ「コンクリート、ブロツク」ヲ使用スル等改良ヲ要スベキナリ
 又本石材ヲ使用スルニ當リテハ石積、張石等ハ之レヲ胴込「コンクリート」多量ナル練積、練張トナシ裏込石材モ相當厚サニ詰込ムヲ要スルモノト認メラル
(ハ)豫防施設ノ漁業上ニ及ボス影響
 實地踏査セル各部落ニ於テ津浪豫防上必要ナル施設ノ漁業上ニ及ボス影響ヲ考察スルニ之レガ完成ノ曉ニハ日々ノ出漁、歸帆漁獲物ノ陸揚、漁船ノ繋留、曳揚等ニ利便多ク漁業能率ヲ増進シ漁業ノ進展ニ好影響ヲ與ヘ又之レヲ縣一般ヨリ見ルモ沿岸各地ニ漁業設備充實スル時ハ沖合ニ出漁スル外來船ノ寄泊漁獲物ノ水揚ヲ誘發シ一朝時化ニ際シテハ避難ヲ容易ナラシメ遭難ヲ防止スル等漁業上ニ及ボス好影響甚大ナリト思料セラル

八、調査書

牡鹿郡大原村

一、位置地勢
 大原村ハ宮城縣ノ東部牡鹿郡ニ屬シ牡鹿半島ノ中部ヲ占ム東ハ鮫ノ浦灣ヲ擁シテ太平洋ニ臨ミ西ハ石卷灣ニ面ス南ハ同半島ノ南端鮎川村ニ隣接シ北ハ山岳ヲ以テ女川町及荻濱村ニ界ス
 本村ハ東海岸ノ鮫ノ浦、大谷川、谷川、泊、新山、寄磯、前網ノ七部落及西海岸ノ小網倉、大原、小淵、給分ノ四部落ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ニ於ケル漁業ハ本村産業ノ大半ヲ占メ漁獲年額二十二萬圓餘ヲ算ス、漁業ハ殆ド沿岸漁業ニシテ鰮、鮑、海苔、若布ヲ主トス
 而シテ漁獲物ハ一部ハ製造加工ノ上仲買人ノ手ヲ經テ大阪、名古屋方面ニ販賣スルモ大半ハ水揚ノ都度石卷、鹽釜及女川ノ各市場ニテ販賣ス
一、被害状況
 本村十一部落中災害ヲ被リタルハ鮫ノ浦灣及大原灣沿岸ノ六部落ニシテ就中被害激甚ヲ極メタルハ鮫ノ浦灣奥ノ谷川鮫ノ両部落ニシテ又大原灣ニ面スル小網倉、小淵兩部落モ相當ノ被害ヲ受ケタリ
 被害状況次表ノ如シ
   大原村震災海嘯被害高調
 一金四拾四萬八千二百二拾七圓 總額
  内譯
 一金拾八萬六千參百六拾圓 水産業被害高
 一金貳萬六千五百五拾七圓 農業被害高
 一金壹萬參千参百圓 商工業被害高
 一金拾參萬參千四百拾圓 住家器具什器
 一金八萬八千六百圓 道路堤防其他
               以上
一、水産業關係被害高調
一、水産關係災害内譯
 一、發動機漁船
   流失 五噸未滿 一六艘 二十噸未滿 一艘
   破損 〃 三艘 〃 四艘
   損害額 壹萬九千八百圓
 一、和船
   流失 八九艘
   破損 二三艘
   損害額 壹萬五百七拾圓
 一、漁具
   流失 定置漁業筒伏 九統 參萬壹千五百圓
      落網 二五統 貳萬圓
      鰮掬網 七五組 貳千貳百五拾圓
      刺網類 六百反 七千貳百圓
      船曳網 七張 四千八百圓
      其他ノ漁器 貳萬貳千圓
   破損 同     八百五拾圓
   損害額計 八萬八千六百圓
   船溜船揚場 壹萬九千六百九拾圓
 一、製造加工場 四十ケ所
   損害見積額 壹萬六千圓
 一、製造物鰮粕 五千俵 貳萬圓
   鰮煮干 壹千貫 六百圓
   鰮鹽干 貳萬貫 參千圓
   損害見積 金貳萬參千六百圓
 一、養殖設備及養殖物
   海苔簀立 一ケ所 參千圓
   牡蠣養殖 一ケ所 壹千五百圓
   養殖物 海苔、牡蠣、 壹千圓
   築磯 貳千貳百圓
   損害額 金七千七百圓
二、農業關係災害内譯
 イ、田ノ部
   流失欠壞 六町
    此損害高 金六千圓
   土砂浸入 拾四町五反
    此損害高 金七千貳百五拾圓
    合計 金壹萬參千貳百五拾圓
 ロ、畑ノ部
   流失欠壞 壹町貳反
    此損害高 金七百貳拾圓
   土砂浸入 參町七反
    此損害高 金參百七拾圓
    合計 壹千九拾圓
 ハ、桑園ノ部
   土砂浸入 壹町
    此損害高 金八百圓
 ニ、農具ノ部
   流失器具
    此損害見積 金參千五百拾圓
 ホ、蠶具流失
    此損害見積 金四千八百八拾七圓
 へ、納屋肥料舎 貳拾四棟
    此損害見積 金壹千九百貳拾圓
 ト、畜類流失
    馬 九頭 此損害見積 金九百圓
    豚 二十頭 此損害見積 金貳百圓
    合計 金壹千百圓
  總計 金貳萬六千五百五拾七圓
三、商工業被害高内譯
 イ、商品ノ部
     此損害 金八千五百圓
 ロ、店輔器具ノ部
     此損害 金四千八百圓
     合計 金壹萬參千參百圓
四、住家器具什器被害内譯
イ、流失住家 四十戸
     此損害 金四萬八千圓
ロ、全潰住家 三戸
     此損害 金四千八百圓
ハ、半潰住家 四戸
     此損害 金六千圓
ニ、床上浸水 八十九戸
     此損害 金壹萬七千八百圓
ホ、床下浸水 二十八戸
     此損害 金千四百圓
へ、器具什器其他
     此損害 金參萬貳千八百圓
     合計 金拾壹萬八百圓
ト、非住家 百五十一棟
     此損害 金貳萬貳千六百拾圓
     總計 金拾參萬參千四百拾圓
  道路堤防其他被害
     金八萬八千六百圓
一、調査部落
 本村被害部落中災害激甚ナリシ左記四部落ヲ實地踏査ナシ津浪災害豫防計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見積リタルモノナリ
   谷川
   鮫ノ浦
   小淵
   小網倉
右ノ外大谷川、給分、大原三部落ノ被害状況及魚業状態等調査ヲナシ右各部落ノ豫防計畫樹立上ノ參考トセリ(調書省略)
一、大原村津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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罹災死傷者及戸數調 昭和八年六月一日現在
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罹災戸數及人口
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非住家災害別調
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災害者職業別世帶數調
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一、水産業關係被害高調
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動力付漁船及無動力漁船被害調
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漁具被害調
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船溜、船揚場道路堤防被害調
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小漁具被害調
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製造加工場、製造物、養殖設備及養殖物被害調
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地図 宮城縣牡鹿郡大原村 昭和八年三月三日海嘯被害圖
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一、大原村津浪災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 計画ヲ樹テタル部落
大原村大字谷川

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後十五分位ニシテ沖合ニ於テ轟然タル音響アリ間モナク海水ノ減水ヲ見十數分ニシテ大浪押寄セタル模樣ナリ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 滿潮位上(以下同ジ)一八尺 明治二十九年 一一尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 小漁船ハ本部落東南部ノ砂濱ニ引揚ゲ置キタルモノ三十餘隻縣堤防ヲ越シ住宅地帶ニ押揚ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、数量、價格及其ノ處理方法竝漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 谷川部落ハ鮫ノ浦灣ノ西南隅ニ位シ同地ハ北方及西南方ハ山岳ニ圍繞セラレ東南方ニ於テ同灣ニ面ス沿岸ハ砂濱ニシテ海岸土堤ノ築設アリ之レガ堤内ハ平坦ナル田畑ニシテ所々家屋點在ス、本部落ニ於ケル津浪經路ヲ觀察スルニ(別圖參照)鮫ノ浦灣ニ襲來セル津浪ノ主勢ハ北隣ノ大谷川部落ニ向ヒタルモノナルガ其ノ振勢竝ニ大谷川部落ヨリノ返浪ノ合勢スルニ依リ波高ヲ昂シ本部落ノ西南岸ヨリ陸上ニ押上リ海岸土堤ヲ潰壞シ北西ノ岳麓ニ沿ヒテ部落内ニ狂亂シタルモノナリ
 之レガ津浪襲來ノ經路地形海況ヨリ觀察シテ本部落ニ於ケル津浪豫防計畫ヲ樹立スルニ當リ目下縣ニ於テ潰壞海岸土堤ノ改良復舊ニ付鋭意工事中ニシテ又之レガ沿堤地帶ニハ本省ニ於テ別途防潮林植付ノ計畫アルヲ以テ之等兩計畫ト併セテ東南ノ懸崖ヨリ防波堤ヲ突出セシメ時局匡救事業トシテ目下工事中ノ防波堤ト對峙セシメ船溜揚ヲ設ケ以テ本部落襲來ノ津浪ノ主勢ヲ減殺シ餘勢ハ之レヲ海岸堤ニテ絶滅セシメントシ又船溜内ニ船揚場護岸ヲ築設シ小漁船ハ此レニ曳揚ゲ津浪災害ヲ緩和シ常時ニ於テハ繋留船着ニ便セントスルモノナリ
 又本部落ニ於テハ津浪ノ爲メ共同倉庫破壞サレ水産製品竝ニ漁具類ノ保管ニ極メテ不便ヲ感ジツツアル現状ニアルニ付キ此レガ復舊建築モ計畫ニ加ヘタリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 縣堤防ノ南端ヨリ懸崖ニ沿ヒ約一○○米ノ地點ニアル突出部ヲ起點トス
 ロ、方向 東五○度西ノ方向
 ハ、長サ 天端延長八○米
 二、幅員 四米 高サ 滿潮位上一米五〇糎
 ホ、構造概要 玉石「コンクリート」捨石混成堤ニシテ干潮位迄捨石部トナシ之レニ一米角長一米五○糎ノ「コンクリート」方塊ヲ埋メ堤體「コンクリー卜」部ノ基礎トナス
(2)包擁面積 二〇、○○○平米 收容漁船數 地元大型漁船 五隻 地元小型漁船 四六隻 避難見込 五○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 時局匡救七、八両年度繼績工事トシテ築造中ノ防波堤ヲ船着兼用ニ使用スル計畫アルヲ以テ本計畫防波堤ハ繋船柱ノミヲ取付クルモノナリ
 ロ、繋船設備 本計畫防波堤ニ八米毎ニ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 縣堤防ノ前面
 ロ、面積 船揚場 一、二○○平米 斜面 一、三六○米 延長 一二○米 八○米 斜面幅 一七米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 斜面基礎部ハ「コンクリート」方塊玉石圍、斜面ハ玉石「コンクリート」張(玉石面出)
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
二、必要ナル經費概算
(四)護岸 縣管工事トシテ目下海岸堤防ヲ復舊工事中ナルヲ以テ護岸ノ要ナシ
(五)埋立 必要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 該當事項ナシ
(八)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 二三棟
 へ、必要面積 一號 二、六○○ 二號 一、八一八 平米
 ト、位置ノ決定
   候補位置
   理由 明治二十九年及今囘ノ津浪ニ鑑ミ絶對的安全地帶ト認メ選定
 チ、地質 上部砂質下部岩盤
 リ、用水 附近ニ良質ノ飲料水アリ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、谷川津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、数量、價格及其ノ處理方法竝漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 宮城縣牡鹿郡大原村大字谷川津浪方向竝浸水區域
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地図 宮城縣牡鹿郡大原村大字谷川津浪災害豫防施設計畫圖
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谷川防波堤構造圖・船曳斜面構造圖
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地図 鮫ノ浦灣ニ於ケル津浪動向
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第四、谷川津浪災害豫防計畫施設經費總括表
大原村大字鮫ノ浦

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 谷川ト略同樣ノ經過ニヨリ襲來セシモノナリ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一八尺 明治二十九年 一○尺
三、津浪前ノ海岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル漁船ノ碇繋ノ位置方法等を津浪トノ關係
 沿岸砂濱ニ引揚アリシ漁船及押流サレタル漁家ガ他ノ漁家ニ衝突シ一層被害ヲ大ナラジメタルモノノ如シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 本部落ハ鮫ノ浦灣ノ北岸ニ位シ狹長ナル灣奥ニ漁家聚落ス灣内ハ極メテ淺ク干潮時ニ於テ海底露出スル状態ニ在リ津浪襲來ノ經路ヲ觀ルニ灣頭ニ押寄セタル津浪ハ狹長ナル灣形ノタメ動勢ヲ狹窄セラレ波高ヲ昂シ本部落ノ北東部ヨリ押上リ此レガ返浪ハ北西ノ漁家集團ヲ撃破シタルノミナラズ死者一九名、行衛不明一七名、負傷者一五名ノ悲慘事ヲ惹起セシメタルモノナリ 之レガ津浪ノ經路、地形海況ヨリ考察シテ津浪防止計畫樹立ニ當リテハ先ヅ灣頭ニ於テ両岸ヨリ防波堤ヲ突出セシメ以テ主勢力ヲ減殺シ部落ニ押揚グル水勢ヲ削減セシメントスルモノニシテ同地ニ於テハ今囘津浪被害ニ鑑ミ住宅ハ高所ニ移轉計畫モアリ又浴岸護岸ハ縣ニ於テ復舊工事中ニシテ尚之レガ背部ニハ本省ニ於テ別途防潮林計畫アルヲ以テ之等諸計畫ノ綜合實現セラルル曉ニ於テハ假令津浪襲來ヲ蒙リタリトシテモ其ノ災害ノ程度ハ極メテ輕減セラルルモノト思料セラル
 又本部落ニ於テハ津浪ノタメ共同倉庫、製造場等ノ諸設備全滅ニ歸シ之レガ復舊ニ困難ナル現状ニアルヲ以テ倉庫、製造場ノ建設モ計畫ニ附加シタリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落灣頭ノ岬角ヲ起點トス
 ロ、方向 南五十九度西
 ハ、長サ 天端長三〇米
 ニ、幅員 天端幅四米 高サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、「ブロツク」及捨石混成堤ニシテ干潮面下ヲ捨石部トナシ以上堤體部ハ滿潮面上五〇糎ノ高サニ両側ニ「ブロツク」ヲ疊積シ其ノ内部及滿潮面上一米五○糎迄栗石「コンクリート」ヲ現場打スルモノトス
(2)包擁面積 三〇、○○○平米 收容見込漁船數 動力船 五隻、無動力船 二八隻
(3)附屬設備
 イ 魚揚設備 魚揚突堤延長三〇米、天端幅三米(天端共巾一米ノ三階段構造トス)構造ハ干潮面以下ハ一、二、四
 「コンクリート」ニシテ以上ハ栗石「コンクリート」トス
 ロ、繋船設備 防波堤全長三○米ニ亘リ三米毎ニ繋船柱(土管コンクリート詰)ヲ一○本取付ケントス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 船溜場北東及西隅ノ淺海部ニシテ縣營護岸ノ前面
 ロ、面積 五二〇平米 三九〇平米 延長 四〇米 三○米 斜面幅 一三米 一三米 勾配 四分ノ一
 ハ、構造概要 斜面基礎部ハ「コンクリート」方塊玉石圍、斜面ハ玉石「コンクリート」張、下部栗石敷、構造圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸 縣營工事トシテ在來護岸ヲ目下復舊工事中ナリ
 イ、位置 本船溜ノ北東岸及西岸ノ一部
 ロ、延長 一六○米 天端高 滿潮位上二米 總高 平均三米
 ハ、構造概要 石積構造、前面法勾配 三分
(五)埋立 必要ナシ
(六)防浪堤 必要ナシ
(七)緩衝地區 必要ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スべキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一六棟
 へ、必要面積 一、五一七平米
 ト、位置ノ決定
  候補位置
  理由 明治二十九年及今囘ノ津浪ニ鑑ミ絶對的安全地帶ト認メ選定セリ
 チ、地質 上部砂質下部岩盤
 リ、用水 附近ニ良質ノ飲料水アリ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、鮫ノ浦災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 大原村大字鮫ノ浦津浪方向竝ニ浸水區域
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地図 大原村大字鮫浦津漣災害豫防計畫施設圖
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鮫ノ浦防波堤構造圖
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第四、鮫ノ浦災害豫防計畫施設經費總括表
大原村大字小淵

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約四十分ヲ經テ高サ九尺ノ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 九尺 明治二十九年 八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 繋留漁船ハ東方ノ田圃ニ打上ゲラレ引揚アリシ小漁船ハ大部分沖合ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置構造並ニ經費概算
(一)船溜
 (1)防波堤(魚揚兼用トス)
 イ、位置 本部落北端ノ既設突堤ヲ延長セントス
 ロ、方向 南七十五度東
 ハ、長サ 三〇米
 二、幅員 胸壁 ○・八米 堤體 四・○米 高サ 胸壁 滿潮位上一米六〇糎 堤體 天端高滿潮位上五○糎
 ホ、構造概要 「コンクリート」捨石混成堤ニシテ干潮位下一米迄捨石ヲナシ一米方形ノ「コンクリート」塊ヲ整置シ此ノ上部ニ下巾一米上巾五十糎高二米ノ場所詰「コンクリート」ヲ以テ側壁ヲ設ケ内部ニ栗石ヲ詰メ又天端ハ厚三○糎ノ「コンクリート」ニテ敷固メルモノトス
 (2)包擁面積 一五、○○○平米 收容漁船數 動力船 一七隻、無動力船 八八隻
 (3)附屬設備
 イ、魚揚設備 突堤竝ニ護岸ヲ魚揚ニ利用セシメントス
 ロ、繋船設備 突堤五米本間隔ニ六本ノ繋船柱(土管コンクリート詰)ヲ取付ケントス
 (4)心要ナル經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 本船溜場ノ北西部
 ロ、面積 四八○平米 延長 四○米 斜面 幅一○米三○糎 勾配 四割
 ハ、構造概要 斜面基礎部ハ「コンクリート」方塊玉石圍ヒトス、斜面ハ玉石「コンクリート」張、下部 栗石敷
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸
 イ、位置 本船溜場西岸
 ロ、延長 一五○米 天端高 滿潮位上一米 總高 三米一○糎
 ニ、必要ナル經費概算
(五)埋立
 イ、位置 護岸背部ニ施工セントス
 ロ、面積 一、五○○平米 埋立高 平均二米五○糎
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤 必要ト認ムル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 施設ノ要認メラレズ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ佳宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 九棟
 へ、必要面積 一、二〇四平米
 ト、位置ノ決定
   候補位置
   理由 明治二十九年及今囘ノ津浪ニ鑑ミ絶體的安全地帶ト認メ選定
 チ、地質 硬質粘土
 リ、用水 附近ニ良質ノ飲料水アリ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、小淵災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)心要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 大原村字小淵(津浪經路圖)
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地図 大原村大字小淵津浪災害豫防施設計畫圖
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突堤・護岸
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小淵船揚場構造圖
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第四、小淵災害豫防計畫施設經費總括表
大原村大字小網倉

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約四十分南方ヨリ津浪襲來シ波力激烈ナラザリシモ五、六囘押寄セ退水セシモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 八尺 明治二十九年 七尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   海岸ニ引揚アリシ漁船ハ一旦宅地ニ押上ゲラレ後引波ノタメ沖合ニ流失セルモノ多シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 時局匡救事業七、八兩年度繼續工事トシテ災害後完成シタル突堤ノ頭部ヲ起點トシ同堤ノ両側水面ヲ包擁セントス
 ロ、方向 東堤北八十度東 西堤南六十二度西
 ハ、長サ 東堤 八○米 西堤 三〇米
 ニ、幅員 兩堤共四米 高サ 両堤共滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、「ブロック」及捨石混成堤ニシテ構造別紙圖面ノ通リ
(2)包擁面積 一二、○○○平米 收容漁船數 動力船 四隻 無動力船 三十八隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 災害後完成シタル突堤ハ繋船荷揚ニ對シ非常ニ便益ヲ與へ居ル状態ニシテ又本計畫ニ依ル綱干場埋立護岸ハ構造ヲ考慮シ船着、魚揚ニ利用セシメントス
 ロ、繋船設備 防波堤延長一一○米ニ亘リ五米毎ニ繋船柱(土管「コンクリート」詰)ヲ二十二本取付ケントス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 本部落ノ東部
 ロ、面積 一、二〇〇平米 延長 四○米 斜面幅 一二・六米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ハ石積栗石圍ヒ、斜面ハ雜割石空張、下部栗石敷構造圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
二、必要ナル經費概算
(四)護岸 (網干場護岸魚揚兼用)
 イ、位置 本部落ノ東南岸一帶
 ロ、延長 一〇〇米 天端高 滿潮位上 九○糎 總高 平均三米一○糎
 ハ、構造概要 基礎床掘栗石詰、練積石垣、天端肩「コンクリlト」張、構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(五)埋立(網干場)
 イ、位置 本部落ノ東南岸一帶
 ロ、面積 一、二五○平米 埋立高平均 一米五○糎
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤 必要ト認ムル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 施設ノ要認メラレズ
 第三、漁村住宅ニ關スル車項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一三棟
 ヘ、必要面積 一、六七○平米
 ト、位置ノ決定
   候補位置
   理由 明治二十九年及今囘ノ津浪ニ鑑ミ絶對的安全地帶ト認ムベキ高所ヲ選定セリ
 チ、地質 硬質粘土
 リ、用水 附近ニ良質飲料水アリ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、小網倉津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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二、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 大原村大字小網倉津浪災害豫防施設計畫略圖
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小網倉工事構造図
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第四、小網倉津浪災害豫防計畫施設經費總括表
女川町

一、位置、地勢
 本町ハ宮城縣ノ東端牡鹿郡ニ屬シ女川灣ヲ擁シ太平洋ニ臨ミ西ハ萬石浦ヲ隔テテ渡波町及稻井村ニ隣シ南ハ山岳ヲ以テ荻濱大原ノ二村ニ接シ北ハ桃生郡十五濱村ニ界ス女川灣ハ横濱、凾館間ノ殆ド中間ニ位シ灣口東北ニ面シ灣内三面悉ク山岳ヲ以テ圍繞セラレ灣外附近ニ出島、江ノ島、平島、足島、二股島ノ諸島點在シ又南方ニ金華山ノ横タハルアリテ防波ノ設備自然ニ備ハリ灣内比較的靜穩ニシテ大浪見ルコト尠ク全面到ル處水深其度ヲ保チ底質亦克ク錨爪ヲ鉤シ加フルニ天惠ノ灣曲宜キヲ得大小船舶ノ繋留避難ニ好適安全ノ良港タリ、又灣外一帶ハ一大水産區域ニシテ所謂世界三大漁場ノ一ト稱セラルル金華山沖ノ寳庫ヲ目睫ノ間ニ控エ漁港トシテ避難港トシテ將又商港トシテ優レタル位置ヲ占ム
 本町ハ女川濱、宮ケ崎、桐ケ崎、竹浦、石濱、尾浦、御前濱、指ケ濱、出島、江ノ島、塚濱、飯子濱、野々濱、大石原濱、横浦、高白濱、小乘濱、鷲神濱、浦宿、針濱、大澤、小屋取、寺間ノ二十三部落ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本町ノ全戸數ハ一、五八六戸ニシテ内水産業ニ從事スルモノ六八七戸ニ達シ全戸數ノ四・四割ヲ占ム、昭和六年度ニ於ケル生産物ノ總額ハ約一五二万圓ニシテ内漁獲高六六万四千圓ニ達シ總生産額ノ四・四割ヲ占メ水産物製造高ハ四六万四千圓ニ及ベリ(調書參照)
 漁獲物中最モ産額ノ多キハ鰹ニシテ鰮、鮫、鮪等之ニ次グ
 漁業ノ根幹ヲナス漁業組合ノ數ハ十六ニシテ外ニ一ノ水産倉庫アリ
 尚女川港ヲ根據地トシテ出漁スル船數ヲ船籍別ニ依リ表示スレバ左ノ如シ
一、被害状况
 本村二十三部落中災害ヲ被リタルハ女川灣、御前灣ニ面スル各部落及出島、江ノ島ヲ合シ十八部落ニシテ就中被害激甚ナリシハ女川灣及御前灣奥ノ各部落ナリ
 被害状况次表ノ如シ
   道路、堤防、護岸等損害調
一、道路 五ケ所 延長 八百七十五間 壹万壹千三百七十圓
一、堤防 八ケ所 〃 千三百九十五間 四万壹千八百五十圓
一、護岸 十五ケ所 〃 三千五百五十間 七万壹千圓
  合計 損害高 金拾貳万四千貳百貳拾圓
   農業關係災害内譯
一、漁船
二、漁具
三、水産製造場其ノ他
 外ニ製品ノ被害
 鰮粕  九、五○○貫 三八、○○○圓
 鰮煮干 一、二○○〃 五四○〃
 海參     九〇〃 四九五〃
 其ノ他ノ製品 二、○○○〃
  計 四一、○三五〃
一、調査部落
 本町被害部落中災害最モ激甚ナリシ左記部落ヲ實地踏査ヲナシ各地ニ適應スル津浪災害豫防計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見積リタルモノナリ
   出島
   尾浦
   江ノ島
   石濱
   小乘
   女川
   鷲ノ神
其ノ他指、御前、竹ノ浦、宮崎四部落ノ被害状况及漁業状体ヲ調査ナシ右各部落ノ豫防計畫樹立上ノ參考トセリ(調書省畧)
一、女川町津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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女川町被害状況
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船籍別船數
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罹災死傷者及戸數調
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罹災戸數及人口
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住家其ノ他被害調
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災害者職業別戸數
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非住家災害別調
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農業關係災害内譯
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水産關係災害額調
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水産關係災害調内譯 一、漁船
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水産關係災害調内譯 二、漁具
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水産關係災害調内譯 三、水産製造場其ノ他
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一、女川町津浪災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 女川町調査部落一覽圖
女川町大字出島

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ北西御前灣ヨリ襲來セシモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 七尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
  特記スベキ事項ナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防放設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 出島ハ御前灣及女川灣口ヲ扼スル孤島ニシテ出島及寺間兩部落ニ分レ今囘被害甚シキ出島部落ハ同島ノ北西部ヲ占メ西方ニ於テ御前灣ニ面ス、同地ハ戸數九七戸人口五九二名全部落擧ゲテ漁業ニ從事シ附近ニ幾多ノ好漁場ヲ控へ漁獲高年額二十萬圓余ヲ擧ゲ「トロール」漁業及延繩、釣漁業ヲ主トシ大型動力船二十五隻普通漁船一五○艘ヲ有スル女川町第一ノ漁業地タリ
 然レ共同地ハ地形急峻沿岸水深大ニシテ漁家稠密シ土地狹隘ナルタメ漁業諸設備ノ余地ナク自然ノ地形ニ委ネ防波設備竝ニ接岸荷揚設備等漁業根據地タルベキ基礎的施設ハ殆ド見ルコト能ハザル實情ニアリ
 而シテ津浪襲來ノ經路ヲ觀ルニ御前灣ニ侵入セル主浪ハ對岸ノ尾浦部落ニ向ヒタルモ之レガ派浪本部落ノ西方ヨリ襲來シ沿岸護岸石積ヲ乘越へ之レニ接近密集セル漁家ヲ破壞セシメタルモノナリ本部落津浪災害豫防施設計畫樹立ニ當リ先ヅ本部落西端ノ岬角ヨリ防波堤ヲ突出セシメ襲來セル津浪ノ主勢力ヲ遮止シ又本部落西北部ハ漁家ノ密集シ土地狹隘ヲ感ズルコト甚シク津浪當時ニ於テハ避難ニ際シ非常ニ混雜ヲ來シタルニ鑑ミ護岸埋立ヲ施工シ津浪浸水ヲ低減セシムルト共ニ避難ヲ容易ナラシメ且又常時ハ漁獲物ノ乾燥處理ニ利用セシメントスルモノナリ尚同地共同製造場ハ津浪ノタメ破壞セラレ當地漁民ノ漁獲物製造、加工ニ就業スルコト能ハザル現状ニアルヲ以テ之レガ復舊建築ヲモ本計畫ニ加へタリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸西端ノ岬角ヲ起點トス
 ロ、方向 南四十度西
 ハ、長サ 六十米
 ニ、幅員 五米 胸壁巾 ○、八米 高サ 滿潮位上 一米
 ホ、構造概要 揚所詰「コンクリート」方塊及捨石混成堤、内側階段付、構造寸法詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 二○、○○○平米  收容漁船數 動力船 二五艘 無動力船 一五〇艘
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 防波堤ノ内側ニ階段ヲ附シ魚揚繋船ニ便スルノ外埋立護岸ヲ魚揚ニ利用セシメントス
 ロ、繋船設備 防波堤ニ繋船柱五米間隔ニ十二本取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(三)護岸
 イ、位置 既設埋立地ニ隣接シテ設クルモノトス
 ロ、延長 九〇米 天端高 滿潮位上 ○・九米 總高 平均四米五○糎
 ハ、構造概要 基礎部ハ捨石ニシテ練積石垣、構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(四)埋立
 イ、位置 護岸背面部
 ロ、面積 九○○平米 埋立高 平均三米
 ハ、心要ナル經費概算
(五)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
       計畫セル施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ佳宅地ノ適否
 第四、出島津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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二、必要ナル經費概算
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ハ、心要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ佳宅地ノ適否
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地図 出島水道附近津浪動向・出島津浪方向竝ニ浸水區域
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地図 女川町出島津浪災害豫防竝復舊計畫略圖
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出島防波堤構造圖
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出島埋立護岸
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第四、出島津浪災害豫防計畫施設經費總括表
女川町大字尾浦

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ北東ヨリ津浪襲來セシモノノ如シ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 七尺 明治二十九年 八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   特記スベキ事項ナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 尾浦部落ハ御前灣ノ西岸ニ位シ灣口ハ出島ニ包扼サルルモ灣内廣濶ニシテ兩岸屹立シ水深大ナルヲ以テ御前灣ニ侵入セル津浪主勢ハ同部落ニ同ヒ沿岸部落一帶ニ押寄セタルモノト想像セラル、然シテ津浪豫防施設トシテノ計畫ハ同灣頭ノ岬角ヨリ同灣ヲ被覆スベキ防波堤ヲ築設シ又同部落沿岸ハ比較的開豁ニシテ防波堤ノ包扼不充分ナル南部沿岸ハ土地狹隘ニシテ稍々遠淺ナル地形ヲ有スルヲ以テ埋立護岸ヲ施工シ津浪豫防ニ當ラシムルト共ニ常時漁船ノ繋留船着竝ニ漁獲物漁具ノ干燥等ニ利用セシメントスルモノナリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落北東ノ淺瀬
 ロ、方向 南六十度東
 ハ、長サ 二○○米
 ニ、幅員 天巾 四米 高サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 傷所詰「コンクリート」方塊及捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 五○、○○○平米   收容漁船數 無動力船 五五艘 動力船 五艘
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 埋立護岸ヲ魚揚ニ利用セシム
 ロ、繋船設備 防波堤天端ニ四○本ノ繋船柱ヲ五米間隔ニ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)護岸
 イ、位置 本部落南部海岸一帶
 ロ、延長 二一六米 天端高 滿潮位上一米五○糎 總高 平均三米
 ハ、構造概要 捨石基礎ノ上ニ練石積(勾配二分)ヲ施行シ天端肩ハ巾三米、厚三○糎ノ「コンクリート」敷トス
 二、必要ナル經費概算
(三)埋立
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 四、三二○平米 埋立高 平均一米
 ハ、必要ナル經費概算
(四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
 第四、尾浦津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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二、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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地図 女川町尾浦計畫略圖
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尾浦防波堤(最深部)・埋立護岸
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
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第四、尾浦津浪災害豫防計畫施設經費總括表
女川町大字江ノ島

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 北東
 (ロ)經路 地震後約三十分ニシテ津浪襲來セリ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 漁家宅地々帶ハ海面上二、三○米ノ高丘ニアルヲ以テ浸水ナシ
 (ロ)津浪ノ高サ 滿潮位上二十八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津漫災害ニ及ボシタル影響竝津浪當購ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   灣内ニ繋留セシ大小漁船ハ津浪ノタメ懸崖ニ打付ケラレ破損セシモノ多シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 江ノ島ハ女川灣口ヨリ約五、○○○米離レテ點在セル諸島中唯一ノ有人島ナリ、沿岸ハ土地高峻ニシテ斷崖絶壁海邊ニ迫リ巨礁巨岩散在ス、然シテ部落漁家ハ同島ノ北岸ニ集團シ戸數一四五、住民一、○六九漁業ヲ生業トスルモノニシテ鰹、鮪釣、延繩漁業ヲ主トシ動力船九隻漕船九二艘漁獲年額十六万圓余ヲ算スル女川町ニ於テハ出島ニ亞グ漁業地ナリ、然ルニ同地ハ前述ノ如キ地形海况ニ在ルヲ以テ一朝時化ニ遭遇スレバ沿岸怒濤逆卷キ漁船ノ收容極メテ困難ナルノミナラズ破壞遭難ノ厄ヲ受クルモノ多ク之レガタメ漁民ハ漁船建造ノ經濟力アリ乍ラ之レガ實現ヲ計ルコト能ハザル實情ニシテ其ノ上今春ノ津浪ニヨリ漁船ノ大多數ハ破壞押流ノ憂目ニ遭ヒタルモノニシテ同地ノ漁業進展ヲ阻害セラルルコト甚シク今囘時局匡救事業船溜工事トシテ小規模ノ防波堤築設中ナルガ之レガ完成後ノ利用效果又大ナリト雖モ同地漁業ノ進展上稍々小規模ニ失スル憾ナキニシモ非ズ又津浪災害ニ鑑ミ之レガ豫防對策上堅丈ナル防波堤ニ依リ包扼水面ヲ大ナラシムル要アルモノニシテ一面本縣沿岸ノ漁塲關係竝ニ漁船ノ出漁状態ヨリ觀ルモ同島ハ之等船舶ノ避難上極メテ好適ノ位置ニ在ルヲ以テ之レニ完全ナル大規模船溜ヲ築設スルトキハ本縣水産業ニ裨益スル處甚大ナルモノアルベシ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 辨天島ノ北端ヲ起點トス
 ロ、方向 北西四十五度及北西九十度
 ハ、長サ 六○米
 ニ、幅員 七米八○糎 高サ 滿潮位上二米八○糎
 ホ、構造概要 「コンクリート」方塊捨石混成堤 構造寸法詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 收容漁船數 動力船 九隻 無動力船 九二隻 其ノ他外來船 五○隻
(3)附屬設備
 ロ、繋船設備 防波堤ニ五米間隔ヲ置キ一二本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)以上各事項ニ對スル地元民ノ布望
   右計畫セシ施設ノ外ニ船溜接岸設備トシテ埋立護岸工事ヲ希望セルモ右ハ地元財政状態ヨリ見テ將來ノ計畫ニ屬スべキモノト認メラル
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ佳宅地適否
 第四、江ノ島災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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地図 江ノ島津浪災害豫防施設計畫圖
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江ノ島防波堤
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ佳宅地適否
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第四、江ノ島災害豫防計畫施設經費總括表
女川町大字石濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十五分ニシテ津浪襲來セシモ女川部落ヨリノ返浪ト認メラル
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 七尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   特記スベキ事項ナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省畧
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸南部ノ突出岩礁ヲ起點トス
 ロ、方向 北八十度西及北四十五度西
 ハ、長サ 一〇○米
 ニ、帳員 天巾 三米五○糎 筒サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」方塊及捨石混成堤トス 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 一○、○○○平米 收容漁船數 無動力船 三○艘
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 埋立護岸ノ隅角ヨリ延長五○米ノ突堤ヲ築出シ魚揚ニ便ナラシム(巾四米)
 ロ、繋船設備 防波堤突堤天端ニ三○本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)護岸
 イ、位置 本部落ノ西北海濱地
 ロ、延長 一三○米 天端高 干潮位上二米五○糎 總高 平均三米
 ハ、構造概要 基礎部捨石ニシテ練石積護岸トシ天端肩巾二米ニ厚サ三五糎ノ「コンクリート」ヲ敷クモノトス
 ニ、必要ナル經費概算
(三)埋立
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 三、一五○平米 埋立高 平均二米
 ハ、必要ナル經費概算
(四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
 第四、石濱津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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地図 女川灣平面圖
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防波堤
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石濱工事構造圖
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
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第四、石濱津浪災害豫防計畫施設經費總括表
女川町大字小乘

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後役三十分ニシテ南東ヨリ津浪ノ襲來アリシモノノ如シ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 六尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   特記スべキ事項ナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸南東ノ突出岩礁ヨリ十米離レタル地點ヲ起端トス
 ロ、方向 北三十五度東及北二度三十分東
 ハ、長サ 一二五米
 ニ、幅員 天巾四米 高サ 滿潮位上一米五〇糎
 ホ、構造概要 塲所詰コンクリート方塊捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 一二、○○○平米
(3)附屬設備
 イ、漁揚設備 木桁棧橋アリ急施ノ要ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤天端ニ二五本ノ繋船柱ヲ五米間隔ニ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
第四、小乘災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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小乗防波堤構造圖
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、小乘災害豫防計畫施設經費總括表
女川町 鷲ノ神 女川 部落調書

Array 女川、鷲ノ紳部落ハ接續シテ女川灣奥ニ位シ戸數併セテ六○○余ニシテ全町戸數ノ大半ヲ占メ女川町内及附近各漁村ノ物資集散ノ地ナリ、灣内廣濶ニシテ水深其ノ度ヲ保チ所謂女川漁港ヲ形成スルモノニシテ日下時局匡救事業小漁港設備トシテ防波堤、護岸及岸壁工事中ニシテ津浪ハ之等工事未着手ノ際襲來シ家屋漁船等相當ノ被害(別紙被害調書參照)ヲ受ケタリト雖モ同工事完成スルニ至レバ津浪災害豫防上ニ於テモ相當效果アルモノト認メラルルニ付同地ニ於ケル調査ハ基本的調査ノミニ止メ今囘ノ計畫ハ樹立セザルコトトセリ

女川町大字鷲ノ神

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十分余ニシテ津浪襲來シ午前八時頃迄ニ前後十四囘波浪ノ襲來アリタルモノノ如シ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
 漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
  完成間モ無キ護岸ノタメ津浪主勢減殺サレ浸水區域モ狹メラレタル樣認メラル
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

女川町大字女川

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 鷲ノ神ト經過同樣
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 八尺 明治二十九年 九尺
三、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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三、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
宮城縣桃生郡十五濱村

一、位置、地勢
 本村ハ宮城縣ノ東端桃生郡ニ屬シ東ハ雄勝灣ヲ擁シテ太平洋ニ臨ミ西北部ハ大川村ニ隣シ南ハ牡鹿郡女川町ニ界ス、雄勝灣ハ灣口東南ニ面シ灣内三面山岳ヲ以テ圍繞セラレ天惠ノ良灣ヲナス
 本村ハ雄勝灣ニ面スル雄勝、船戸、水濱、分濱、立濱、大濱、小島、神明、波板ノ九區及外洋ニ面スル荒、大須、熊澤、羽坂、幸濱ノ五區竝ニ追波灣ニ面スル名振、船越ノ二區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ノ戸數ハ一、三〇五戸アリテ内水産業ニ從事スルモノ六九五戸ニシテ全戸數ノ五割三分余ヲ占ム
昭和七年度ニ於ケル漁獲高ハ一七四萬圓ニ達シ漁獲物中最モ多キハ鰹ニシテ鯖、鰮、鮪等之レニ次グ
水産物製造高ハ四八萬圓ニ達シ節製造最モ多ク之レニ次グモノヲ鰮粕トス
製造加工セザルモノハ漁獲ノ都度女川其他ノ市場ニ於テ販賣ス
一、被害状況
 本村十六部落中災害ヲ被リタルハ雄勝、船越、荒、名振、明神、分濱、熊澤、立濱ノ八部落ニシテ就中被害激甚ヲ極メタル地區ハ雄勝及追波灣奥ノ各部落ナリ
被害状況次表ノ如シ
   十五濱村震災被害高調書
一金壹百拾四萬壹千參拾五圓 總額
 内譯
一金參拾八萬壹千貳百貳拾圓 水産業被害高
一金拾壹萬五千七百八拾八圓 商業被害高
一金拾五萬壹千七百六拾圓 工業被害高
一金四拾五萬貳千七百六拾七圓 住家器具什器
一金參萬九千五百圓 道路橋梁其他
                  以上
 漁業關係災害内譯
一、發動機漁船
 流失 九隻 五噸以上二十噸未滿
 破損 六隻 同上
 損害額 四萬七千五百圓
一、和船
 流失 一○八隻 四間以上ノ小船
 破損 三五隻 同
 損害額 壹萬參千九百五拾圓
一、漁具
 流失 鰮揚繰綱 三統
 同 秋刀魚流網 二五○反
 同 定置漁業 一八統 筒伏落綱
 損害額 七萬四千五百圓
一、漁具倉庫 三棟
 損害額 壹千五百圓
一、船揚船溜 九ケ所 船越、熊澤、雄勝
 損害額 壹萬七千八百圓
一、製造加工場 二十五ケ所 名振、船越、荒、雄勝
 損害額 七萬六千七百二十圓
一、製造物鰮粕 三萬六千八百俵 名振、船越、荒、雄勝
 損害額 拾參萬貳千五百圓
一、養殖設備及養殖物
 海苔●建 一ケ所 一、二○○坪 雄勝
 牡蠣筏 二〇筏 雄勝
 養殖物 海苔、種牡蠣
 損害額 壹萬八千四百八拾圓
總額 參拾八萬壹千貳百貳拾圓
一、調査部落
本村被害部落中災害激甚ナリシ左記五部落ヲ實地踏査ナシ津浪災害豫防計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見積リタルモノナリ
  船越
  荒
  名振
  熊澤
  雄勝
其ノ他ノモノハ被害状況及漁業状態等大略調査ヲナシ右各部落ノ豫防計畫樹立上ノ參考トセリ
一、十五濱村災害豫防計畫施設經費總括表

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災害別罹災戸數及死傷者調
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罹災戸數人口調
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非住家災害調
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災害者職業別世帶數調
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水産業關係被害調
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十五濱村明治二十九年津浪被害状況(六月十五日午後八時三十分舊暦五月五日節句最高潮 雄勝 一五尺 荒 三〇尺)
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地図 十五濱村被害地略圖
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地図 十五濱村調査部落一覽圖
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一、十五濱村災害豫防計畫施設經費總括表
十五濱村大字船越

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十分ニシテ本部落ノ西北ヨリ襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一〇尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
  漁船碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   海岸護岸ハ全部落土地ノ高サト同樣低キモノナルヲ以テ浸水比較的大ナリシ樣認メラル
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 船越部落ハ十五濱村ノ北部ニ位シ追波灣ニ臨ミ船越灣ヲ擁ス戸數一三○戸ヲ有スル純漁業部落ニシテ本村ニ於テハ雄勝部落ニ亞グ漁業地ナリ、然レ共漁業状態ヲ見ルニ漁獲ニ於テ又水産物製造加工等ニ於テ相當設備ハ充實セルモノノ如ク認メラルルモ漁港設備ナク出漁準備、魚揚等ノ設備ハ勿論一朝時化ニ際シテハ漁船ノ安全收容スベキ個所ナク之レガタメ漁業ノ進運ノ阻害セラルルコト甚大ナル現状ニアリ
 今春ノ津浪ニ於テハ追波灣ヨリ船越灣ニ襲來シタル津浪主勢ハ同灣ノ西岸ヨリ本部落沿岸ニ押寄セ護岸石垣ヲ破壞シ部落中央部ニ向ヒタルモノノ如シ、依テ之レガ豫防施設計畫トシテハ本部落沿岸一帶ハ遠淺ナルヲ以テ全沿岸一帶ニ護岸埋立工ヲ施行シ又西岸ノ突出部ヨリ防波堤ヲ築設セシメ雨施設ニヨリ津浪ノ主勢ヲ減殺セントスルモノナリ
 尚同部落ニ於ケル沿岸住宅ハ今囘ノ災害ニ鑑ミ後方高地ニ移轉ノ計畫アルヲ以テ之レガ實現ト目下時局匡救事業船溜工事トシテ同灣口ノ東岸ヨリ防波堤築設工事中ナルヲ以テ之レガ完成スルニアリテハ本豫防計畫實施ト併セテ津浪豫防ニ對シテハ極メテ效果アルモノト認メラル
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落西岸ノ懸崖ニ沿ヒ約百五十米ノ突端ヲ起點トス
 ロ、方向 北三十度三十分東
 ハ、長サ 六五米
 ニ、幅員 四米 高サ 滿潮位上二米
 ホ、構造概要 場所詰コンクリート、ブロツク及捨石混戒堤ニシテ構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 既設防波堤ヲ合シ一二○、○○○平米 收容漁船數 動力船 一二隻 無動力船 一二五隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 埋立護岸ノ一部ニ魚揚階段長百米ヲ施設セントス
 ロ、繋船設備 防波堤天端五米毎ニ土管コンクリート詰鐵筋コンクリート繋船柱十三本ヲ取付ケントス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚揚
 イ、位置 埋立計畫ノ両側 二ケ所
 ロ、面積 二、四○○平米 二箇所 延長 各四○米 斜面幅 一二・六米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ヲ石積栗石圍ヒ 斜面ニ雜割石空張、下部栗石敷、構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸
 イ、位置 本部落海岸一帶
 ロ、延長 三二○米 天端高 滿潮位上八○糎 總高 平均二米五十糎
 ハ、構造概要 基礎床堀、栗石詰、練積石垣、天端肩コンクリート張 構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(五)埋立(船揚場、魚揚場ノ外ニ綱干場、魚貨干場其他漁業用地ニ利用ス)
 イ、位置 本部落海岸一帶
 ロ、面積 二四、○○○平米 埋立高 平均一米五○糎
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤 必要ト認ムル施設箇所ナシ
(七)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫ノ施設外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四○戸
 へ、必要面積 二、六一八坪
 チ、地質 粘盤岩
 リ、用水 良水豊富
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、船越災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 宮城縣桃生郡十五濱村船越
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地図 十五濱村船越部落之略圖
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船越防波堤構造図
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魚場階段
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第四、船越災害豫防計畫施設經費總括表
十五濱材大字荒

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十二、三分ニシテ津浪同部落ノ溪流ニ沿ヒ襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通り
 (ロ)津浪ノ高サ 三○尺 明治二十九年 二九尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   海岸砂濱地ニ引揚置キシ漁船大半流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 荒屋敷部落ハ十五濱村ノ東部ニ位シ北東ニ向ヒ灣形ヲナスモ外海ニ直面シ灣内水深大ニシテ四季波浪高ク、部落戸數ハ二十五戸ニシテ溪澤ニ沿ヒ集團ス、海陸ノ地形共ニ所謂V字形ヲナシ津浪ヲ招來シ易キ地形ヲ有セリ
 今春ノ津浪ニ於テハ本部落ハ死者五十九名負傷者四十二名漁家全潰流失合シテ十八戸ニ及ビ其他漁船、漁具ハ殆ンド全滅ニ歸セリ、其慘状ヨリ看ルモ本縣第一ノ被害地タリ、本部落津浪豫防計畫トシテハ同地ノ地形ヨリ觀テ溪澤ヲ横斷スル村道ヲ盛土ナシ、之ガ構造ヲ考究ノ上、防浪堤トナシ以テ津浪ノ同部落ニ押上グルヲ阻止セントスルモノナリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜 差當フ必要ナシ
(二)船揚場 差當リ必要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)護岸 差當リ施設ノ要ナシ
(五)埋立 必要ナシ
(六)防浪堤
 イ、位置 船越及大須間ノ村道ノ各路端ヲ連絡セントス
 ロ、延長 一五○米 幅員 五米 高サ 平均盛高五米五○糎
 ハ、構造概要 盛土堤ニシテ外法ハ一割五分法トシ二ケ所ニ二米ノ犬走ヲ設ケ内法ハ一割五分巾一米ノ犬走一ケ所ヲ設ケ各法面ハ柳枝付トス、天端ハ砂利巾二米厚十五糎ニ敷均道路トナス、構造圖面ノ通リ
 二、必要ナル經費概算
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 二〇戸
 へ、必要面積 一、五○○坪
 チ、地質 粘盤岩
 リ、用水 清水多量
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、荒屋敷災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 十五濱村荒屋敷
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荒屋敷防浪陸堤、道路兼用
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第四、荒屋敷災害豫防計畫施設經費總括表
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震嘯災害調
十五濱村大字名振

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 經路船越ニ於ケル状態ト略同樣ナリ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一〇尺 明治二十九年 一一尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   砂濱地ニ引揚置キシ漁船波ノタメ押流セラレ護岸ニ打當リ破損シ其儘沖合ニ押流サレタルモノ多シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 十五濱村ノ西北ニ位スル名振部落ハ船越部落ニ隣接シ名振灣ニ面ス戸數一一○戸ヲ有シ漁業状態ヨリ觀ルモ同村ハ船越ニ亞グ漁業部落ナリ、然シテ漁業施設ノ點ニ於テハ船越同樣漁船繋泊、船着等ノ設備ナク、加フルニ沿岸ニ漁家密集シ土地狹隘ニシテ漁獲物ノ處理、漁具ノ乾燥ニ必要ナル用地少ク極メテ不便ヲ感ズル實状ニ在リ、津浪ハ名振灣ノ東岸ヨリ襲來シ沿岸ノ宅地護岸ヲ乘越へ漁家ヲ襲ヒタルモノノ如ク認メラル
 津浪豫防施設トシテ之ガ經路ヨリ觀テ東岸ノ突出部ヨリ防波堤ヲ築設シ津浪主勢ヲ減殺シ同灣ノ灣形上、防波堤築設ニヨル廻浪ナキニシモ非ラザルヲ以テ部落沿岸ノ中央部ニ埋立護岸竝ニ突堤ヲ築設シ、陸上ニ押上グル波浪ヲ防止セントスルモノナリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落ノ西端ヨリ懸崖ニ沿ヒ約二百米ノ地點ヲ起點トス
 ロ、方向 南八十九度三十分東
 ハ、長サ 天端延長一五○米
 ニ、幅員 天端幅五米 高サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 「コンクリート」方塊及捨石混成堤ニシテ構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 三○、○○○平米 收容漁船數 動力船 三隻 無動力船 一一二隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 埋立計畫地ノ中央ヨリ二○米ノ魚揚突堤ヲ築設セントスル外埋立護岸構造ヲ考慮シ小漁船ノ船着魚揚ニ便セシム、各構造圖面ノ通リ
 ロ、繋船設備 防波堤全長一五〇米ニ亘リ五米毎ニ三〇本ノ繋船柱ヲ取付ケントス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 現在小漁船ハ本部落東部ノ砂濱ニ曳揚ゲ居リ且ツ本計畫ニ依リ防波堤築設セバ相當大時化ニ於テモ本部落西北部ノ砂濱ニ曳揚グレバ安全ナルモノト認メラレ差當リ船揚場築設ノ要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ロ、必要ナル經費概算
(四)護岸(埋立護岸魚揚兼用トス)
 イ、位置 本部落海岸ノ中央
 ロ、延長 六○米 天端高 滿潮位上一米 總高平均 二米五○糎
 ハ、構造概要 練石積護岸ニシテ基礎床堀栗石圍ヒトシ捨石ヲ以テ被覆ス 法勾配 二分 天端肩巾二米厚三○糎
 ノ「コンクリート」張トナス 構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(五)埋立(魚揚場及製造場敷地)
 イ、位置 本部落海岸ノ中央
 ロ、面積 一、八○○平米 埋立高 平均二米
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル箇所ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   施設計畫ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 二○戸
 ヘ、必要面積 二、○○○坪
 ト、位置ノ決定
候補位置 現在住宅地ヨリ東部ノ丘陵地一帶
 チ、地質 粘盤岩
 リ、用水 清水多量
 ヌ、往宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、名振災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ロ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、往宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、名振災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 宮城縣桃生郡十五濱村名振
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地図 十五濱村名振津浪災害豫防施設計畫略圖
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名振災害豫防施設工事構造圖
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震嘯災害調
十五濱村大字熊澤

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十二分ヲ經テ灣ノ北東ヨリ襲來シ部落内北、南両溪流ニ沿ヒ押上リタルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 二八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   砂利濱ニ引揚置キシ漁船ハ大半沖合ニ押流サレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計算ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸ヨリ約二百五十米離レタル岩礁二ケ所ヲ點綴セントス
 ロ、方向 北十五度 西一三○米 南八度三十分 東一○○米
 ハ、長サ 全長 二三○米
 ニ、幅員 天幅端 四米 高サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 「コンクリート」方塊及捨石混成堤(延長一○○米間)「コンクリート」方塊直立堤(延長一三○米間)構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 五〇、○○○平米 收容漁船數 動力船 三隻 無動力船 三十三隻 外來船 八十隻餘(大小動力船)
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 時局匡救事業船溜工事トシテ災害後完成シタル突堤ヲ利用セルニ付キ差當リ其要ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤全長二百三十米間五米毎ニ土管「コンクリート」詰ノ繋船柱ヲ取付ケントス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 砂利濱ニ引揚グルヲ以テ差當リ施設ノ要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)護岸
 イ、位置 本部落漁業ノ進展ニ從ヒ將來ニ於テハ接岸設備ノ完壁ヲ期スル上ニ於テ埋立護岸工事必要アルモ未ダ船溜外廓工事ノ完全ナラザル今日接岸設備ニ先立チ防波堤工事ノ急施ノ要アルヲ認メラル
(五)埋立 差當リ施設ノ要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル箇所ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、位置ノ決定 具體的計畫ナシ
 第四、熊灣災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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地図 十五濱村字熊澤津浪災害豫防施設計畫略圖
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熊澤防波堤
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
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第四、熊灣災害豫防計畫施設經費總括表
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震嘯災害調
十五濱村大字雄勝

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十三分ニシテ三十間餘ノ汐引キアリタル模樣ニシテ其レヨリ間モナク津浪ノ襲來アリ第一囘目ノ津浪ニテ慘害ヲ蒙リタルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 二○尺 明治二十九年 一○尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   沿岸ニ於ケル建築物ノ大ナルモノハ流失ヲ免レタルモノアリタレドモ小建築物ニアリテハ殆ド流失シ之レガタメ他ノ住家等ニ衝突シ災害ヲ一層大ナラシメ又港灣ニ繋留ノ漁船ハ灣奥陸地ニ押流サレ途中建物ニ衝突シ被害ヲ甚大ナラシメタルモノノ如シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要
 雄勝部落ハ雄勝灣奥ニ位シ十五濱村ノ漁業中心地ニシテ又スレート工業ニ於テハ縣下屈指ノ産地ナリ
 戸數四一○内漁業戸數五八戸ニシテ動力船十一隻漕船四八隻ヲ有シ漁獲年額一九六、○○○圓ヲ算スル状態ニアリ
 同地ハ今春ノ津浪ニ於テハ縣下有數ノ被害地ニシテ之レガ豫防施設計畫トシテハ地元ニ於テハ同災害ニ鑑ミ住宅移轉計畫ヲ樹テ漁家ノ復舊建築ニ付キテハ同計畫ニ基キ實施中ニアリ
 又沿岸護岸ハ目下縣ニ於テ改良復舊工事中ニシテ之等實施完成ノ上ハ災害豫防上極メテ效果大ナルモノト認メラルルモ津浪動向コリ見テ其ノ主勢ハ同灣ノ北岸ヨリ北西岸ニ沿ヒ沿岸ノ住家ヲ襲ヒ南西ノ灣奥ニ押寄セタルモノノ如キ經路ナレバ灣口ノ北岸ニ防波堤ヲ築設スルニアリテハ津浪主勢ヲ防遏スル上ニ於テ一層效果的ト認メラルルヲ以テ同防波堤築設ヲ計畫セリ
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落北東ノ岬角ニシテ村道ノ石垣ヲ起點トス
 ロ、方向 南十一度西
 ハ、長サ 五〇米
 ニ、幅員 五米 高サ 滿潮位上 一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、方塊及捨石混成堤ニシテ構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 八、○○○平米 收容漁船數 動力船 十一隻 無動力船 四十八隻 外來船 百隻(大小動力船)
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 目下工事中ノ縣護岸ハ所々ニ魚揚階段ヲ取付ケ居ルモノニシテ又計畫防波堤ノ内側ハ魚揚ニ便ナル構造トセリ
 ロ、繋船設備 防波堤全長ニ亘リ五米毎ニ十二本ノ土管「コンクリート」詰ノ繋船柱ヲ取付ケントス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 目下時局匡救事業トシテ工事中ナルヲ以テ計畫ノ要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル経費概算
(四)護岸 本部落海岸一帶ニ目下縣護岸工事施行中ナルヲ以テ計畫ノ要ナシ
(五)埋立 ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 灣奥部後方一帶ハ緩衝地區トシテ自然的地形ヲ備フ
(八)警報装置、見張場、避難道路等
   同部落ニ於テ幅三米ノ部落背部ノ山地ニ通ズル避難道路五線新設計畫アリ警備施設トシテ一、○○○「ボルト」ノ「サイレン」ヲ二箇所ニ設備シ變災即報ニ充ツル計畫アリ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   右ノ外ニ本港外(部落ノ北東部)造船場附近ニ護岸埋立ヲ施行シ網干場施設ノ希望アリ
 第三、漁村往宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スべキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 二七三戸
 へ、必要面積 一八、○○○坪
 ト、地質 粘盤岩
 チ、用水 清水多ク不便ナシ
 リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、雄勝災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル経費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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地図 宮城縣桃生郡十五濱村雄勝震嘯災害圖
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地図 宮城縣桃生郷十五濱村雄勝
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雄勝防波堤構造圖
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リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、雄勝災害豫防計畫施設經費總括表
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震嘯災害調
宮城縣本吉郡十三濱村

一、位置地勢
 本村ハ宮城縣ノ東北ニ位シ本吉郡ニ屬ス東ハ太平洋ニ面シ西ハ山岳ヲ以テ桃生郡橋浦村ニ堺シ北ハ戸倉村ニ隣シ南ハ追波灣ヲ隔テテ桃生郡大川村ニ堺ス沿岸ハ屈曲少キヲ以テ良灣ナク外洋ニ面スルヲ以テ波浪高シ
 本村ハ吉濱、月濱、立神、長鹽谷、白濱、小泊、小室、小指、大室、大指、相川、小瀧等ノ各區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ニ於ケル漁獲高ハ昭和七年度ニ於テ僅カニ三萬五千圓ニ過ギズ漁業ハ殆ド沿岸ノ漁業ニシテ鮪、鰮、鮭、鰤等ヲ主ナルモノトシ海藻類ニテハ若布、角又ヲ主トス漁獲物ハ主トシテ石卷ノ商人ヘ直接販賣ス
一、被害状況
 本村十三部落中災害ヲ被リタルハ十一部落ニシテ其ノ被害状況ハ次表ノ如シ
一、調査部落
本村被害部落中災害甚ダシキ左記五部落ヲ實地踏査シ津浪災害豫防計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見t積リタルモノナリ
   相川
   大室
   小瀧
   小泊
   小指
 其ノ他白濱、小室、大指三部落ノ被害状況、漁業状態及右各部落トノ漁業關係等調査ヲナシ右各部落豫防施設計畫樹立上ノ參考トセリ
一、十三濱村津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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津浪被害調
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地図 十三濱村海嘯被害地略圖
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一、十三濱村津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 調査部落一覽圖
十三濱村字相川

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ津浪灣内ニ押寄セタルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一二尺 明治二十九年 一五尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   海岸ニ引揚アリタル漁船數艘ハ北西ノ河流ニ沿ヒ押流サレ大半ハ引浪ノタメ沖合ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 相川灣口ニ點在セル二大岩礁ヲ連結スル第一防波堤及東岸中央ノ突出部ヨリ第二防波堤ヲ築出セン
トス
 ロ、方向 第一防波堤北二十一度三十分東 第二防波堤南四十度三十分西
 ハ、長サ 第一防波堤 一五米 第二防波堤 三○米
 二、幅員 兩堤共天端巾四米八○糎 高サ 第一防波堤 滿潮位上一米 第二防波堤 滿潮位上 一米五○糎
 ホ、構造概要 兩堤共「コンクリート」方塊捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 四五、○○○平米 收容漁船數 動力船 一隻 無動力船 一五○艘 外來船 五○艘(大小動力船)
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 急施ノ要ナシ
 ロ、繋船設備 各防波堤ニ五米間隔ニ繋船柱九本ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 相川々口ノ北側ノ砂利濱
 ロ、面積 一、七八五平米 延長 七○米 斜面幅 二二米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎ハ「コンクリート」方塊捨石圍ヒトシ斜面ハ栗石「コンクリート」張トス構造寸法詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸 差當リ必要ナシ
(五)埋立 差當リ必要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル箇所ナシ
(九)以上各項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 三四棟
 へ、必要面積 三、三○○坪
 ト、位置ノ決定
   候補位置 別紙圖面ノ通リ
 チ、地質 壤土ニシテ地盤強固
 リ、用水 小川水量豐富
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、相川津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、相川津浪災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 十三濱村相川津浪方向竝ニ浸水區域
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地図 十三濱村相川災害豫防計畫圖
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相川船曳場・第二防波堤・第一防波堤
十三濱村字小泊

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 相川ヨリノ返浪ト認メラルルモノ地震後約四十分ヲ經テ襲來シタルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一六尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   部落海岸船揚場ニ曳揚ゲシ漁船流失シタルモノ多シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜 小泊鼻ニ依リ相當ノ時化ニ於テモ地先水面ハ比較的靜穩ニシテ相川灣口ニ防波堤築設スルニ至レバ尚一層安全ナル漁船ノ繋留場トナル
(1)附屬設備
 イ、魚揚設備 急施ノ要ナシ
(二)船揚揚
 イ、位置 本部落海岸縣道ノ前方
 ロ、面積 二○○平米 延長 二五米 斜面幅 八米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 相川船揚場ノ構造同樣
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)護岸 必要ナシ
(五)埋立 必要ナシ
(六)防浪堤 必要ナシ
(七)緩衝地區 必要ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四棟
 へ、必要面積 六○○坪
 チ、地質 壤土ニテ地盤強固
 リ、用水 溪水
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、小泊津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、小泊津浪災害豫防計畫施設經費總括表
十三濱村字大室

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十五分餘ニシテ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシ夕ル影響並津浪當時ニ於ケル
 漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
  船揚場ニ曳揚ゲ置キタル漁船後方畑地ニ押流サレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸南東端ノ鼻ヲ起點トス
 ロ、方向 北八十五度東及南八十一度三十分東
 ハ、長サ 八六米
 ニ、幅員 五米 高サ 滿潮位上一米三○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」方塊及捨石混成堤 構造寸法詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 一三、五○○平米 收容漁船數 無動力船、三七隻 右ノ外同村部落ノ漁船三十隻餘ノ避難所ナリ
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 急施ノ要ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤五米間隔ニ十六本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 護岸ノ東南端
 ロ、面積 一、八○○平米 延長 六○米 斜面幅 一七・五米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ハ「コンクリート」方塊捨石圍ヒトシ斜面ハ「コンクリート」張トス 構造寸法詳細面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)護岸 必要ナシ
(五)埋立 必要ナシ
(六)防波堤 必要ナシ
(七)緩衝地區 必要ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
 第四、大室津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
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第四、大室津浪災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 十三濱大室津浪方向竝ニ浸水區域略圖
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地図 十三濱村大室津浪災害豫防計畫圖
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大室防波堤構造図
十三濱村字小瀧

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十五分ニシテ津浪部落沿岸ニ襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
(イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
(ロ)津浪ノ高サ 三〇尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪卜ノ關係
   海岸ニ引揚ゲアリシ漁船一旦高所ニ押上ゲラレ引浪ノタメ大部分ハ沖含ニ流失セラレタレド一部ハ高所ニ殘留セシモノノ如シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(二)船揚場
 イ、位置 本部落海岸ノ南部
 ロ、面積 一、五六○平米 延長 四○米 斜面幅 一九米 勾配 斜面勾配三分ノ一 船置場勾配五分ノ一
 ハ、構造概要 斜面法先基礎ハ石積ヲ捨石ニテ圍ヒ斜面張石トス 船置場五分ノ一勾配ニ切取均シヲナスモノトス
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
 第四、小瀧津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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地図 十三濱村小瀧計畫圖
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小滝船揚場
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、小瀧津浪災害豫防計畫施設經費總括表
十三濱村字小指

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ津浪部落ノ東南河流ニ沿ヒ押寄セタルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一六尺 明治二十九年 一五尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   海岸ニ引揚ゲアリシ漁船大部分沖合ニ流失セラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計晝ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(二)船揚場
 イ、位置 本部落海岸一帶
 ロ、面積 斜面共七九五平米 延長 五三米 斜面幅 一○米 勾配 四分ノ一
 ハ、構造概要 船揚場前面ハ滿潮面上六米ノ護岸ヲ設ケ之レニ二ケ所ノ船揚斜面ヲ取付クルモノトス構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫ノ施設以外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四棟
 へ、必要面積 二七○坪
 チ、地質 壤土ニシテ地盤強固
 リ、用水 井水
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、小指津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、小指津浪災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 小指津浪方向竝ニ浸水區域
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地図 十三濱村小指津浪災害豫防施設計畫圖
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小指護岸及船曳斜面圖
本吉郡戸倉村

一、位置、地勢
 本村ハ宮城縣ノ東北部ニ位シ本吉郡ニ屬ス東南ハ十三濱村ニ隣シ西ハ横山村ニ堺ス、北ハ志津川灣ニ面シ志津川町ニ堺ス
 本村ハ折立、水戸邊、波傳谷、津ノ宮、瀧濱、藤濱、長清水、寺濱、荒町、西戸等ノ各區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ノ漁獲高ハ昭和七年度ニ於テ約十萬圓ニシテ水産物製造高ハ五萬圓余ニ達ス、漁業ハスベテ沿岸漁業ニシテ漁獲物ノ主ナルモノハ鰮、鮑、鮹等ナリ鰮ハ魚肥ニ製造シ個人販賣ヲナスモ鮑、鮹、若布等ノ如キハ漁業組合ニ於テ共同入札ヲナシ統制販賣ヲナス
 本村ノ漁業ハ農業ヲ副業トシテ行ハレツツアリ
一、被害状況
 本村十部落中災害ヲ被リタルハ折立、水戸邊、波傳谷、津ノ宮、瀧濱、藤濱、長清水、寺濱ノ八部落ニシテ被害状況次表ノ如シ
一、調査部落
 本村被害部落中災害激甚ナリシ左記二部落ヲ實地踏査ナシ津浪災害豫防施設計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見積リタルモノナリ
   波傳谷
   藤濱
一、戸倉村津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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海嘯被害調
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海嘯被害一覽表第一表
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地図 被害地図
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海嘯被害一覽表第二表
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一、戸倉村津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 戸倉村調査箇所一覽圖
戸倉村大字波傳谷

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十五分余ニシテ東方ヨリ本部落ニ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區城 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一二尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   漁船ハ部落砂濱地ニ引揚アリタルモノ後方地帶ニ押上ゲラレタルモノ多シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 本部落海岸ノ西部
 ロ、面積 六○○平米 延長 三○米 斜面幅 一○米 勾配 四分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ハ石積捨石圍ヒトシ斜面ハ空石張トス、 構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(三)護岸
 イ、位置 本部落海岸ノ西部船揚場計畫地ニ隣接スルモノトス
 ロ、延長 七○米 天端高 干潮位上六米 總高 平均三米五○糎
 ハ、構造概要 基礎部ハ床掘捨石ヲ施シ石積ハ二分五厘勾配トシ練積施工トス、天端肩ニハ胸壁(巾○・八米高一米)ヲ取付クルモノトス
 ニ、必要ナル經費概算
(四)埋立
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 一、六○○平米 埋立高 平均一米
 ハ、必要ナル經費概算
(五)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   本計畫ノ船揚場ノ外ニ更ニ部落東部ニ船揚場ヲ希望セルモ急ヲ要セザルモノト認メラル
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
 第四、波傳谷津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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地図 戸倉村字波傳谷見取圖
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地図 戸倉村波傳谷計畫圖(見取圖)
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浪傳谷船揚構造図
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(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、波傳谷津浪災害豫防計畫施設經費總括表
戸倉村大字藤濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十五分余ニシテ北東方ヨリ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一二尺 明治二十九年 二三尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシ夕ル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   海岸ニ引揚アリタル漁船ハ大半沖合ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 本部落南部ノ縣道前面ノ砂濱地
 ロ、面積 一、六○○平米 延長 四○米 斜面幅 一○米 勾配 四分ノ一
 ハ、構造概要 波傳谷ノモノト同樣
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(二)護岸
 イ、位置 計畫船揚場ト舊護岸間
 ロ、延長 八○米 天端高 滿潮位上四米五〇糎 總高 平均三米
 ハ、構造概要 波縛谷ノ護岸ト同構造
 ニ、必要ナル經費概算
(三)埋立
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 三、二〇〇平米 埋立高 平均二米
 ハ、必要ナル經費概算
(四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
    計畫セシ施設物ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
 第四、藤濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スべキ住宅地ノ適否
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第四、藤濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 戸倉村字藤濱見取圖
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地図 戸倉村藤濱計畫圖
本吉郡志津川町

一、位置、地勢
 本町ハ宮城縣ノ東北端ニ位シ東北ハ沼ノ澤、惣内二由ノ嶺上ト耕地トヲ以テ歌津村ニ界シ西北ハ惣内、保呂羽二山ノ嶺上ヲ以テ入谷村ニ接ス西南ハ保呂羽山嶺ヲ以テ戸倉村ニ境シ東南一帶ハ總テ志津川灣ニ臨ミ東北西ノ三面ハ丘陵重疊シ廣地平原尠シ
 本町ハ林、大久保、保呂毛、田尻畑、中瀬町、小森、八幡町、五日町上小路ノ一、五日町下小路ノ一、五日町小路ノ二、南町、十日町上小路ノ一、十日町上小路ノ二、十日町下小路ノ一、十日町下小路ノ二、本濱町、新井田、袖濱、平磯、荒砥東區、荒砥西區、大上防、清水、細浦ノ二十五區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本町ニ於ケル全戸數ハ一、二五七戸ニシテ内水産業ニ從事スルモノ四一五戸約三割三分ヲ占ム
 生産物ノ總額ハ昭和六年度ニ於テ七十八萬一千圓ニシテ内漁獲高二十二萬三千圓アリ總額ノ二割九分ヲ占ム此外水産物ノ製造高八萬五千圓ニ達ス
 漁獲物ノ主ナルモノハ鮫、鰈、鱈、鰮、鮭、藻類、貝類等ニシテ其一部ハ製造加工セラルルモ大部分ハ漁獲ノ都度市場ニテ販賣セラル
一、被害状況
 本町二十五部落中災害ヲ被リタルハ沿岸六部落ニシテ其ノ被害状況ハ次表ノ通リ
一、調査部落
 本村被害部落中災害激甚ナリシ左記三部落ヲ實地踏査ナシ津浪災害豫防施設經費ヲ見積リタリ
   志津村
   清水
   荒砥
 右ノ外袖濱、平磯、細浦ノ三部落ノ被害状況、漁業状態及右各部落トノ關係等ニ付キ大體ノ調査ヲナシ計畫樹立上ノ參考トセリ
一、志津川町津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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災害調査表
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水産災害調査表
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一、志津川町津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 歌津村・志津川町・志津川湾地図
志津川町大字志津川

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ津浪襲來シ町内ヲ貫流セル河流ニ沿ヒ押寄セ、午前五時全ク減水セリ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 八尺 明治二十九年 七尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   志津川ノ西部松原公園海岸ノ護岸ノタメ同方面ハ比較的浸水程度輕少ナリシト認メラレタリ
   河口附近ニ繋留セル船舶ハ上流ニ押上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 時局匡救事業七、八兩年度繼續工事トシテ目下施行中ノ大森崎、荒島間ヲ遮閉スル防波堤ヲ嵩上補強スルモノトス
 ロ、方向 北十度東
 ハ、長サ 二○七米九○糎
 ニ、幅員 天端幅 三米 高サ 天端高滿潮位上 一米五○糎
 ホ、構造概要 石積捨石堤ノ堤體石積部ヲ厚サ一米ノ「コンクリート」ニテ被覆シ内側ニハ階段ヲ取付ケ又捨石部ハ一米五〇糎ノ厚サヲ以テ被覆ス 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 七二、○○○平米 收容漁船數 動力船 八隻 無動力船 一三四隻 其他外來船 三○○隻(大小動力船)
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 防波堤堤體内側構造ヲ階段型トナシ魚貨ノ揚卸ニ便ナラシム
 ロ、繋船設備 防波堤全長ニ亙リ五米間隔ヲ以テ天端ニ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(3)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 魚揚岸壁ノ西方ニ隣接セシム
 ロ、面積 二、○○○平米 延長 一○○未 斜面幅 一七・二米 勾配 六分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎ニハ捨石ノ上ニ方塊ヲ据へ斜面ハ厚サ四○糎ニ栗石敷均シ三五糎厚ノ栗石「コンクリート」ヲ張立ツルモノトス 構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸(魚揚岸壁)
 イ、位置 防波堤根部ヨリ西万向ニ配置セントス
 ロ、延長 二○○米 天端高 滿潮位上 一米 總高 四米
 ハ、構造概要 捨石基礎ノ上ニ「コンクリート」方塊ヲ整置シ其ノ上部ハ「コンクリート」壁ヲ設ケ天端肩ヨリ五米六○糎ノ十分ノ一ノ斜面ニ「コンクリート」ヲ張立ツルモノトス 構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(五)埋立
 イ、位置 魚揚岸壁ノ背部、船揚場ノ背部ヲ埋立將來ノ漁業用地ニ充ツルモノトス
 ロ、面積 九、○○○平米 埋立高 平均埋立高 二米
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル施設箇所ナシ
(八)警報装置、見張場、避難道路等
    警報装置ハ本區内 本町ニ於テ設備セリ、避難道路及見張場ノ要ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
    右施設計畫ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
第四、志津川津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(3)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、志津川津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 志津川略圖
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地図 志津川町志津川見取圖
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志津川防波堤構造圖
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志津川護岸・船揚場
志津川町大字清水

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十分ニシテ本部落海岸ノ北東方ヨリ押寄セ本部落内ニ浸水シ午前四時頃退水シタル模樣ナリ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一〇尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   前項該當事項ナシ、漁船ハ海濱ニ引揚ゲ置キタルモノ大半沖ニ押流サル
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計晝ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計書各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 清水川々口ヨリ北岸ニ沿ヒ約一〇〇米ノ地點ト此ノ前面ニ點在セル岩礁ヲ連結シ之レヲ第一防波堤トナシ更ニ岩礁ヨリ第二防波堤ヲ突出セシム
 ロ、方向 第一防波堤北五度三十分東、第二防波堤北十度西
 ハ、長サ 〃 三〇米 〃 三五米
 ニ、幅員 〃 五米 〃 四米 高サ 兩堤同高ニシテ滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 第一防波堤 現場詰「コンクリート」直立堤
        第二〃 「コンクリート」方塊捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 七、○○○平米 收容漁船數 動力船 三隻 無動力船 三八隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 漁揚護岸突堤等ノ魚揚設備モ必要ト認メラルルモ不取敢最モ急施ヲ要スル防波堤ノミヲ計畫シタリ
 ロ、繋船設備 兩防波堤ニ繋船柱一三本ヲ取付クルモノナリ
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 目下工事中ノ縣營護岸ノ北端前面砂濱ヲ船揚ニ利用シ得ルヲ以テ急施ノ要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)護岸 縣營工事トシテ海岸堤ヲ復舊スル計畫ナリ
(五)埋立 差當リ必要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル施設箇所ナシ
(八)警報装置、見張場、避難道路等
   必要ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   施設計畫ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 三戸
 へ、必要面積 三○○坪
 ト、位置ノ決定 家業上不便多キヲ以テ縣道及里道ニ沿ヒタル高丘ヲ選定ス
   候補位置
   理由 從來ノ宅地ハ海岸ニ接近シ殊ニ小川ヲ控へタルタメ最モ危險多カリシモノナルガ今囘移轉計畫ノ宅地ハ相當ノ高丘ナルヲ以テ將來安全ナリ
 チ、地質 粘土質
 リ、用水 堀拔井戸ニヨリ用水不自由ナシ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
第四、清水津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、清水津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 清水略圖
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地図 清水津浪災害豫防計畫圖
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清水防波堤構造圖
志津川町大字荒砥

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十分余ニシテ南東ヨリ西方ノ河流ニ沿ヒ押寄セタル模樣ナリ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 七尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   沿岸護岸ノタメ其ノ後方ハ浸水比較的少ナシ、東方ノ砂濱地ニ揚置キシ小漁船後方地帶ニ押上ラレタリ
第四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落東南ノ灣頭ニ突出セル岩礁地帶
 ロ、方向 南六十度西
 ハ、長サ 五○米
 ニ、幅員 天巾 四米 高サ 滿潮位上 一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、方塊及捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 三〇、○○○平米 收容漁船數 動力船 八○艘 無動力船 三艘
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤天端ニ十本ノ繋船柱ヲ五米間隔ニ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 本部落海岸ノ南西部
 ロ、面積 二、八○○平米 延長 七○米 斜面幅 一六米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎ハ「コンクリート」壁トシ捨石圍ヒヲナスモノトス 斜面ハ厚三○糎ノ栗石「コンクリート」張トス
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     施設計畫ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
第四、荒砥津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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第四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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地図 志津川町荒戸津浪災害豫防施設計畫圖
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荒砥防波提構造図
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地並移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、荒砥津浪災害豫防施設計畫經費總括表
本吉郡歌津村

一、位置
 歌津村ハ宮城縣ノ東北部ニ位シ本吉郡ニ屬ス東ハ太平洋ニ臨ミ西ハ御嶽及入谷村ニ堺ス、北ハ小泉村ニ隣シ南ハ志津川町ニ堺ス本村ハ上澤、中在、釜ノ濱、伊里前(上、下)館濱、泊濱、馬場、名足、石濱、田ノ浦、港等ノ各區ヨリナル
一、漁業ノ概况
 本村ニ於ケル昭和七年度ノ漁獲高ハ約十一万圓余ニシテ鰮、鯖、鮃、鮫、鮑、若布等ヲ主ナルモノトス
 鰮ハ全部〆粕トシテ肥料ニ製造セラレ若布ハ生産ノ半額ハ加工製造ヲナシ東京方面ニ移出シ半分ハ未製品ノ儘四國方面ニ販賣ス
 搗布ハ沃度ノ原料トシテ全部製造ス
 其他ノ漁獲物ハ水揚ノ儘氣仙沼其他ノ市場ニ於テ販賣ス
一、被害状况
 本村十二部落中災害ヲ蒙リタルハ沿岸十部落ニシテ被害状况次表ノ如シ
一、歌津村災害調
   漁具被害 壹萬八千圓
   其ノ他附屬品 壹萬圓
   建物(非住宅)
         棟數  坪數
   倉庫    五   五〇
   納屋    一○  一五○坪
   物置    四七  二八七〃
   肥料舍   二○  一一○〃
   畜舍    一七  一二〇〃
   其ノ他建物 八○  二八○〃
  農具類被害價格 五、○○○圓
  明治廿九年歌津村海嘯被害状况調書拔萃
 歌津村ハ小泉灣ト志津川灣トノ間ニ突出シ不規則ナル靴状ノ半島ヲ爲シ地形上激浪ノ襲來甚シ、被害ノ部落總テ十三家屋ノ流潰二百五十餘戸死亡凡ソ八百人ノ多キニ及ベリ其慘状蓋シ唐桑村ト伯仲ノ問ニ在リ就中北岸ナル田ノ浦濱ノ如キハ全部落五十五戸ヲ擧テ悉ク之ヲ粉碎シ二百餘ノ生靈ヲ溺死セシメタリ 其他中山、湊、名足ノ諸濱亦被害甚シク各百餘ノ死亡者ヲ出セリ南灣ノ伊里前亦之ニ次ゲリ
一、調査部落
 本村中最モ被害甚シキ馬場、中山、田ノ浦及本村樞要部落タル伊里前ノ四部落ヲ調査シ津浪災害豫防計畫ヲ樹テ其經費ヲ見積リタルモノナリ
一、歌津村津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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一、歌津村災害調
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被害状況
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一、歌津村津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 歌津村調査箇所一覽圖
歌津村字伊里前

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十分轟然タル音ヲ伴ヒ津浪襲來スルヲ目撃シタルモノアリ、第一囘目ノ津浪ノ引浪ニ於テ海岸堤防破壞サレタルガ第二囘目ノ波ハ勢力弱カリシモノノ如シ
二、浸水區域竝津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一五尺 明治廿九年 一三尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   沿岸砂濱地ニ引揚置キタル小船ハ伊里前川ニ沿ヒ田畑地ニ押上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル編調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸ヲ包扼スル東西兩岬角ヲ起點トシ築出セントスルモノナリ
 ロ、方向 第一防波堤北八○度東、第二防波堤南三五度西
 ハ、長サ 第一防波堤五○米 第二防波堤三○米
 ニ、幅員 各四米 高サ 滿潮位上一米三○糎
 ホ、構造概要 兩堤同構造ニシテ現場詰「コンクリート」方塊及捨石混成堤トス 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 三〇、○○○平米 收容漁船數 動力船 四艘 無動力船 四二艘
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 河口ニ導流兼魚揚突堤延長四○米天巾四米滿潮位上七○糎ノモノヲ築設ス 構造詳細圖面ノ通リ
 ロ、繋船設備 兩防波堤天端ニ五米間隔ノ繋船柱ヲ受付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 縣護岸西端前區ノ砂濱地ヲ利用セリ
(三)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   右施設計畫ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
 第四、伊里前津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法並漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スべキ住宅地ノ適否
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第四、伊里前津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 歌津村字伊里前
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地図 歌津村伊里前津浪災害豫防計畫略圖
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歌津村伊里前構造図
歌津村字馬場

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 經路ハ大体ニ於テ伊里前ト同樣ナリ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 三二尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪卜ノ關係
   海岸砂濱地ニ引揚アリシ漁船ハ大部分引波ノタメ沖合ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 馬場、中山兩部落ノ海濱地
 ロ、面積 馬場ノ分 四、一六〇平米 中山ノ分 一、〇四〇平米 延長 一六○米 四○米 斜面幅二六米 勾配 五一分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ハ床掘栗石詰込ミ石積ヲ基礎トシ斜面石張ヲナスモノトス
 ハ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(二)護岸
 イ、位置 馬場部落海岸一帶及中山部落海岸ノ南部
 ロ、延長 馬場ノ分 二〇〇米 中山ノ分 二六○米 天端高 馬場護岸滿潮位上 四米五〇糎 中山護岸滿潮位上六米 總高 馬場護岸 四米五○糎 中山護岸 六米
 ハ、構造概要 馬場護岸ハ巾一〇米五ヲ有スル階段式トナシ護岸ハ二分勾配ノ練石積トス、中山護岸ハ基礎床掘栗石圍ヒトナシ二分勾配ノ練石積ニシテ天端肩ニハ巾四米厚二五糎ノ「コンクリート」ヲ張立ツルモノトス
 ニ、必要ナル經費概算
(五)盛土
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 馬場ノ分 長 二○○米 巾 二一米 四、二〇〇平米 中山ノ分 長 一七〇米 巾 三○米 五、一〇〇平米 埋立部 馬場ノ分 三米五○糎 中山ノ分 三米
 ハ、必要ナル經費概算
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     中山部落ニ於テハ船揚場二箇所施設ヲ締望セルモ收容漁船數及施設場所ノ適否ヨリ見テ一箇所ニテ充分ト認メラル
     其他別段希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
第四、馬場中山津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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地図 歌津村字馬場中山
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地図 馬場中山計畫圖
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馬場中山工事構造図
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第四、馬場中山津浪災害豫防施設計畫經費總括表
歌津村字田ノ浦

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十分余ニシテ津浪襲來シ翌日ノ正午ニ於テ舊態ニ復セシモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 三二尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   海岸砂濱ニ引揚アリシ小漁船ハ大部分引浪ノタメ沖合ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要(省略)
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 本部落北西ノ海岸砂濱地
 ロ、面積 六○○平米 延長 二○米 斜面幅 一語米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ハ石積捨石圍ヒニシテ斜面ハ空張石トス
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(四)護岸
 イ、位置 船揚場計畫地ニ隣接シタル砂濱地
 ロ、延長 三〇米 天端高 滿潮位上六米 總高 平均六米
 ハ、構造概要 基礎ハ床堀捨石ニシテ二分勾配ノ練石積トス
 ニ、必要ナル經費概算
(五)土盛
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 九〇〇平米 土盛高 平均二米
 ハ、必要ナル經費概算
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
 第四、田ノ浦津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、田ノ浦津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 歌津村字田ノ浦
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地図 歌津村田ノ浦計畫圖
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田ノ浦防波堤
本吉郡小泉村

一、位置
 小泉村ハ宮城縣ノ東北部ニ位シ本吉郡ニ屬ス東ハ小泉灣ヲ擁シテ太平洋ニ臨ミ西及北ハ御嶽村ニ隣シ南ハ歌津村ニ堺ス
 本村ハ藏内、歌生、今朝磯、二十一濱、小濱、中島、泉、管ノ澤、平貝、北明戸、南明戸等ノ各區ヨリナル
二、漁業ノ概況
 本村ニ於ケル昭和七年度ノ漁獲高ハ僅々二萬圓内外ニ過ギズ又漁船數モ無動力船九八隻、動力船一隻ニ過ギズ漁獲物ノ主ナルモノハ鮫、鮭、鰮、鮑等ニシテ其大部分ハ氷揚ノ儘、氣仙沼市揚ニ於テ販賣ス
三、被害状況
 本村被害部落ハ歌生、二十一濱、今朝磯及藏内ノ四部落ニシテ本村海岸土地ハ比較的高地ナルタメ大災害ヲ被ラザルモ浸水ノタメ漁家々財並ニ漁船ノ破損流失等相當ノ額ニ達セリ
     小泉村震災被害高調
一、金七萬七千九百四拾六圓    總額
   内譯
 一、金九千壹百九拾圓     漁船、漁具 被害高
 一、金四萬壹千四拾六圓    住家、家財 〃
 一、金五千八百圓       穀物、農具、家畜 〃
 一、金壹萬壹千八百拾圓    田畑、宅地 〃
 一、金壹萬壹百圓       堤防、橋梁 〃
一、調査部落
 本村被害部落中最モ被害大ナリシ二十一濱ヲ實地踏査ヲナシ災害豫防施設計畫ヲ樹テ經費ヲ見積リタルモノナリ右ノ外今朝磯及藏内ノ漁業状體並ニ被害状況ヲ實地視察シ二十一濱計畫上ノ參考トセリ

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小泉村被害状況
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小泉村明治二十九年海嘯被害状況
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地図 本吉郡小泉村海嘯被害略圖
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地図 小泉村調査箇所一覽圖
小泉村字二十一濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域並津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一八尺 明治二十九年 二六尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ闘係
  漁船ハ常ニ海岸ニ碇繋セルニヨリ全部流失セリ

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要(省略)
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(二)船場揚
 イ、位置 本部落海岸南東端
 ロ、面積 一、〇五〇平米 延長 三〇米 斜面幅 一〇米 勾配 三分ノ一
 ハ、構造概要 基礎部ハ石積ヲ捨石ニテ被覆ス斜面空石張トス上部ハ切取工ヲナス 講造寸法詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫施設ノ外希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一四棟(内六戸今朝磯部落へ移轉)
 へ、必要面積 一、二五〇坪
 チ、地質 硬岩一割、軟岩八割、粘岩一割
 リ、用水 井戸、清澄ニシテ豐富
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
 第四、津浪災害豫防ニ役立チタル實例及逸話
 二十一川ニ沿ヒ長サ五二五米高約二米ノ護岸アリ津浪ハ此ノ部ヲ破壞シ耕地ニ浸入セシモ浪勢滅殺サレ被害輕微ナリシモノナリ。
 第五、二十一濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法並漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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地図 宮城縣本吉郡小泉村
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地図 小泉村二十一濱 災害豫防計畫竝ニ復舊計畫圖
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二十一浜船揚場構造図
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
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第五、二十一濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表
本吉郡御嶽村

一、位置
 御嶽村ハ宮城縣ノ東北部ニ位シ本吉郡ニ屬ス、東ハ小泉、大谷ノ兩村ニ隣シ一部ハ小泉灣ヲ擁シ太平洋ニ臨ム、西ハ山岳ヲ以テ岩手縣ニ堺シ南ハ歌津、入谷、米川ノ三村ニ隣ス
一、漁業ノ概況
 本村中海洋ニ面スルハ大澤、風越、登米澤ノ三區ニシテ漁業ハ農業ノ副業卜シテ經營サレ大澤區ノミノ漁獲高ハ昭和七年度ニ於テ約壹萬壹千圓ニ達シ此外竹輪蒲鉾ノ製造高貳千五百圓ニ達ス
 漁獲物ノ主ナルモノハ鮫、鮑、若布、鮹、鱸ニシテ鮫ハ竹輪蒲鉾ニ製造セラレ若布ハ砂干或ハ灰干トシテ販賣セラレ他ハ大部分鮮魚ノ儘販賣セラル
一、被害状況
 本村ニ於テ被害ヲ受ケタル部落ハ大澤部落ニシテ又同部落以外ノ各農業部落ニアリテモ被害輕少ニシテ本村被害總額四千參百六拾圓餘ナリ
 被害状況次表ノ通リ
   御嶽村震災被害高
 一金四千參百六拾參圓   總額
  内譯
 一金四千壹百六拾五圓   漁船、漁具被害高
 一金九拾八圓       耕地 〃
 一金壹百圓        建物 〃
一、明治二十九年海嘯被害状況
   倒壞流失住宅 二戸
   死亡     一人
   家畜馬    一頭
   流失橋梁   一ケ處(大澤橋)
   漁船     約二十艘 全部流失
   田畑ノ被害  畑四反歩位
一、調査部落
 大澤部落實地ヲ調査爲シ津浪災害豫防施設ヲ計畫シ必要ナル經費ヲ見積リタルモノナリ

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御嶽村被害状況
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地図 御嶽村調査箇所一覽圖
御嶽村大字大澤

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙闘面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一五尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   部落砂利濱ニ引揚置キシ漁船津浪ノタメ護岸ニ打揚ゲラレ一部流失シタルモ大部分破壞シタルモノナリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸南端ノ岩礁ヲ起點トス
 ロ、方向 北二度東
 ハ、長サ 四〇米
 ニ、幅員 天巾 四米 高サ 干潮位上三米
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、方塊及捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 三、一五〇平米 收容漁船數 無動力船 三五艘 
(3)附屬設備(外附近漁業部落ヨリ動力船五、六隻ノ集泊アリ)
 イ、魚揚設備 急設ノ要ナシ
 ロ、浚渫 船溜内部三、一五○平米ヲ干潮面下一米ニ浚渫スルモノナリ
 ハ、繋船設備 防波堤天端ニ八本ノ繋船柱ヲ五米間隔ニ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 浚渫ケ所ノ前面
 ロ、面積 九〇〇平米 延長 六○米 斜面幅 一五米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎ハ方塊捨石圍ヒトシ斜面ハ厚三○糎ノ栗石「コンクリート」張トス 構造寸法詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫セル施設ノ外希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ、住宅地ノ適否
 第四、大澤津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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地図 御岳村大澤計畫圖
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大澤防波堤構造図
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ、住宅地ノ適否
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第四、大澤津浪災害豫防施設計畫經費總括表
本吉郡大谷村

一、位置、地勢
 大谷村ハ宮城縣ノ東北部ニ位シ本吉郡ニ屬ス、東及南ハ太平洋ニ臨ミ西ハ御嶽村ニ隣シ北ハ階上村、松岩村ニ堺ス、一般ニ山地多ク平野ニ乏シ北上ノ支脈ガ西北部ヨリ南走シ高躑躅手長家老新舘ノ諸山起リ漸次海岸延ビ諸部落ノ境ヲナス海岸ハ直
チニ外洋ニ向ヒ農嶼良港ト稱スべキモノナキモ日門、大谷、前濱ノ漁濱アリ本村ハ高、前濱、日門、大谷、中郷、土郷ノ諸區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ノ全戸數ハ五六○戸ニシテ水産業ヲ本業トスルモノ八七戸、副業トスルモノ一三二戸アリ
 本村ノ生産物ノ總額ハ昭和五年度ニ於テ一○○萬圓餘ニ達シ其大部分ハ工産(金)ニシテ七四萬圓ニ達ス漁獲高ハ約一○萬圓ニシテ工産ニ次ギ農産ヨリ僅ニ多シ
 漁獲物ノ主ナルモノハ鮪、鮑、鰮、鮫、若布等ニシテ一部ハ製造加工セラルルモ大部分ハ漁獲ノ都度主ニ氣仙沼市場ニテ生賣セラル
 漁船數ハ動力船一○○隻、無動力船二三三隻アリ
一、被害状況
 本村七部落中災害ヲ被リタルハ大谷、日門、前濱及赤牛四部落ニシテ其ノ被害状況次表ノ如シ
    大谷村震災被害高調
   一金四萬貳千四百參拾五圓   總額
    内譯
   一金壹萬貳千八百四拾圓    漁船漁具被害高
   一金四千七百拾貳圓      住家非住家 〃
   一金壹萬參千七百七拾四圓   動産 〃
   一金四千貳百五拾九圓     田、畑、宅地 〃
   一金六千八百五拾圓      堤防、村道、橋梁 〃
一、明治二十九年海嘯記録ノ概要
 明治二十九年六月十五日ハ恰モ陰暦五月五日ノ節句ニ當リ此ノ日前後ハ田植ノ最盛季ニシテ午後七時頃ヨリ俄カノ大雨トナリ後八時過ギ遠キ海洋ニ於テ一大音響ヲ闘ク瞬間大津波襲來卜ナリシモノナリ本村ニ於ケル被害ノ概況左ノ如シ
1 大谷部落
  流失倒潰戸數   七十二戸
  溺死及壓死    二百四十一人
  負傷       六十五人
  斃馬       四十一頭
  船ノ流失破損等不明
  耕宅地ノ被害   四十町歩
2 前濱部落
 流失倒潰戸數
 死亡者
 負傷者、斃馬數及耕宅地ノ被害反別其ノ他等ハ分明ナラズ
二、真觀十一年(紀元一、五二九)
慶長十六年(〃 二、二七一)
延寶五年(〃 二、三三七)
寶暦元年(〃 二、四一一)
 右海嘯襲來ノ記録アルモ其ノ詳細ヲ知ルコト能ハズ
   大谷村大谷、明治二十九年海嘯記念碑文寫
 明治廿九年丙中夏六月十五日三陸大海嘯沿岸數百里瞬間變成砂磧矣我大谷村平磯大谷兩部落被害大谷最甚此日當陰暦端午午後八時天地晦瞑暴風一過海上震動怒濤澎湃自川窪沼尻町尻三面來襲人人狼狽失逃路泣喚悲號近傍舉篝火救之暴潮方退家屋流潰伏屍縱横腥臭酸鼻慘絶極矣聞變諸官派出專任救護郡村史員來援饋衣糧役夫赤十字社權設病院施治療百方救濟無所不至死者收遣該厚葬於仙翁寺山墓地七月勅使東園侍從臨視傳聖旨板垣内務大臣巡視慰問論朝廷特賜救恤全各府縣及海外諸國仁人義損金凡百物品之寄贈朝野諸名土之慰問神官僧侶之弔祭衆皆感泣拜思矣八月安藤縣屬嶺岸郡書記擔任處理善後相地於高地各移居就業始安堵者實頼聖代至仁保護之厚與大方悲善家之思惠也大谷部落被害大數流潰家屋七十二戸溺死二百四十一人負傷六十五人斃馬四十一頭舟車若干耕地宅地三十五町有奇蓋前代未聞慘福也村内日夜鞅掌忘寝食殆五閲月焉距今三百餘季慶長十六年十月廿八日有海嘯害現存遺蹟沼尻即是也而不若今日之甚頃者大谷部落有志者議建碑徴餘支當時職在村長撰文之任亦非無責乃敍顛末以傳之
   大正二年第九月三日
      静堂 岩村章九郎撰 文
      巴陵 佐々守庸 篆額並書
一、調査部落
 本村被害部落中災害最モ大ナリシ前濱及大谷ノ二部落ニ付實地踏査ヲナシ豫防施設計畫經費ヲ見積リタルモノナリ
一、大谷村津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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大谷村被害状況
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一、大谷村津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 大谷村調査箇所一覽圖
大谷村大字前濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約二十分ニシテ海岸人家ノ床上迄浸水シ後約五分ニシテ二十七尺餘ノ大津浪トナリ數分ニシテ退水シ其後小津浪二囘襲來セリ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 二七尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響並ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   沿岸ニ引揚アリシ小漁船十數隻沖合ニ押流サレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫二關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸ヨリ約一五○米沖合ニ點在セル岩礁ヲ連結シテ防波堤ヲ築造セムトス
 ロ、方向 南四十五度西及南八十八度西
 ハ、長サ 一一〇米
 ニ、幅員 四米 高サ 滿潮位上一米五〇糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、方塊及捨石混成堤 構造寸法詳細騨面ノ通リ
(2)包擁面積 二○、○○○平米 收容漁船數 動力船 五艘 無動力船 七二艘
(3)附屬設備
 へ、繋船設備 防波堤天端ニ五米間隔ニ二十二本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 本部落海岸ノ中央部
 ロ、面積 三、○○○平米 延長 一○○米 斜面幅 一六・一○米 勾配 六分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎ハ「コンクリートブロック」ヲ石盤床堀ヲナシ整置シ斜面ハ滿潮位迄張石(空張)滿潮面上ハ栗石「コンクリート」張トス 構造寸法詳細圖面ノ通リ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
(四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
 第四、前濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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地図 大谷村前濱津浪概况略圖
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地図 大谷村前濱部落津浪災害豫防施設計畫圖
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前濱防波堤・船揚場
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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第四、前濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表
大谷村大字大谷

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 經路大體前濱ト同樣ナリ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 滿潮位上 一三尺 明治二十九年 一五尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   沿岸ニ引揚ゲアリシ漁船陸上ニ押上ゲラレ護岸ニ衝突シ破損セラレタルモノ多シ

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜(浚渫工事)
(3)附屬設備
 イ、浚渫 既設防波堤ノ前面六、○○○平米ヲ干潮面下一・五米ニ浚渫セム卜ス
 ロ、繋船設備 防波堤天端ニ五米間隔ニ二十二本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 浚渫箇所ノ前面
 ロ、面積 八五〇平米 延長 五○米 斜面幅 一七・二米 勾配 六分ノ一
 ハ、概造概要 法先基礎部ハ方塊捨石圍ヒニシテ斜面厚三○糎栗石「コンクリート」張トス
   構造寸法詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     施設計畫ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(ニ)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 六戸
 へ、必要面積 四六六・四八坪
 ト、位置ノ決定
  候補位置
  理由 明治二十九年及昭和八年ノ津浪ノ襲來ヲ受ケザリシ場處
 チ、地質 軟岩
 ヲ、用水 弁戸水 良
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、津浪災害豫防ニ役立チタル實例及逸話
 今囘ノ津浪ニ於テ本部落ノ南端俗ニ沼尻ト稱スル海岸ニ明治二十九年以後村及村民ガ防潮林トシテ黒松ヲ植栽シ相當ニ繁茂セル箇處アリ二十九年ニハ此邊一帶甚大ノ被害ヲ見タルニ今囘ハ津浪ノ高サニ於テ多少ノ差異アリトスルモ附近ノ耕地ハ只海水ノ浸入セルニ止マリ大ナル被害ナキヲ以テ見レバ防潮林ガ津浪災害豫防ニ役立チタル好適ノ實例ナリト部落民ハ稱シ居レリ
 第五、大谷津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(ニ)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第五、大谷津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 大谷部落ニ於ケル津波動向
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地図 大谷村大谷計畫圖
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大谷船揚場
本吉郡階上村

一、位置
 階上村ハ宮城縣ノ東北部ニ位シ本吉郡ニ屬ス、東ハ氣仙沼灣口ヲ距テ大島村ニ對シ西及北ハ松岩村ニ隣シ南ハ大谷村ニ堺ス
 本村ハ波路上、長磯、最知、岩月等ノ各區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ノ全戸數ハ五四一戸ニシテ内水産業ヲ本業トスルモノ七八戸副業トスルモノ二二九戸ニ達ス
 漁獲高ハ昭和七年度ニ於テ二萬五千圓内外ニシテ其主ナルモノハ海苔、鰮、鮑、鮹、若布等トス
 本村ハ海苔ノ養殖業頗ル盛ニシテ統計ニハ其産額一萬四、五千圓ニ過ギザルモ實際ハ十萬圓近キ産額アルモノノ如シ
一、被害状況
 本村被害部落ハ杉ノ下、森合及内田ノ三部落ニシテ氣仙沼西灣ニ面スル森合、内田兩部落ハ明治二十九年津浪災害後海岸一帶ニ護岸築設セラレ之レガタメ輕少ナル損害ニ止マリタルモノニシテ又木村南部ノ杉下部落ハ海岸開敞シ土地又比較的低地ナリシタメ浸水區域極メテ廣大ナリシモ明治二十九年津浪災害後漁家ノ大部分ハ高地ニ移轉シタルタメ大慘害ヲ免レタルモノナリ
 各部落ノ被害状況次表ノ如シ
   階上村震災被害高調
 一、金七萬八千八百五拾九圓   總額
   内譯
 一、金四千五百貳圓       家屋、動産被害高
 一、金五萬七千七百八拾七圓   水産業 〃
 一、金壹萬四百九拾五圓     道路、堤防、橋梁 〃
 一、金六千七拾五圓       田、畑 〃
   階上村 明治二十九年海嘯被害状況記録
明治二十九年六月十五日三陸海岸ニ大海嘯アリ瞬時ニシテ幾百萬ノ財産ト數萬ノ生靈トヲ奪ヒ去ラレシハ尺下共ニ慘トセルトコロナリトス我ガ階上村ノ如キモ爲メニ摧壞殄滅ノ慘害ヲ被リ殊ニ太平洋ニ面シ村ノ富源地ヲ以テ目セラレタル明戸ト稱スル八十九戸人口五百八十八ヲ有セル一部落ニアリテハ戸數ニ於テ僅ニ二戸人口ニ於テ負傷者ヲモ併セ生存セルモノ百五十六人ヲ殘セルノミ雨シテ全村ヲ通シタル其ノ被害ノ詳細ニ至リテハ實ニ右表ノ如シ
 海嘯被害ノ報一度世上ニ傳ハルヤ大方慈善家ヨリ金穀物品ヲ寄贈セルモノ頗ル多ク金員ノミニテモ實ニ一萬四千七百九十七圓四十錢二厘内縣教育會ヨリノ分百十五圓四十九錢三厘ニシテコレハ被害ノ輕重生計ノ貧富死亡人員ノ多寡ニ應ジテ家屋ノ建築竝ニ生業資本學用品費トシテ配分シタリ此ノ際ニ當リ日本赤十字社宮城支部ニ於テハ赦護員ヲ派出シテ字牧ニ臨時病院ヲ開設シ以テ傷病者ヲ收容シ治療ノ任ニ當ラレシハ地方民特ニ罹災者ノ衷心ヨリ感謝ノ意ヲ表シタル所ナリ
一、調査部落
 本村被害部落中最モ被害大ナリシ杉ノ下部落ヲ實地踏査ヲ爲シ該地ニ適應セル津浪豫防施設ト認メラレル護岸式船揚場築設ヲ計畫シ必要ナル經費ヲ見積リタルモノナリ

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階上村被害状況
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被害の詳細
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地図 階上村調査箇所一覽圖
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損害價格表
階上村字波路上杉ノ下

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後三十四分ニシテ津浪襲來シタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一二尺 明治二十九年 一三尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   本部落ハ西南ノ砂濱地ニ曳揚アリシ漁船ノ一部ハ流失シ大部分ハ後方高所ニ押上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 護岸埋立計畫地ノ南部
 ロ、面積 四五〇平米 延長 三○米 斜面幅 一五米 勾配 四分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部石垣トシ捨石ニテ被覆セシメ斜面ハ空石張トス
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(二)共同販賣所、共同處理揚、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
(三)護岸
 イ、位置 本部落西南岸ノ砂濱地
 ロ、延長 五〇米 天端高 滿潮位上四米五○糎 總高 平均三米五○糎
 ハ、構造概要 基礎部ハ床堀捨石ヲ施シ石積ハ二分五厘勾配トシ練積施工トス 天端肩ニハ胸壁(幅○・八高一米)ヲ取付クルモノトス
 ニ、必要ナル經費概算
(五)埋立
 イ、位置 護岸背部
 ロ、面積 一、五〇〇平米 埋立高 平均二米
 ハ、必要ナル經費概算
(六)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫セル施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四戸
 へ、必要面積 四〇〇坪
 ト、位置ノ決定
   候補位置 海岸ニ最モ近接セル高層地帶ナルガタメ津浪ニ何等ノ憂ナシ
 チ、地質 密層地帶ハ乾燥地
 リ、用水 附近在住ノ人家ニツキ調査セシニ井戸良好
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、杉ノ下津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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(二)共同販賣所、共同處理揚、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、杉ノ下津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 宮城縣本吉郡階上村字波路上杉ノ下災害圖
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地図 階上村杉ノ下災害豫防計畫略圖
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階上村杉ノ下船揚場構造圖
本吉郡大島村

一、位置
 本村ハ宮城縣ノ東北部本吉郡ニ属シ氣仙沼灣内ニァル島村ニシテ一葦水ヲ隔テテ唐桑、鹿折、氣仙沼、松岩、階上ノ五町村ニ隣シ東南太平洋ニ面ス
 本村ハ崎濱、要害、淺根、長崎、高井、田尻、廻舘、浦ノ濱、磯草、外濱、新王平ノ十一區ヨリナル
一、漁業ノ概況
 本村ノ全戸數ハ六○○戸ニシテ内漁業ニ從事スルモノ四四六戸ニ達シ全數ノ約七割四分ニ當ル
 生産物ノ總類ハ二七萬餘圓ニシテ内水産物ノ産額ハ二○萬圓餘ニ達シ約七割四分ヲ占ム
 漁獲物ノ主ナルモノハ鱒、鮪、鮑、鰮等ナリ之レ等ノモノハ一部ハ製造セラルルモ大部ハ水揚ノ都度氣仙沼市場ニ於テ販賈セラル
 漁船數ハ動力ヲ有スルモノ三○隻、有セザルモノ一八一隻ニ達ス
一、被害状況
 本村大島ハ氣仙沼灣ニ介在シ地形海況ノ關係上明治二十九年ノ津浪ニ於テモ又今囘ノ津浪ニ於テモ被害比較的輕少ナリ被害部落ハ本島沿岸各部落些少被害アリタルモ被害判明セルモノハ氣仙沼灣西灣頭部ニ位スル横沼部落東灣口ニ位スル長崎部落ナリ
 右各部落ノ被害状況次表ノ如シ
   大島村震災被害高
 一金三萬七百參十四圓   總額
  内譯
 一金壹萬五千五十圓    水産業被害高
 一金參千六百圓      家屋  〃
 一金參千貳百參十四圓   田畑、宅地 〃
 一金六千圓        道路、堤防  〃
 一金貳千八百五十圓    其他 〃
  總損害高     一萬五千八百圓
  明治二十九年戸數 二九八戸
  人口       二、四〇〇人

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大島村被害状況
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大島村明治二十九年海嘯被害状態
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地図 大島村調査箇所一覽圖
大島村大字長崎

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約三十五分ニシテ津浪襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一六尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備 建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   部落砂利濱ニ引揚アリシ漁船ノ大部分沖合ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜 急施ノ要ナシ
(二)船揚場
 イ、位置 本部落東ノ岬角張部
 ロ、面積 八八○平米 延長 四○米 斜面幅 一二米 勾配 四分ノ一乃至五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎ハ「コンクリート」方塊捨石圍ヒ斜面栗石「コンクリート」張 斜面上部ハ切取均シヲスルモノトス
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同食庫
(四)護岸 急施ノ要ナシ
(五)埋立 急施ノ要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(五)緩衝地區 適當ナル施設箇所ナシ
(六)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     計畫セル施設ノ外希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四棟
 へ、必要面積 二三○平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置
 理由 明治二十九年竝ニ今囘ノ津浪ノ結果安全地帶ト決定
 チ、地質 硬土、土砂
 ヲ、用水 井水、充分
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、長崎津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同食庫
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 大島村長崎災害豫防施設計畫略圖
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長崎船揚場構造図
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第四、長崎津浪災害豫防施設計畫經費總括表
本吉郡唐桑村

一、位置地勢
 本村ハ宮城縣ノ東北端本吉郡ニ屬スル半島ニシテ東南ハ太平洋ニ面シ西ハ海ヲ隔テテ大島村ニ對シ北ハ本郡鹿折村及岩手縣氣仙郡氣仙村ニ境ス地形背梁ヲナシテ南北ニ長ク東西ニ狹シ北部ハ山岳重疊シ綱木只越山陣ケ森トナリ中間宿ニ至リテ平坦トナリ更ニ直起シテ早馬山トナリ丘陵連亙南走シテ御崎ニ至リテ盡ク
 東海岸ハ出入少ナク且巖石聳立シテ船舶ノ繋留ニ適セザレドモ西海岸ハ之レニ反シ且海水深キヲ以テ船舶ノ碇舶ニ適スル所尠カラズ殊ニ舞根、宿、鮪立、小鯖等ノ浦港最モ著シ
 本村ハ崎濱、松圃、中井、小鯖、中、鮪立、舞根、宿、石濱、只越、館、大澤ノ十二區ヨリナル
一、漁業ノ概况
 本村ニ於ケル全戸數ハ一、一八八戸ニシテ内水産業ニ從事スルモノ七七三戸ニ達シ約六割五分ヲ占ム
 生産物ノ總額ハ約七七万圓ニシテ内水産額五三万圓ニ達シ約七割ヲ占ム、漁獲物ノ主ナルモノハ鰹、鮫、鮪、鱈、鮑、烏賊鰮等ニシテ水産製造物ハ節、蒲鉾、鯣、海苔、粕等ヲ主ナルモノトス
 漁船ハ動力ヲ有スルモノ一二七隻有セザルモノ四九六隻ニ達ス
一、被害状况
 本村ハ縣下ニ於テ最モ被害激甚ナリシ處ニシテ被害全村十二部落死者五八名、負傷者九名其ノ他被害額二八六、二○○餘圓ニシテ各部落ニ於ケル被害状况別表ノ通リ
   唐桑村震災被害高調
 一金貳拾八万六千貳百七拾六圓   總額
   内譯
 一金九万壹千參百貳拾圓      住宅被害高
 一金九万壹千六百六拾七圓     船舶〃
 一金參万五千參百五拾壹圓     漁具〃
 一金壹万參千參百拾四圓      水産製造物〃
 一金壹万壹千參百貳拾六圓     土地〃
 一金四百圓            家畜〃
 一金四万參千八百九拾九圓     其他〃
一、調査部落
 本村被害部落中被害激甚ナリシ左記四部落ヲ實地調査爲シ適當ナル豫防施設計畫ヲ樹テ之レニ要スル經費ヲ見積リタルモノナリ
   只越
   大澤
   小鯖
   石濱
一、唐桑村津浪災害豫防施設計畫總括表

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唐桑村被害状况
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地図 唐桑村調査箇所一覽圖
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一、唐桑村津浪災害豫防施設計畫總括表
唐桑村大字只越

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後數分ニシテ海水減退シ十數分ニシテ大浪ノ襲來スルヲ認メタルモノアリ、約四分間毎ニ前後三囘ノ津浪襲來アリタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 二五尺 明治廿九年 二八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   港内ニ繋留セシ大型漁船數隻ハ小川ニ沿ヒ約一○○米ノ地點迄押流サレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪轍災害豫防施設並ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 計畫圖示ノ通リ
 ロ、方向 第一防波堤 南一○度西 第二防波堤 北一五度東
 ハ、長サ 第一防波堤 六〇米 第二防波堤 三○米
 ニ、幅員 天端幅四米 高サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 兩堤同構造ニシテ場所詰「コンクリート」方塊及捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 四○、○○○平米 收容漁船數 動力船 八隻 無動力船 五六隻
(3)附屬設備
 イ、魚場設備 接岸設備ノ充實上魚揚護岸等將來必要ナレドモ外廓設備ノ未ダ完備セザル本部落トシテハ防波堤築設ノ急ヲ要スル事情ニシテ地元經濟状態ヨリ同時施行困難ナルヲ以テ後計畫トス
 ロ、繋船設備 第二防波堤ニ六本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 懸營護岸前面ノ砂濱ニ引揚グルヲ以テ急設ノ要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
二、必要ナル經費概算
(四)護岸 懸營工事トシテ本部落海岸一帶護岸施行中ナリ
(五)埋立 急要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四〇戸
 へ、必要面積 三、○○○坪
 ト、地質 粒土
 チ、用水 不便ナシ
 リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、只越津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第四、只越津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 唐桑村只越津浪方向浸水區域
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地図 唐桑村只越部落之略圖
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防波堤
唐桑村大字大澤

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後約二十五分ニテ大津浪襲來シ其ノ後三、四囘小津浪襲來シタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 二○尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪卜ノ關係
   海岸ニ引揚アリシ小漁船部落後方ノ畑地迄押上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 縣營護岸ノ東北隅角ヨリ護岸方向約九十度ノ方向トス
 ロ、方向 北十度東
 ハ、長サ 四〇米
 ニ、幅員 二米 高サ 滿潮位面上一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、方塊及捨石混成堤ニシテ天端ニハ胸壁ヲ附シ堤体内側ニハ「コンクリート」
   階段ヲ全長ニ亙リ取付ク   構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 二、六○○平米  收容漁船數 動力船 三隻 無動力船 五九隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 堤体内側ニ幅一米高サ五○糎ノ階段ヲ取付ケ魚揚ニ便セシム
 ロ、繋船設備 堤全長ニ亙リ四米毎ニ土管「コンクリート」繋船柱ヲ天端ニ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 本船溜場南奥部
 ロ、面積 三七五平米 延長 二五米 斜面幅 一五米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 斜面法先部基礎ハ「コンクリート」方塊捨石圍ヒトナシ斜面ハ玉石「コンクリート」厚三十五糎ニ張立ルモノトス 構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(四)護岸 縣營工事トシテ本部落海岸一帶及河岸一部ノ護岸目下工事中ナリ
(五)埋立 必要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル施設箇所ナシ
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
   計畫セシ施設ノ外希望ナシ
二、漁村住宅ニ關スル事頂
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 二○戸
 へ、必要面積 一、五○○坪
 ト、地質 粒土
 チ、用水 不便ナシ
 リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第三、大澤津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等算
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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第三、大澤津浪災害豫防施設計畫經費總括表
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地図 唐桑村大字津浪方向竝ニ浸水區域
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地図 唐桑村大澤村計畫圖
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大澤船揚場構造圖
唐桑村大字小鯖

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後二十分ニシテ海水減退シ(約十尺淺クナル)其レヨリ數分ニシテ高四米位ノ大浪襲來シ其ノ後四分ノ間ヲ置イテ前後三囘ニ亙リ押寄セタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一五尺 明治二十九年 二五尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   港内ニ繋留セシ大型漁船一隻部落東方ノ砂濱ニ押上ゲラレ又小漁船ハ部落北西ノ谷問ニ押流サレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造並ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落灣頭ノ岬角ヲ起點トシ第一防波堤ヲ突出セシメ之レニ相對スル西岸ノ突端ヨリ第二防波堤ヲ築出セシメ灣内ヲ包擁セシム
 ロ、方向 第一防波堤 北八六度西 第二防波堤 南八二度東
 ハ、長サ 第一防波堤 八○米 第二防波堤 二○米
 ニ、幅員 第一防波堤 五米 第二防波堤 四米 高サ 各滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 場所詰「コンクリート」、方塊及捨石混成堤 構造詳細圖面ノ通リ
(2)包擁面積 三〇、○○○平米 收容漁船數 動力船 一八隻 無動力船 一六隻 其ノ他外來船 三○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 沿岸護岸ハ魚揚ニ利用サレ居ルヲ以テ特ニ魚揚設備ノ急要ナシ
 ロ、繋船設備 第二防波堤々長二○米ニ亙リ四米毎ニ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 第一防波堤根部ヨリ約四○米離レタル砂濱地
 ロ、面積 一、八○○平米 延長六○米 斜面幅 一七米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 法先基礎部ハ「コンクリート」方塊捨石圍ヒ 斜面栗石「コンクリート」張構造詳細圖面ノ通リ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(四)護岸 在來護岸ノ所々復舊ヲ要スルモノアレド急要ナシ
(五)埋立 急要ナシ
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル施設箇所ナシ
(八)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
    計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 三二棟
 へ、必要面積 二、四○○坪
 ト、地質 粘土
 チ、用水 不便ナシ
 リ、住宅地造成ニ要スル經費概算
 第四、小鯖津浪災霧豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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リ、住宅地造成ニ要スル經費概算
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第四、小鯖津浪災霧豫防施設計畫經費總括表
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地図 唐桑村只越石濱小鯖ニ於ケル津浪動向
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地図 唐桑村小鯖災害豫防竝ニ復舊計畫略圖
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第一防波堤・第二防波堤・船揚場
唐桑村大字石濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後二十五分位ニシテ第一囘ノ津浪襲來シ一、二分後第二囘目ノ大津浪襲來シ之レガタメ家屋轉潰流失セラレタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 二○尺 明治二十九年 二八尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   特記スベキ事項ナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落北東ノ岬角ヲ起點トシ砦礁上ニ築設セムトス
 ロ、方向 北四十五度東及北四十度東
 ハ、長サ 八○米
 ニ、幅員 天幅四米 高サ 滿潮位上一米五○糎
 ホ、構造概要 「コンクリート」直立堤、堤脚部ハ干潮面迄袋詰「コンクリート」トシ内部ハ栗石「コンクリート」ヲ埋込堤体上部ハ一三、六「コンクリート」場所打トス
(2)包擁面積 二〇、○○○平米 收容漁船數 動力船 五隻 無動力船 六一隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 急施ノ要ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤ニ五米間隔ニ十六本ノ繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 綱干場ニ隣接シタル場所
 ロ、面積 六○○平米 延長 三○米 斜面幅 一四米 勾配 五分ノ一
 ハ、構造概要 基礎護岸ト同樣斜面ハ空石張トス 圖面參照
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
(四)護岸
 イ、位置 本部落海岸一帶ニ施工セムトス
 ロ、延長 七〇米 天端高干潮位上八米 總高 七米
 ハ、構造概要 練石積護岸構造詳細圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(五)盛土 綱干場
 イ、位置 護岸背部一帶
 ロ、面積 五、○○○平米 埋立高 平均四米
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤 適當ナル施設箇所ナシ
(七)緩衝地區 適當ナル施設箇所ナシ
(八)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
    計畫ノ施設外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 五戸
 へ、必要面積七五〇坪
 ト、地質 粘土
 チ、用水 不便ナシ
 リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
 第四、石濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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リ、住宅地形成ニ要スル經費概算
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地図 唐桑村石濱災害豫防施設計畫略圖
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防波堤・埋立護岸及船揚場
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第四、石濱津浪災害豫防施設計畫經費總括表
亘理郡坂元村

一、位置
 本村ハ宮城縣ノ東南端ニ位シ亘理郡ニ屬ス東ハ太平洋ニ直面シ西ハ山岳ヲ以テ伊具郡小齊村ニ隣シ北ハ山下村ニ境ス南ハ福島縣相馬郡ニ境ス
一、漁業ノ概况
 本村ノ全戸數ハ六九四戸ニシテ漁業ヲ專業トスルモノナク總テ他業トノ兼業ニシテ其數一一一戸ヲ算ス漁業ハ總テ沿岸ノ漁業ニシテ其漁獲高二万圓内外ニ過ギズ、漁獲物ハ主トシテ鰈、鮪、鮭、鱸等ニシテ之等ハスベテ生鮮ノ儘販賣ス
一、被害状况
 本村沿岸部落ハ磯濱及中濱二部落ニシテ兩部落共ニ災害ヲ被リタルモ中濱部落沿岸土地ハ比較的高地ニシテ被害輕少ナリ
 兩部落ノ被害状况次表ノ如シ
     坂元村震災被害高
 一金參万七千貳百六拾五圓   總額
  内譯
 一金四千參百六拾五圓     家屋被害高
 一金壹万六千圓        漁船、漁具、船具 〃
 一金壹万壹千八百圓      耕地農業關係 〃
 一金壹百圓          道路 〃
 一金五千圓          其他被害高
     坂元村明治二十九年津浪被害状况
  全潰家屋 一棟
  半潰〃  二棟  }被害高  五〇〇圓
  浸水〃 二五棟
  耕地 一〇町被害額     三○○圓
  道路     〃      三〇〇圓
  水産關係   〃    一、五〇〇圓
  農業關係   〃    一、○○○圓
  其他     〃    二、○○○圓
   計          五、六〇〇圓
一、調査箇所
 兩部落ヲ調査シ磯濱部落ニ津浪豫防計畫ヲ樹テ經費ヲ見積ルコトトセリ
 一、坂元村津浪豫防施設計畫經費總括表

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坂元村被害状况
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一、坂元村津浪豫防施設計畫經費總括表
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地図 亘理郡坂元村大字坂元
坂元村大字坂先字磯濱及中濱

甲、基礎約調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)經路 地震後四十五分余ニシテ津浪襲來シ本部落一帶浸水シ午前四時頃全ク退水セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 別紙圖面ノ通リ
 (ロ)津浪ノ高サ 一三尺
三、津浪前ノ沿岸ニ於ヶル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   本部落海岸ニ引揚アリタル漁船ハ漁家宅地帶迄押上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、津浪災害豫防施設竝ニ復舊計畫ニ關スル調査事項
 第一、計畫ノ大要 省略
 第二、計畫各工事ノ配置、構造竝ニ經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 本部落海岸沖合約二百米ノ地點ニ在ル既設(一部工事中ノ)防波堤ヲ嵩揚ユルモノトス
 ロ、方向 北五度西
 ハ、長サ 一二七米八○糎
 二、幅員 三米 高サ 滿潮位上一米八○糎
 ホ、構造概要 防波堤ノ内側干潮位上三〇糎迄幅一米五〇糎ニ袋詰「コンクリート」ヲ施シ防波堤ノ天端上幅三米高サ一米六〇糎ニ場所詰「コンクリート」施工ス
(2)包擁面積 一三、○○○平米 收容漁船數 地元無動力船 六七隻 其ノ他同村部落ノ漁船 三○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 急施ノ要ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤全長一二七・八米ニ亙リ五米毎ニ二五本ノ土管「コンクリート」繋船柱ヲ取付クルモノトス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 從來砂濱ニ引揚ゲ居リ防波堤完成後ハ時化ニ於テ波浪ノ影響ナキヲ以テ船揚場工事トシテ急施ノ要ナシ
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(四)護岸 本部落ヲ庇護スベク計畫配置シタル護岸目下縣工事トシテ施行中ナリ
(五)埋立 必要ナシ
(六)防浪堤 必要ナシ
 イ、位置 縣工事護岸ノ南端ヲ起點トシ磯濱川口ヲ遮閉スルモノトス
 ロ、延長 七○米 幅員 三米 高サ 滿潮位上四米五○糎 築堤高 三米一○糎
 ハ、構造概要 外側練石積、内側空石積、天端「コンクリート」敷 構造圖面ノ通リ
 ニ、必要ナル經費概算
(七)緩衝地區
 イ、位置 縣工事中ノ北端ハ護岸配置上緩衝地區トナルカ該箇所ハ畑地ニシテ尚防潮林ノ計畫アリ
(八)警報装置、見張場、避難道路等(地元ニ於テモ施設計畫アリ)
   警報装置 位置圖面ノ通リ、構造、鐵骨四本ヲ「コンノリート」土台ニ打込ミ高サ五○尺トシ土台「コンクリート」三坪上部幅六尺トナシ警鐘ヲ吊置クモノトス 工費 四百圓
   避難道路 位置、磯濱海岸部落ヨリ鐵道ヲ横斷シ大壇高地へ通ズ圖面ノ通リ 延長七五○米 幅三米工費 三千圓
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
    計畫セシ施設ノ外ニ希望ナシ
 第三、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否(字磯濱)
移縛スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一四棟
 へ、必要面積 一、七四〇坪
 ト、地質 十棟ハ砂土、四棟ハ粘土
 チ、用水 井水、四戸ハ良、十戸ハ普通
 リ、住宅地造成ニ要スル經費概算
 第四、磯濱津浪災害豫防計畫施設經費總括表

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝移轉スベキ住宅地ノ適否(字磯濱)
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リ、住宅地造成ニ要スル經費概算
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第四、磯濱津浪災害豫防計畫施設經費總括表
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地図 亘理郡坂元村浸水區域及住宅地關係圖面
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地図 津浪災害豫防施設計畫圖
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地図 坂元村磯濱施設計畫圖
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磯濱船溜防波堤構造圖
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防波堤

三陸地方津浪災害豫防調査復命書(第二區)

復命書

Array三陸地方津波災害豫防調査ノ爲調査區域第二區ニ屬スル岩手縣氣仙郡氣仙町ヨリ同縣下閉伊郡大澤村ニ至ル十九ケ町村ニ出張之カ調査ヲ遂ケ候ニ付別册及復命候也

   昭和八年九月十三日
       雇 桑原清正
       技手 鈴木退三

   水産局長 戸田保忠殿

目次

一、緒言…………………………………………………三九七
二、漁村復舊計畫ノ概要………………………………三九八
三、町村別町村勢概要、水産業ノ大勢、津浪被害ノ概要及漁村復舊
  計畫ニ關スル概要一覽表
四、調査區域圖
五、浸水區域及漁村復舊計畫位置圖
六、調査書………………………………………………四○三

三陸地方津浪災害豫防調査報告(第二區)

一、緒言

 本報告書ハ昭和八年三月三日午前二時三十分頃岩手縣上閉伊郡釜石町沖ヲ震源地トセル強震ノ結果誘發セラレタル津浪ニ依リ慘害ヲ蒙リタル宮城縣牡鹿郡鮎川村ヨリ青森縣上北郡三澤村ニ至ル五十七ケ町村ニ付水産關係ヲ主眼トシテ調査ヲナセル三陸地方津浪災害豫防調査報告ノ内調査區域第二區ニ屬スル岩手縣氣仙郡氣仙町ヨリ同縣下閉伊郡大澤村ニ至ル十九ケ町村ニ對スル調査報告ニシテ其被害ノ程度及水産業ノ現勢ヨリ視ルモ全調査區域中最モ主要ナル地區ニ薦ス
 本區ニ於ケル昭和六年現在ノ町村勢及水産業ヲ大觀スルニ沿岸距離ハ約三百二十粁ノ長キニ亙リ總戸口一萬六千百二十七戸九萬六千三百二十五人、總生産額千九百八十五萬二千八百餘圓ヲ算スルニ對シ水産業戸數七千七百七十一戸(副業ヲ含ム)水産物價額七百八萬二千八百圓、總漁船數四千六百三十三隻ノ多キニ達シ戸數ニ於テ總戸數ノ約五割、生産額ニ於テ總生産額ノ約四割ヲ占メ水産業ノ消長ハ直チニ各町村ノ盛衰ニ影響スルノ現況ニ在リ
 飜ツテ本區ニ於ケル津浪災害ノ概況ヲ視ルニ被害部落數百三部落ノ多キヲ算シ家屋ノ被害七千五百餘棟、漁船ノ被害四千七百餘隻、死亡及行方不明一千十二人、負傷者五百二十八人、總損害見積額一千五百二十二萬八千四百十八圓ニ達セリ而シテ之等被害地ニ於ケル應急的ノ復舊ニ付テハ各地共鋭意之カ囘復ニ努力セル結果其生業ノ根元タル住宅(バラツク)及作業場ノ建設竝ニ漁船、漁具等ハ概ネ舊状ニ復シタリト雖モ津浪災害ニ對スル人命保護ノ見地ヨリ住宅ハ安全ナル高地ニ移轉スル事ニ決定シ目下各地共之カ敷地ノ造成ヲナシツツアルヲ以テ之カ移轉ノ曉漁業者ハ必然的ニ從來ニ比シ作業ノ能率ヲ減少スルニ至ルヘク他ニ何等カノ施設ヲナシ之ヲ補フニアラサレハ水産業ノ衰微ヲ招來シ疲弊セル此地方漁村ヲシテ更ニ困難ノ度ヲ加へシムルコトトナルハ明ナルヲ以テ差當リ操業ノ便ト水産業開發ノ基礎的施設タル漁港、船溜、船揚場等ノ諸施設ヲナシ高地住宅ヨリ結果スル時間ト勞力ノ損失ヲ補フト共ニ進ンテ漁業ノ進展ニ資シ以テ此地方漁村ノ經濟的復興ヲ計ルノ必要アリ災害地ノ住民ノ意見モ又茲ニアリ各地共之等ノ諸施設ヲ熱望シテ止マサルノ現況ニアリタルヲ以テ本區ニ於テハ漁港五港、總工費百八十萬圓、船溜二十七個所總工費百二十八萬七千九百圓、防浪堤一個所工費一萬五千圓、船揚場二十一個所總工費十一萬二千百圓護岸(埋立ヲ含ム)六個所總工費二十四萬一千五百圓、總計參百四十五萬六千五百圓ノ漁村復舊計畫ヲ樹立セリ 尚住宅地ハ高地移轉ニ依リテ津浪災害ヲ豫防シ得ヘキモ漁業關係ノ作業場等ハ其性質上海岸近キ個所ナルヲ要シ之ガ浪災豫防ニ付テハ別個ニ之ヲ考慮スルノ必要アルへク現地調査ノ結果護岸、防浪壁等ノ築設及防浪建築等ニ依リ相當或ル程度迄浪災ヲ輕減シ得へキ個所アルヲ認メタルモ之等ノ諸施設ハ道路其他トノ關係ヲ考慮スル必要アルノミナラス多額ノ經費ヲ伴ヒ疲弊セル此地方ノ經濟状態ニテハ直チニ之カ實行不可能ナルヲ以テ之カ具體的計畫ヲナサス將來財政状態好轉シ之カ實施計畫ヲ必要トスル場合ノ參考ニ資スル爲別紙調書ニ之カ考察ヲ開陳シ置ケリ

二、漁村復舊計畫ノ概要

 本區ニ於ケル漁村復舊計畫ノ樹立ニ當リテハ各町村ノ財政及漁業ノ趨勢ニ鑑ミ實施可能ノ範圍ニ於テ最小限度ノモノヲ計畫セルモ本區沿岸ハ漁業部落散在シ且ッ灣ノ中央ヲ町村界トセルモノ多キ關係上同一灣内ヲ同一町村ニテ利用シ得ス爲ニ種々ノ粉議ヲ生スルト共ニ同一町村ノ各部落ニ於テモ岬角ノ表裏ハ各其利害相反シ部落的感情アルニ加へ陸上ニ於ケル各部落間ノ連絡モ不便ナルヲ以テ同一町村内ト雖モ漁業施設ヲ一個所ニ集中スルハ甚タ困難ニシテ各部落共相當ノ施設ヲ要スルノ事情アルヲ以テ前記ノ通リ漁港五港、船溜防波堤二十七個所(淺橋ヲ含ム)船揚場二十一個所、護岸(埋立ヲ含ム)六個所、防浪堤一個所ノ多キヲ算スルハ本區ノ地勢上止ムヲ得サルノ措置ナリ町村別設備ノ種類及經費概算左表ノ如シ
 尚共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等ニ付テハ既ニ災害復舊助成金ニ依リ各地共之カ建設計畫決定シ一應整備セラルル筈ニ付今次ノ調査ニ當リテハ新規計畫ヲナサス右決定分ヲ夫々調書ニ記載セリ(各町村別ノ町村勢、水産業ノ大勢及港ノ現況並修築計畫ニ對スル意見ニ付テハ別紙町村別調書ニ詳細記述シ置ケリ)
     漁村復舊計畫一覽表(設備別)
(一)漁港
(二)船溜及船揚

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(一)漁港
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(二)船溜及船揚
三、町村別町村勢概要、水産業ノ大勢、津浪被害ノ概要及漁村復舊計畫ニ關スル概要一覽表
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三、町村別町村勢概要、水産業ノ大勢、津浪被害ノ概要及漁村復舊計畫ニ關スル概要一覽表
四、調査區域圖
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地図 四、調査區域圖
五、浸水區域及漁村復舊計畫位置圖
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地図 浸水區域及漁村復舊計畫位置圖(其一)
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地図 浸水區域及漁村復舊計畫位置圖(其二)
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地図 浸水區域及漁村復舊計畫位置圖(其三)
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地図 浸水區域及漁村復舊計畫位置圖(其四)
六、調査書

   例言
(一)本區ニ於ケル被害部落數ハ百部落餘アリ各部落毎ノ調書作製ハ不可能ナリシヲ以テ一部落ノ被害戸數二十五戸以上ノモノニ付調査項目ニ依リ調書ヲ作製セリ
(二)部落ハ別個ナルモ同一港灣ヲ共ニ利用シ居ルカ如キ場所ニ付テハ便宜利用港ニ一括ノ上調書ノ作製ヲナセリ例ヘハ廣田村泊港ノ如キハ字泊及中澤濱ノ兩部落カ共ニ利用シツツアルヲ以テ泊港トシテ兩部落ヲ一括セルカ如シ
(三)津浪襲來ノ方向、經路、浸水區域並ニ津浪ノ高サニ付テハ地元民ニ就キ當時ノ模樣ヲ聽取シツツ大體ノ推定ヲナスコトニシタルモ當時ハ何レモ辛フシテ難ヲ避ケタル火急ノ場合ニシテ偶々冷靜ニ之等ノ觀察ヲナサムト試ミタルモノアリタリト雖モ時恰モ暗夜ナリシ關係上確實ナル觀察不可能ナリシ實状ニ在リタルヲ以テ甲ト乙トハ各其見解ヲ異ニシ又時日ヲ經過シタル調査當時ニ於テハ既ニ状況囘復ノ後ニシテ漂流物及浸水ノ根跡並ニ護岸等ノ缺壞状況ヨリ之等ヲ判定スルコトモ又困難ナル現況ニ在リタルヲ以テ縣當局ノ調査ニ係ル浸水區域、浸水高等ヲ參考トシ陸上ノ起伏、海底ノ深淺及地形等ヨリ之カ推定ヲナスノ止ムナキニ至レリ而シテ波浪遷進ノ方向ハ岬角ノ突出及岩礁ノ點在ニ依リ其方向ヲ變スル場合アルヲ免レスト雖モ海岸近クニ於テハ多ク其附近ノ水深ニ左右セラルルモノニシテ今次ノ津浪ニ於テモ大體同深線ニ各直角ノ方向ニ遷進セルモノト認ムルモノナリ而シテ之カ陸上ニ於ケル動向ニ付テハ陸上ノ起伏及地形ニ依リ複雜多岐ノ現象ヲ生スルハ吾人ノ常ニ經験スル所ニシテ今次津浪ノ動向モ各地共其趣ヲ異ニシ之ニ一定ノ基準ヲ定ムルカ如キハ不可能ナルモノト思料セルカ故ニ各其被害地ノ地形ニ應シテ其動向ヲ推定シ又浸水區域ニ付テハ各地元民ノ言ニ聽キ稍々正確ナルモノヲ得タルモ津浪ノ高サニ付テハ前記ノ通リ其正確ヲ期シ難カリシヲ以テ縣當局ノ調査ニ係ル浸水高ヲ參酌シ附近ノ地形、水深、開敞度等ヨリ之ヲ推定記載セリ
(四)本區ニ於ケル沿岸町村ハ其地勢上所謂漁業部落アリテ漁村ナキ收態ニシテ優良ナル定置漁業權ヲ持テル二三ノ漁業組合ヲ除キテハ概シテ其財政豐ナラス町村ノ力ヲ借ラサレハ漁業施設困難ナル場合多ク從テ他府縣ニ比シ漁業施設劣レルノミナラス從來良灣ニ頼リテ之等ノ施設尠カリシヲ以テ沿岸ニ於ケル設備建物等カ津浪災害ニ及ホシタル影響ヲ考察シ難カリシモ埋立護岸、共同販賣所及個人製造場等カ浪災ヲ輕減セシメタリト認メ得タルモノ二三アリタルヲ以テ之ヲ記載シ置キタリ
(五)漁船ノ碇繋及曳揚ケノ位置ニ付テハ岬角ノ被蔭ニアリタルモノ比鞍的被害輕微ナルノ實情ニ鑑ミル時ハ港ノ正面ヲ避ケ岬角又ハ防波堤ノ被蔭ニ之ヲ相スルヲ良シトス又之カ碇繋ノ方法ニ付テハ錨綱ノ多數(雙錨、三錨等)ニ依リ被害ノ程度ヲ左右シタルノ例ニ之シク單錨ニテモ錨綱ニ「ワイヤロープ」ヲ使用シテ無事ナリシ例アリ錨綱ヲ長クシ相當重キ錨及強キ錨綱ヲ使用スルハ効果多キカ如シ
 但シ常時船番ヲ置キ異變ノ際直チニ出港シ得ルノ用意ヲナシ置クハ萬全ナル策ニシテ今次ノ津浪ニ於テモ出漁準備中ナリシ漁船ハ直チニ出港シ難ヲ免レタルノ例ニ乏シカラス
(六)警報装置ニ付テハ縣當局ニ於ケル計畫ヲ添付セリ
(七)避難道路ハ各町村ニ於テ夫々考究中ナリ
(八)住宅ニ付テハ各町村共之カ計畫ヲ了シ居レルヲ以テ決定ノ分ニ付調書ニ記載シ夫々關係圖面ヲ添付シ置ケリ
(九)災害豫防ニ役立チタル實例及逸話ニ付テハ特記スへキ程ノモノニ乏シキモ二三調書ニ記載セリ
                                           以上

岩手縣氣仙郡氣仙町

一、町勢概要(昭和六年現在)
 氣仙町ハ本縣海岸地方ノ最南端ニ位シ國有鐵道大船渡線陸前矢作驛ヨリ南東二里二十四町ノ地點ニ在リ北ハ高田町西ハ矢作村南ハ宮城縣唐桑村ニ接シ東ハ廣田灣ニ面ス廣袤東西一里十八町、南北二里、面積一方里一五八、總戸口七百十五戸、四千百三十餘人(現住)ヲ有シ生産物價額農産十一萬六千三百五十圓、畜産二千四百九十三圓、林産二萬三千四百九十圓、水産十四萬四千四十圓、鑛工産九萬九千五百八十五圓計三十八萬五千九百五十八圓ヲ算シ水産物ハ實ニ本町生産ノ首位ヲ占ム
 本町ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ其地勢及港灣設備等ノ關孫上專ラ沿岸漁業ヲ營ミ漁業ノ種類ハ鰯揚操網、同巾着綱漁業、柔魚釣漁業及刺綱、延繩、曳綱漁業等ニシテ漁獲物ハ鰯ヲ主トシ鰈、鱒、柔魚、蛸、鮑等之ニ次キ總水揚額六萬千五百七十圓ニ達ス
 漁船數ハ動力付漁船十三隻、在來漁船百三十六隻計百四十九隻ヲ有シ專ラ大字湊所謂長部港ニ根據セリ水産製造物ハ鰮粕ヲ主トシ魚油、鯣之ニ次キ總製造高八萬二千四百七十圓ヲ算シ水産業戸數三百十二戸(副業共)アリ總戸數ノ約四割四分ヲ占ム(以上町勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 町當局ノ調査ニ係ル災害概況及復舊計畫添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 長部港ハ廣田灣奥ノ西北隅ニ在リ三面山地ニ接シ東ニ開敞セル小灣形ヲナシ北、西、南ノ三方ハ自然ノ遮蔽ヲ受クルモ東風ニ際シテハ港内靜穩ナラサルヲ以テ昭和七年度ヨリ農業土木費船溜設備ニ依リ總工費五萬八千五百餘圓ヲ以テ港口南側籬島ノ對岸ヨリ延長八十一米ノ防波堤、同北側惠比壽鼻ヨリ延長七十五米ノ防砂堤及港内ニ延長六十米二ノ魚揚棧橋、延長九十八米四ノ護岸並延長三十米ノ船揚場ノ築造工事ニ着手シ目下工事中ナリ而シテ之等諸工事竣功ノ曉ハ本港利用漁船ノ便益ヲ増大スルハ勿論ナルモ未ダ港口ノ狹窄全カラス港内又比較的深度豐カナラサルヲ以テ將來第二期工事トシテ防波堤及防砂堤ヲ延長シテ港内ノ被覆ヲ全カラシムルト共ニ港内ノ淺所ヲ干潮時二米乃至三米ニ浚渫シテ本港利用ノ完壁ヲ期スル必要アルモノト思料セラルルモ之カ爲ニハ多額ノ工事費ヲ要シ本町ノ漁業状勢並經濟關係上實行不可能ノ虞レアルヲ以テ差當リ防波堤五十米ノ延長ヲ圖ルト共ニ湊川左岸ニ小舟ノ船揚場十八米ヲ補設シ其他ハ漸ヲ追フテ施設スルヲ得策ト思考ス之ニ要スル工費四萬五千五百圓ナリトス
 但シ籬島ヨリ防波堤ヲ築出スルニ當リテハ今泉川々口ノ流下土砂ヲシテ本港々内ニ誘導セシメサル樣充分ナル考慮ヲ必要トス
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 現在ノ縣道ヲ高クシ海側ニ胸壁ヲ造リテ防浪堤ヲ兼ネシメ湊川左岸ヨリ右折シ月山下ヲ經テ舊道ニ接續セシメ川ノ右岸ヲ緩衝地區タラシメハ必スシモ住宅地ヲ奥地ニ移轉スルノ必要ナカルへク現在ノ宅地ヲ一米五内外盛立テル程度ニテ充分豫防ノ目的ヲ達シ得ルモノト信ス

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氣仙町長部港概要圖・構造圖
氣仙町大字湊(長部港)

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向
       }港ノ北東惠比須鼻ヨリ鹿島神社下ヲ經テ字月山下水田ニ至リ籬島側ニ通過セリ(左廻リ)
 (ロ)經路
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 大字湊字湊、月山下(水田)及西風(川向)ノ區域約一七〇、○○○平米(略圖參照)
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外ト推定セラル(浸水高三米八五 二十九年 四米九五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
 イ、納屋(鰮製造所ヲ含ム)ガ海岸近クニ在リタル爲其倒壞物住宅ニ押シ寄セ住家ヲ倒シタリ
 ロ、漁船ハ發動機船四隻港内ニ錨泊(單錨泊)シ居リ二隻ハ無事他ノ二隻ハ埋立地ニ打チ上ゲラル(修理ノ上使用ニ堪ヘタリ)小漁船ハ船溜(約六百坪)内ニ約二十隻錨泊又ハ繋留シァリ大半打チ上ゲラレ一部ハ廣田村方面ニ流失セリ
四、漁業ノ種類、漁獲ノ物種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 灘籬島ヲ基點トシ
 ロ、方向 同島ヨリ北々西ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 五〇米
 ニ、幅員 天端四米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石幕礎、方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 約一五〇、○○○平米 收容漁船數 被覆全カラザルノミナラズ港内淺キヲ以テ二十頓未滿百五十隻内外ナラン
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 現在棧橋六〇米築設中ナルヲ以テ其必要ナシ
 ロ、繋船設備 錨泊ニ適スルヲ以テ必要ナシ
(4)必要ナル經費概算
(ニ)船揚場
 イ、位置 湊川ヲ現在計畫ノ船曳場側ニ附ケ替ヘ其左岸ニ施設ス
 ロ、面積 一、二○○平米 延長 一八米 斜面幅 一八米 勾配 六割
 ハ、構造概要 先端部混凝土方塊傾斜面割石(控三〇糎)張リ(滿潮面下練張リ同以上室張リ)ヲ以テ干潮面上三米ニ達ス
 ニ、附屬設備 必要ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處埋場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(一)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
 イ、籬島ヨリノ防波堤ノ築設
 ロ、湊川左岸ニ船揚場ノ施設
 ハ、港内ノ淺所ヲ全部二・○米乃至三米ニ浚渫
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 五六戸
 へ、必要面積 八四、○○○平米
 ト、位置 決定
 候補位置(一)縣當局ノ主張 舊部落ノ西方字月山下(水田)ヲ盛立テ住宅地トス
     (二)地元ノ主張 從來ノ住宅地ヲ盛立テ住宅地トス } ノ意見ノ相違アリ決定セズ
 理由(一)縣當局…字月山下ニ住宅地ヲ造成スルハ工事費ノ關係低廉ニテ濟ミ今囘及明治廿九年ノ津浪ニ於テモ浸水セザル處ナレバ最モ安全ナル地帶ト稱シ得べキヲ以テ同地ヘ造成スルヲ適當ト認ム
   (二)地元…縣ノ主張ノ如ク月山下ハ安全ナルモ海岸ヨリノ距離遠ク(五○○米位)日々ノ作業ニ不便ナルノミナラズ前面ニ山地ノ突出アリ漁夫ノ最モ必要トスル海上ノ状勢ヲ見究ハメルコト不可能ナリ之ニ反シ現住宅地ヲ一米五内外盛立テ其前面ヲ道路トシ防浪兼用ノモノトセバ津浪災害ノ虞レナク又住民ニ於テモ他ノ土地ヲ買收スル必要ナク(月山下ハ多ク隣村ノ所有地)耕作地乏シキ本部落トシテハ苗代田タル月山下ヲ潰スハ忍ビ難キ處ナルヲ以テ現住宅地ノ盛立テヲ希望ス
 チ、地質 二候補地トモ粘土層(碎石交リ)ニシテ地盤良好ナリ
 リ、用水 井戸(水質良)湊川ヨリ簡易水道ニテ給水モ出來得ベシ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
三、津浪災害豫防ニ役立チタル實例及逸話
 湊部落人首隆夫(十八九歳)ナル青年地震後津浪襲來ヲ豫想シ海岸ニ立チテ沖ヲ注視シ居タル處其襲來ヲ見直チニ警鍾ヲ亂打シ部落民ニ知ラセタル爲多數ノ人々ハ之ガ爲避難スルヲ得タリ本人ハ警鍾台ヨリ降ルト同時ニ櫓倒サレ水中ヲ辛フジテ避難シ無事ナルヲ得タリ其行動賞スルニ餘リァリタリト云フ

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四、漁業ノ種類、漁獲ノ物種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處埋場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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地図 氣仙町略圖
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
米崎村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 米崎村ハ廣田灣奥ノ中央ニ位シ國有鐵道大船渡線矢作驛ヲ距ル東方三里餘ノ地點ニ在リ北ハ大船渡町西ハ高田町東ハ未崎村及小友村ニ接シ南ハ廣珊灣ニ濱ス、廣袤東西一里南北一里九町、面積○方里七五四、總戸口四百四十二戸、二千五百六十六人(現住)ヲ有シ生産物價額農産十八萬九千二百五十一圓、工産三萬九千百七十四圓、水産二萬四千六百二十九圓、畜産五千七百九十六圓、林産五千二百九十四圓計二十六萬四千百四十四圓ヲ算ス
 本村ハ其地勢上農産物首位ヲ占メ水産物ハ僅ニ總生産額ノ一割ニ充タズ漁業戸數ノ如キモ副業共六十七戸ニ過ギザルノ現況ニ在リテ水産業ニ封スル將來ノ發展ハ大ナル期待ヲ懸ケ得ラレザルノ地ト認メラル
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ其地勢上專ラ沿岸漁業ヲ副業的ニ營ミ漁業ノ種類ハ鰯建網及巾着網漁業並柔魚釣漁業等ニシテ漁獲物ハ鰯ヲ主トシ天草、フノリ、鰈之ニ次キ總水揚額一萬七百五十四圓アリ漁船數ハ動力付漁船五隻在來漁船八十隻計八十五隻ヲ有シ動力付漁船ハ脇ノ澤港ヲ根據トシ在來漁船ハ脇ノ澤、沼田、堂ノ前ノ三部落ノ海濱ニ船曳スルヲ常トセリ水産製造物ハ鰮粕ヲ主トシ魚油、田作之ニ次キ總製造額三千八百五圓ヲ算シ漁業戸數六十七戸(主業 七戸 副業 六十戸)ニシテ總戸數ノ僅ニ一割五分ニ過ギザルノ現況ニアリ(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局ノ調査ニ係ル災害概況及復舊計畫添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ハ廣田灣口ニ開敞セル關係上良港灣ニ乏シク僅ニ村ノ中央ニ突出セル米ケ崎ニ據リテ南東ノ浪風ヲ凌キ得ル脇ノ澤港ヲ有スルニ過ギズ同港ハ大船渡線全通ノ曉ニ於テハ地方港灣トシテ相當有望ノ港灣タルベキモ其勢カ範圍狹キノミナラズ港内淺ク西ニ高田松原ノ砂濱ヲ控ヘ漂砂ノ虞レアルヲ以テ之カ修築ニ付テハ充分ナル調査考究ヲ必要トス地元ニ於ケル希望トシテハ米ケ崎ヨリ西方ニ向ヒ防波堤ヲ築出スルト共ニ沿岸ヲ埋立テ漁業用地ニ充テ港内ノ浚渫ヲナサムトシ縣ニ於テハ工費十五萬三千圓ヲ以テ内務省ノ補助ヲ得テ米ケ崎ヨリ西方ニ防波堤延長五十米ヲ築出シ防砂堤延長二百米ト相侯テ港内ノ靜穩ヲ計リ沿岸ヲ整理スルト共ニ木造棧橋延長六十米ヲ築造シ港内ノ淺所ヲ二米ニ浚渫シテ地方中小港灣トシテ利用スルノ計畫案ヲ樹立シ居レルモ以上兩案共本港利用上完全ナルモノト思料セラレズ本港利用ノ大體ノ計畫ヲ概説セハ左記ノ要項ニ依ルべキヲ妥當ト思料ス
 一、米ケ崎ヨリ防波堤ヲ築出スルニ當リテハ沿岸潮流西ヨリ東ニ流ルルノ傾向ニ鑑ミ停車場豫定地附近ヨリ南方ニ向ヒ防砂堤ヲ築出シテ西方ヨリノ漂砂ニ備フルト共ニ港口ニ於ケル水深豐カナラザルノ現況ニ鑑ミ港口ヨリノ漂砂進入ニ備へ港口ハ可及的狹バムルノ必要アリ之ガ爲ニハ防波堤延長百五十米防砂堤延長四百米ノ築出ヲ必要トス(港口幅員六十米)
 二、沿岸ハ一米線附近迄埋立テ漁業用地ニ充テ停車場豫定地下ヨリ延長六十米幅員八米ノ棧橋ヲ突出セシメ荷役ニ便セシム
 三、港内ノ東隅ニ延長百米ノ船曳場ヲ築造ス
 四、港内ノ淺所ヲ干潮時二米ニ浚渫ス
 以上ノ計畫ヲ實施スルニハ尠クモ三十萬圓ノ工費ヲ要スヘク本村ノ經濟状態及本港ハ漁港トシテヨリモ地方小港灣トシテノ効用大ナルノ關係ニ鑑ミル時ハ差當リ米ケ崎被蔭ニ船揚場廷長五十米ヲ築設スルト共ニ米ケ崎ヨリ離岸堤延長五十米程度ヲ築出スル船溜、船揚設備ヲナサバ充分ナルべシ之ニ要スル工費三萬五千圓ノ見込
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)脇ノ澤
 住宅地ハ高地ニアルヲ以テ浪災ノ虞レ尠シ
(二)沼田
 住宅地ハ海岸ヨリノ緩傾斜上ニアリ今囘モ本村中被害多カリシ所ナルモ高住宅適地遠キヲ以テ宅地ハ石垣ニ依リ盛土(二米程度迄)ヲナスヲ要スべシ、防潮林ト共ニ防浪堤ヲ希望シ居レルモ人家散在シ延長長クナリ不經濟ナレバ防潮林ノミニテ充分ナラン
(三)堂ノ前
 海岸ニ災害復舊費ヲ以テ護岸工事ヲナス豫定ナレバ其高サヲ現在ノ縣道ト同高位トシ前面ニ胸壁ヲ設クレバ充分ナラン

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脇ノ澤港概要圖
米崎村大字(脇ノ澤、沼田、堂ノ前)

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南方ヨリ襲來
 (ロ)經路 脇ノ澤、沼田ハ部落ノ東方ヨリ左廻リ堂ノ前ハ右廻リニ襲へルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 沼田、堂ノ前ノ全部及脇ノ澤ノ一部面積約三〇〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 二米内外ト豫想セラル(浸水高 三米 廿九年四米二一)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   詳細不明
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置
      }米ケ崎ヲ距ル西微北五十米ノ點ニ起リ同方向ニ築出ス
 ロ、方向
 ハ、長サ 五○米
 ニ、幅員 天端四米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 一〇、○○○平米 收容漁船數 二十頓以下 三十隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 ナシ
 ロ、繋船設備 防波堤ニ繋船柱ヲ配置ス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 米ケ崎被蔭
 ロ、面積 一、二○○平米 延長 五○米 斜面幅 一八米 勾配 六割
 ハ、構造概要 先端部混凝土方塊、傾斜面割石(控三○糎)練張リ(滿潮面下)及室張リ(滿潮面上)ヲ以テ干潮面上三米ニ達ス
 二、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算(災害復舊助成ニテ決定ノ分)
(四)護岸 災害復舊ニテ脇ノ澤前面ニ護岸ノ計畫アリ
(六)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     一、脇ノ澤港ノ修築實現ヲ望ム
     二、沼田部落前面ニ防潮林ヲ計畫中ナルヲ以テ其背面ニ防浪堤ヲ願度シ
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算(災害復舊助成ニテ決定ノ分)
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
小友村

一、村勢概要(昭和六年現在)
小友村ハ廣田灣奥ノ北東隅ニ位シ國有鐵道大船渡線全通ノ曉ハ大字唯出ニ停車場開設セラルル筈ニシテ北西部ハ米崎村、北東部ハ未崎村南ハ廣田村ニ接シ東ハ大字唯出ニ於テ外洋ニ面シ西ハ廣田灣小友浦ニ望ム、廣袤東西三十町南北三十五町面積○方里六三、總戸口四百二戸、、二千八百十五人(現住)ヲ有シ生産物價格農産八萬四千八百四十七圓、水産四萬五千八百九圓、林産一萬五千二百三十八圓、工産一萬三千九百七十九圓、畜産三千五十四圓、鑛産二千二百四十七圓、計十六萬五千百七十四圓ヲ算シ水産物ハ總生産額ノ二割八分ヲ占ム
 本町ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ其地勢上沿岸漁業ヲ營ミ漁業ノ種類ハ鰯旋網、鮫刺網、角網、柔魚釣漁業等ニシテ漁獲物ハ鰯及柔魚ヲ主トシ鮫、鮑、鯖及海藻類之ニ次キ總水揚額二萬一千九百五十圓アリ、漁船數ハ動力付漁船六隻、在來漁船八十三隻計八十九隻ヲ有シ、大字兩替、三日市、矢ノ浦、鹽谷、獺澤、唯出ノ六部落ニ分屬ス
 水産製造物ハ鰮粕ヲ主トシ總製造高二萬三千八百五十九圓ヲ算シ漁業戸數百六十一戸(主業 三〇戸副業 一三一戸)ニシテ總戸數ノ四割ニ當レリ(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村調査ニ係ル災害概況及復舊計畫添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ニ於ケル漁業部落ハ兩替、三日市、鹽谷、矢ノ浦、獺澤、唯出ノ六ケ部落アリ何レモ何等ノ施設モナシタルコトナキ關係乱近時海岸道路ノ開設ニ伴ヒ唯一ノ船揚場タル砂濱地僅少トナリタル結果各部落共漁船ノ保存及操業上困難ヲ感ジ居ルノ現況ニ在ルヲ以テ各部落ニ船溜及船揚設備ヲ必要トス 各部落毎ニ之ガ概要ヲ記載スレバ左ノ如シ
(一)大字兩替
 部落ノ中央ニ災害復舊費ヲ以テ延長十米ノ船揚場ヲ築設スルコトトナリ居レルモ規模小ニシテ全部落ノ漁船ヲ收容スルニ足ラザルヲ以テ三日市トノ境界附近ニ延長二十米ノ船揚場ヲ築造スルコト之ガ爲工費約二千圓ヲ要スベシ
(二)大字三日市
 何等ノ施設ナク不利不便ナルヲ以テ現在ノ埋立地中央ヨリ南西ニ向ヒ延長五十米ノ船揚場防護堤ヲ築出スルト共ニ延長二十米ノ船揚場ヲ築造スルコト之ガ爲工費約五千圓ヲ要スベシ
(三)大字矢ノ浦
 部落ノ西端惠比壽崎ヨリ北東ニ向ヒ船揚場防護堤延長二十米ヲ築出シ(舊來ノ突堤ヲ移動ス)其被蔭ニ延長三十米ノ船揚場ヲ築造ス之ガ工費約四千圓ヲ要スべシ
(四)大字鹽谷
 矢ノ浦又ハ三日市ノ施設ヲ利用シ得ラルべキニ付其必要ナカルべシ
(五)大字獺澤
 本部落ハ西方ニ開敞シ冬季西風ノ連吹期ニハ操業困難ナル個所ナルヲ以テ部落ノ南端ニ北々西ニ向ケ船揚場防護堤延長三十米ヲ築出シ其被蔭ニ延長二十米ノ船揚場ヲ築造ス之ガ工費約五千圓ヲ要スベシ
(六)大字唯出
 本部落ハ外洋ニ南面シ操業困難ナル個所ナルモ災害復舊費ヲ以テ船揚場及護岸(道路)ヲ築設スルコトトナリ居レルヲ以テ差シ當リノ利用ニ充分ナルべシ
   以上四部落ノ計畫概要及工費一覽表
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 本村ニ於ケル各部落中鹽谷、矢ノ浦、獺澤ハ住宅地高キヲ以テ其虞レ尠ク兩替、三日市兩部落モ浸水程度ニテ波力弱キ方ナルヲ以テ護岸上ニ一米程度ノ胸壁ヲ施設セバ充分ナルべキモ獨リ唯出ハ外洋ニ面シ被害大ナル場所ナルヲ以テ住宅ハ高地ニ移轉スルヲ要ス、災害復舊費ニ依リ造成スル海岸護岸ハ浪災豫防ニ相當ノ効果アルベシ

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地図 小友村概要圖
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以上四部落ノ計畫概要及工費一覽表
小友村字三日市、兩替

甲、基礎酌調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南西ヨリ襲來
 (ロ)經路 兩替部落ヨリ三日市ヲ襲ヒ小友浦奥耕地ニ進ミ右廻リノ經路ヲ取リタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 兩替、三日市部落全部、及浦奥ノ耕地(水田)浸水面積 三〇〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 一米内外(浸水高 一米○七 廿九年 一米〇四)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ浪津當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   兩替三日市部落ハ沿岸縣道ニ連擔セル部落ナルモ米ケ崎及矢ノ浦ノ沿岸ヲ洗ヒ遡及セルタメ比較的被害大ナラザリキ而シテ津浪當時繋留セル漁船モ陸上ノ漁船モ共ニ概ネ引波ニ依リ津浪襲來ト反對ノ方向ニ押流サレタルモノ多シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 三日市埋立地中央
 ロ、方向 南微西ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 五○米
 ニ、幅員 二米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石堤
(2)抱擁面積 船揚場防護堤ニシテ船溜トシテ効用大ナラザルモ五、六隻程度ノ動力付漁船ヲ收容スルニ足ラン
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置(1)兩替三日市區界(2)三日市船溜防波堤ノ被蔭
 ロ、面積(1)五〇〇平米(2)六〇〇平米 延長(1)二○米(2)二〇米 斜面幅 各一五米 勾配 六割
 ハ、構造概要 雜割石空張リ 袖護岸勾配三分割石積石垣
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一〇戸
 へ、必要面積 一、五一五平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 舊部落ノ背面
  理由 廿九年ノ浸水高ヲ標準トシ工事ノ安易ナル場所ヲ選ミタルナルベシ
 チ、地質 粘土質(碎石交リ)
 リ、用水 井戸(良)
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
小友村大字唯出

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 大赤磯方面(南東)ヨリ襲來
 (ロ)經路 廣田村字長洞トノ境界ヨリ唯出濱西側ニ襲來シ同字ノ背面字谷地前(水田)ヲ經テ唯出濱東側ニ廻リタルモノノ如シ(右廻リ)
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 字唯出、字谷地前(水田)浸水面積約十萬平米
 (ロ)津浪ノ高サ 五米五内外(浸水高 七米○七 廿九年 九米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 (イ)前段ニ關シテハ記スべキモノナシ
 (ロ)發動機船四隻港内ニ碇泊(雙錨又ハ三錨泊)シ居リタルモ内一隻ハ錨ヲ引キタル儘廣田村字長洞部落入口ニ打チ上ゲラレ其上ノ人家ノ防波ノ役ヲナシ(爲ニ人家ハ安全ナリキ)テ小破他ノ三隻ハ部落ノ後方字谷地前(水田)ニ打チ上ゲラレ破損セリ(二隻 修理使用 一隻 修理不能)
 (ハ)小漁船ハ約七十隻砂濱ニ曳揚ゲ置キタルモ十七隻無事ナリシノミニテ他ハ全部流失又ハ破損(谷地前ニ打チ上ゲラル)セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船揚場 災害復舊費ニヨリ計畫中
(二)護岸 災害復舊費ニテ計畫中
二、漁村住宅ニ關スル事項
(三)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 イ、移轉ノ棟數 一九戸
 ロ、必要面積 三、六三〇平米
 ハ、位置ノ決定
 候補位置 舊部落ノ北方高地
  理由 二十九年ノ津浪浸水高ヲ標準トシ、交通關係及附近ニ於ケル地形上有利ト認メタルニ依ルべシ
 ニ、地質 粘土質
 ホ、用水 井戸(良)
 ヌ、住宅地形造ニ要スル經費概算
三、津浪災害豫防ニ役立チタル實例及逸話
 津浪當時ハ恰モ鮫刺網漁業ニ出漁スベク各自起キ出テ準備ニ掛ラントセル折柄ナリシヲ以テ異状ノ地震ニ津浪襲來ヲ懸念シ濱へ出テタル處海水急ニ引キタルヲ見津浪襲來ヲ絶叫シ近隣ニ警告シタル爲多數ノ人々ハ避難スルヲ得死傷者數割合ニ尠キヲ得タリ

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(三)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形造ニ要スル經費概算
廣田村

一、村勢概要(昭和六年度現在)
 廣田村ハ廣田灣口東側ニ位シ宮城縣唐桑村ニ相對シテ廣田灣口ヲ扼シ本縣下ニ於ケル有數ノ漁業地タリ廣袤東西一里十六町南北一里十二町面積○・八方里總戸口五百八十一戸四千六百二十八人(現住)ヲ有シ交通機關ハ縣道高田盛線ヨリ隣村小友村大字唯出ニテ分岐セル町村道アリ國有鐵道大船渡線全通ノ曉ハ小友村唯出驛ト自働車連絡可能ナリ生産物價額ハ水産二十八萬八千四十七圓、農産六萬六千八百十七圓、工産二萬八千圓、林産千九百圓、畜産千二百七十一圓計三十八萬六千三十五圓ヲ算シ水産業ハ實ニ本村生業ノ大宗タリ
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ其位置地勢上漁利ヲ得ルニ好適ノ地歩ヲ占ムル關係上水産物水揚額ニ於テ本縣下有數ノ漁業地タルモ今日迄何等ノ漁港施設ナキ爲未タ遠洋漁業ヲ營ムニ至ラサルハ甚ダ遺憾トスル處ナリ若シ夫レ本村泊港ヲ漁港トシテ修築ヤムカ本村ニ於ケル漁業ノ發展ハ期シテ待ツべキモノアラン(昭和七年ニ於テ漸ク鰹及鮪延繩漁業ヲ營ム大型漁船ヲ建造シ燒津方面ヲ根據トシテ相當ノ成績ヲ擧ケツツアリト云フ)事情前述ノ通リナルヲ以テ現在ニ於ケル本村漁業ノ種類ハ主トシテ沿岸漁業ノミニシテ鰯旋網、鮫刺網、大謀網及柔魚釣漁業等トス漁獲物ハ鰯、柔魚、鮫、鰈、鮪、鰤、鯛、鯖、其他貝藻類ニシテ鰯及柔魚ハ水産製造物トシ鮮魚ハ多ク氣仙沼方面ニ水揚ゲスルヲ常トセリ漁船數ハ動力付漁船四十隻在來漁船六百五十隻ヲ有シ泊港ヲ主タル根據地トスルモ在來漁船及小數ノ動力付漁船ハ大字大陽、集、根岬、六ケ浦等ノ各部落ニ分屬セリ
 漁業戸數ハ四百九十六戸(專業 四二戸 本業 二八四戸 副業 一七○戸)アリ總戸數ノ約五割六分(副業ヲ除ク)ヲ占ム(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概要及復舊計畫
 村當局ニ於ケル調査書ヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ニ於ケル漁業部落ハ泊、中澤濱(泊港ト總稱ス)大陽、集、根岬、六ケ浦等ニシテ右ノ内相當ノ灣入ヲナシ港形ヲナセルハ泊港ノミ其他ハ何レモ自然ノ遮蔽薄ク荒天時ハ勿論小風波ノ際ト雖モ出漁困難ナル現況ニ在リ之等諸部落ニ於ケル船溜其他ノ諸施設ニ付概説スレバ左ノ如シ
(一)泊、中澤濱(所謂泊港)
 本港ハ大入崎及明神埼ノ突出ニ據リテ稍々灣形ヲナセルモ南西ニ開敞シテ港内靜穩ナラズ荒天時ニ於ケル漁船ノ碇繋困難ナルモノアリ縣ニ於テモ之ガ修築計畫ヲ樹テ内務省へ中小港灣トシテノ補助ヲ申請セルモ未ダ決定ニ至ラサルノ状勢ニ在リ(其大要ハ調査書及略圖參照)
 本港ハ前述ノ通リ本村ニ於ケル唯一ノ港灣タルノミナラズ其地勢上漁利ヲ占ムルニ好適ノ地ニ在リ漁獲高ニ於テモ本縣下有數ノ地位ニ居リ然モ大船渡線全通(來秋頃)ノ曉ハ鮮魚輸送ノ便開ケ今日ニ於ケルガ如キ氣仙沼迄運搬水揚ゲスルノ不利不便ヲ除キ得ルノ状態ニ在ルヲ以テ之ヲ漁港トシテ修築セムカ只ニ本村ニ於ケル漁業ノ發展ノミナラズ本縣水産業開發ノ爲資スル所大ナルモノアルべキヲ確信スルガ故ニ本港ニ付テハ再調ノ上漁港トシテ之カ修築計畫ヲ樹立スルノ必要アルモノト認ム
(二)根岬及集(戸數六十三戸、動力付漁船五隻、在來漁船二百隻)
 本部落ハ廣田崎ノ突出及青松島、椿島トノ岩礁ニ據リ南方ヨリノ風波ニ對シテハ稍々遮蔽ヲ受クルモ東方ニ開敞シ海岸ニ轉石散在シテ漁船ノ曳揚ケ困難ナルヲ以テ根岬前面ノ暗礁ヲ結ヒテ船揚場防護堤百米ヲ築出シ其被蔭ニ船揚場五十米ヲ築設ス此工費一萬五千圓ノ見込ミ
(三)六ケ浦(戸數九十八戸、動力付漁船二十四隻、在來漁船百二十隻)
 本部落ハ泊ノ北東ニアリ釜ケ崎ノ被蔭ニ據リテ東方ヨリノ風波ヲ凌キ稍々良好ナル港形ヲナセルヲ以テ釜ケ崎ノ被蔭現在ノ埋立地北端ヨリ西微北ニ向ヒ魚揚棧橋兼用ノ防波堤延長三十米ヲ築出ス此工費六千圓ノ見込ミ
(四)大陽(六○戸、動力付漁船五隻、在來漁船百二十隻)
 本部落ハ本村ノ西北端ニ位シ廣田灣ニ向ヒ南西ニ開敞ス港状最モ惡シク操業困難ナリ大陽崎ノ被蔭ヨリ延長三十米ノ船揚場防護堤ヲ築出シ其被蔭(河口附近)ニ延長三十米ノ船揚場ヲ築設ス此工費六千圓ノ見込ミ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 泊港ニ付テハ漁港計畫ノ際充分ノ考慮ヲ要スベキモ防波堤ニ依リ港口ヲ狭窄スルト共ニ沿岸ニ護岸ヲ築設セバ被害程度ヲ緩和シ得ベシ
 他ノ部落中平地ニ住宅ヲ有セシハ六ケ浦ナリシモ高地ニ移轉スルヲ以テ今後ハ其虞レナカルべシ其他ハ概シテ高地ニアルヲ以テ特ニ豫防策ヲ必要トセス

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設備工費一覽表
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地図 廣田村概要圖
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地図 泊港概要圖(漁港計画案)
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構造圖
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六ケ浦港概要図・防波堤
廣田村大字泊、中澤濱(泊港)

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向
      }イ、港ノ南西赤磯岩ト明神崎ノ間ヨリ襲來泊側ハ觀音岬ヨリ洞畑、泊部落、田端前(水田)ヲ經テ岩岬(八幡岬)ニ至ル(右廻リ)
      }ロ、前同ノ方向ヨリ襲來セル波浪ノ一ハ岩崎ヨリ(北東ヨリ)南西ニ向ヒ中澤部落ヲ襲ヘルモノノ如シ
 (ロ)經路
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 字泊、洞畑、田端前(水田)及中澤濱ノ一部(浸水面積約二十二萬平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 三米五内外(浸水高 四米 廿九年七米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 イ、字泊海岸ヨリ約百米ノ個所ニ共同販賣所附屬倉庫(煉亙造)在リタル爲其背面ノ人家被害僅少
 ロ、動力付漁船ハ觀音岬前面ニ雙錨泊セルモノ五隻ノ内破壞二、破損一、外二隻ハ出漁準備中ニテ無事
 ハ、在來漁船ノ内艀一隻港内ニ雙錨泊シ居リ錨ヲ引キタル儘陸ニ寄セラレタルモ損傷ナカリキ
 ニ、曳揚中ノ小舟ハ全部流失又ハ破損セリ(泊濱及中澤濱砂濱地)
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜 本港ハ船溜ニテ計畫スルヨリハ小漁港ニテ計畫スルヲ適當ト認メラルルモ參考ノ爲縣ニ於テ計畫シ内務省ニ申請セルモノニ付其要項ハヲ摘記スレバ左ノ如シ
(1)防波堤
 イ、位置
      }大入岬ト中澤濱南端トノ中間ヨリ北西ニ向ヒ中島岩ニ取付ク
 ロ、方向
 ハ、長サ 二五〇米
 ニ、幅員 天端四米一 高サ 干潮面上二米
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(3)附屬設備 ナシ
 イ、繋船設備 ナシ
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 ナシ(小漁港トシテ考慮スル場合ハ中澤濱方面ニ施設ノ要アリ)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ロ、必要ナル經費概算
(四)護岸
 イ、位置 字泊前面百六〇米、字中澤濱中央ヨリ南端ヘ三三五米 取付部五○米
 ロ、延長 五四五米 天端高 干潮面上二米五 總高 四米五
 ハ、構造概要 捨石基礎 練積石垣
 ニ、必要ナル經費概算(一ノ(一)ニ一括掲記)
(五)埋立
 イ、位置 護岸ノ背面
 ロ、面積 一六、○○○餘平米 埋立高 護岸高ニ同ジ
 ハ、必要ナル經費概算(浚渫土砂充用無代?)一ノ(一)ニ一括計上
(六)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
 本村ハ廣田灣口ヲ扼シ總戸數六百戸中三百戸ハ漁業ヲ營ミ年額三四十萬圓ノ水揚ヲ有スルモ港灣施設卜鐵道ノ便ナカリシ爲鮮魚ハ氣仙沼市場ニ水揚ゲシ居ルノ現況ニ在リ大船渡線開通ノ曉ハ「トラック」便ニ依リ小友村只出驛ヨリ出荷ノ便アルヲ以テ本港ヲ是非小漁港トシテ修築願度シ
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四三戸
 ヘ、必要面積 八、七六六平米五
 ト、位置ノ決定
 候補位置 字泊背面ノ水田ヲ均整又ハ盛土
  理由 町村道ニ沿ヒ交通至便ナルノミナラズ廿九年ノ津浪ニモ浸水セズ且ツ水田ナル爲工費ヲ低減セシメ得ル爲ナラン
 チ、地質 粘土質
 リ、用水 井戸(良)
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ロ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
廣田村大字六ケ浦

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向
   }釜ケ崎方面ヨリ(北方)六ケ浦部落下ニ襲來、字平畑下及避病院下ヲ經テ天王前水田ニ廻リタルモノノ如シ
 (ロ)經路
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 六ケ浦、平畑、天王前ノ各一部(浸水面積約一二○、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 五米内外(浸水高 七米、廿九年 九米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   漁船ノ内動力付漁船ハ釜ケ崎ノ被蔭ニ錨泊、小舟ハ六ケ浦下及天王前砂濱ニ曳揚ケ置キタルモ何レモ流失又ハ破損セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤(魚揚棧橋ヲ兼ネタル埠頭式ノモノ)
 イ、位置 六ケ浦地先現在ノ埋立地ヨリ
 ロ、方向 西微北ニ向ヒ築設
 ハ、長サ 三〇米
 ニ、幅員 四米五 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 外側 捨石基礎方塊及場所詰混凝土造壁體ニシテ高一米五ノ胸壁付 内側 前同 内部粟石填充天端厚二〇糎ノ混凝土張リ
(2)抱擁面積 約一五、○○○平米 收容漁船數 一○頓未滿約三○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備(防波堤内側ヲ之ニ充ツ)
 ロ、繋船設備 繋船柱 五本設置
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 適當ナル個所ナシ(多ク天王前砂渡ニ曳揚グ)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸 災害復舊費ヲ以テ海岸道路築設
(五)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     棧橋兼用防波堤ヲ築設セラレ度シ
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一五戸
 へ、必要面積 三、一六六平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 字六ケ浦西側地續キ高台
   理由 海岸ヨリノ距離近ク今囘及二十九年律波ニ於テモ浸水セズ且ツ地盤比較的平坦ナル關係ニ據ルモノノ如シ
 チ、地質 表面砂、下粘土層ト推定ス
 リ、用水 井戸(良)
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
末崎村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 末崎村ハ大船渡灣口西側ニ位シ對岸赤崎村ト共ニ灣口ヲ扼ス北ハ大船渡町西ハ米崎及小友ノ兩村ニ接シ東ハ大船渡灣南ハ外洋ニ面ス、廣袤東西一里十八町南北一里二十四町面積一方里二、總戸口五百三十四戸、三千七百五十三人ヲ有シ生産物價額水産十萬四千五百十三圓、農産七萬八千九百三十一圓、工産一萬七千六百二十八圓、林産九千六百三十六圓、畜産二千五百四十六圓計二十一萬三千二百五十四圓ヲ産シ水産物ハ總生産額ノ約五割ヲ占ム
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ鮫刺網、柔魚釣及延繩漁業等ニシテ漁獲物ハ鮫及柔魚ヲ主トシ鮑及其他ノ水産動物藻類等之レニ次ギ總水揚額六萬三千八百四十圓アリ漁船數ハ動力付漁船四十七隻在來漁船四百五十隻アリ細浦、泊里ノ兩部落ニ主トシテ根據シ一部ハ門ノ濱、小細浦等ニ船曳又ハ繋留セラル
 水産製造物ハ鯣ヲ主トシ製造物總額四萬六百七十三圓ヲ算シ漁業戸數三百三十四戸(專業 二八戸 主業 二一六戸 副業 九〇戸)ニシテ總戸數ノ約四割六分ヲ占ム(以上村勢熱要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概要及復舊計畫
 村及組合ノ調査ニ係ルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築ニ關スル意見
 本村ニ於ケル主要ナル港ハ細浦及泊里ノ兩港ニシテ細浦ハ大船渡灣ニ面セル天然ノ良港タルモ泊里ハ外洋ニ直面シ荒天時ニ於ケル操業困難ナリ兩港ノ修築計畫意見左ノ如シ
(一)細浦港
 本港ハ、大船渡灣ニ面シテ北方ニ開敞セル細長キ港形ヲナシ港口ニハ松島アリ何等ノ防波施設ヲモ要セズシテ良ク港内ノ靜穩ヲ保持スル天然ノ良港ニシテ港内ノ水深又裕ナレ共三面ニ山地迫リテ漁業用地少ナキニ依リ沿岸ヲ埋立テ之等ノ用地ヲ造成スルノ要ナルモ港内幅員漸ク百米乃至百五十米ニ過ギズ埋立ノ餘地乏シキ現況ニ在ルヲ以テ差當リ必要ナル船揚場ヲ港奥中野部落前面ニ延長八十米ヲ築造シ漁船ノ修理及曳揚ゲノ用ニ供セムトス之ニ要スル工費七千五百圓ノ見込ミナリ
 (漁船ノ接岸荷役ハ現在大ナル支障ナキモ將來利用増大シタル際ハ港水面ヲ著シク滅少セシメザル程度ニ於テ沿岸ヲ整理シ繋船岸壁ヲ築造セハ漁船ノ利用ヲ増大セシメ得ベシ)
(二)泊里港
 本港ハ本村ノ南端ニアリ三面ニ丘陵ヲ負ヒ南方外洋ニ開敞セル小灣形ヲナシ港ノ東南小磯鼻及附近ノ岩礁ニ據リ稍々港内ノ靜穩ヲ保持ツ居ルノ現況ニアルモ一朝南方ヨリノ風浪ニ際曾セバ漁船ノ碇繋困難ナルヲ以テ小磯鼻前面ノ岩礁ヲ利用シテ防波堤七十米ヲ築出シ其被蔭ニ延長五十米ノ船揚場ヲ築造セバ漁船ノ利用ニ資スルコト大ナルベシ之ニ要スル工費壹萬圓の見込ミ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)細浦
 坂神、中野、細浦ノ住宅ハ高地ニ移轉スルヲ可トス
 峯岸、内田ノ兩區ハ埋立地ト松島間ヲ防波堤ニ依リ遮漸斷シ埋立地沿ヒニ胸壁ヲ設クレバ豫防上効果ナルベシ
(二)泊里
 高地住宅ヲ造成スルヲ以テ津浪ノ虞レナカルヘキモ作業場等ノ防護ニハ海岸ニ護岸ヲ築造スルヲ可トス、特ニ本部落ニ於テハ石垣ニ依リ宅地を造成シタル爲無事ナリシ例アリ

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細浦港概要圖
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未崎村泊里港概要圖
末崎村大字細浦

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 松島ト埋立地ノ間ヨリ襲來
 (ロ)經路 峯岸部落ヲ襲ヒ中野ニ向ヒ細浦部落ヨリ松島ノ東側ニ去ル
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 細浦、内田、坂神、中野ノ全部及峯岸ノ一部(浸水面積 一七〇、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外(浸水高 三米、 廿九年 五米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
(一)峯岸部落地先埋立地護岸ノ關係上峯岸部落ノ被害尠シ
(二)動力付漁船ハ港内ニ碇繋シアリタルモノ三十一隻内三隻ハ破壞陸上ニ打上ゲラレ殘二十八隻ハ修理ノ上使用
(三)在來漁船ハ曳揚ゲ又ハ繋留シアリ三百二十隻中二十隻ハ流失全壞他ハ修理ノ上使用
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 細浦港奥
 ロ、面積 二、二五○平米 延長 八○米 斜面幅 一五米 勾配 六割
 ハ、構造概要 先端方塊混凝土斜面割石張リ(控○・三米)
一、必要ナル經費概算
(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
、二漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 六三戸
 へ、必要面積 一三、二○○平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 港奥中野部落背面ノ山地
   理由 海岸ニ近ク港ノ正面ニ在リ漁業經營上便宜ナルニ依レルナルべシ
 チ、地質 粘土層(碎石交リ)
 リ、用水 井戸
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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一、必要ナル經費概算
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(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
末崎村大字泊里

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 港口西側西館ヶ崎ト小磯崎前方岩礁トノ間(南々西)ヨリ襲來
 (ロ)經路(1)字泊里ト小磯トノ境界ニ當ル小河川ニ押シ寄セタル津浪ハ一ハ川口左岸ノ人家ヲ倒シ小磯崎ニ廻り(右廻リ)他ハ川ニ沿ヒ兩岸ノ人家ヲ倒シ字三十刈(水田)及字小磯(水田ノ部分)部落ニ迫リ
      (2)字泊里部落正面ニ迫リタル波浪ハ同部落ノ大半ヲ倒壞シ字三十刈(水田)ニ至レリ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 字泊里、字三十刈(水田ノ部分)字小磯ノ一部、浸水面積約一○○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 三米五内外(浸水高四米一、廿九年七米五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
 (イ)泊里部落中央ニ延長約二十米高一米(干潮面上約三米五)ノ護岸石垣二個所アリタル爲其背面ノ人家約十戸安全ナルヲ得タリ(床下浸水程度)海壁類似ブ石垣ノミニテモ或程度ノ防浪ニ役立チタル好例ト思料セラル
 (ロ)前記二護岸間ノ傾斜面ニ發動機船三隻押上ゲラレ防波ノ役ヲナシタル爲其背面ノ人家ハ比較的被害僅少ナリキ(浸水又ハ半壤程度)
 (ハ)發動機船十一隻繋泊(單錨、雙錨又ハ浮標繋留)シアリ内三隻ハ前記海岸ニ打上ゲラレ(二隻修理使用一隻大破放棄)一隻ハ沖へ流サレ小破他ハ三十刈(水田)ニ押シ上ゲラレ破損(一隻大破)セリ繋泊漁船ハ何レモ錨綱切斷セラレ押流サレタルモノノ如シ
 (ニ)小漁船ハ二百九十隻砂濱ニ曳揚ゲアリタルモ二十隻位使用ニ堪へタルノミ他ハ全部流失又ハ三十刈(水田)ニ押上ゲラレ大破セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 小磯鼻前面ノ岩礁上
 ロ、方向 小磯鼻ヨリ西南西ニ向フ
 ハ、長サ 七○米
 ニ、幅員 天端二米 高サ干潮面上三米
 ホ、構造概要 場所詰混凝土直立堤
(2)抱擁面積 八、○○○平米 收容漁船數 二○噸末滿 二○隻
(3)附屬設備
 ト、繋船設備 繋船柱ヲ五本設置
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 小磯鼻被蔭
 ロ、面積 一、六〇○平米 延長 五○米 斜面幅 一八米 勾配 六割
 ハ、構造概要 先端方塊混凝土傾斜面場所詰混凝土張リ(厚○米三)
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸 災害復舊ニテ實施ノ豫定
二、漁村住宅ニ關スル事項
 (一)職業別戸數調
 (二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 三〇戸
 へ、必要面積 六、五〇〇平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 字三十刈上ノ山地
   理由 海岸ヨリノ距離遠ク漁業部落トシテ不滴當ト認メラルルモ他ニ適地ナキヲ以テ止ムヲ得ザルベシ
 チ、地質 粘土質
 リ、用水 井戸
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
大船渡町

一、町勢概要(昭和七年現在)
 大船渡町ハ氣仙郡ノ中央ニ位シ國有鐵道大船渡驛開通ノ曉ハ此地方ニ於ケル交通ノ中心地タリ北ハ盛町、西ハ高田町、南ハ米崎及末崎ノ梅両村ニ接シ東ハ大船渡灣ニ望ム廣袤東西一里南北二里面積一方里一七八、總戸口六百九十五戸、四千七百二十一人ヲ有シ生産物價額水産三十六萬三千二百五十二圓、農産十萬九千三百五十七圓、工産七萬四千四百七十一圓、林産二萬五千九百四十八圓、畜産四千百二十一圓計五十七萬七千百四十九圓ニ達シ水産物ハ本町總生産額ノ約六割三分ヲ占ム
 本町ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ其港灣設備(不完全ナレドモ)ノ關係上漁業ノ種類ハ鰹釣及機船底曳網等ノ遠洋漁業ノ外柔魚釣、延繩、鮫刺網、揚操及巾着網漁業等アリ漁獲物ハ柔魚、鰮、鰹、目拔、鱈、鰈、鮫等ニシテ總水揚額十二萬五千八百七十四圓ニ達ス漁船數ハ動力付漁船六十隻在來漁船七十隻計百三十隻ヲ有シ下船渡ヨリ大船渡ニ至ル沿岸ニ繋泊ス、水産製造物ハ鰹節ヲ主トシ總製造高二十三萬七千三百七十六圓ヲ算シ漁業戸數三百六戸(主業 四六戸 副業 二四戸 專業 二三六戸)アリ總戸數ニ對シ約一割(副業ヲ除ク)ニ當レリ(以上町勢要覽ニ據ル)
二、災害概況
 町當局ノ調査ニ係ルモノヲ添付セリ
三、港ノ現況及修築計畫ニ關スル意見
 本港ハ岩手縣下ニ於ケル有數ナル港灣ノ一ニシテ灣入深ク水深ニ富ミ荒天時卜雖モ漁船ノ出入繋泊ニ困難ヲ感ズルコトナク漁船ノ根據地トシテ有望ナル港ナルモ今日迄何等統一セル漁港設備ヲナシタルコトナク從ツテ漁船ノ利用ニ遺憾ノ點多キヲ認ム地元識者間ニ於テモ漸ク本港ノ開發ハ漁港施設ニ俟ツニアラザレバ打開ノ途ナキヲ認ムルニ至リ大船渡線開通ヲ一兩年ニ控ヘタル今日ニ於テハ漁港施設ニ關スル計畫樹立ヲ要望シテ止マザル現況ニ在リ、然レドモ本港修築ニ關シテハ現在縣營工事トシテ内務省補助ノ下ニ總工費二十七萬圓(三ケ年繼續)ヲ以テ三米岸壁六十米、四米岸壁二百米七米三岸壁百十米埋立面積約七千坪ノ商港修築工事ヲ實施シ居ルヲ以テ本施設ト漁港施設トノ關係又複雜トナルベク漁港施設ヲナスベキ位置ニ付テモ各種ノ刺害關係アルヲ以テ本港修築ニ付テハ更ニ再調査ヲ遂ゲ漁港トシテノ計畫ヲ樹立スベキ要アルモノト認ム

大船渡町

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 灣口及赤崎村方面ヨリ
 (ロ)經路 下船渡側ハ沿岸ニ沿ヒ北進、平、笹崎方面ハ赤崎ヨリノ引廻シニヨリ北東ヨリ南西ニ襲來
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 下船渡、平、永澤、笹崎、茶屋前等町ノ一帶面積八二○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 一米乃至三米(浸水高一米五乃至三米 廿九年 三米二乃至五米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   字下船渡ニ大和田梅次郎所有ノ木造貯氷庫ノ爲メ倒潰ヲ避ケタル例、又大船渡魚市場前ニ繋留シ碇ヲ前方一町沖ニ置キ陸ニ船尾綱ヲ取リテ繋留シタルトロール船ハ引潮ノ爲現場ニ座礁セルヤ否ヤ津浪襲來ト共ニ内田鐵工場ノ物置ヲ倒壤シ其ノ場ニ揚陸ノ儘修繕ヲ要シ使用ニ堪へタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 下船渡 六○戸 茶屋前 四二戸
 へ、必要面積 下船渡 一一、二〇〇平米 茶屋前 七、八四八〃
 ト、位置ノ決定
 候補位置 下船渡 背面鐵道線路裏高地 茶屋前 大船渡驛背面
   理由 廿九年浸水線以上ノ高サニシテ交通及造成ニ便ナル個所ナルニ依ルべシ
 チ、地質 粘土
 リ、用水 良(井戸)
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
赤崎村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 赤崎村ハ大船渡町ノ對岸ニ在リ末崎村ト相對シテ大船渡灣口ヲ扼ス北ハ猪川村、東ハ越喜來及綾里ノ兩村ニ接シ西及南ハ大船渡灣ニ面ス陸上交通ハ現在甚グ不便ナルモ目下工事中ノ町村道盛、綾里線全通ノ曉ハ各地ト自動車交通ノ便開クルノ機運ニ在リ廣袤東西一里、南北三里、面積一方里七九、總戸口五百九十九戸四千百二十人(現住)ヲ有シ生産物價額農産十七萬九千八百八十三圓、水産十七萬七千六十圓、鑛産十五萬圓、林産八萬二千八百四十圓、畜産五萬三千七十三圓、工産五萬一千六百二十圓計六十九萬四千四百七十六圓ヲ算シ水産物ハ本村生産ノ主要ナルモノナリ
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ鰯旋網、柔魚釣、延繩、曳網等ノ沿岸漁業ヲ主卜シ機船底曳網漁業一アリ漁獲物種類ハ鰯、柔魚、鮫、鰮及海草、貝類等ニシテ總水揚高六萬七千六十圓アリ、尚本村ハ其地ノ利ヲ活用シテ海苔及牡蠣養殖事業ヲ營ミ總價額五萬五千圓ヲ算ス漁船數ハ動力付漁船十九隻、在來漁船五百九十二隻計六百十一隻アリ中赤崎、蛸浦、永濱、長崎、清水ノ各部落ニ分屬セリ
 水産製造物ハ鰹節、魚粕、魚油、鯣ヲ主トシ製造總額四萬五千七百九十圓ニ達ス水産業戸數ハ二百八十戸(專業 一二戸主業 一八五戸 副業 八三戸)アリ總戸數ノ三割三分(副業ヲ除ク)ヲ占ム(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局ノ調査ニ係ルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ニ於ケル各部落ハ灣口ニ近キ長崎、合足ノ兩部落ヲ除キ自然ノ良灣大船渡灣ニ望ミ漁船ノ碇繋ニ不便ナキモ背面ニ山地追リテ平坦地乏シキ關係上道路ハ何レモ海岸ニ沿ヒテ計畫セラレ道路護岸ノ築設ニ伴ヒ漁船ノ船曳場ヲ失ヒ漁船ノ保存上困難ヲ感ジ居ルノミナラズ從ツテ網干揚、水産製造物干場等ノ用地乏シキ現況ニ鑑ミ各部落ニ左記ノ施設ヲ必要トス
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)中赤崎方面ハ波高大ナラザルヲ以テ縣道ニ沿ヒ一米五内外ノ石垣堤ヲ築造セバ豫防ノ效果アルベシ
(二)蛸ノ浦ハ灣口ヨリノ廻旋浪アリ勢力相當大ナルヲ以テ高地ニ移轉スルヲ便宜トス殊ニ本部落ハ背面ニ高地アリ作業上ニモ大ナル不便ナキモノト思料ス
(三)上蛸浦ハ下蛸浦トノ區界低部ヨリノ乘越波浪ニ依リ被害ヲ受ケタル状況ナルニ依リ該抵部ニ防浪堤ヲ築造スルコトトセリ

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地図 中赤崎(生形)港概要圖
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中赤埼港構造圖
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永濱港概要圖
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蛸之浦港概要圖
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地名別必要施設
赤崎村大字宿、生形、山口、三區(通稱中赤崎)

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南々西ヨリ
 (ロ)經路 辨天岬ヨリ山口、生形、宿ヲ經テ南西大船渡笹崎ニ廻旋セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 宿、生形、山口、浸水面積(一二○、○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 一米内外(浸水高 一米二八 廿九年二米八)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 動力付漁船ハ五隻沿岸ニ舫ニ繋ギ置キタルニ全部陸上ニ打上ゲラレ小破損ノ程度ニテ修理シ使用ニ堪へタリ小船ハ一丁錨又ハ陸上ニ曳キ上ゲ置キタルモ二五九隻ノ中八十五隻ハ流出及破壤サレ殘リハ道路沿ヘニ打上ゲラレ修理シ使用ニ堪ヘタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 字山口地先埋立地ニ接シ
 ロ、方向 五〇米ノ港口ヲ存シ兩端ヨリ北々西及南々東(一直線)ニ築出
 ハ、長サ 五〇米ノモノ南北ニ各一條
 ニ、幅員 天端三米五 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎兩側石垣積内部栗石填充天端混疑土張リ
(2)抱擁面積 一五、○○○平米 收容漁船數 二○噸以下 百隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 防波堤ヲ之ニ充ツ
 ロ、繋船設備 四周ニ繋船杭ヲ設置ス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 船溜南隅(乙)及宿埋立地中央(甲)
 ロ、面積(乙)七五〇平米及(甲)一、二○○平米 延長 五○米ノモノ二個所 斜面幅(乙)一五米及
     (甲)二四米 勾配(乙)六割及(甲)八割
 ハ、構造概要(1)船溜内ノモノ(乙)先端方塊斜面控○米三ノ割石空張リ 傾斜 六割
       (2)宿埋立地ノモノ(甲)前 同 傾斜 八割
ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸
 イ、位置 埋立地前面(埋立ニ含ム)
 ロ、延長 一、一〇〇米 天端高 干潮面上 二米五
 ハ、構造概要 捨石基礎割石空積(控○米三)裏込栗石填充、表勾配三分
 ニ、必要ナル經費概算(埋立ニ含メタリ)
(五)埋立
 イ、位置 宿、生形、山口、各區ノ地先
 ロ、面積 六三、○○○平米 埋立 高干潮面上 二米五
 ハ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 二○戸
 へ、必要面積 四、三四三平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 字宿背面高地
 理由 廿九年ノ津浪浸水線以上ニシテ造成費僅少ニシテ交通及作業便宜ナルニ依ルベシ
 チ、地質 砂利交リ粘土
 リ、用水 井戸(大入川ヨリノ給水モ可能ナルベシ)
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
赤崎村字永濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 辨天崎(南西)ヨリ襲來
 (ロ)經路 部落ノ南ヨリ北ニ廻リ辨天崎ニ至リ大船渡町字平ニ廻旋ス
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 永濱約七〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 二米内外(浸水高 三米〇二、廿九年五米五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪卜ノ關係
 動力付漁船ハ二隻港内沿岸ニ舫ニ繋ギ置キタルモ二隻共道路沿ヒ空地ニ打上ゲラレ小破損ノ程度ニテ修理ノ上使用ニ堪へタル外小舟ハ(一三八隻)沿岸一帶ノ陸上ニ引揚ゲアリシモ流失及全壞五七隻、殘ハ陸上ニ打上ゲラレ破損シタルモ修理使用ニ堪エタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)護岸
 イ、位置 埋立地前面
 ロ、延長 二八○米 天端高 干潮面上二米五
 ハ、構造概要 捨石基礎表勾配三分ノ割石空積(控○米三)裏込溺栗石填充
 ニ、必要ナル經費概算(埋立ニ含ム)
(二)埋立
 イ、位置 永濱部落ノ北西端辮天崎ノ被蔭
 ロ、面積 一七、三〇○平米 埋立高 干潮面上二米五
 ハ、必要ナル經費概算
二、漁材住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(ニ)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(ニ)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
赤崎村字清水

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 蛸ノ浦方面及南西珊瑚島方面ヨリ
 (ロ)經路 部落ノ南ヨリ北方ヲ經テ南西ニ廻旋ス
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 清水約六七、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 二米内外(浸水高 三米 廿九年 四米五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 動力付漁船ハ三隻灣外ニ舫ニ碇繋シ三隻共錨綱切レ陸上ニ打上ゲラレ破損ノ程度ニテ修理ノ上使用ニ堪ヘタリ小舟ハ陸上モ曳揚ゲアリシモ四九隻ノ内流失及全壞二十八隻殘リハ修理シ使用ニ堪ヘタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(二)職業別戸數調
(三)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(一)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(二)職業別戸數調
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(三)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
赤崎村字 下蛸浦 上蛸浦(通稱兩蛸浦)

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南西
 (ロ)經路 上蛸ト下蛸トノ區界ニ當ル岬角ニ依リ二方ニ分レ一ハ下蛸ヲ襲ヒ他ノ一ハ上蛸ヲ南ヨリ北ニ襲ヒ北西ニ去ル
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 下蛸浦、上蛸浦 浸水面積 一一○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外(浸水高 四米○三 廿九年 六米一)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシ夕ル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付漁船ハ九隻灣内ニ舫ニ碇繋シ置キタルモ沈沒又ハ陸上ニ打上ゲラレ破損シ修理ノ上使用ニ堪ヘタリ小舟ハ一五六隻ノ内流失及全壞七五隻、殘リハ破損シタルモ修理ノ上使用ニ堪ヘタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備(棧橋)位置 上蛸地先、長三〇米 幅 七米 構造 鐵筋混凝土桁橋
(4)必要ナル經費概算
(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(三)護岸
 イ、位置 下蛸埋立地前面
 ロ、延長 二七〇米 天端高 干潮面上二米五
 ハ、構造概要 捨石基礎三分勾配ノ割石空積(控○米三)裏込栗石填充
 ニ、必要ナル經費概算(埋立ニ含ム)
(四)埋立
 イ、位置 下蛸地先
 ロ、面積 一二、○○○平米 埋立高 干潮面上二米五
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤
 イ、位置 上蛸ト下蛸トノ區界
 ロ、延長 一五○米 幅員 天端三米 高サ 干潮面上六米五
 ハ、構造概要 土堰堤
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
綾里村

一、村勢概要(昭和七年現在)
 綾里村ハ本郡沿岸ノ中央ニ位シ北ハ越喜來村及越喜來灣、西ハ赤崎村ニ接シ東及南ノ兩面ハ綾里灣及外洋ニ面ス廣袤東西二里卅五町南北二里三十三町面積三方里〇三、總戸口五百八戸三千五百九十五人ヲ有ス
 生産物價格ハ水産十二萬五百二十四圓、農産六萬二千二百十三圓、林産四萬一千七百七十四圓、工産六千九百七十二圓、畜産千五百七十九圓計二十三萬三千六十二圓ヲ算シ水産物ハ本村生産額ノ五割ヲ占ム
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ鰮旋網漁業、柔魚釣及定置網漁業等ニシテ漁獲物ハ鰮、柔魚、鰤、鮪、鯖等主トシ總水揚額五萬貳仟四百七拾圓ヲ産ス漁船數ハ動力付漁船拾六隻在來漁船貳百貳拾壹隻ヲ有シ主トシテ綾里港ヲ根據トシ在來漁船ノ一部ハ野々前白濱兩部落ニモ分屬セリ水産製造物ハ鯣及締粕ヲ主トシ總額六萬八仟五百四拾圓ニ達シ水産業戸數貳百七拾五戸(專業四拾七戸主業貳百貳拾八戸)アリ總戸數ニ對シ約五割餘ニ當レリ(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局調査ニ係ルモノ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ニ於ケル港灣ハ何レモ天惠薄ク僅カニ綾里湊港ノ灣入アルニ過ギズ左ニ之ガ修築ニ關スル意見ヲ述ベントス
(一)綾里湊港
 本港ハ南方ニ開敞セルU字形ノ狹長ナル港ニシテ南方ノ風浪ニ對シテハ何等ノ遮蔽ヲ有セズ漁船ノ碇繋ニ困難ナルヲ以テ七年度農業土木費船溜助成ニヨリ總工費參萬五千六百五拾參圓ヲ以テ殿見島ノ被蔭ヲ利用シ防波堤延長五拾貳米、荷揚場延長八拾五米、船揚場延長參拾米ヲ築造スルト共ニ取付道路延長貳百貳拾貳米ヲ築造スルコトニ決定シアルモ本計畫ハ單ニ漁船ノ接岸荷役ノ便ヲ計ルニ止マリ未ダ港水面ノ靜穩ヲ期スルニ足ラザルヲ以テ田ノ濱南端ヨリ防波堤ヲ築出スル必要アルモノト認ム
 之ニ要スル工費 十二萬圓ノ見込ナリ
(二)野々前及白濱ノ兩港ハ綾里灣奥ニアリテ東方ニ開敞シ荒天時ハ勿論通常状態ニ於テモ漁船ノ碇繋全ク困難ニシテ多ク砂濱ニ船曳スルヲ常トセリ
(イ)野々前港
 本港ハ前述ノ通リ天惠ナキモ僅カニ砂濱ノ中央ヨリ東方ニ向ヒ擴延セル岩礁アルヲ以テ之レヲ利用シ延長百米ノ防波堤ヲ築出スルト共ニ其被蔭ニ延長六姶米ノ船揚場ヲ築造スルヲ得ベシ之ニ要スル工費一萬三千六百圓ノ見込
(ロ)白濱港
 本港ハ野々前港ト岬角ヲ隔テテ連續セル箇所ニシテ何等ノ遮蔽ナク漁船ノ引上困難ナルヲ以テ港ノ南端ニ延長貳拾五米ノ船揚場防護堤ヲ築出シ其被蔭ニ延長五拾米ノ船揚場ヲ築造スルヲ得ベク之ニ要スル工費八千四百圓ノ見込四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)綾里湊港
 本港ヲ襲ヒタル津浪ハ港口ヨリ一直線ニ猛烈ナル勢ヲ以テ襲來シ來レルモノニシテ港沿岸ニ何等ノ護岸設備ナカリシハ被害ヲシテ甚大ナラシメタル一因ト思料セラルルガ故ニ船溜設備ヲ以テ築設スル護岸工事ハ災害防止ニ對シ多少ノ效果アルモノト信ズルモ一般人家ハ出來得ル丈ケ高所ニ移轉スルト共ニ防波堤ニ依リ港口ヲ狹窄スルハ災害豫防上效果多カルベシ
(二)野々前、白濱
 本部落ニ於ケル最大浸水高ハ拾八米六ノ大キニ達シ人家ヲ高所ニ移轉スル外之ガ豫防ノ策ナシ

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綾里湊港概要圖
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白濱及野々前港概要圖
綾里村大字港

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南方ヨリ
 (ロ)經路 一直線ニ襲來
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 字岩崎、湊上、湊下、石濱、田濱約三三〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 七米内外(浸水高 八米五 二十九年 一二米七)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ磁繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付船漁ハ港内ニ雙錨泊シ居リタルモ錨綱切斷二十隻ハ流失又ハ岩崎、湊上、湊下、石濱ニ打上ゲラレ全壞他ノ一五隻ハ小破シ修理ノL上使用ニ堪ヘタリ
 小舟ハ陸上ニ引揚ゲアリシモ四隻全壞一四〇隻ハ小破修理シ破損セザリシモノ一隻
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 田ノ濱西南端
 ロ、方向 西微南ニ向ヒ(離岸一五米ヲ基點トス)築出
 ハ、長サ 一〇〇米
 ニ、幅員 天端六米 高サ干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 六○、○○○平米 收容漁船數 二十噸未滿 一○○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 農業土木船溜助成ニテ荷揚場築造セラル
 ロ、繋船設備 繋船柱ヲ配置ス
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場 農業土木船溜助成ニテ築設
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
(四)護岸 農業土木船溜助成ニテ築設
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一五六戸
 へ、必要面積 二七、二七九平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 湊、西側高地、田濱背面高地、石濱背面高地
   理由 二十九年ノ浸水高以上ニシテ交通、宅地造成費等ヲ考慮シテ適當ト認メタルナルベシ
 チ、地質 碎石交リ粘土
 リ、用水 井戸又ハ澤ヨリ簡易水道
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
綾里村大字 野々前 白濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 東方ヨリ部落正面ヲ襲ヘルモノノ如シ
 (ロ)經路
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 野々前白濱約一六○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 一〇米内外(浸水高一八米六 廿九年二三米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付漁船ハ地先海面ニ雙錨泊シアリタルモ二隻ハ原形ヲ認メザル程度ニ破損シ一隻ハ修理ノ上使用
   小舟ハ砂濱ニ船曳シ置キタルモノ七九隻ノ内大半ハ流失及破壞シ使用ニ堪ヘタルモノ一隻モナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)漁溜
(1)防波堤
 イ、位置 {野々前 部落前面中央ノ岩礁上
      {白濱  同 南端岬ノ被蔭
 ロ、方向 {野々前 東ヨリ北東
      {白濱 北微東}ニ向ヒ築出
 ハ、長サ {野々前 一○○米
      {白濱 二五米
 ニ、幅員 各二米五 高サ 各干潮面上二米五
 ホ、構造概要{野々前 場所詰混凝土直立堤
       {白濱 捨石基礎場所詰混凝土上構ノ混成堤
(2)抱擁面積{野々前 三、○○○平米 二十噸以下五隻
       {白濱 船揚防護ナルヲ以テ收容漁船數ナシ
(3)附屬設備
 へ、繋船設備 野々前、防波堤ニ繋船柱設置
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 防波堤ノ被蔭
 ロ、面積 {野々前 四、八○○    六○米
                 延長      斜面幅 一八米 勾配 六割
      {白濱 三、六○○     五○〃
 ハ、構造概要 先端方塊斜面厚零米三ノ場所詰混凝土張リ
 ニ、附屬設備 ナシ
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
(ニ)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數(白濱ノミ)一五戸
 へ、必要面積 三、七八三平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 部落ノ背面高地
   理由 二十九年ノ浸水區域外ニシテ村道ニ隣接セル關係ニ依ルベシ
 チ、地質 粘土質(砂交リ)
 リ、用水 井戸
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
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(ニ)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
越喜來村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 越喜來村ハ越喜來灣ニ面シ大船渡町ヲ距ル北東四里餘ノ地點ニ在リ北ハ吉濱村、西ハ立根及猪川ノ兩村、南ハ赤崎及綾里ノ兩村ニ接シ東ハ越喜來灣ニ面ス廣袤東西三里四町南北一里三十四町、面積三方里○七五、總戸口五百六戸、三千四百五十八人ヲ有シ生産物價格ハ水産十九萬一千七十三圓、農産八萬九千百六十九圓、林産七萬二千七百三十二圓、工産六萬五千圓、畜産千三百九十九圓、計三十五萬七千七百六圓アリ水産物ハ本村總生産額ノ五割餘ヲ占ム
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣及鰛旋網漁業並大謀網漁業等ニシテ大謀網ハ本郡ニ於テモ有數ノ漁場タリ漁獲物ハ鰤、鯖、柔魚、鰛等ヲ主トシ總水揚高十九萬一千七十三圓ニ達ス
 漁船數ハ動力付漁船三十一隻在來漁船百六十一隻ヲ有シ、浦濱、崎濱、甫嶺、泊ノ各港ニ分屬根據セリ
 水産製造物ハ鰮粕ヲ主トシ漁業戸數ハ二百二戸(專業 五〇戸 主業 一五二戸)ニシテ總戸數ノ四割ニ當レリ(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局ノ調査ニ係レルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
(一)浦濱港
 本港ハ越喜來灣奥ニ在リテ南東ニ開敞シ何等ノ遮蔽ナク漁船ノ碇繋荷役ニ不便ナルヲ以テ港ノ東端惠比壽崎ヨリ南微西ニ向ヒ防波堤延長百米ヲ築出シテ港内ノ靜穩ヲ計ル必要アルベシ之ニ要スル工費八萬五千圓ノ見込ミ(護岸及荷揚設備ハ災害復舊費ヲ以テ實施セラルル筈ニ付其必要ナカルベシ)
(二)崎濱港
 本港ハ灣ノ北側中央ニ位シ南西ニ向ヒ開敞シ港ノ南端鬼間ケ崎ニ據リテ南東ノ風浪ヲ遮ルモ南西ニ對シテハ何等ノ遮蔽ナク港内又水深ニ富ミ防波堤ノ築出困難ナルヲ以テ鬼間ケ崎被蔭ニ船揚場延長百米ヲ築造シ現在ノ棧橋ヨリ連絡道路ヲ開設シテ漁船ノ荒天時船曳ヲ便宜ナラシムル必要アルベシ之ニ要スル工費二萬六千圓ノ見込ミ
(三)下甫嶺及泊港
 泊港ハ本村ニ於ケル諸港中最モ靜穩ナル所ニシテ且利用漁船モ尠キヲ以テ差當リ之ガ修築ノ要ナカルベシ
 下甫嶺港ハ灣奥南隅ニアリ東方松島ノ岩礁ハ良ク灣口ヨリノ風浪ヲ遮ルヲ以テ各岩礁ノ間隙ヲ遮斷スル防波堤ヲ造リ鬼澤部落「アサリカキ場」鼻ヨリ延長二百米程度ノ防波堤ヲ築出セバ漁船ノ避難ニ好適ノ場所タリ得ベシ(工費十萬圓位ナラン)
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)浦濱
 本部落ヲ襲ヒタル津浪ハ南東ヨリ部落ノ正面ヲ襲ヒ最大浸水高六米七ニ達セリ被害ハ浦濱大川ノ兩岸低地最モ甚敷左岸山寄リノ石垣ヲ造成シアリタル住家ハ概シテ被害無シ之ニ依リ災害豫防策ニ付考察スルニ住宅地ハ大川左岸ノ高地ニ移轉シ沿岸ニハ護岸ヲ築設シ(災害復舊ニテ實施)テ防波堤ニ依リ波浪ヲ減殺スルト同時ニ護岸ニ依リ更ニ其勢力ヲ減セシメ大川右岸ハ緩衝地區タラシメ常時ハ網干場、製造場等ニ利用スルコトトセバ津浪ノ被害ヲシテ僅少ナラシムルヲ得ベシ
(二)崎濱
 本部落ヲ襲ヒタル津浪ハ鬼間ケ崎前方ヨリ進入シ最大浸水高七米八ニ達シ部落ノ中央及西側被害甚大ナリ之レ中央ニ小河川アリ東側ハ石垣ニ依リ段形ニ住宅地ヲ造成シアリタルニ反シ西側ハ概シテ平地ナリシ關係ナルベシ之ニ依リ豫防策ヲ案スルニ住宅ハ部落ノ兩側(東及西)ノ高地ニ移轉シ中央部ハ護岸ニ依リ干場其他ヲ造成シテ住宅ノ建設ヲナサス漁船ハ鬼間ケ崎ノ被蔭ニ曳上ケ非常時ニ於ケル流失及之カ住家ニ衝突ノ虞レナカシムルヲ要スベシ

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浦濱港概要圖
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崎濱港概要圖
越喜來村大字浦濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東
 (ロ)經路 杉ノ下部落及浦濱部落各正面ヨリ襲ヒタリ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 杉下、沖田(浸水面積 二二〇、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 五米内外(浸水高 六米七 廿九年 九米七)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   動力付漁船ハ字波板ノ棧橋ニ四隻繋留(船首ハ錨一丁船尾ハ棧橋ニ繋留)シアリシモ錨綱切レ陸上ニ打上ゲラレ一隻ハ全壞三隻ハ小破修理又灣内ニ三隻單錨泊セルモノハ陸上ニ打上ゲラレ全壞シタリ小舟ハ全部陸上ニ引揚ゲアリシモ二三百間後方ニ打上ゲラレ二九隻全壞六隻ハ小破修理
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 惠比壽崎ヨリ
 ロ、方向 南々西ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 一〇〇米
 ニ、幅員 天端五米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 二〇、○○○平米 收容漁船數 二十頓以下 三○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 災害復舊ニテ設備セラル
 ロ、繋船設備 防波堤頂ニ繋船柱配置
(4)必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 七〇戸
 へ、必要面積 一一、五五〇平米
 ト、位置 決定
 候補位置 字杉ノ下部落北方(縣道ノ北側)
   理由 廿九年ニモ浸水セザルノミナラズ平垣地ニシテ縣道ニ沿ヘル關係ナルベシ
 チ、地質 粘土質
 リ、用水 井戸(浦濱大川ヨリ簡易給水モ可能ナラン)
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
越喜來村大字崎濱

甲、基基的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南方ヨリ
 (ロ)經路 部落ノ東ヨリ西ニ廻リタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 崎濱約一○○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 六米内外(浸水高七米八 廿九年一一米六三)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
(一)千噸級ノ汽船ガ一隻單錨泊シ居リタルモ無事漂流者ヲ救助セリト云フ
(二)港内ニ雙錨又ハ三錨泊シ居リタル五隻ノ發動機船ハ辛フジテ無事ナリ
(三)曳揚ゲ置キタル發動機船(小型)十二隻ハ港内又ハ沖合二哩位迄流失小破修理
(四)小舟ハ六十隻位川ノ西ト東ニ曳揚ゲアリ東側ハ西へ押上ゲラレ殆ド全壞西側ハ引波ニテ沖へ流サレ西風ノタメ港内ニ吹キ寄セラレ無事(全壞二十隻他ハ小波修理)
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船揚場
 イ、位置 鬼間ケ崎被蔭
 ロ、面積 四、五〇〇平米 延長 一○○米 斜面幅 二二米 勾配 干潮面迄四割、以上六割
 ハ、構造概要 先端方塊 斜面ハ方塊及割石張リ(滿潮面迄練同以上空)
 ニ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 三二戸
 へ、必要面積 五、二八○平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 部落ノ東側高地
   理由 廿九年ニモ浸水セズ作業場トノ距離比較的近ク造成スベキ平地得易カリシニ依ルナラン
 チ、地質 粘土質(花崗岩ノ風化セル砂及碎石交リ)
 リ、用水 井戸(良)
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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ニ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
吉濱村

一、村勢概要(昭和七年現在)
 吉濱村ハ吉濱灣ニ面シ大船渡町ヲ距ル北東四里二十三町ノ地點ニアリ北ハ唐丹村、西ハ日頃市村、南ハ越喜來村ニ接シ東ハ吉濱灣ニ望ム廣袤東西五里三十一町、南北二里二十八町、面積二方里五○二、總戸口三百六戸、千八百五十五人ヲ有シ生産物價額水産七萬三千二十三圓、農産五萬六千七百四十五圓、林産四萬四千六百五十七圓、工産二千七百二圓、畜産二千六百五十五圓計十七萬八千七百八十二圓ヲ算シ水産ハ本村生産ノ首位ヲ占ム
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣漁業及採鮑、採藻並ニ定置漁業等ニシテ漁獲物ハ柔魚、鮑其他沿岸ノ雜魚ヲ主トシ總水揚高三萬六千二百七十二圓アリ漁船數ハ動力付漁船十六隻、在來漁船九十九隻ヲ有シ本郷、根白、千歳ノ各部落ニ根據セリ
 水産製品ハ鯣、乾鮑及海草ヲ主トシ總額三萬六千七百五十一圓ヲ算シ水産業戸數四十二戸(本業)副業ニ營ムモノ二百戸アリ(以上村勢要覽ニ據ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局調査ニ係レルモノヲ添付シタルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ニ於ケル漁船ノ根據地ハ本郷(扇洞ヲ含ム)根白、千歳ノ三港ニシテ何レモ天惠薄ク本地方沿岸中最モ良港ニ乏シキノ地タルヲ以テ何等カノ漁港施設ヲ必要トスルノ現況ニアリ
(一)本郷港
 本港ハ灣奥ニアリテ東ニ開敞シ一帶ノ砂濱ニ據リテ何等ノ遮蔽ナキヲ以テ純然タル人工港タラシメザルベカラズ之ガ修築ハ工事費其他ノ點ニ於テ困難ナルモ部落ノ北端扇洞ノ地ハ轉在岩礁ヲ利用シ小船溜工事ヲナスニ適當ノ地ナルベシ之ガ修築計畫ハ前面ノ岩礁ヲ利用シ棧橋兼用ノ防波堤ヲ築造シ其被蔭ヲ船揚場タラシムルニアリ之ニ要スル工費五千圓モアラバ充分ナルベシ(災害復舊工事ニテ實施ノ筈)
(二)根白港
 本港ハ灣ノ北岸中央ニアリテ辨天崎ノ突出ニ據リ稍々港形ヲナシ其被蔭ニ目下埋立工事中ナルヲ以テ辨天崎ヨリ南西ニ向ヒ延長百米ノ防波堤ヲ築出セバ漁船ノ利用ニ資スルコト大ナルモノアルベシ之ニ要スル工費三萬圓ノ見込
(三)千歳港
 本港ハ灣口北岸ニアリ東方ニ向ヒ突出セル岬角及トト島等ノ諸岩礁ニ據リ北及南ノ兩港アリ部落民ハ良ク地形ヲ善用シテ小船溜及船揚場ヲ造成シ居レルモ規模小ナルヲ以テ岩礁ヲ整理シ船溜及船揚場ノ擴張ヲナサバ漁船ノ利用ニ資スルコト大ナルモノアルベシ之ガ經費一萬圓ノ見込ミナリ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 本村ニ於ケル各部落ハ多ク高地ニ在リ僅ニ本郷ノ一部低地ニアリタルモノ被害ヲ受ケタルニ過キズ之又目下高地ニ移轉スル計畫ナルヲ以テ今後ハ災害ヲ受クルコトナカルベシ

吉濱村字本郷

甲、基基的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 
       } 東方部落正面ヨリ襲來
 (ロ)經路 
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 本郷三二〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 一〇米内外(浸水高一四米三 廿九年 二六米一三)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   護岸石垣堤防百六十間土堤防七十間松林百間アリタルニ依リ字上野一帶ノ住宅ハ災害ヲ免レタルモノト思考セラル漁船ノ碇繋ハ吉濱川口地先海面ニ投錨碇繋シアリタルモ津波襲來ト共ニ川口ヨリ二百間後方ニ打上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
四、設備別計畫ノ大要及經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一一戸
 へ、必要面積 一、八一五平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 字本郷ト大野部落トノ中問吉濱川ト縣道トノ切合ヒ附近
   理由 浸水ノ虞レナク縣道ニ沿ヒタル平坦地ナルニ依レルナラン
 チ、地質 栗石交リ粘土質
 リ、用水 井戸(良)吉濱川ヨリノ給水可能
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
唐丹村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 唐丹村ハ氣仙郡ノ北端ニ位シ北ハ釜石町及甲子村、西ハ日頃市村、南ハ吉濱村ニ接シ東ハ唐丹灣ニ面ス廣袤東西四里南北二里、面積八方里、總戸口五百五十戸三千三百五十三人ヲ有シ生産物價額ハ水産十四万五千七百四十圓、林産五万二千六百七十八圓、農産五万三百六十圓、工産一万九千八百三十五圓、畜産千四百七十七圓計二十七万九十圓ヲ算シ水産物ハ本村總生産物ノ五割餘ヲ占ム
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣及鮫刺網漁業竝延繩漁業等ニシテ漁獲物ハ柔魚ヲ主卜シ鰤、鰮、鱈、鮫之ニ次ギ總水揚高八万五千二百十六圓ニ達ス
 漁船數ハ動力付漁船五十隻在來漁船三百隻ヲ有シ小白濱、大石、本郷、花露邊、片岸ノ各部落ニ根據セリ
 水産製造物ハ鯣、鰹節、鰮粕ヲ主トシ總製造高六万五百二十四圓ヲ算シ水産業戸數三百五戸(專業 一四三戸、外ニ副業 本業 一六二戸、一八七戸)アリ總戸數ノ約六割ヲ占ム(以上村勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局ノ調査ニ係ルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現况及修築計畫ニ對スル意見
(一)小白濱港(片岸ヲ含ム)
 本港ハ唐丹灣奥ニアリ背面ニ山地迫リテ南東ニ開敞シ片岸部落東端佐通島ノ被蔭ニ據リテ僅ニ片岸泊地ヲ有スルニ過ギズ港状概シテ良好ナラザルモ小白濱部落前面ニハ護岸及船揚場ヲ造成シアリ漁船ノ接岸荷役設備ヲ有スルヲ以テ部落ノ東端弁天崎ヨリ南微東ニ向ヒ延長百五十米ノ防波堤ヲ築出シテ港内ノ靜穩ヲ計ルノ必要アリ之ニ要スル工費十七万五千圓ノ見込ミ(將來本堤ヲ延長スルト共ニ片岸佐通島側ヨリモ防波堤ヲ築出セバ只ニ漁船ノ利用増進ノミナラズ津浪豫防上ニモ効果大ナルベシ)
(二)本郷及花露邊港
 本港ハ唐丹灣口ヨリ北西ニ灣入セルU字形ノ小灣ニシテ北及西ノ兩面ハ遮蔽ヲ有スルモ南東ヨリ南ニ至ル間ノ風浪ニ對シテハ港内ノ靜穩ヲ保持シ難キヲ以テ花露邊部落南東端ヨリ南微東ニ向ヒ延長百米ノ防波堤ヲ築出セバ漁船ノ利用ニ資スルコト大ナルベシ之ニ要スル工費十二万二百圓ノ見込ミ護岸及船揚場ハ現在其希望ナキモ津浪豫防ニ對シテモ將來其必要アルベク從ッテ砂濱地ニ船曳不可能トナラバ船揚場モ必要トスベシ差當リ本郷ニ護岸延長二百米及本郷ト花露邊ノ兩地ニ魚揚棧橋ヲ必要トス之ニ要スル工費四萬三百圓ノ豫定ナリ
(三)大石港(八○戸、五四○人、動力付漁船九隻、在來漁船六六隻)
 本港ハ唐丹灣南岸中央ニアリ背面ニ山地追リテ漁業用地ニ乏シキモ部落ノ東端ニ岬角ノ突出アリテ北西ニ開敞セル小灣形ヲナシ北東ノ風浪以外ハ港内概シテ靜穩ナリ陸上ノ交通便ナラザルモ船溜程度ノ施設ヲ行フニ好適ノ地タルベシ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)小白濱及片岸
 小白濱ハ海岸ニ護岸ヲ築造シ稍々平地アリ北西ニ向ヒテ段型ニ石垣ヲ造成シテ宅地トセルヲ以テ波高大ナル割合ニ被害甚大ナラザリシモ本郷ノ如キ砂濱地ヨリ直チニ住宅地タランニハ其慘害想像ニ餘リアリタルベシ災害豫防對策トシテハ住宅地ヲ部落ノ北側高地ニ移轉シ海岸附近ハ干場又ハ製造場用地ニ充テ將來ハ防波堤ニ依リ港口ヲ狹窄スルヲ良策トスベシ片岸ハ片岸川ノ流域ニ沿ヒ波浪上昇スヘキヲ以テ低地ニハ凡テノ建設物ヲナサズ住宅地ハ川ノ右岸高地ニ移スヲ可トス
(二)本郷及花露邊
 本郷ハ海岸ニ何等ノ護岸施設ナク西側ニ山地迫レル狹長ナル低地ヲ住宅地トナセルヲ以テ共被害ノ甚大ナリシハ當然ナルベシ花露邊ハ之ニ反シ石垣ニ依リ段型ニ宅地ヲ造成シアリタル結果被害比較的輕少ナリ之ヲ以テ見ルモ石垣ニ依リ段型ニ宅地ヲ造成スルハ豫防對策上參考トスルニ足ルベシ兩部落共宅地ヲ高地ニ移轉スルト共ニ海岸ニ護岸ヲ築設シ尚防波堤ニ依リ波浪ヲ減殺スルハ豫防上效果アルモノト信ズ
(三)大石
 本部落ハ海岸ニ平地乏シキ關係上住宅地ハ何レモ高地ニ在リ從ツテ被害ナシ

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小白浜港概要図
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本郷及花露辺概要圖
唐丹村大字小白濱、片岸

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東
 (ロ)經路 弁天崎ヨリ左廻リニ襲ヘルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 住宅地ハ殆ンド明治廿九年津浪浸水線迄侵シ部落ノ全体ニ比スレバ其八分ニ當ル(浸水面積約二○○、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 八米内外(浸水高一一、八米 廿九年 一五、○米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   本部落ハ南方ニ面セル傾斜部落ニシテ海岸ハ西南ヨリ東北ニ向ツテ彎曲ス而シテ縣道護岸ヲ以テ海陸ヲ劃シアリ爲メニ津浪ノ被害ノ幾部ヲ阻止シタルヤノ感アリ
 動力付漁船ハ船揚場ニ引上ゲ置キタルモノ多ク津浪ノ襲來ト共ニ流離飜弄セラレ破損又ハ行衛不明ノモノ多ク修理ヲ要シタルモノ三隻ニシテ被害船ノ多クハ小白濱灣ノ北方ニノミ偏在シタルハ奇異ノ感アリ無動力漁船ハ一○三隻中全部船影ヲ認メザル程度ニ破壞シタルハ家屋又ハ岩盤ニ打チツケラレタルモノト思料セラル
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 小白濱部落ノ東端
 ロ、方向 弁天崎ヨリ南微東ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 一五○米
 ニ、副員 天端六米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 六○、○○○平米 收容漁船數 約七○隻(二十噸以下)
(4)必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一〇六戸
 へ、必要面積 八、五○○坪
 ト、位置ノ決定
 候補位置 大字小白濱字上ノ台及傳城
   理由 廿九年ノ津浪浸水高ヲ標準トシテ計畫
 チ、地質 碎石交リ粘土質
 リ、用水 片岸川ノ伏流水ヲポンプニテ揚水シ小白濱一般ニ配水スルモノトス
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スべキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
唐丹村大字花露邊

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南西及南東
 (ロ)經路 灣口及本郷ヨリノ廻浪ニ依リ正面ヨリ襲ハレタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 舊住宅ノ大半ヲ浸水ス(浸水面積二○、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 七米内外(浸水高八米三 廿九年 一三米八)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   本部落海岸ハ北ヲ背ニ西ヨリ東ニ延ビタル地形ニシテ傾斜地帶タリ動力付漁船ハ鱈漁業ニ四隻トロール漁業ニ一隻出漁中ノ外灣内ニ繋留三隻ニシテ津浪襲來ノタメ破壞行衛不明一隻陸上ニ打揚ラレ破損修理ハ二隻又無動力漁船ハ破損片影ヲ認メザルモノ六○隻修繕セルモノ二隻ナリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 花露邊部落ノ東即チ海岸ノ東端
 ロ、方向 南微東ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 一〇〇米
 ニ、幅員 天端六米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 五〇、○○○平米 收容漁船數 二十噸以下六十隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 棧橋長二十米 幅員 四米鐵筋混凝土造
(4)必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
唐丹村大字本郷

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東
 (ロ)經路 部落ノ北側ニ沿ヒ背面耕地ニ至リ左廻リヲナシ花露邊ヲ襲ヘリ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 舊住宅地ハ勿論西ハ小白濱ニ通ズル櫻峠ト稱スル地點ノ麓ニ達シ北ハ釜石ニ通ズル舊道ト懸道トノ交叉點ニマデ及ボシタリ(浸水面積二一○、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 七米内外(浸水高九米三、二十九年ハ一三米五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
 本部落ハ東ニ正面シ南北ニ一線ヲ劃シタル地形ニシテ住宅地ハ平坦ニシテ動力付漁船中延繩業ノタメ津浪被害少キモノ四隻其ノ他灣内ニ繋留又ハ陸揚ゲシアリタルモノ五隻ニシテ津浪襲來ノタメ陸ニ打揚ゲラレ破壞シタルモノ二隻修理セルモノ二隻船影ナク流失ト認ムルモノ一隻無動力小船ハ海岸ニ陸揚シ置キタルモノ七○隻中修理シ得ルモノ壹隻ニシテ其他ハ悉ク破損片影ヲ認メザリキ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計晝ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 棧橋長三五米幅員五米 鐵筋混凝土桁橋
(4)必要ナル經費概算
(二)護岸
 イ、位置 部落前面地先
 ロ、延長 二〇〇米 天端高 干潮面上 三米
 ハ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土造表勾配三分、裏込栗石填充 沿地幅三米 混凝土鋪装
 ニ、必要ナル經費、概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一〇一戸
 へ、必要面積 七、○○○坪
 ト、位置ノ決定
 候補位置 大字本郷字大曾根
   理由 二十九年ノ津浪浸水高ヲ漂準トシテ計畫
 チ、地質 碎石交リ粘土質
 リ、用水 山座澤川ヨリ取水シ濾過シテ本郷新住宅地ニ配水スルモノナリ
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ニ、必要ナル經費、概算
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(一)職業別戸數調(昭和八年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
釜石町

一、町勢概要(昭和六年現在)
 釜石町ハ上閉伊郡ノ南端ニアリ本縣ニ於ケル重要港灣ノ一ニシテ北ハ鵜住居村、西ハ甲子村、南ハ唐丹村ニ接シ東ハ釜石灣ニ面ス廣袤東西三里、南北四里十町、面積三方里○〇二、總戸口五千七百八十二戸、二萬八千百二十三人ヲ有シ生産物價額鑛産七百一萬七千百二十二圓、水産三百四十八萬三千二百十圓、(廻來船水揚ヲ含ム地元漁船ノミニテハ六、七十萬圓ナルベシ)工産二百四十七萬八千六百七十六圓、林産十四萬六千三百十二圓、畜産六萬九千五百十四圓、農産四萬九千七百七十八圓計千三百二十四萬四千六百十二圓ノ多キニ達ス
 本町ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ延繩、刺網、曳網、柔魚釣漁業及定置網漁業其他採藻等ニシテ漁獲物ハ鮪、秋力魚、柔魚、鱈、目拔、鰈、鮑其他ノ藻類等トシ總水揚額六十五萬圓(廻來漁船及捕鯨ノ水揚ヲ除ク)アリ漁船數ハ動力付漁船百七十一隻在來漁船二百十六隻計三百八十七隻ヲ有シ主トシテ釜石港ヲ根據トスルモ一部ハ嬉石、白濱、平田ノ各部落ニモ分屬セリ水産製造物ハ鯣、鰹節、〆粕、魚油等ヲ主トシ總製造高八十八萬三千六百七十五圓ノ多キニ達シ水産業戸數千三十四戸(專業 六七四戸 外ニ副業 本業 三六○戸 六二五戸)アリ總戸數ノ一割八分ニ當レリ(以上町勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 町當局調調査ニ係ルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
(一)釜石港(嬉石ヲ含ム)
 釜石港ハ本縣下ニ於ケル重要港灣ノ一ニシテ釜石鑛山ヲ控ヘ商港トシテノ施設モ必要ナルベキモ町ノ發展ハ漁港施設ニ俟ツコト大ナルモノアルベシ然レドモ本港ニ於ケル從來ノ諸施設ハ多ク商港ヲ對照トシ現ニ總工費三十八萬五千圓ヲ以テ大渡川左岸ヨリ商船棧橋ニ至ル區域ニ中小港灣工事ヲ實施中ナリ一方現在ニ於ケル漁港施設ヲ見ルニ港ノ北隅小區域ヲ漁船溜トシ魚貨ノ取扱ノ如キ道路ニ於テ之ヲ行フノ不潔、不便ヲ餘儀ナクサルルノ現状ニシテ漁船ノ輻輳其極ニ達シ小漁船ノ如キハ其結果破損スルコト珍シカラズ他ニ適當ナル漁港水面ト漁港用地ヲ必要トスル現況ニ在リ漁業者間ニ於テハ町ノ東端ヨリ小繩崎ニ至ル沿岸ヲ埋立テ漁港施設ヲナシタキ意向ヲ有スルモ水深豊ニシテ工費多額ヲ要スルノミナラズ一方商港トノ關係モアルヲ以テ本港ニ付テハ再調ノ上漁港トシテノ計畫ヲ樹立スル要アルモノト認ム
(二)白濱港(六十二戸、動力付漁船十五隻、在來漁船四十隻)
 本港ハ東、西、南ノ三方ニ山地ヲ負ヒ釜石灣口ニ近ク北方ニ開敞セルヲ以テ北ヨリ東ニ至ル間ノ荒天時ニハ漁船ノ碇繋困難ナリ昭和七年度ヨリ工費三萬八千七百五圓ヲ以テ農業土木船溜助成金ヲ得テ延長百四十米ノ防波堤及延長四十米ノ防砂堤工事ヲ實施中ナルモ海岸ハ砂利及礫多ク船曳困難ナルヲ以テ船溜ノ東隅ニ延長五十米ノ船揚場ヲ造成セバ漁船ノ利用ニ効果大ナルベシ之ニ要スル工費四千圓モアラバ充分ナラン
(三)平田港
 本港ハ釜石灣ノ南奥ニ位シ海岸ヨリ南西ニ向ヒ耕地アリ漁業用地多キモ北東ニ向ヒ開敞セルヲ以テ灣口ヨリ波浪ノ直進アリ荒天時ニ於ケル漁船ノ碇繋困難ナルヲ以テ部落ノ東端蛎ヨリ北方ニ向ヒ延長百米ノ防波堤ヲ築出スルト共ニ現在ノ埋立地ニ西隣シテ延長五十米ノ船揚場ヲ築造セバ漁船ノ利便ヲ増大スルノミナラズ釜石港ヲ控へ漁網ノ干場及製造場トシテノ効用大ナルベシ之ニ要スル工費七萬圓ノ豫定ナリ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)白濱
 本部落ハ平地乏シキ關係上住宅ハ石垣ニ依リ段形ニ造成シアリ被害僅少ナリシモ最下段ノ住宅ハ出來得ル限リ高地ニ移轉スルヲ可トスベシ
(二)平田
 本部落ハ海岸ニ砂利及礫多ク海岸線ニ何等ノ護岸ナキヲ以テ災害豫防上護岸ノ築造ヲナシ防波堤ノ築出ト相俟テ波浪ヲ減殺スルト共ニ海岸近キ住宅ハ出来得ル限リ部落ノ南東高地ニ移轉スルヲ可トスベシ

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平田港概要圖
釜石町字平田

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 北東
 (ロ)經路 南ヨリ北へ廻リタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 字平田ノ一部(浸水面積約一○○、○○○平米)
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外(浸水高四米五 二十九年七米五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付漁船ハ津浪前ハ灣内ニ三隻碇繋シアリタルモ内一隻ハ錨ガ切レ陸上ニ打上ゲラレ全壞シ他ハ錨ヲ引キタル儘陸上ニ打上ゲラレ無事ナルコトヲ得タリ小舟ハ八○隻砂濱ニ曳揚ゲアリタルモ三隻ハ流失シ四七隻ハ陸上ニ打上ゲラレ又ハ破壞シ海面ニ浮ビ一四隻ハ小破修理セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 部落ノ東端
 ロ、方向 北微西ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 一〇〇米
 ニ、幅員 四米 高サ干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 二五、○○○平米 收容漁船數 二十噸以下三五隻
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 現在ノ個人埋立地西隣
 ロ、面積 一、○○○平米 延長 五○米 斜面幅 一五米 勾配 六割
 ハ、構造概要 先端方塊傾斜面割石張リ(滿潮面以下練全以上空、控○米三)
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
釜石町大字釜石

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向
       }東南ヨリ襲來經路等不明ナリ
 (ロ)經路
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 釜石約六〇〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外(浸水高 四米一三 廿九年 七米九)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付漁船流失二七隻小破損一一○隻
                     }碇繋位置方法等ハ沿岸廣大ニシテ被害多ク詳ナラズ
   小舟流出一九一隻小破損程度 四五隻
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四二戸
 へ、必要面積 四、四九五平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 臺村、澤村等高地ニ分散スル豫定
   理由 背面ニ山地追リテ平坦地乏シキニ依リ三個所位ニ分散セシム
 チ、地質 碎石交リ粘土
 リ、用水 不便
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價格及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
鵜住居村

一、村勢概要(昭和七年現在)
 鵜住居村ハ両石及大槌ノ両灣ニ面シ北ハ大槌町及大槌灣西ハ栗橋村南ハ甲子村及釜石町ニ接シ東ハ太平洋ニ突出ス廣袤東西四里、南北二里、面積四方里一、總戸口五百八十五戸、四千四十九人ヲ有シ生産物價額ハ水産十六萬九千七百六十七圓、農産八萬九千百五十四圓、林産二萬七千七百八十四圓、工産六千三百九十八圓、畜産五千三百二十圓合計二十九萬八千四百二十三圓アリ水産物ハ本村總生産額ノ五割七分ヲ占ム本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣漁業、延繩及定置漁業並採鮑、採藻ノ沿岸漁業ニシテ漁獲物ハ柔魚、鰮、鮭、鱒、鮪ヲ主トシ鮑及海藻類之ニ亞キ總水揚額十二萬七千七十五圓ヲ算ス漁船數ハ動力付漁船四十四隻、在來漁船九十八隻計百四十二隻ヲ有シ、箱崎、兩石、白濱、室ノ濱等ノ各部落ニ根據セリ
 水産製造物ハ鰮粕、魚油、鯣、干若布等ニシテ製造總額四萬二千六百九十二圓ヲ算シ水産業戸數二百四十五戸(專業一三九戸 外ニ副業 主業一〇六戸 七八戸)アリ總戸數ノ四割二分ニ當レリ(以上村勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村及箱崎漁業組合ノ調査ニ係レルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本村ニ於ケル諸港ハ何レモ灣入深ク自然ノ遮蔽ヲ受クルコト多ク附近沿岸中相當ニ惠マレタル港形ヲナセルモ漁船ノ利用ニ付テハ何等見ルベキ施設ナキヲ以テ各港トモ左記ノ如キ船溜及船揚ゲノ施設ヲナサバ漁船ノ利便ヲ増大スルノミナラズ浪災ヲ輕減セシメ得ベシ
(一)兩石港
 本港ハ兩石灣奥ニアリ港口ハ岬角ニ據リテ自然ニ狹窄セラレ港内概シテ平穩ナルモ東ノ風浪ニ際シテハ港口南端鵜ノ木鼻ヨリノ廻旋波アルヲ免レザルヲ以テ同鼻ヨリ北東ニ向ヒ延長八十米ノ防波堤ヲ築出セバ港内ノ靜穩ヲ期シ得ルノミナラズ浪災豫防ニ對シテモ其災害ヲ輕減セシメ得ベシ之ニ要スル工費六萬圓ノ見込(船揚場ハ災害復舊費ヲ以テ辨天島側ニ施設セラルル筈)
(二)箱崎港
 本港ハ大槌西灣ノ奥ニアリ兩石港ト共ニ本村ニ於ケル主タル漁業地ナルモ開敞度大ニシテ北方ニ開口シ北東ノ風浪ニ際シテハ大槌東灣ニ避難スルノ實状ニアルヲ以テ港ノ北東端御山ノ鼻ヨリ西北西ニ向ヒ延長百五十米ノ防波堤ヲ築出セバ本村ニ於ケル漁業ノ進展ニ寄與スル所大ナルベシ之ニ要スル工費十萬六千圓ノ見込(箱崎漁業組会ハ財政状態良好ニシテ本年度ニ於テ工費三萬圓ヲ以テ圖示ノ護岸及船揚場工事ヲ實施ノ豫定)
(三)白濱港
 本港ハ大槌灣南岸中央ニアリテ灣入淺ク北西ニ開敞セルヲ以テ昭和七年度ヨリ農業土木費船溜助成金ヲ得テ防波堤及防砂堤ノ築造ヲナシ居レルヲ以テ船溜内ニ船揚場延長三十米程度ノ施設ヲ要スベシ之ニ要スル工費三千圓ノ見込
(四)室濱港
 本港ハ大槌東灣ノ入口西側ニアリ灣入淺ク從テ漁船ノ碇繋困難ナルモ水深ニ富ミ防波提ノ築出困難ナルヲ以テ荒天時ニハ大槌東灣ヲ利用スル外ナカルベシ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)兩石
 本部落ヲ襲ヒタル津浪ハ所謂綾里型ノモノト想像セラレ其勢猛烈ニシテ浸水高十米ニ達セルヲ以テ住宅ハ全部兩側高地ニ移轉スルヲ可トス但シ鵜ノ木鼻ヨリノ防波堤ヲ築出スルト共ニ沿岸ニ護岸及防浪壁ヲ築造セバ災害ノ程度ヲ輕減シ得ルモノト思料ス
(二)箱綺、白濱、室ノ濱
 之等ノ諸部落ハ其地形上浸水高四米内外ナルヲ以テ防波堤ニ依リ波浪ヲ減殺シ沿岸ニ護岸(防波壁附設)ヲ築造セバ被害ノ程度ヲ著シク減ゼシメ得ベシ

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兩石港概要圖
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箱崎港概要圖
鵜住居村大字兩石

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東ヨリ
 (ロ)經路 眞一文字ニ部落ヲ襲ヒタリ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 両石約九○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 七米内外(浸水高 九米一四 廿九年 一三米)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付漁船ノ一部ハ港内ニ單錨泊シ他ハ陸上ニ曳揚ゲ置キタルモ二隻ハ流失シ六隻ハ海岸ヨリ百間モ後方ニ打揚ゲラレ全壞シ他ハ修理シ使用ニ堪ヘタリ小船ハ部落前面ノ砂利濱ニ曳揚ゲ置キタルモ流失及全壞シ殆ド使用ニ堪へタルモノナシ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 鵜ノ木鼻前面
 ロ、方向 同鼻ヨリ北東ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 八○米
 ニ、幅員 四米五 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 六○、○○○平米 收容漁船數 二十噸以下六○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備 災害復舊費ニテ棧橋築設ノ豫定
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場(災害復舊費ニテ辨天島東側ニ築設ノ豫定)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 八三戸
 へ、必要面積 一一、七五八・七○平米
 ト、位置ノ決定
 候補位置 舊部落ノ西及東側高地
   理由 廿九年ノ浸水高ヲ標準トシ高地ヲ物色セルモノナラン 適地尠キ關係上二三個所ニ分散セシム
 チ、地質 碎石交リ粘土
 リ、用水 供給ニ不便ナルベシ
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
鵜住居村大字箱崎

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 北微東ヨリ
 (ロ)經路 御山ノ鼻ヨリ右廻リニ襲ヒタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高ザ
 (イ)浸水區域 箱崎約六○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外(浸水高 四米四 廿九年 八米五)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   小船ハ部落前面ノ砂利濱ニ曳揚ゲ置キタルモ七○隻ノ内一二隻ハ流失シ船影ヲ認メズ一八隻ハ部落前面ノ空地ニ散在破損シ修理ノ上使用ニ堪ヘタリ後ハ全部無事
  動力付漁船ハ部落前面ノ灣内ニ雙錨ニ碇繋シアリタルモ一隻ハ船影ヲ認メザル程度ニ破壞シ五隻ハ陸上ニ打上ゲラレ破損シタルモ修理ノ上使用ニ堪ヘタリ後一隻ハ「ワイヤロープ」ニ依リ繋キ留ムルヲ得タリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 御山ノ鼻前面
 ロ、方向 同鼻ヨリ西北西ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 一五〇米
 ニ、幅員 四米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 六〇、○○○平米 收容漁船數 二○噸以下六○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備(組合ニテ軍獨實施)
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場(組合ニテ單獨實施)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スキベ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スキベ住宅地ノ適否
大槌町

一、町勢概要(昭和六年現在)
 大槌町ハ上閉伊郡ノ北端ニアリ北ハ船越村西ハ金澤村、南ハ栗橋及鵜住居ノ兩村ニ接シ東ハ大槌灣ニ面ス廣袤東西四里二十二町、南北二里十二町面積八方里二、總戸口千七百三十戸、人口一萬一千百七十四人ヲ有シ生産物價額ハ水産四十萬一千百七圓、農産十七萬五千七百四十五圓、林産十二萬五千百七圓、工産十萬五干百八圓、畜産一萬八千百四十九圓計八十二萬五千二百十六圓ヲ算シ水産物ハ本町生産ノ五割弱ヲ占ム
 本町ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣、突棒、目拔延繩、鰛旋網漁業等ヲ主トシ共他ハ採鮑、採藻及海苔養殖業ヲ營ミ總水揚額二十萬九千五百十八圓ニ達ス漁船數ハ動力付漁船九十四隻在來漁船百三隻計百九十七隻ヲ有シ大槌、安渡、赤濱、吉里々々ノ各部落ニ根據セリ
 水産製造物ハ鯣、鰮粕、魚油、海藻類ニシテ年額十九萬一千五百八十九圓ヲ算シ漁業戸數六百十戸(專業三四五戸 外ニ副業二 主業二六五戸 三五戸アリ)總戸數ノ三割五分ヲ占ム(以上町勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 別紙添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
(一)大槌港(安渡及赤濱ヲ含ム)
 本港ハ大槌灣奥ニアリ七戻埼ヨリ北西ニ屈曲セルヲ以テ港内平穩ナルモ港岸ハ何等ノ漁港施設ナク自然ノ儘ニ委セルヲ以テ大槌、小鎚ノ兩川ノ注海ニ依リ港奥ハ推砂著シク漁船ノ接岸荷役甚ダ不便ナルノ現況ニアルヲ以テ町ニ於テハ之ヲ漁港トシテ修築シ度キ希望ヲ有セリ而シテ之ガ修築計畫ニ付キ案スルニ本港ノ南北二方ヨリ注海スル大槌小鎚ノ兩川ハ河状誠ニ惡シク砂ノ吐出著シキヲ以テ修築計畫樹立ニ當リテハ河川トノ關係ヲ精査考究シ之カ仕末ヲ考慮スル必要アルト共ニ安渡及赤濱二部落トノ連絡及財源關係ニ付テモ相當ノ考慮ヲ必要トスルヲ以テ本港修築計畫ハ再調ノ上漁港トシテ計畫スルヲ要スベシ
(二)吉里々々港
 本港ハ野島埼ノ頸部ニ位シ北東ニ向ヒ船越灣ニ開敞セルモ灣入淺ク北東ノ風浪ニ對シテハ漁船ノ碇繋困難ナルモノアリ適當ナル防波施設ヲ要求スルコト久シ而シテ本港修築位置ニ付テハ自然ノ遮蔽ヲ利用スル點ニ於テ部落ノ東端大畑ヲ有利(第一案防波堤二○○米)トスルモ地元ニ於テハ津波トノ關係ヲ考慮シ修築位置ハ部落ノ西側「アサガ尻」トシ(第二案防波堤七五○米)防波堤ニ依リテ津波ヲ誘導シ部落ノ東半部(水田)ヲ緩衝地區タラシメントスル意見アリ兩案實施ニ要スル工費左ノ如シ
     第一案 工費十七萬圓ノ見込
     第二案 工費四十五萬圓程度ヲ要スベシ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)大槌港
 漁港計畫ノ際考慮スル事
(二)吉里々々港
 本部落ヲ襲ヒタル津浪ハ西側ヨリ東側ニ廻リタルモノノ如ク浸水高四米二ニ達セリ災害豫防策トシテハ今囘浸水セル住宅ハ全部高地ニ移轉スルト共ニ修築計畫第二案ヲ實施シ東防波堤ニ依リ緩衝地區(水田)ニ津浪ヲ誘導スルコトトセバ効果大ナルベシ
 但シ第二案ハ多額ノ工費ヲ要シ實行不可能ナルヲ以テ船溜ハ第一案ニ據リ津浪ノ誘導ハ陸上ニ防波壁ヲ築造シテ之ヲナサシムルヲ以テ良策ト思料ス

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吉里吉里港概要圖
大槌町大字大槌

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東
 (ロ)經路 大須賀ノ砂濱地ニ襲來小槌川ニ沿ヒ遡及セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 大槌、小鎚約八五〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 二米内外(浸水高 三米一 廿九年 三米八)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   養老橋際ノ製氷所(石造)ノ爲其ノ裏ノ人家拾數軒ハ浸水ノ程度ニテ流失ヲ免ガル又町ノ中央ニアル大和舘ノタメ其ノ裏面ノ人家モ流失ヲ免レタル例アリ
   動力付漁船ハ陸上ニ曳上ゲ又ハ港内ニ雙錨泊シ居リシモ流失三隻、四隻小槌川養老橋附近ニ打上ゲラレ全壞シ一隻ハ津波ト共ニ錨綱ヲ切斷サレ沖ニ流サレ無事、他ハ小槌川河口及養老橋附近ニ打上ゲラレ小破損シ修理使用小舟ハ小槌川砂濱ニ曳上ゲ置キシモ小槌川及町中ニ打上ゲラレ六隻ハ修理シ使用ニ堪ヘ殘リハ全部破壞及流失シタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜(漁港トシテ別途計畫)
(一)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 四五戸
 ト、位置ノ決定 小枕高地住宅地一ケ所
 チ、地質 粘土
 リ、用水 澤ヨリ引水ス
 ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(一)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地造成ニ要スル經費概算
大槌町大字大槌字安渡

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東ヨリ
 (ロ)經路 部落ノ大半ヲ浸水セシメ大槌川ニ沿ヒ遡及セシガ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 安渡約四二〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   動力付漁船ハ曳上ゲ置キタルモノ一五隻部落前面ニ雙錨泊二五隻内流失二隻三隻ハ大槌川安渡橋附近ニ打上ゲラレ全壞シ殘リハ部落ノ空地又ハ安渡川ノ砂濱ニ打上ゲラレ小破損シ修理ノ上使用ニ堪へタリ
   小舟ハ安渡川口砂濱ニ曳上ゲ置キタルモ流失及全壞一○五隻殘リハ小破損シ修理セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜(大槌ト共ニ一括漁港卜シテ計畫)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概算
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 七一戸
 へ、必要面積 道路 八九七坪 建坪 三、六四一坪五合 計四、五三八坪五合
 ト、位置ノ決定 字安渡新學綾下附近、同舊學校跡地、同惣川三個所
 チ、地質 粘土
 リ、用水 澤ヨリ引水
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
大槌町大字吉里々々

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 北東
 (ロ)經路 北ヨリ南ニ左廻リヲナシタリト云フモ詳カナラズ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 吉里々々約二五〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 三米内外ト豫想ス(浸水高四米二 二十九年 八米五四)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   動力付漁船ハ灣内ニ單錨ニ碇繋シ居リシモ五隻ノ内二隻ハ錨綱切斷サレ流失シ三隻ハ錨諸共打上ゲラレ破壞シ他ハ部落前面ノ砂濱ニ曳揚ゲ置キシモ部落ノ田地ノ中ニ打上ゲラレ一六隻小破修理シ殘リハ轉覆ノ程度ニテ無事ナルコトヲ得タリ小舟ハ部落前面ノ砂濱ニ曳揚ゲ置キシモ砂濱ヨリ二○○間後方ノ田地ノ中ニ打上ゲラレタルモノ又ハ流失シタルモノ一○二隻他ハ小破修理セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜(第一案ニ據ル)
(1)防波堤
 イ、位置 字大畑北端岬角前方
 ロ、方向 同岬ヲ距ル北東二十米ノ點ニ起リ同一方向ニ築出ス
 ハ、長サ 二○○米
 ニ、幅員 五米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 一〇〇、○○○平米 收容漁船數 二十噸以下一○○隻
(3)附屬設備
 ロ、繋船設備 堤頂ニ繋儲柱設置
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場(將來大畑地先ヲ埋立テ魚揚岸壁及船揚場ノ築設ヲ要スベシ)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 ニ、必要ナル經費概要
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 九八戸
 へ、必要面積 八、○○○坪
 ト、位置ノ決定
 候補位置 小學校下ヨリ南西ニ至ル高地
   理由 廿九年ニモ浸水セズ道路其他ノ計畫ニ支障尠キ個所ナルニ依ルベシ
 チ、地質 粘土(碎石交リ)
 リ、用水 井戸(良)
 ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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ニ、必要ナル經費概要
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
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ヌ、住宅地形成ニ要スル經費概算
船越村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 船越村ハ下閉伊郡ノ南部ニ位シ北ハ山田灣、西ハ織笠村、南ハ船越灣、東ハ太平洋ニ面ス廣袤東西二里十町南北一里二十六町面積二方里五二四、總戸數五百三十七戸三千六百六十人ヲ有シ生産物價額ハ水産四十八萬八千九百七十六圓、農産三萬七千四百十一圓、工産四千二百圓、林産三千四百二十圓、畜産二千二百十五圓計五十三萬六千二百二十三圓ニ達シ水産物ハ實ニ本村生産ノ大宗タリ
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣、延繩、旋網、定置網漁業等ニシテ其他採鮑、採藻ノ漁業ヲモ營ミ漁獲物種類ハ柔魚、鰮、鮪、鰤、鮭、鱒、目拔、鮑及海藻類ニシテ總水揚高二十二萬六千九百五十一圓ニ達ス漁船數ハ動力付漁船五十五隻在來漁船二百二十八隻計二百八十三隻ヲ有シ田ノ濱、山ノ内、船越、大浦、小谷鳥ノ各部落ニ根據セリ水産製造物ハ鰮粕、魚油、鯣、海藻類ニシテ製造總額二十六萬二千二十五圓ヲ算シ水産業戸數三百四十戸(專業 一二〇戸 外ニ副 四 主業 二二〇戸 業一六 戸)アリ總戸數ノ六割三分餘ヲ占ム(以上村勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況
 別紙添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
(一)船越港(田ノ濱、山ノ内ヲ含ム)
 本港ハ般越灣奥ニアリ船越、田ノ濱、山ノ内ノ三部落之ヲ利用セリ灣ハ西ヨリ北ニ屈曲シ北、東、西ノ三面ハ自然ノ遮蔽ヲ受クルモ東南ノ風浪ニ際シテハ灣口ヨリ廻旋波浪ノ進入アリテ漁船ノ碇繋困難ナリ而シテ本港ニ望メル前記三部落中田ノ濱部落ハ字早川ニ埋立地アリ且ツ本年度災害復舊費ニ依リ部落前面ニ護岸及船揚場ヲ築造スルヲ以テ水産製品ノ干場及船揚ニ便トナルベク船越部落又前面一帶ノ砂濱地ヲ之等ニ充用シ得ルノ便アルモ山内部落ニ至リテハ斷崖上ニ住宅ヲ有シ沿岸ニ空地乏シキヲ以テ大槌口鼻ヨリ東微南ニ向ヒ延長百米ノ防波堤ヲ築出シ其被蔭ニ製品及漁網ノ干場及延長五十米ノ船揚場ヲ造成セバ獨リ本部落民ノ利用及浪災輕減ノミナラズ船越部落民ノ利用ト浪災輕減ニ資スルコトヲ得ベシ之ニ要スル工費九萬五千圓ノ見込尚田ノ濱部落南端ヨリ北西ニ向ヒ防波堤ヲ築出セバ良キ碇繋場ヲ造成シ得ベシ
(二)大浦港
 本港ハ山田灣内南東岸ニアリ北微西ニ向ヒ灣内ニ開敞セルV字形ノ狹長ナル彎入ヲナセル自然ノ良港ニシテ差シ當リ漁港施設ノ急ヲ認メザルモ將來港奥淺所ヲ埋立テ製品及漁網干場竝ニ船揚場ノ擴張ヲ計リ得ベシ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
(一)船越部落
 住宅地ハ砂丘西側ノ高地ニ移轉シ砂濱地ハ製造揚、作業場ニ充テ砂丘ヲ横斷シテ防浪堤(土堤程度ニテ波浪ヲ幾分越サセル程度ノモノ)ヲ築造シ其馬踏ヲ道路ニ充ツルコトトセバ山田灣方面ニ於テモ浪災ヲ減少セシメ得ベシ
(二)山ノ内部落
 住宅地ハ懸崖ニアリテ安全ナルノミナラズ漁業用地ハ前記ノ計畫ヲ實施スルコトニ依リテ浪災ヲ輕減シ得ベシ
(三)田ノ濱部落
 住宅地ヲ廿九年ニ移轉スベク計畫セル場所ニ造成スル計畫ナルヲ以テ今後ハ浪災ノ虞レナカルベシ
 但シ製造場其他生業ノ關係上現在ノ場所ニ建設スルモノハ基礎ヲ強固ナラシムルコトニ留意スルノ必要アラン
(四)大浦部落
 本部落ハ沿岸ニ稍々完全ナル護岸アリ港ノ東岸ニ沿ヒ石垣ヲ以テ段形ニ宅地ヲ造成シアルヲ以テ被害比較的尠キモ低位ニ在ル人家ハ可及的高地ニ移轉スルヲ可トスベシ

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船越港概要圖
船越村大字船越字山ノ内(船越港)

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
(イ)方向 南方
(ロ)經路 一ハ田ノ濱ニ廻旋一ハ砂丘ヲ越へ浦ノ濱ヲ經テ山田灣ニ逸ス
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
(イ)浸水區域 船越、字山ノ内約五二〇、○○○平米(浦ノ濱ヲ含ム)
(ロ)津浪ノ高サ 四米内外(浸水高五米五五 廿九年 六米五八)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等ト津浪トノ關係
   漁船ハ大部分烏賊釣漁期ニ非ザルタメ海岸ニ陸揚中小舟ハ流失破壞シ其ノ形態ヲ止メズ發動機船ハ高所ニ打揚ゲラレ夫々破損セリ出漁準備中ノ漁船ハ難ヲ免レタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 字山ノ内大槌口鼻前面
 ロ、方向 同鼻ヨリ東微南ニ向ヒ築出
 ハ、長サ 一〇〇米
 ニ、幅員 四米 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土ニ依ル混成堤
(2)抱擁面積 一〇、○○○平米 收容漁船數 二十噸以下二○隻
(3)附屬設備
 イ、魚揚設備(別途築設)
 ロ、繋船設備 防波提頂ニ繋船柱六本設置
(4)必要ナル經費概算
(二)船揚場
 イ、位置 埋立地北東側
 ロ、面積 九〇〇平米 延長 五○米 斜面幅 一八米 勾配 六割
 ハ、構造概要 先端部方塊斜面割石張リ(滿潮面以下練、以上空、控○米三)
 ホ、必要ナル經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(四)護岸(埋立ニ含ム)
 イ、位置 埋立地前面
 ロ、延長 二七〇米 天端高 干潮面上三米 總高 壁体ノミ三米五
 ハ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝土造裏込栗石填充沿地二米混凝土鋪装
 ニ、必要ナル經費概算(埋立ニ一括ス)
(五)埋立
 イ、位置 字山ノ内部落下防波堤被蔭
 ロ、面積 九、○○○平米 埋立高 干潮面上三米
 ハ、必要ナル經費概算
(六)防浪堤(船越及浦ノ濱ノ二個所ニ防浪土堤ヲ希望シ居レリ)
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(4)必要ナル經費概算
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ホ、必要ナル經費概算
オリジナルサイズ画像
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
オリジナルサイズ画像
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二、必要ナル經費概算
オリジナルサイズ画像
  • 幅:2866px
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ハ、必要ナル經費概算
オリジナルサイズ画像
  • 幅:2866px
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(一)職業別戸數調
オリジナルサイズ画像
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
船越村大字田之濱

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南西
 (ロ)經路 部落ノ南端弁天島方面ヨリ襲來セルモノト船越ヨリノ廻浪ニ依リ右廻リニ襲ハレタルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 字田ノ濱、約一○○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 四米五内外(浸水高六米○八 廿九年九米一一)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
   字早川ノ前面ニ護岸ヲ築造シアリタル爲同部落ハ被害ナシ漁船ハ大部分烏賊釣漁期ニ非ザルタメ砂濱ニ曳揚アリタルモ小船ハ流失破壞シ其ノ形態ヲ認メズ發動機船ハ高所ニ打揚ゲラレ夫々破損セリ出漁準備中ノ發動機船ハ津浪襲來ト共ニ着火シ難ヲ免レタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(二)船揚場(災害復舊ニテ計畫中)
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(四)護岸(災害復舊ニテ計畫中)
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     早川埋立地(組合有)ノ災害復舊(護岸及船溜)ヲ願度シ
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調
(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
移轉スベキ住宅地ニ付テノ調査
 ホ、移轉ノ棟數 一七〇戸
 へ、必要面積 一七、四一五坪
 ト、位置ノ決定
 候補位置 部落ノ東奥山地
   理由 廿九年ノ災害後移轉スベク宅地ヲ造成シタルモ出漁及作業上不便ナル爲移轉セザリシモノニシテ今囘モ其不便ヲ稱シテ移轉ヲ澁リ居ルモノアリ村及組合ニ於テハ強制的ニ移轉セシムル心算ナル由

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調
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(二)從來ノ住宅地竝ニ移轉スベキ住宅地ノ適否
織笠村

一、材勢概要(昭和六年現在)
 織笠村ハ山田灣奥ニ在リテ山田町ニ連擔ス廣袤東西三里南北一里、面積二方里九七五、總戸口三百四十六戸、二千三百三十二人ヲ有シ生産物價額農産六萬二千二百三十五圓、水産五萬八千八百二十圓、林産二萬四千四百七十四圓、工産九千八百三十圓、畜産八百五十五圓計十五萬六千二百十四圓ヲ算シ水産物ハ總生産額ノ三割七分ニ過ギズ
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ突棒、柔魚釣、鰮旋網漁業ヲ主トシ採鮑、海苔養殖等ノ小漁業ヲモ營ミ漁獲物ハ鰮、柔魚蛸、鮪、鮑及海苔等ニシテ總水揚額五萬八千八百二十圓(製造ヲ含ム)アリ漁船數ハ動力付漁船十七隻在來漁船四十四隻計六十一隻ヲ有シ織笠港ニ根據セリ
 水産業戸數ハ百八十六戸(專業 八六戸 外ニ副業十 主業 一○○戸 八戸アリ)アリ總戸數ノ五割四分ヲ占ム(以上村勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 村當局ノ調査ニ係レルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 本港ハ山田灣奥ニアリ大島、小島ノ諸島前面ニ點在シテ風浪ヲ遮ルヲ以テ漁船ノ碇繋ニ支障ナキモ水産物竝ニ漁網ノ干塲ニ乏シキヲ以テ織笠川左岸字森地先海面ヲ埋立テ之等ノ用地ニ充ツルト共ニ浪災ノ輕減ニ資スルノ必要アリ之ニ要スル工費四萬二千圓ノ見込
 但シ地元ニ於テハ細浦部落ニ船溜船揚ノ施設及跡濱漁業組合前面ニ鐵筋混凝土棧橋ノ築設ヲ希望シ居レルモ現在ノ漁業状勢及地元ノ財政状態ヲ考慮スルトキハ差當リ其必要ナカルベク之等ノ施設ハ漸ヲ追フテ實施スルヲ得策ト思料ス
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 本村ハ山田灣内ニ於ケル最モ被害輕微ナル個所ニシテ多ク浸水程度ニ止マレルハ港口ヨリ南西浪板ケ崎ニ向へル波浪ガ船越ヨリノ溢流ノ爲其勢力ヲ減殺セラレタルニ據ルモノト思料セラル(時間的ニ之ヲ判定スレバ船越午前三・一五頃織笠三・四○ナリ)又同村中跡濱部落ノ如キ沿岸ニ比較的高キ護岸ヲ有セル個所被害尠ク森及織笠ノ如キ護岸ノ低キ個所程浸水區域大ナルハ津浪災害豫防上注意ヲ要スル点ニシテ波高二米内外ノモノニ對シテハ沿岸ニ高護岸ヲ築設セバ充分豫防ノ目的ヲ達シ得ベシ

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織笠村概要圖
織笠村大字織翌

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 北東及南東
 (ロ)經路 大島ト傳作鼻トノ間ヨリ來リシモノハ細浦及跡濱ヲ襲ヒ女郎島ト浪板ケ崎間ヨリノモノハ森、織笠ヲ襲ヒタルガ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 織笠部落約四四〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 二米内外(浸水高二米八八 二十九年四米三九)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   動力付漁船ハ棧橋ニ繋留シ置キタルモ岸壁ニ打チツケラレ三隻破壞シ他ハ織笠橋附近ニ打チ揚ゲラレ小破修理セリ小舟ハ織笠部落ノ埋立地ニ曳揚ゲ置キシモ織笠川口ヨリ二百間後方ニ流サレ破壞シ又ハ流失シタルモノ等四八隻他ハ小破修理セリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
 二、必要ナル經費概算
(四)護岸
 イ、位置 埋立地前面東及南側
 ロ、延長 二二〇米 天端高 干潮面上三米 總高 壁体部三米五
 ハ、構造概要 捨石基礎上ニ方塊及場所詰混凝土ニテ壁体造成裏込栗石填充沿地一米五鋪装
 ニ、必要ナル徑費概算(埋立ニ含ム)
(五)埋立
 イ、位置 字森地先織笠川左岸
 ロ、面積 二〇、○○○平米 埋立高 干潮面上三米
 ハ、必要ナル經費概算
(九)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     一、織笠川左岸ノ埋立
     一、細浦へ船溜及船揚場ノ築設
     一、漁業組合前面ニ鐵筋混凝土棧橋ノ築設
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(三)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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ハ、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
山田町

一、町勢概要(昭和七年現在)
 山田町ハ山田灣奥ニアリ北ハ豐間根村、西ハ金澤村、南ハ織笠村ニ接シ東ハ山田灣ニ面ス廣袤東西ニ里十八町、南北一里十八町、面積一方里八二三、總戸口千九十一戸、六千四百八十三人ヲ有シ生産物價格ハ水産六十七萬四千八十九圓、農産五萬六千五百二十五圓、林産十萬七千五百八圓、畜産二千四百九十九圓、工産五萬六千三百七十五圓計八十九萬六千九百九十六圓ニ達シ水産物ハ總生産額ノ七割五分ヲ占ム
 本町ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣、延繩、定置網漁業ヲ主トシ其他小漁船ニ依ル採鮑、採藻ノ漁業ヲモ營ミ漁獲物種類ハ柔魚ヲ主トシ總水揚ノ大半ヲ占メ其他鰮、鮪、鮫、鱒、鱈、飽、鰈、海藻類等アリ總水揚額四十六萬一千三百五十二圓(廻來船水揚分ヲ含ムヲ以テ地元ノミニテハ三十五萬圓程度ト推定ス)ニ達ス
 漁船數ハ動力付漁船百十一隻、在來漁船百七十九隻計二百九十隻ヲ有シ山田港ニ根據セリ
 水産製造物ハ鯣、鰮粕、魚油等ニシテ總製造額二十一萬二千七百三十七圓ヲ算シ水産業戸數七百三十戸アリ總戸數ノ七割ニ當レリ(以上町勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 町當局調査ニ係レルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築ニ對スル意見
 本港ハ山田灣奥ニアリ灣ハ其中央部ニ於テ明神崎ノ突出ニ據リテ狹窄セラレ灣奥ニ至ルニ從ヒ廣大ナル水面ヲ有スルカ故ニ外海ヨリ波浪ノ直進スルコトナク誠ニ自然ノ良港タルノ資格ヲ具有セリ
 然ルニ本港ニ於ケル漁船ノ利用方面ニ於テハ天與ノ良港ニ頼リテ從來何等ノ施設ヲ有セザリシニ依リ昭和七年度ヨリ農業土木費船溜、船揚ノ助成金ヲ得テ總工費三萬五千四百八十九圓ヲ以テ字川向地先ヲ埋立テ延長五百四十九米ノ護岸及延長四十米ノ船揚場ヲ築造シツツアリ本工事竣功ノ曉ハ山田線ノ開通ト相俟チテ漁業用陸上ノ諸施設ヲナシ漁船ノ利便ヲ増大スルノ必要アルベシ
 一方製造場ノ干場及船揚場ハ飯岡及山田ノ兩漁業組合共埋立ニヨリ相當ノ地積ヲ有スルヲ以テ差當リ其必要ナカルベシ
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 本町ニ於ケル浸水高ハ四米内外ニシテ大澤ニ比スレバ其勢力稍々緩ナリシモノノ如ク山田及飯岡ノ如キ沿岸ニ護岸ヲ有セル個所被害尠ク(浸水程度多シ)川向ノ如キ護岸ヲ有セザル個所被害大ナリシハ注目ニ價スベク此地區モ現在實施中ノ護岸完成シ居リタランニハ著シク被害ヲ輕減セシメ得タルベシ本町ハ東西ニ長ク海岸ニ沿ヒ住家櫛比セルノミナラズ高住宅地ノ適地乏シキヲ以テ豫防對策トシテハ第一線區域ヲ防浪建築又ハ鐵筋混凝土ノ塀ヲ以テ後方住宅ノ保護トナシ高地ニ導ク避難道路ノ開設及警報装置等ハ本町ノ如キ地勢ノ場所ニ於テ特ニ必要ナルモノト認ム

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地図 山田港概要圖
山田町

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 東方ヨリ
 (ロ)經路 部落ノ中心前面ニハ護岸アリタル爲其方向ヲ變シ飯岡側川向、山田側關口川ノ各低地ニ集中襲來セルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 山田町(境田、川向、南町、仲町、三日町、荒濱木)浸水面積約八一○、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 二米五内外(浸水高三米七五 廿九年 六米五七)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
 漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪卜ノ關係
  漁船ノ碇繋方法ハ棧橋ニ繋ギ置キタル漁船ハ繋索ノ強固ナルモノハ殆ンド全部破損粉碎シ假繋索ニシタル漁船ハ繋索切斷シ被害割合ニ尠シ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
 (二)船揚場 農業土木費ニテ實施中
 (二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
二、必要ナル經費概算
 (三)護岸 農業土木費ニテ實施中
  ロ、延長 五四九・○米
 (四)以上各事項ニ對スル地元民ノ希望
     一、飯岡側、船揚場工事埋立完成後停車場ヨリノ連絡道路正面ニ當ル個所ニ棧橋ノ施設
     一、山田側、地先ニ船溜及埋立工事ヲ實施シタシ
二、漁村住宅ニ關スル事項
(一)職業別戸數調(昭和七年現在)

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四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調
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(二)共同販賣所、共同處理場、共同倉庫等
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二、必要ナル經費概算
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(一)職業別戸數調(昭和七年現在)
大澤村

一、村勢概要(昭和六年現在)
 大澤村ハ山田灣ノ北岸ニ位シ北ハ豐間根村、西ハ山田町、東ハ重茂村ニ接シ南ハ山田灣ニ面ス廣袤東西二里、南北一里、面積一方里一五、總戸數二百十八戸、千五百九人ヲ有シ、生産物價額水産十二萬九千百二十圓、農産二萬八千五百四十四圓、工産六千六百圓、林産三千五百圓、畜産千百四十九圓、鑛産三百七十五圓計十六萬九千二百八十八圓ヲ算シ水産物價格ハ實ニ總生産額ノ七割六分ヲ占ム
 本村ニ於ケル水産業ヲ大觀スルニ漁業ノ種類ハ柔魚釣、鰮揚繰網及延繩漁業並採鮑、採藻等ノ近海漁業ニシテ漁獲物ハ柔魚ヲ主トシ鰮、鱒、鱈之ニ次キ漁獲高總額(海草、海苔ヲ含ム)六萬六千六百圓アリ漁船數ハ動力付漁船二十八隻在來漁船百隻ヲ有シ大澤部落ヲ根據トセリ
 水産製造物ハ鯣及鰮粕ヲ主トシ海苔、乾鮑、若布、昆布之ニ亞キ總製造額六萬二千五百圓ニ達ス
 水産業戸數ハ百五十六戸(專業 四四戸 他ニ副業七 主業 一一二戸 二戸アリ)アリ總戸數ノ七割二分ヲ占ム(以上村勢要覽ニ依ル)
二、海嘯災害概況及復舊計畫
 本村及漁業組合ノ調査ニ係ルモノヲ添付セルヲ以テ省略ス
三、港ノ現況及修築計畫ニ對スル意見
 大澤港ハ山田灣奥ノ北側ニ位シ南方ニ開敞セル弓状型ノ彎入ヲナシ平時ハ港内靜穩ニシテ漁船ノ碇繋ニ支障ナキモ北東ノ風浪ニ際シテハ灣口ヨリ進入スル旋廻波ハ本港東方ニ突出セル熊ノ崎前面ヨリ襲來シ(津浪ノ方向)漁船ノ碇繋困難ナルノミナラズ災害復舊費ヲ以テ部落前面ニ護岸工事ヲ實施スル爲漁船曳揚ケ用砂濱地僅少トナルノ現況ニ鑑ミルトキハ熊ノ崎ヨリ南西ニ向ヒ延長二百米ノ防波堤ヲ築出スルト共ニ其被蔭ニ延長五十米ノ船揚場ヲ築造スル必要アリト認ム之ニ要スル工費十四萬七千圓ノ見込
四、海嘯災害豫防ニ關スル考察
 本村ヲ襲ヘル津浪ノ動向ヲ考察スルニ灣口ヨリ灣内ニ於ケル水深及其地勢上一ハ灣口ヨリ進入セル波浪カ南西ヨリ北西ニ廻旋シ熊ノ崎南方ヨリ部落ノ中央ヲ衝キ他ノ一ハ船越灣ノ頸部低地ヲ越ヘタルモノカ灣口ヨリノ波浪ト合流シテ大澤川口附近ニ襲來セルモノト思料セラルルカ故ニ之カ豫防策トシテ熊ノ崎ヨリノ防波堤築出ハ相當ノ効果アルモノト信ズ又明治二十九年ト今囘トノ浪災ヲ比較スルニ其波高ニ於テ相違アリトスルモ其程度ハ今囘ノ方著シク輕減セラレタルヲ認メラレ之ヲ海岸ノ状勢ヨリ判斷スルニ廿九年當時ハ沿岸ハ自然ノ砂濱ニシテ波浪ノ上昇ニ便ナリシ状態ナリシモ其後全區間ニ亙リ埋立護岸ヲ築設シタル結果著シク波浪ヲ減殺シ被害程度ヲ緩和シタルハ疑ナキ事實ニシテ護岸ノ高キ場所程被害尠ク川口附近ノ護岸低キ個所又ハ部落中央部ニ於ケル小船揚場背面ニ於テ被害大ナルノ事實ハ良ク前記ノ理由ヲ證明シ居レリ故ニ民家ハ出來得ル限リ高地ニ移轉スルハ豫防上望マシキ事ナルモ漁業者ハ其生業ノ性質上高地移轉ヲ不便トスル場合モ生ズベキヲ以テ部落前面ハ可及的ニ一直線又ハ緩弓状ニ護岸ヲ築設シ船揚場ノ如キ傾斜面ハ防波堤又ハ岬角ノ被蔭ニ移スヲ可トスベク護岸近キ個所ニハ一列ニ防浪建築ヲナシ背面家屋ヲ被護セシムルト共ニ一般民家モ基礎混凝土ニ土台ヲ緊結シ框又ハ方杖、筋違等ヲ以テ出來得ル限リ健固ナラシムル必要アルベシ(本村漁業組合長所有製造場ハ土台ト基礎トヲ「ボールト」締メニシアリタル爲最前線ニ在リテ無事ナリシ事實アリ)而シテ護岸ノ築設ハ前述ノ通リ災害復舊費ヲ以テ全沿岸ニ亙ルト共ニ(延長七百九十間)大澤川口附近ヨリ金比羅山地先間ハ防潮林ノ計畫アルヲ以テ熊ノ崎ヨリノ防波堤築出ハ所謂「佛造リテ魂入ルル」ノ計畫ナランカ
   附記 地元民ハ防潮林ハ不必要ナルモ熊ノ崎防波堤ハ本村死活ノ問題ナリトシ其實現ヲ要望シ居レリ

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大澤港概要圖
大澤村大字大澤

甲、基礎的調査事項
一、津浪襲來ノ方向及經路
 (イ)方向 南東及南方
 (ロ)經路 南東ヨリノモノハ部落ノ中心南方ヨリノモノハ大澤川附近低地ヲ襲ヘルモノノ如シ
二、浸水區域竝ニ津浪ノ高サ
 (イ)浸水區域 大字大澤 約二六〇、○○○平米
 (ロ)津浪ノ高サ 三米五内外(浸水高四米七五 廿九年六米五七)
三、津浪前ノ沿岸ニ於ケル設備、建築物等ガ津浪災害ニ及ボシタル影響竝ニ津浪當時ニ於ケル
  漁船ノ碇繋ノ位置方法等卜津浪トノ關係
   津浪前ノ護岸ノ最高所七尺(沿岸中央部)最低二尺(沿岸兩端)ニシテ護岸ノ高サ低キ所程被害甚大ナリ棧橋ノ構造稠密ナル個所ハ被害少シ中央部ノ護岸ノ高所ニ建チタル建物流失ヲ免レタルアリ其ノ後方ノ被害從ツテ少シ
   漁船ハ休業時期ナルタメ沿岸ニ引揚ゲ置キアリ繋留シアリタルハ三、四隻ノミ其位置ハ地先海面ニシテ沿岸ヨリ約百間ノ沖合ナリ繋留方法ハ普通投錨ニシテ津浪ニヨリ沿岸ニ打上ゲラレタルモノ一、其ノ他ハ皆後方耕地ニ打上ゲラレタリ
四、漁業ノ種類、漁獲物ノ種類、數量、價額及其ノ處理方法竝ニ漁船數調

乙、漁村復舊計畫ニ關スル調査事項
一、設備別計畫ノ大要及經費概算
(一)船溜
(1)防波堤
 イ、位置 熊ケ崎前方
 ロ、方向 同崎ヨリ離岸五十米ノ點ニ起リ南西ニ向フ
 ハ、長サ 二○○米
 ニ、幅員 四米五 高サ 干潮面上二米五
 ホ、構造概要 捨石基礎方塊及場所詰混凝